バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

模倣と創造

2011-02-28 08:11:57 | 
 川間ジュニアの皆さんに絵を展示していること連絡していたので、皆さん見に来てくれました。知っている顔を見つけてはベチャクチャおしゃべりしているところにやって来た2人組のお客さん。一人はジュニアのお母さん、もう一人は見覚えない人。でもまるで昔からの知り合いかのように話の輪に入ってくるし、実際こちらの事情をよく知っているみたい。もしかしたら新しくジュニアに入った子のお母さんかもしれない。あとで、あの人は誰?って確認しようって思いながら雑談盛り上がっていたけど、途中で全く無関係の人であると判明した。知り合いの知り合いという関係だった。
 営業ウーマンなのでしょうか。人見知りする超日本人な私から見れば、オープンマインドな彼女の振る舞いは感動であり、尊敬ものです。あんな風にできればいいなーって思う。模倣してから自分のスタイルを創造すればいいでしょう。終始笑っているというのは絶対条件とみた。更には、「へー」とか「すごーい」っていう感動、褒め系の相づちを多用すべし。歩きにくいからって、皆がスリッパはくところを彼女ははかない点もポイントと思える。活動的な証。この辺りの模倣から入るのがいいかもしれない。
 たった二日間の展示だったので、昨日設営して、今日撤去って感じ。終了時刻を迎え、バタバタと片付けを終え次ぎのビジョンをメンバーと話していると、先を急ぎすぎるとの指摘。これは年の功のアドバイス、老婆心というものか。出ばなをくじかれたような気分。先人の経験をなぞらえているばかりでは、新しいものは生まれないじゃないかと迷う事しきり。

おじいさんを見分けるということ

2011-02-26 07:28:12 | 
 恒例の絵画サークルの発表会が今週末に行われる。飾り付けも4回目となると我々グループはどこよりも段取りよかった。
 たかが公民館行事だけど、一応人目に絵をさらす事になるので直前まで描いていたので、乾かないまま額に入れて搬入する事となった。描きかけだけどそれでもこの絵は出したかった。あえて描きかけを展示し人目にさらすのも、それも良しと思える。いざ飾り付けると少し気になる点が見えて来たので、部屋にあったチョークを上にかぶせ応急処置をしてかけ直した。
 そうやって順調に飾り付けしていると、他のグループから絵を展示するパネルを使いすぎるとのクレームが入った。こちらとしては事前調整した申請分を使っているので特に問題ないのだが。そう言いに来たおじいさんは、言うだけ言って、こちらの返答に耳を貸さず、リアクションも見ず、まさに言うだけ言って出て行ってしまった。その後順調に飾り付けが進んだ頃、ふらりとおじいさんが部屋に入って来た。おっと、さっきのおじいさん。また何かいちゃもんかー、と身を固くすると、「さっきの人じゃないよ」とメンバーの一人が言う。「あなたはまだ若いから、おじいさんはみんな同じに見えるんでしょ。私なんか、若い子や若い奥さん達、みんな同じに見えるよ」って。私から見たら、さっきとさっきのおじいさん、服装まで同じだと思うけど、全然違う人だという。そういえば、おじいさんというくくりでしか見ていなかったかもしれない。どんな顔してた?どんな服装だった?
 自分とカテゴリーが違う集団、例えば若いお姉ちゃんの一部は「金髪パンダ」というくくりに入れちゃってるでしょ。自分から遠ければ遠いほど、ひとくくりにしてしまう傾向は、確かにある。じいちゃん、ばあちゃん達を個として見分けられるようになる時は、そっちへの仲間入りって言うことですか。

