バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

家庭の力

2010-11-30 06:43:06 | バネ
 バネのラスト問題。さて。ラスともん行くよ!って声かけると、途端に目が輝く子ども達。この問題レベルをミスると大変なことになる。だいたい5分程度で全員が正解しそうな問題を選ぶけど、これが10分、15分とかかってしまうと、外では迎車大渋滞となってしまうのだから。
 小6から中3が混在しているから小6に出題を合わせる。面積問題。3.14で計算するので、πで済ませている中学生は小数のかけ算でまごつくこと多い。さて出題。円と三角形を混ぜた面積計算。まさかねであり、やっぱりねなんだけど第一正解者は小学生。ガッツポーズとともに帰り支度。ほどなく中学生1名正解。他は四苦八苦。この状況に気を良くしたのか中学生第一正解者は、「最近家で勉強教えているから、図形問題得意になったんですよ。」と鼻の穴を膨らませている。この子は家で弟の勉強見てやっているうちに、自分が中学入試図形問題に強くなったとのこと。人に教えると力つくんだよねと返したけど、姉弟が力合わせて取り組んでいる様子が目に浮かんできますねー。そういえばこの弟君、「昨日お兄ちゃんとお姉ちゃんに教えてもらったから、わかるようになったよー」ってニコニコしていた。
 残る中学生に先に正解した子達がワイワイガヤガヤ取り囲んで説明している。これじゃ先生いらないね。

地デジ対策一歩前進

2010-11-26 15:07:07 | ライフスタイル
 我が家の地デジ対策、一歩前進。
 今加入のケーブル会社に電話で確認すると、テレビ箇所ごとに工事が必要云々との話で、それじゃ莫大な工事費だろ?ということで実際にうちに来て調査してもらうと、結局ほとんどお金かけず何とかなることがわかった。些少の工事費で顧客失うより、一生物の買い物してくれた顧客つなぎ止めておく方が得ってことでしょ。ガスも同じことですね。近所で集中工事するからこの際線つないじゃいましょうって無料で工事して、最初はいたれりつくせりだったんだけどね。
 まぁそれはそれとして、それじゃテレビ買い換えないとということでダッシュでジャスコへ。朝のチラシに超特価品が出ていたから。台数限定となっていないけど、一目散に3階売り場に行くとその代物から価格札はずされ「完  」の手書きの紙が貼られていた。その足下に破れた「  売」の手書き札が落ちていた。遅かったか!大挙押しかけ奪い合って買ったのだろうか。生存競争に負けた感あり。
 意外にもテレビ売り場で暇そうな店員さんキャッチできたから事情を聞くと、手頃な他の品も入荷待ちで2月頃になるとのこと。待ちますよと言うと、エコポイント自体が車の時みたいに予算消化とかで突然終了になるかもしれないよとの情報を得る。えー、なんだって。7月に買ったエアコンのエコポイント申請してないしー。
 テレビ物色どころでなくなりダッシュでジャスコを出て家に戻り、エコポ申請用紙ひっさげて購入店のケーズへ。確定申告書いてもらう高齢者みたいで、こんなこと人に聞きながら書くなんてヤダなーって思っていたけど、タイムリミットか?と言われ焦り、なりふり構わず全てお任せすることにした。店員さんは慣れたもので、コピーやらのり付けやらまで全てやってくれて、最後に「ここに80円切って張って投函してくださいね」ともう手取足とり状態。
 これに気を良くしてテレビ売り場に行くと、先日の超感じのいいおじさんがこれまたラッキーなことに暇そうにしていた。これにて勢いで2台商談成立。
 あとは入荷と工事を待つばかり、っか。
 エコポとか工事費とか目先のことで判断狂わされて損したような気もするけど、とりあえず地デジ対策で残りの10%の世帯から抜け出せたので ホッとしてしまう小市民なのです。


