バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

食事トレーニング

2009-02-25 07:02:05 | Badminton
 合宿とか遠征では「全部食べる」が神話というより呪縛のようにジュニア内に浸透している。
 新潟遠征で用意された昼食弁当。Yコーチなんかはペロリと2分程度で片付けていたけど,子どもにとっては、特に食が細い子にとっては少しヘビーな量。何一つ残してはいけないという闇の指令により、つけあわせのレタスとヒジキが食欲にブレーキをかける。バランスよく食べればいいのに,ご飯だけどっさり残してしまった子。「3つに分けて,一口で食べてしまいな」と言うと、箸で3分割したものの,食べることを躊躇している。4年生、調度分数を学習しているので、そのひとかけらを何分の一というのでしょう、と質問すると,「えーっとねー」とか言ってふにゃふにゃしている。まわりは答えたくってうずうずしている。算数の質問にはしらばっくれながら、「これじゃ大きすぎて食べられないから、ぜんぶはんぶんにしちゃおう」ってひとりごと言いながら箸で2分割している。「じゃ、3分の一を半分にしたら,一つは何分のいくつ?」さっきの問題もクリアしていないのに、更にレベルアップ。そのうえ残したご飯は何分割にしようと全く減らない。すると先に完食してブラブラしていた子が、すかさず6分の一と解答。分数の割り算は小6で学習するけど、先取りで解き方知っていたのか,状況で解いたのか。こんなことにより、3口で完食できるところを、自ら6口にしてしまいながらも、無事完食。こうして遊んでいると,ありっ、まだ一人残ってる。まだ半分近く残しているではないですか。何がだめかと聞くと、無言でレタスを指している。口にいろいろ詰め込むものの、胃袋が拒絶していて飲み込めないらしい。このまま2時になってもいいからつきあうつもりでいたのに,優しいYコーチが譲歩案を提供し、事無きを得る。おーい、次はそうはいかないからね。2日目の昼食は試合の合間だったので、完食は強要せず。ちょっと甘かったね、今回は。