人の振り見て我が振り直せ、っか。

2011-02-24 10:06:02 | Badminton
 卓球始めた。結構おもしろい。最初はラケットの距離感つかめなく、全く当たらなかった。当たってもほとんどホームラン。
 誰でもうまくなるから大丈夫と慰められて帰った初日。それでもしばらく続けているとラリーできるようになってきて、それなりに楽しめる。が、
 打つたびに、まさに一挙手一投足、メンバーから指導が入る。この道で上を目指すならフォーム作りから入りたいけど、今更フォームやってもね、という気持ち半分、やはりフォームは大事だろうとバドミントンの経験をもとに思い直す半分。実際ある程度でき、更にその次ぎにステップアップしようと思うと、もう一度フォームからチェックしようかという気になるので、必要に応じて指導大好きメンバーにくっついてみたり離れてみたり。大概教え魔っていうのは男性。DVD貸してくれる人、本持って来て説明してくれる人。更にはラケット手にとり、もっといい物買った方がいいと勧めてくれる人。練習前半は、フンフンと素直に指導に耳を貸し、後半はそんな事聞いちゃいられないって自由に、実に奔放に打ち合う事にしている。また同じような人がいて、「自由に打つと試合みたいでおもしろいね!」と勝手に盛り上がり、残り時間を気にしながら汗かき練習時間終了になる。
 人から教えられる立場になって、バドミントンを子ども達にどう教えたらいいかもいろいろ見えて来た。初心者の場合。選手コースの場合。声かけのタイミング、説明の仕方。確かに基本は大事だけど、つまらない基本練習に楽しさを作る方法も。
 

水ぬるむ陽気

2011-02-23 09:32:22 | 川上犬
 公立高校合格発表があり、これでバネの今年の受験は全て終わった。9時半頃に次々と合格の連絡が入る。なんだかすっきり。陽気もいい。腰をいためてからバンの散歩は遠慮していたけど、天気もいいし、今日あたり土手にでも連れてくかなどと思いながら布団干しするため障子開けると、目をピカピカさせているバンが足踏みして目の前にいた。なんだ、こいつ。完全に散歩モードになってる。なんで散歩行こうって思っているのがわかるのか。それを察知させるサインだしたかな?
 洗濯干し終えて玄関出ると、門前で腰振ってる。
 いつもの土手に到着。野犬に会わないように周囲に気を配りながら進むと、川岸から歩いて来るおじいさん発見。丹下ダンペイ風。絵描いているのかと聞くと、「釣りの仕掛け作ってんだよ。これから竹とりにうち戻るんだ。」ヘーって合づちうちながら話を聞いていると、「それから船に乗って魚とるんだよ。暖かくなって来たからそろそろとれるかなって思ってさ」ふーん。その仕掛け場に見に行った。何に興味を持ったのか、バンはグイグイ進む。ズルッと滑り落ちそうな川岸斜面。引っ張られてひっくり返ったらまた腰いためるから、それ以上進むのはやめといた。
 冬枯れの土手風景を描きたかったけど、冬場は忙しい。来週こそ行こうと思っているうちに時ばかりが過ぎてしまった。ようやく時間にも気持ちにもゆとりができた今、緑が出て空気が霞んでいる。またあの風景描写は来冬まで持ち越しですか。いいポイント見つけたんだけどね。
 帰り道、養鶏所で地卵購入。これでシフォンケーキ作ろう。

 

自分のツボは少ないとわかった

2011-02-21 12:44:38 | ライフスタイル
 野田で寄席があり行って来た。楽しみにしていたしおもしろいんだけど、なぜか途中で眠くなり、居眠りした瞬間の話が飛んでしまいおもしろさ半分になってしまった。授業中「つい、眠くなっちゃうんです」って言う子の気持ちが少しわかった気分。さらには、馬鹿笑いしたシーンもあったはずなんだけど、さてどんな話だったかと思い出そうとしても記憶はいまいちである。これも、どんなにこちらが熱弁しても頭に入っていかない子の状況が少しわかった気分。
 先日子どもの心を勇気づける云々という講演会に行った。そこでは全く眠くならなかったし、その話は何日経っても鮮明に覚えている。スポーツ選手の苦労話だったから身につまされる話題で、今思い出しても胸が熱くなる。寄席では後ろの主婦層が声をたてて笑っていたけど、特に高齢者介護ネタで馬鹿受けしていた。身近ネタだということですね。寄席は満員御礼とのことでぎっしり入った観客の平均年齢68歳とみた。同窓会か?って雰囲気であちこちで飴を配っているし、そのうちニッキの匂いが漂って来た。
 身近ネタで責める。これが授業のツボです。
 話を聞く方の立場から言えば、多芸多趣味でツボだらけの体になりましょうってことですね。