たまにはどっぷりアナログしたい

2010-11-23 23:44:49 | Badminton
 野田市バドミントン協会30周年記念祝賀会があった。さすがにジャージ出席者はいなかったけど、自分と同じように普段着はジャージの人たちが多かったから、着慣れない正装で少々ぎこちない式典なのでした。よそ行きの言葉で進行されるけど、ちょっと気を許せば「だべー」がでちゃいそうな地元民の集まり。だから肩凝らない。貴重な話も聞けた。川間ジュニアの前身、川間地子連をたちあげた初代野田市バドミントン協会長のスピーチ。コートもネットもない長方形の川間小体育館でバドミントン指導をスタートさせた話。その地子連が解散した後始めた川間ジュニア。あれは15年前。川間小にネットはあったけどラインはなかったなーって思い出した。そんな余韻を残し会を終え、次ぎの会へはしご。こちらは自治会の集まり。
 川間公民会和室へ集まる。歴代の村長写真がズラーッと見下ろす部屋に座卓をコの字に並べ地元関係者が既に集まっていた。開始時刻ギリギリに到着すると、「はいどうぞこちらです」とフランクに迎えられた。
 地域のゴミ減量推進員が不法投棄とりしまりパトロールしてまわる。来月の当番を決めるための集まりだったのです。みなそれぞれが都合の良い日を申告し、日程表を埋めていくという会議。みんなバラバラに希望言うからまとまるのだろうか。エクセルかなんかで入力するか、少なくともホワイトボードにマトリックスで書き出したらもっと効率よくまとまるのになー、なんて思ったのが初回参加の時。みんなが口々に言う希望メモしながら何となく日程埋めてしまう超アナログ会議。今回もそうだった。何かに書き出すわけじゃなく、みんなが口々に申告するだけなのに、微妙な空気の中見事に日程は埋まった。なんでこうやって決めることできるんだろう。なぜ?今回は会議二度目だったからそのわけがわかった。みんなが気配りしている。自分の都合を一方的にまくしたてる人はいない。また先に入った予定を鑑みながら隙間を埋めるように申告している。
 これだね。本来パソコンなくってもこうやってできる仕事多いんだよね。デジダルで処理しなくも、人情があればできるんですよ。

 

サタクラでのアップ法

2010-11-21 13:22:50 | Badminton
 最近サタクラでやっていること。サタクラのコンセプトは、子ども達がバドミントンを通して体を動かす経験をし、できれば少しでもバドミントンの技術を習得するというものです。選手育成が本題ではないから、いかに楽しく向上心を刺激しながらやるかがポイントとなる。これってジュニアチームだって基本は同じでしょ。だから参考になると思うので、最近とりいれたこのアイディア披露しちゃいます。
 挨拶を終えたら丸くなって体操します。そのまま一人が中央に残り、形態模写大会の始まり。『これと同じ動きできるかな?』と子ども達に振ります。最初はできれば体の軟らかい人が入って欲しい。川間のサタクラでは顔面と同じくらい体の表情豊かな中学生が入ります。器用に足がクロスしたり、腕がからんだり。軟体動物みたいなひょうきんバランスポースを繰り出します。これを皆で真似する。説明はいらない。同じ格好して、と指示するだけ。みんなでゲラゲラ笑いながらなんとか真似しようと四苦八苦。次ぎはマッチョ系で形態模写。それ系得意なMコーチが中央へ。V字バランス。指立て伏せなどが続く。やっぱりここでも真似して!と指示すれば良い。そして最後はO川コーチ登場。実はこれからが本題。子ども達には中央の人の真似スイッチ入っているから動きの説明いらない。O川コーチが繰り出すのは、バドミントンのステップ。こうやって笑い転げながらバドミントンの練習に引っ張っていく。突発的に思いついて始めたけど、これって結構いい練習法じゃんと自画自賛。
 中央に入る人が、次回は何やろうかと考えることになるのも、結構いいじゃん。

テスト中は黙るように

2010-11-19 08:31:44 | バネ
 毎日毎日、小学生は一喜一憂。モギテストすると、「早く結果しりてー」って騒ぐ。よっぽど手応えあったんだね。しかし全員惨敗。もう仕上げだし、もう少し何とかなるんじゃないかと思っていただけにこっちだって愕然だけど、このテスト返したらみんな口あんぐりだろうな。
 というわけですぐには返さず、翌日さりげに配る。お前何点だなどとガヤガヤして「俺がサイカイー!」などと超オープンに動揺をごまかす奴ら。
 なぜ得点できなかったのか。どこが敗因なのか。本人が考え、更に皆で議論し、ホワイトボードに注意点を書き出した。

 1.計算ミスをなくす
 2.ケアレスミスをなくす
 3.配分に気をつける(時間,エネルギー)
 
