バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

髪型が語る

2009-10-23 09:50:20 | ライフスタイル
 確かなんかの本で、髪は感性を左右すると読んだことある。髪が長いと感性が豊かになる。だから多くの芸術家は髪を伸ばすのだと。確かに父は終生ロン毛だった。中学校教員時代、学校から切るように指摘があったらしいが、服装といい髪型といい、芸術家だから仕方がないでなんとなく許され諦められ認められてきたらしい。一方、髪を短くするとスピード感が出るということで、スポーツマンは自然と短髪に向かうのだと。そういえば、橋本聖子さんがスピードスケートの選手時代どんどん髪を短くしていき、「少しでも速く走りたいから髪を短くする」というようなことを、髪型を質問されたインタビューで答えていた。やっぱりそうなんだ、と思った。
 今朝ニュースに登場していたあるスポーツのチームは、全員の顔が髪で覆われていた。ん?一見してスポーツウーマンに見えない。悪いけど、とても世界を狙うチーム風ではない。瞳が隠れているのがいけないのかもしれない。やはりこの種目はスポーツではないかも、と以前から感じていた物が形になりそう。
 女子が刈り上げたり、スポーツ刈りにしたりするのも、ファッションとしてやっているのはこれ見よがしで駄目ですね。強制でなく、自然とそこに向かうというのが大事。


不法投棄はしない、させない

2009-10-21 13:30:54 | ライフスタイル
 バンの散歩に行くと、聞き慣れたミュージックが。それは先日乗った不法投棄するな!と訴えるパトロールカーの音楽。数時間聞きっぱなしだったから、耳についたあの曲とメッセージ。先日おじいさんとコンビを組み回った地区にはほとんど不法投棄は見あたらなかった。いつもバンの散歩行くところなら一杯あるのにナーと思うけど、ルート事前に組んでいたおじいさん運転手のハンドルに任せるままの3時間なのでした。裏道の角で車を先に行かせるべく脇に寄って待つと、通り過ぎたパトロールカーの助手席に乗っているのは、先日の我がパートナーでした。「こっちはいっぱいあっぺ」と思ったことでしょう。
 パトロールカーを見送り工場の角を曲がると、段ボールの不法投棄が!だめではないですか、こんな所に捨てては、と思ったのかバンはその箱に近づき、顔をつっこうもうとする。まさか、中に死体が!と一瞬いやな予感。すると箱がガサガサ動き、なかから白い物がワーと出て、お互い3メートルくらい飛びのいた。
 なんとなかから飛び出したのは、大きなニワトリ。しばらく箱に詰め込まれていたのか、状況がつかめないニワトリはしばらくジッとしているが、すぐさまカラスがやってきて、工場の屋根から下をのぞきこんでいる。どうなってしまうのか。結局、そこにニワトリを見捨てて帰るしかないのです。

 
 

循環社会を目指す

2009-10-21 12:26:48 | ライフスタイル
 週末の合宿の保険加入の為、農協へ行ってきた。待っている時間、ゴミのリサイクルの本を読む。その本の前書きによると、土の養分を吸って育った植物をそのまま土に返せば、土はやせないという神話があり、人々は土に養分をやらなすぎる。しかし今は消毒だのの影響で、そのまま土に返せない事が多く、このままでは土がやせてしまう。などとの書き出しで生ゴミリサイクルを進める本であった。
 やっぱりそうなんだ。草取りやりながらつくづくこう思っていた。こんなに育つ草たちは、結局の所うちの土から養分を奪っているわけで、こんなの放置していたら土カスカスになってしまうではないか!と。ズンズン育つ草や木を土に戻せば循環するわけで、やっぱり昨日の草木の残骸は庭で腐らせればよかったと思いながら家に戻る。その途中、雑草回収車とすれ違う。トラックの荷台に高く積まれている葉っぱは、まさしく昨日片づけた我が木。あー、遅かった。遠ざかるトラックをバックミラーで見送ると、荷台で木々がゆさゆさ揺れていた。