雑巾がけをする

2011-02-19 22:36:03 | Badminton
 今日のサタクラは高校生となったスーパーモンキーズが手伝いにやって来た。スパモンの3人は、ジュニア生だった当時なんでもワーって取り組んでくれた。雑巾がけするよっていうと、真冬だろうと、水が冷たかろうと、それでもワーって大はしゃぎしてやっていた。
 だから久しぶりのスパモンを迎え、サタクラ始まる前にみんなで雑巾がけしました。砂埃で真っ白な床に雑巾のラインが入っていく。いい光景です。

 

遠征の意義

2011-02-17 07:06:35 | Badminton
 野田ジュニアの面々、今週末は新潟遠征に出発する。今年で7回目になる。
 若葉カップには新幹線で行く。それが結構落とし穴だった。子ども達は「ワーイ、新幹線だー」ってはしゃぎまくり、みんなお上りさんになってしまい試合モードでなかった。そんな苦い経験から選手と監督、コーチだけで乗り物で移動する経験を積まなければいけないということになった。特に新幹線慣れさせようという事で、新潟遠征を取り入れた。
 川間駅に集合した子らは、スキーいくのか?って重装備だったり雪道に備えて長靴だったりと、子離れできていない保護者の過剰な心配を背中に感じての出発なのでした。2年目からは5年生以下でチーム編成して、新チームの第一歩とのコンセプトを固めていった。この遠征をさらに発展させたのが、春合宿。若葉にむけて集団行動に慣らしチームワーク作りが目的だった。結局のところ何もかも若葉につながっていたんだけど、その成果は数年後に出て男子チーム全国優勝を果たした。
 2年目の新潟遠征は女子監督として同行した。体育館に到着し開会式を終え、軽くアップしたところで練習試合開始となった。野田ジュニアの皆はすぐに半袖短パンになった。ゲーム中このスタイルになるのは当たり前のことなので寒くたって違和感無い光景だけど、新潟チームの監督は「千葉から来た皆は半袖短パンだー。お前らそんな格好でやってんじゃない!」と高い声で子ども達を一喝していた。さすがT監督。勝つか負けるかではなく、こういった視点で子ども達を叱咤激励する教育者なのです。私はと言えば、遠方から来たチームを温かくもてなそうとする保護者の気配りに感じ入り、それをそのままチームに持ち帰ったのでした。
 
 

受けとめたか?

2011-02-17 00:00:52 | バネ
 よく言う話だけど、先生が生徒を叱る時にはそれなりの理由がある。そしてその多くは、このままじゃまずいと危機感を抱いた時で、更には、今叱る事でその子の向上が期待できるとき。そうはいっても感情ってヤツはいつも論理的にことが運ぶわけじゃなく、アー言い過ぎちゃったかなとか、ちょっとぬるかったかなって後で反省することも多々あります。
 過去にやっちゃった最大の失敗は、泣き出すまで叱ってしまった事。その後のフォローは数年間に及んだのです。それ以降気をつけるのは1叱り2褒める事。誰だって良い言葉は耳に心地よいから。これもよく言う言葉。褒めるのはただでできる。
 さて本日もそんな状況で叱りをいれる。バネは先生と生徒だけの世界でやっているから、多少の論理の不具合は当事者のやりくりで解決します。叱った以上、その後に責任を持つ事になるけど、人の心はなかなかなもので、直球には直球が返ってくる。高校入試を終えた君が、「あんなに世話になった先生に挨拶するのが普通だろ」って何気なく吐いた言葉にズシンと来ました。いつも無反応に見えた君だけど、きちんと直球受け取っていたんだね。
 日当りのいい芝生の上で無防備な体勢で寝るバン。そっと近づきブラッシングしてやるといびきをかいて寝はじめた。さらに首輪を外し、首の辺りも丁寧にブラッシングしていると、さっきまでのうっとりした表情はなくなり、耳に緊張が走っている。首の辺りをまさぐられながら、首の後ろに蚤取りの薬を垂らされたことを思い出したらしく逃げる体勢とっている。
 やっぱり犬は犬だね。好きか嫌いか。安全か危険か。勘は鋭いし飼い主に忠実だけど、直球を受け止めるだけの心の力は無い。所詮動物。その程度と思ってつきあったほうがいいね。