 1と2は同じことだけど、計算問題は全問正解してもらいたいから項目たてて1番上に書く。設問よく読んでいなかったとか、応用問題中の計算間違えた、単位ミスしたという子ども達の意見をまとめて2番。子ども達に自覚はないけど実は3の配分が重要。満点目指すことはない。難問は捨てよう。確実にできる問題を丁寧に問いて70点目指そう。「ということは14個できればいいんだー。」そう、6個は捨ててもいいよ。
 じゃこれからテストしようかということで50分問題に挑戦。
 解答用紙配りラブオールプレイ。この時点でテンション上がりまくりのルイ、テツ、ケンシは黙ることできない。「あーこれ簡単」とか「今日結構できるんじゃねー」などと口々に感想言っちゃってるけど2問目に入る頃にはテストの世界へ入り落ち着いた。「あれ、これどーすんだっけ?あの、すみませーん。(手挙げてる)あそっか、これテストだから質問しちゃいけないんだ。」などと世界に入りすぎたテツはその後もしばらく大きい声で独り言繰り返す。本番でもやっちゃうんじゃないの。
 さて結果は。前回より随分上がった。すぐにテスト返却。
 これでまた調子にのっちゃうな。ほら教室の一番奥の子、俺ってすげーって顔しちゃってるし。

バネでフユソナクッキーを配る

2010-11-18 08:53:41 | バネ
 水曜は4時からバネ始まる。30分前からエアコン付けているけど、なかなか部屋暖まらない。寒い、寒いと手をこすり合わせているところへ中学生がゾロゾロ入って来た。こうやって人が増えると部屋あったかくなるから少し楽になって来た。そうこうしているうち小学生も入って来た。水曜は小学生6時半からだよって言ってるじゃん。とブツブツ言っても子ども達はサッサと席に着いて勉強始めてる。さぁ大変だぞ。今日も席たりなくなるかな。
 そしてもう一人小学生がニコニコしながら入って来た。先週から韓国遠征行っていたAちゃん。JAPANウェアのまま。帰国後即やって来たのか?「海苔はせんせんちで、こっちはみんなでどうぞ」って言いながらお土産の手提げを机に置いた。
 バネの子達、どこかでかけるとこうやってお土産買ってくること多い。毎回感心してます。他の塾でもこうなんだろうか。修学旅行だと同じ学校の子がお金出し合って買って来るし、家族旅行でも持ってくる子もいる。子ども達にも日本人の土産文化が定着しているのですね。
 

電器店で学んだこと

2010-11-17 22:03:11 | バネ
 もうまったく!って言いたいのが地デジ対策ってやつ。普通に生活して、普通にテレビが見ることできていたのに、ある時から対策しないと見られなくなるだなんて。あー、面倒くさ。だけどいつまでもこんなこと言っていられない。それに今月中にテレビ買わないとエコポイント半減だというから、忙しい中時間を割いてとりあえずケーズに行ってきた。
 今日は買わない。見るだけ。話を聞くだけ。店内すいていたけど、テレビのコーナーだけ人がチラホラいる。みんな同じように今月中に地デジ対策に手を打とうというのでしょう。テレビコーナーはこれを機に「いっぱい売っちゃうもんね」って意気込み満々で、いろんなものが並んでいる。チューナーがあるのないの。ブルーレイがあるのないの。3Dだのプラズマだの。いったい何を選べばいいか全くわからない。とりあえず3Dの体験コーナーがあったから覗いてみたらちょっとクラッときた。これは平衡感覚狂う。3Dは迷わず却下。しかし後の選択肢についてはよくわからない。しばらくウロウロしていたけどらちがあかず、目が合った店員さんに質問することにした。この方はとても説明が上手。客のわからないがわかる。そして先回りしすぎることなく、半歩先を歩く感じ。上手い、実に説明がうまい。こんな風に勉強教えられたら塾でナンバーワン講師になっちゃうな、と思う。
 お勧め商品のカタログ掲載ページに印を付けてくれたり、品番と価格のメモを用意してくれ、さらに「これよりもっとお安くできると思いますから。他のお店も調べたら相談に来てくださいね。」とフォローもバッチリ。すばらしい。
 バネでもこういう指導を心がけようと思います。




ネコおじさんあらわる

2010-11-11 08:07:03 | 川上犬
 秋枯れの穏やかな日にバンの散歩するのは気持ちいい。先を急ぎたいバンにグイグイ引かれるけど、30分もすればバンは疲れからゆったり歩きになり、こちらもゆったり。そうしてゆっくり歩きに転じた頃、住宅街からスーツ姿のおじさんがこちらに向かって歩いて来た。昼間、それも雑草生茂る空き地あたりをサラリーマンが一人で歩いている。その向かう先に駅や会社があるわけでもなく、なんか違和感ある光景。折り返し地点だからそこでUターンすると、後ろからおじさんがついてくる形になった。バンが草むら匂いチェックにいそしんでいる時、「ニャー」とかすかなネコの声がした。しばらくするとはっきりと、「ニャーン」と。後ろを振り向くとおじさんがニヤッ。このおじさんはバッグをたすきがけにして、手には大きな看板を提げていた。住宅地図が書かれたあの鉄板。看板おじさんは前をズンズン進んでいく。
 角を曲がり車が滅多に来ない畑道に入る。とその前方にある畑の中の小屋の前で看板取り付けようか迷っている風の看板おじさん発見。この場所じゃないなと判断したのか、看板おじさんは道を引き返してこちらに向かって来た。ニコニコしている。目が合ったから会釈すると、「ニャーーン」。
 あの看板はネコの集会所案内地図か?宮沢賢治やジブリの世界。
 おい、バン愛想悪いよ。こういうときは吠えるとか匂い嗅ぐとかしてよ。
 