 
 袋に入りきらず、残しておいたお宝
 


仕事の終わり方

2009-10-20 16:36:02 | ライフスタイル
  朝7時から集中的に庭を片づける。これは山に入ってキノコ採る時と一緒で、やりだしたらどんどんミクロの視点で深みにはまっていく感じ。しゃがみこんでひたすら地面だけ見つめて突き進むと、ふと気づいたときには沢を降りてしまい皆とはぐれる、なんて危険は庭ではないけどね。取った草の山を一緒に眺めているバンよ、お前が草食動物ならよかったのに、と話しかけてもニコニコしているだけ。クヌギの木の下をやっつけ、家周りを終え、園路を片づけズンズン突き進むと大きな草の山が3つできた。時計を見るともう昼。さずがに疲れたから本日はここまでにしておこう。草をまとめて袋詰めするのは明日ということで。草取り作業の中で最もイヤなのは、最後の草片づけ。私がどんどん草とるから、誰か脇で草片づけてほしいーっていつも心で反芻してしまう。料理と皿洗いの関係かな。イヤだからとついさぼり、雨に当てると後の始末が悪くなるから、最後の一がんばりでやるしかないという駄目押し仕事。しかし今日はもう5時間も頑張ったし、明日まで雨降りそうもないから、明日袋詰めしようと思う。
 雑草回収には申し込んでからいつも数日かかるから、前倒しで電話だけしておくことにした。だいたいの数を見当で言うと、「枝の束が3つに、雑草は束で6つ、袋で4つですね。はい、では明日伺います。」えー。この一言で、もう一働きすることに。
 予定の数まで最後の一袋。最後の袋には落ち葉をどんどん詰める。落ち葉は軍手について袋に入れにくいナーと思っているそばから、次の落ち葉が先ほどの地面に。掃いても、また一つ落ちてくる。その先を見ると、一層落ちている。これこそ修行。どこで終わりとするのか、何でよしとするのか。結局俗人は時間で終わりとするのでした。




2年後に会いましょう。

2009-10-19 22:54:31 | ライフスタイル
 台風が通り、非常に庭が荒れていた。何とかしたいのに、時間が取れない。それでも日曜から少しずつ始めることにした。だって、そろそろ紅葉の季節。きれいさっぱりした庭で、紅葉見ながらお茶飲みたい。
 そんな細切れ庭仕事2日目の朝。珍しい人から連絡あった。ランチのお誘い。予定していたメンバーが1人急にキャンセルになったとのこと。どうしようか迷ったけど、「2年先まで予約取れない店だよ」の一言で、本日の予定変更。
 部活創設期の頃のお母さん達の集まりで、何十年ぶりに会う人もいたくらい懐かしい人達。当時はどうだっただのと話に花が咲き、さて帰りましょうという時になって、「次の予約入れとく?」次って2年後でしょ。「生きてるかわからない。」というつぶやきに皆なんとなく納得。「○○さんぬけちゃったからってなって、またピンチヒッターで呼ぶかもよ」だって。
 確かに2年後なんてわからない。でも今日この店に来ている人って2年前に予約入れた人達なんでしょ。数年後の予約をいれて、その日を忘れないで過ごし、確実に集まることってすごく価値ある。
 

外では和式がいい

2009-10-15 14:09:51 | バネ
 こども達が和式トイレを使えないから、小学校で洋式トイレを導入する動きがあるという。
 へー、と思うけど、そうかもとも思う。
 自分らの感覚だと、公共のトイレで洋式はちょっと抵抗があった。あったというのはこの感覚は最近薄れてきている。少し前だと結構多くの人が、扉を開けて様式だと「パスー」だったように思う。最近は洋式率が高くなっているし、和式が全くないこともあり、選択の余地なく洋式使っているうちに、公共で洋式でも抵抗なくなりつつある。当時、といってもまだ数年前のことだと思うけど、わざわざ洋式選ぶのは、膝が悪くてしゃがめない高齢者だったと思う。
 しかし、今はまったく逆の模様。こども達にとって和式はパスらしい。使い方がわからない。なるほど。家にないしね。さらに追い打ちをかけ、えーって気持ちにさせるのは、こども達はしゃがめないという事情。これにはびっくり。じゃ、将来コンビニ前でたむろできないじゃん。
 使えない、しゃがめないから学校もトイレを洋式に変えるなんていうのは、箸使えないからみんなフォークにしちゃえ!って感覚でしょ。
 やれやれと思うけど、そういうバネも教室は机に椅子。バネ始めた頃、どこそかの塾が文机に正座だった。こども達は口々にこれをいやがっていた。そんな古めかしいことやっているから生徒集まらないよと思う気持ちは、いまやそう思われる側に回ったか。