みんな結構転ばぬ先の杖してた

2011-02-15 07:55:20 | ライフスタイル
 明日は千葉県の公立高校入試、そして娘達は修学旅行に出発するっていうのに、夜になって雪が降ってきた。これは積もるねって確信できる力強い降り方。入試組は1時間早く切り上げて退出。この時点で少し積もっていた。そのまま残りの生徒は定時まで続け、そろそろ終了時刻という時に外を見たら、結構積もっているよ。迎えの車はだいじょうぶなのだろうかとふと心配になってきた。自分について言えば、スタッドレスはいているから余裕。どんなに降ってもどんと来い、って感じ。しかしみんなはどうなんだろうか。いつもスタッドレスにはきかえる人が「今年ははいていないよ。」って言っていたのを思い出した。
 各自お母さんに電話をする。案外みんな大丈夫。実は結構みんなスタッドレスはいてるってことが判明。
 こういう些細なことって互いに確認し合わないから、その時になって、アーそうなんだってわかる事って多い。
 
 
 

スッキリした日

2011-02-11 07:31:17 | バネ
 薄紙を1枚、そしてまた1枚と乗せるように学習してきた受験生。受験直前移籍組。まずは大きな穴を埋め、それから全体をうっすら覆うような学習を進めてきた。しかし薄紙だから何枚重ねても厚みが増さない。本人にも何かが増えて来たという実感が無い。それでもしつこく置き続けてきたら、受験直前となった今ようやく形になってきた。調度今朝から降り続けた雪が、最初は積もらなかったけど徐々に路面が白くなってくるように。成果はテストの点数に反映し、ハイタッチして喜ぶ奴ら。うーん、超ハイテンション、me too.
 午前中は描きかけの絵を仕上げた。気になっていた部分がパーフェクトに処理できて、ずっとひっかかっていた胸のつかえがとれた気分で始めたバネ。ダブルスッキリによりとってもいい日だった。
 
 

携帯の買い替え時

2011-02-09 11:21:47 | ライフスタイル
 角界の八百長問題、揺れてますね。他にも方法あるんだろうけど、携帯メールチェックして白黒つけようっていうんだから、これも時代ですね。手紙、メモ,口頭など伝達手段は他にもあるのに、携帯チェックすりゃあ何とかなるってことなのですね。こういった裏でコソコソ行為は、本来暗号とかで伝え合うんだろうけど、携帯メールの秘匿性故に、そのものズバリの表現が出て来る可能性あり?
 メールで連絡って実は結構抵抗ありました。ありましたというのは正確ではなく、今だって少々抵抗残します。でも便利。相手にも自分にも記録が残る。さらに同時に一斉に伝えられる。だから野田ジュニアでは頻繁に連絡手段として使っていたけど、なかにはパケ代が負担になるという声もあがり、できる限り無駄な言葉は避け必要最小限の連絡事項を伝えるように工夫していた。それ故に情報は伝わっても行間は伝わらないというジレンマ。ここがメールの落とし穴ですね。
 力士の面々、携帯壊れたり無くしちゃう率が高いよね。そろそろ携帯買い替えようと思っているけど、今そんな事したら何か裏工作してるのか?って周囲は疑心暗鬼になるかも。