見えるか見えないか

2010-11-10 07:01:14 | 感動
 朝から講習会で缶詰状態。ながーい一日を終え、さて戻ってバネ始めますか。ということで6号線から16号に入る。呼塚の渋滞を抜け坂を上ると突き当たり地平線に連山らしき雲が見えた。山みたいに見える。夕日を浴びた空の下に沈殿しているインクブルーの雲の固まり。長野では、遥か遠くまでブルーのグラデーションを見せる山々は当たり前の景色だから、たとえ錯覚でも連山に囲まれているという感覚はすっごく落ち着く。
 しばらくすると雲が飛ばされ、あやふやだった山らしきシルエットがくっきりと山になった。前のトラックや建物の隙間からチラチラ見えるのは、確かに山。向かう先にグルリとあるらしきが見える。普段は見えないからわからないだけで、ここも遠いなりに山に囲まれているんだとあらためて実感。山を追いかけながら日没と競争。
 野田に入り前を遮る車も建物も少なくなり地平線まで見通せる所まで来た頃,日は落ち山は闇に沈んでしまった。突き当たりは闇しかない。見えないけど実はそこにある。あるものが見えるか見えないかの違いは大きい。そこにあるはずの闇を見つめながら16号を左折すると、いきなり正面にクリアな光を放つ三日月が飛び出してきた。
 山は消え、月が現れる。

常滑焼きで食す

2010-11-08 09:45:33 | ライフスタイル
 9月にJOCで愛知県の大府に行った。ここまでくれば行くでしょ,常滑。というわけで名古屋駅で下車した選手団と別れ速攻で常滑へ。観光名所を一通り歩き,写真に収め、そして飛び入りで焼き物体験。ろくろだったら予約なしでできるということで,規定の3個ご飯茶碗作成。「焼くと8割くらいに縮むからな。」と念押された3つの茶碗が、忘れた頃届いた。素人が作る焼き物は石のように重くなる。100均みたく安物も重い。武骨だけど軽い茶碗にしたいので,少々小ぶりでいいかな。それに小さめ茶碗で食べるとダイエットにもなるしねなどいろいろ邪念を持って作った。ンなだけに,開けてビックリ、ちいっちゃい。これじゃぐい飲みか?
 この茶碗、もとい小鉢に合う食事を作る。昨日は赤カブのマリネを盛った。葉のグリーンとカブの赤が美しい、と自画自賛。

 器に合う食事を作りながらある店のことを考えていた。デザイナーズ風和風レストラン。随所にセンスを光らせて、「これでどう?」って店主のこだわりが目一杯つまっている。「こういうの好きでしょ?」って何人かに言われるけど、なんか居心地悪い違和感がずーっと漂っていた。料理作りながらその訳がわかった。あの店は店主のこだわりが詰まっているだけでなく、主役は店主になっている。まるで客もオブジェかのよう。だから疲れるんだ。そう思いながら夕食を作る。アイデア全開で次々と創作料理ネタが上がって来る。和風食器に盛りつけて家族でいただくことにした。時間かけて作ったのにペロッとなくなり、みんな何となく物足りなそう。「別所のお母さんなら大皿に盛るよね」とチャー。なんでも気取ればいいってもんじゃない。主役は食べる人。

 

手取り足取りしない時

2010-11-07 12:23:54 | Badminton
 1年生を迎えてのサタデークラブ2回目。ネット前にシャトルを上げてたたかせるトスノック練習をやる。握りや回内を説明したので、一応その通りにやろうとするからなかなか当たらない。それでも何度かやっているうち,当たった。さらに少し遠くに飛んだ。そして少し強く打つことができた。1回目のサタクラのときは全く当たらなくて,大人にラケット持って当てさせてもらい、当たる喜びで顔が輝いていた子。しばらくトスノックやって何度か当たるようになったから、じゃあ打ち合いしてみようと1ランク上の練習になった。とその時,前回介添えをしたコーチが入って来て、その子のラケットを握って当てさせてあげると子どもの背後に回った。一瞬「えっ!」てリアクションした子は数球はそのままになっていたけど、「自分でやるいからいい!」とその手を振り払った。
 そう、このタイミング。手を出すか出さないか。他人ならうまくいくのになー。

