さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
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形成外科のレーザー治療

2009年07月24日 21時13分01秒 | 医療・健康
予定外に長くなったので、分けます。(笑)

さて。
しみじみしたり、反省したりの消化器のお話のあとの、形成外科の講座はとっても楽しいものでした。
ドクターなのに話の持って行き方がすごく上手くて、“つかみはOK、オチはここ。”という感じで笑いまで取っていました。
あまりに楽しいお話だったので、形成受診したくなってしまいました。

治療前・治療後の映像を見ながらの説明でした。
ほくろは取っても少し跡が残るようでしたが、それでも大きいものがあるよりは綺麗。
あざはひどいものでもレーザー治療できれいになっていました。
あれを見ていたら、悩むよりも形成受診を!と思うなあ。
ただ、あざの治療はレーザー照射したらその日にすぐに綺麗になるわけではなく、1年半ぐらいかかるらしい。

シミのレーザー治療は100人いたら100人違う反応を見せるため、どういう経過を辿るかははっきりと言えないそうな。
よく「また出た」とか言われるけれども、再発ではなく、「色素沈着を起こす」というのが正しいらしい。

最近タレントが刺青を入れているのを見て、すごく気軽に刺青を入れる若者が増えているそう。
都会にいくと2~3万円ですぐに刺青が入れられると。
ところが、いざ就職とかの段階になって刺青があるとまずいということになり
取ってくださいと気軽に受診する人が多いらしい。
しかし。
『簡単に取れると思って受診されるのですが、かけたお金の10倍、20倍払わないと取れませんし、しかもひどい跡が残ります。』
とのこと。
夏休みに入るとその間に刺青を入れる中高生が増え、夏休みあけにご両親に付き添われて、「取ってください」パターンも少なくないそうで、困ったことだと仰ってました。


また。
最近TVでもよく言われている肝斑にはレーザーは使えず、トラン●ーノを飲むのが効果的だそう。
(肝斑は女性ホルモンの分泌が減った60~70代になるとなくなるそうですが、『そんなに待ってられないでしょ?』と。(笑))
トラン●ーノはマツ●ヨとかでも結構高いので、お勧めはネット通販らしい。

ここで、ネット通販の話から、あやしげなやせ薬のお話へ。
やせ薬には甲状腺機能を亢進させるものが含まれているものがあるそうで
確かに痩せるのだけど、危険だから絶対ダメです!とのことでした。
ドクターの立場からみて、お勧めできる唯一のお手軽ダイエット法は。



なんと・・・。


サナダ虫(爆)

はい、お腹に回虫を飼うことです。
確実に痩せられるし、嫌になったら、薬で出してしまえばいいから簡単だと。
一説によると、サナダ虫を飼うと花粉症がマシになるという話もあります。


ダイエットのために。
サナダ虫飼ってみます?
私は、膵炎のおかげでダイエットと縁がなくなったので、残念ながら(←嘘)サナダ虫を試してみることはできませんが。
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消化器病についての健康講座

2009年07月24日 20時13分45秒 | 医療・健康
うちの病院が開催している健康増進講座に行ってきました。
内容は消化器内科による「消化器の病気の栄養療法」と
形成外科による「最新のレーザー治療」

消化器内科のほうは“こんなもの食べたら病気になるよ”という話だろうと思っていたら、すごく本格的なお話でした。
口から入った食べ物がどのように各消化器で分解されて栄養として吸収されるか。
アミラーゼ・リパーゼ・トリプシンという膵炎患者には馴染み深い言葉も出てきました。
最終的に吸収された栄養は肝臓に送られるらしく、肝臓の重要性を確認。

他に採血で栄養状態を見るのが、ヘモグロビン、総蛋白、コリンエラスターゼ、アルブミン、鉄等だとか。
経口で栄養を取れなくなった場合に、
消化管が利用できるのであれば経腸栄養法を取り、
消化管が利用できない場合に中心静脈点滴が使われるとか。

おっと。
なんだか、懐かしい言葉が出てきました。
中心静脈点滴、略して愛VH(=IVH)です。
さらに、続いたDrの話に胸が痛むワタクシ。
IVHは手技の熟練が必要らしい。
というのも、鎖骨下にしろ首にしろカテーテルを誤って肺に刺す危険性があるし、
静脈と動脈が平行して走っているため、動脈を刺してしまうこともあるため。

えーと。。。
思ったより大変な手技だったのねん。

手技云々に増して痛かったのが。
『昔は病室で白衣姿のまま入れていたのですが、清潔を保たなければ感染等の危険性があるので、
現在我々の病院では必ずICUでやることになっています。』
こんな感じね。)
とのお言葉。

感染防止のために必ずICU!
なのに、ここに1人。
『ICUはイヤだ!先生がやって!』
とワガママを言って、無理矢理病室でやって貰った患者が。。。
(過去記事“またもや同意書”“中心静脈カテーテルと神経ブロック”参照)
あー、小姓くん。
私がワガママ言ったせいで、あとで怒られなかったかしら。
そして。
感染の危険性もあったのに、わかってなかったのね、アタシ。
ごめんなさい。
。。。と1年3ヶ月ごしの反省。

経口栄養法のお話でエレンタールにラコールのお話も出てきました。
エレンタールは脂質が最低限度しか含まれていないため、脂肪が炎症の原因となるクローン病の人にはエレンタールが選択されるそうです。
クローン病は飲みたい食べたい盛りの20代ぐらいに多く発症するので、なかなかエレンタールだけの食事を守るのは難しいらしい。
でも、一日の半分をエレンタールで過ごすのと、ずっと食事を取り続けるのとでは、再燃率が全然違うそうな。
炎症がひどくなると手術で臓器を取るしかないそうですが、それでも根治療法ではないので、他の部位にまた発生するらしい。

世の中には大変な病気がいっぱいあるのですね。
食事制限ぐらいで不満を感じてはいけません。

形成の話は長くなったので、次記事にします。
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