同じ時代を共有した仲間達

2011-02-08 07:20:22 | ライフスタイル
 先日OB,OGに誘われ夕食の集まりへ出かけた。パラパラとやってくるのは30代の面々。子連れでやって来る人,仕事帰りに寄る人.いい感じの集まり。いろんな代が適宜混じっている。4期生から15期生くらいまで。誰が先輩で後輩だか、卒業して10年以上経つと上下関係がわからなくなるし、向こうはそう思っていないと思うけど、こちらとの年齢差も縮まっているように感じる。そこへ当時の保護者も誘い、あの時代へフィードバック。
 昔はよかった、ってフレーズを言うのは歳をとった証拠だからあまり言ってはいけないと思う。でも当時の生活を振り返るとしみじみ言ってしまう。
 野田市に住み始めた5年間は船形の借家にいた。平屋で建坪50。どこまでが庭でどこからが林かわからないような敷地に立つ古い一軒家。釜こそはないけど,井戸を使い,畑を作り,トトロな生活だった。生活スタイルはロハスだけど,家の中は騒々しく、いつもザワザワしていた。生徒、保護者、卒業生、そして近所の人。動物までも寄って来た。いつも誰かが入り乱れていたから、朝起きると,ここに泊まってたんだ、って奥の廊下で一人、その奥の部屋に二人と点々誰かが寝ていることもあった。なんでも大会になった。草取り大会,障子張り大会。その都度座敷に長テーブルをダーッと並べ、皆で食事。一升炊きの炊飯器3つなんてことは日常だった。この家に住みながらバネを始め,川間ジュニアを始めた。混沌としながらも、これからやるんだという意気込みが一本の芯になっていた。
 当時の生徒達が主婦となり、親となった今「先生,大変でしたね。いつも私たちと一緒にいたから,一番かわいい時に自分の子と一緒にいられなかったんですね」とか「今思うと奥さん,大変でしたよね」って言われる。そう大変だったよ。あのエンゲル係数の高さ。でもおもしろかった。すると同席していた30代のOBが「あの時は良かった。いい時代でしたね」って。若い子も言うくらいだから,単なるノスタルジーではなく,確かに良かったのでしょう。でももう繰り返したくはないけどね。
 当時ブログがあれば毎日生活ネタ満載ですね。でも似たようなものあったのですよ。パソコン通信。そこで日々の生活を綴る機会があり,その記事に幾ばくかの読者がいて感想も寄せられたりして。データ残しておけばよかった。

温泉には、毛染めはやめましょうって張り紙あるよ

2011-02-08 00:10:01 | バネ
 入試時事問題に,現首相名を答えよって出題しにくいよね。だって入試問題作成した後に首相変わっている可能性ありだから。もしあえて出すなら(○月×日現在)って但し書きつけないとダメでしょ。社会科の問題で首相整序問題はありだけどね。
 だから首相名を書きなさいって出題はないだろうと思うものの,入試前日小学生達に,一応首相名漢字で書けるよね?ってサラリと声かけておいたら、「だいじょうぶー」とか「こう書くんだよな」って子ども達同士で確認し合っていたからそのままにしておいた。ら、出たんです。首相名書きなさいって。
 「すっごく迷ったんだけど、菅直子って書いちゃったんですよ。」って後日珍答を暴露する子。あーあ,ほんの少しでも不安を感じたら,省略せずに丁寧に対応しておかなきゃダメだねって指導を反省したのでした。こんなナイスな珍答をチャーに話すと、「ケンナオコって書けば良かったのに。」何馬鹿なこと言ってんだかって無言で流したけど,今思えばここでこそ『どんだけー』を使うチャンスだったね。
 言葉や表現を自分のものにするって難しい。完全に自分の言葉になっていないととっさの時に使えない。先日美容院で白髪染めって言おうと思った瞬間,それじゃあんまりな表現だから何か別の言葉と思い、ちょっと口ごもりながら急いで出しちゃった言葉は『毛染め』。すると若い男性美容師は「カラーですね。」って言い直して来た。そうかカラーって言えばいいんだ。ちょっと上の世代の人は背伸びしたあげく「ナウい」って使ってしまったり、さらにもっと上の人はがんばって言葉選んで「ハッスル」って言ってしまった時のような感じだったね。そもそも美容院,美容師って表現も今じゃ『どんだけー』ですか?母親なんかは美容院のことを『かみいさん』って言ってるけど、これって髪結いさんから来てる表現であって,今でも使い続けるかわいいおばあちゃんなのです。