全国行脚

2009-10-13 08:50:55 | Badminton
 国体から戻り、台風がやってきて、大騒ぎし、そして台風がいってしまった直後に米子に向けて出発した。初めて訪れる鳥取県。大会でもなければ行くチャンスなかったでしょう。
 地方都市というのは、その地域で完結している落ち着きがあり好きなんだけど、そういう意味で米子は好きな街。大都市へのアクセスの悪さがよかったのでしょうね。大山を背に日本海に臨む。しっかりした門構えの板塀の家並み。
 大会に行くと結局はホテルと体育館を行ったり来たりするだけで、もう一度ゆっくり来てみたいと思うことたびたび。今回もそう。次は大会のために行くのでなく、自分の用事で米子に行きたい。
 どのスポーツも同じかもしれないけれど、会場に入るとなんだか見たことある人ばっかりという事にあらためて気づいた。誰だか知らないけど、娘が小学校の頃から大会のどこかで見かけている人。誰かのお父さん、お母さんなんでしょう。選手もしかり。初めて来た鳥取で、街の雰囲気をキョロキョロ味わっていざ体育館に入ると、顔なじみがたくさんいるという不思議現象。よく来るね、毎度毎度遠くまで。と思うけど、自分も一緒か。
 

続国体観戦記

2009-10-07 07:54:09 | Badminton
国体は地元の人がたくさん観戦に来ていたみたい。
 「バドミントンってすごいんだ」とか、「なんで今のがアウトなの?」などと初めてバドミントンに触れた人もたくさんいたようです。幼稚園からバスでやってきた緑の帽子をかぶった園児が先生に引率されて入ってきたけど、あの子達の記憶に国体が残ることでしょう。
 試合翌日の新聞に地元選手のコメントが掲載されていたけど、小学2年生からペアを組み、練習してきた体育館で高校生最後の試合をしたという2人。こういうドラマがあるということを、ジュニアの子達に伝えよう。ずーっと夢をつなぎ、はぐくみ、そして次の世代へと渡していく。
 来年は千葉国体。バドミントンは野田市。
 

国体観戦記

2009-10-06 13:13:17 | Badminton
 国体行ってきました。新潟だから長野のちょっと先、くらいの感覚で出かけたけど、ちょっとではなく、ほど遠かった。東北自動車道で福島経由で到着。ついた先は五泉市。アルファベットにするとGOSEN.
 国体にじっくり出かけたのはこれが2度目。通常の大会とは違う独特の雰囲気があり、これが国体だー、です。千葉少年女子が対戦したのは、地元新潟県。コート前に本部席が配置されているコートだったので、コート脇の応援席確保に試合開始1時間半前から陣取る。案の定、新潟応援団に取り囲まれ、ジリジリと追いやられながら最前列をキープ。30分前頃に来たんじゃ、時既に遅しですよ。コートが見える範囲、声が届く範囲は全く足の踏み場もない状態。そして始まった試合だから、耳をつんざくような大応援団に身を縮ませて、と思いきや、そうでもない。数の勝負で威圧的に応援するわけではないから、選手にとっては小気味良い騒音だったのかもしれない。最初は緊張していたけど、途中から妙にリラックスしてくるのがわかった。その一方で地元選手は声援の中緊張が高まっていくように見えたけど。白熱するゲーム展開が続いたけど、終盤劣勢になった地元勢からは、どちらの選手をも応援してあげよう的な鷹揚な空気が漂ってきたから、さすが田舎。
 試合を終え外に出ると無料配布の里芋汁をごちそうになった。熱い汁をすすりながら、なんともゆったりした気持ちになっていくのでした。
 宿は車で1時間ほどの所にある秘湯。ここの景色がすごい。川がいい。山がいい。そしてそんな田舎なのに気持ちよく点在する生活感がある集落。大自然の中で人がきちんと生活している集落のたたずまいは、最近たどり着きたいと思っていた景色でした。半分ほど稲刈りを終えた田んぼに、稲が2階ほどの高さのハゼに掛けられ、残りの稲は黄金色に輝いていた。ゆったり流れる川には遊覧船が浮かんでいた。ここ、また来よう。
 
 
 通路も人で埋まった。応援もスポーツのうち。


 部屋の下を川が流れる。雨上がりだから、緑が光っている。


 時間があれば朝の散歩したかった。