今はじっと考える人

2011-02-07 11:09:37 | ライフスタイル
 家のあちこちが調子悪くなるかのように、腰が痛くなった。スポーツ中にピキッと音をたてて痛みが走り,曲げると痛いという状況になってしまった。本来ならそのまま寝て治すべきなんだけど、そういうわけにいかないでしょ。チマチマ動くから日増しに痛みが固まって行く感じ。立つとずっと立っているならなんとかなる。座るとずっと座っていればいい。要するに体勢を変える時とその直後が痛い。そんななかどうしても出かけなければならない事情があり,高速で海辺まで遠出した。
 少し早めに着いたから海岸に出た。海水浴場らしいけどオフシーズンだからだれーもいないし,何もない。岩場でかがみ込んでいるおじさん2人を除いては。岩のりですかって聞くと、「アオサだよ。ほらこれ,スーパーで売ってるでしょ。」ってマ緑のヒラヒラしたものを頭の上に上げて見せてくれた。「引き潮の今は…」って何か説明してくれたけど,波の音にかき消させて良く聞き取れなかった。ちょっと拾って食べてみると、おいしい。ビニール袋あればウチもちょこっと拝借と思うけど、もし袋があったとしてもここでかがむことは絶対無理。もし一旦かがんだとしたら、その体勢のままお尻を波に洗われ続けることでしょう。いつものように身軽ならこんな岩場の一つや二つ,因幡の白ウサギのようにひらりひらりと飛び越え,海岸に続く鳥の足跡を追いかけてランニングしたのに。あーあ、できないときほどできないことをしたくなる。普段はしないだろうことを。
 体が思うように動かない。だから仕事はどんどん溜まっていく。確定申告、新学期の準備,新教材作り。アイデアがあるのに,動き回れないから思うように事が運ばない。こんな時ほどどんどんアイデアが出て来るけど,実行に移せず。
 腰痛はある日突然やって来た。後回しにしないで前の日に灯油買っておけば良かったとの後悔をはじめとして、いくつかの後悔。こういった災難に見舞われたのは、何事も後回しにするなって言う警告ということですかね。

今更言うのもなんだけど、シンプルイズベストかっ

2011-02-01 10:57:50 | ライフスタイル
 10年経つとあちこち家電の具合が悪くなってくる。家も手を入れなければいけなくなる頃だから,何かと出費がかさむ今日この頃。だましだまし使っていたトイレが、温水出なくなって久しいから思い切って買い替えることになった。新製品は機能盛りだくさん。で、それなりの価格。だからシンプル2位程度のそこそこのものを取り付けることにした。だからそれほど目新しさはないんだけど,何が大きく違うかというと,使用後自動で水が流れること。便座から立ち上がり数秒後には自動でレバーが動く。最初はいつもの習慣で後ろ手でレバーを回そうとして壊しそうになった。しかしいったん自動に慣れると,他のトイレで流すの忘れそうになる。よく「きちんと流しましょう」的な張り紙トイレで見かけるけど,流さない人いるかなーって思っていたけど,こういう事情の人結構いるかも。
 しかしこの自動流水には大きな問題が。取り付け当初から悩んでいた。検便の時どうするんだろう。容器片手に「あーっ」て声にならない声を出し、流れ去るブツを見送る図。先日そんな悩みを話したら、「そういう時は事前にタンクの水抜いておくんだよ」って教えられた。うわー、めんどくさそ。そもそもタンクの水どうやって抜くの?とまた新たな疑問が。でも検便の機会はさしあたりすぐにはないので心には余裕がある。そんななかまたこの話題になったら,同じくそちらも自動流水機能は悩ましく思っているとのこと。で,タンク云々の件を話したら、「そんなことしなくても何とかなると思いますよ」ってことなので、説明書見ると自動流水をストップする機能もあることが判明。判明はしたけど,当面必要性はないので検証せず。