バネでわくわくの連続

2010-11-06 07:45:17 | バネ
 相変わらず満席状態が続くバネ。先日持ち込まれた関東オープンの荷物が教室の片隅を占領し机1本分を潰しているから一層いけない。小学生は授業終わったあとも自習と称して残るので,小学生用に3人がけ机を3本用意した。小学生クラスが終わり,自習スペースに移動すると案の定男子3人組みは最後列に並んで収まった。川間ジュニアではいつも何かしでかすからズッコケトリオと呼んでいたこの3人が、片寄せ合って勉強する姿を誰が予想しただろう。しかも教え合ったり共同作業している。テツが縮尺の問題がよくわからないと言ったらしく、「地図:実際=地図:実際でここに4キロっていれてセンチに直して、」ってルイが意気揚々と説明している。これまで何十回と説明してきたフレーズそのまま使って。聞こえないふりして中学生の国語授業に取り組んだけど,おかしさと微笑ましさがこみ上げて来た。いつもライバルで互いに意識し牽制し合うのに、共通の敵には一致団結して向かおうとする。さしずめ今だったら敵は入試。
 こんな3人組以前にもいた。そう、あれはター,プー,カイ。今やこの3人が立派なお兄ちゃんになってすましているんだから。
 そこまでの過程を目撃できる特権。

不測事態てんこもり

2010-11-05 07:52:13 | ライフスタイル
 モクレンにピカピカ父ちゃんお手製のノックマシーン登場!との情報をゲットしたので見に行くことにした。以前市販ノックマシーンがあった。スポーン、スポーンとサーブを打ち上げる予定なんだけど、頻繁にシャトルがひっかかるからシャトル送りに一人関わらなきゃならない。これだったら自分で上げた方がマシじゃんってことでお蔵入りした代物があった。ニューシャトル使えばひっかからないかもしれないけど、ノックにニュー使うチームってある?だからこそ今回のマシーン見てみたかった。
 少し家を出るのが遅くなる。まず買い物。たいした品数じゃないからセルフレジへ。そこでトラブル発生。これはレジ通したかなどと2度も確認受ける。こんなこと初めて。顔面半分覆うマスクしていたから不審だった?ほぼ毎日まっとうに買い物しているのになんて対応じゃ!と心でブツブツ言いながら駐車場へ。さぁモクレンへ向かおうと思うが,エンジンかからない。キー回すとテレビはつくけど,エンジンは何にも反応がない。さてこんなときはJAF。しかしよりによってこういう時に限って携帯持っていない。財布には10円玉二つだけ。公衆電話探すがみつからない。仕方なく先ほど疑いの目を向けて来た店員さんに電話の在処を聞きにいく。そしてようやく電話。10円玉2個使って連絡つき、50分待ちとの回答。エー,それじゃモクレン終わっちゃうよ。
 これが山中ならどんな気持ちで待つのか。町中それも近所での緊急事態。不幸中の幸い。ふんだりけったり。

露天で本読めたら最高なのに

2010-11-04 17:34:02 | 感動
 小学生の関東大会。ホテル最上階には温泉露天風呂があった。一人静かにつかりたいところなんだけど、他のチームの子ども達がいて温泉で大はしゃぎ。その子達が露天風呂で「あー、ホタルだー!」今時こんな場所で蛍のわけないじゃんと思うのに、近くにいた大人も「ホタルみたいですよ。」なんて言うからホタル論は確定っぽくなって、「あー、いいもの見た。ドラマ見るよりずーっといいもの見れた!」なんて子どもは最高の体験を強調しながら上がっていった。部屋でドラマ見るからと先にあがった高学年の子達を指して、ちょっぴり優越感持ったみたい。ドヤドヤ子どもが上がって静かになった露天風呂で位置をずらしのんびり足を伸ばすと、ホタルの正体がわかった。それはホテルの看板を照らすライトに浮かび上がった羽虫。
 あの子達はこのままあれがホタルだと思い込むわけです。これでいいのかとも思うけど、「最高」な体験をそっとしておくのもいいと思う。バーチャル体験が日常にありふれているから、最高というほど最高を味わっていないようにも思われたしね。帰り際に「ホタルにしては少し大きいかな。」って一人の子が呟いていたから。
 その夜甲府で掘り出し物をゲットした。町の小さな書店で偶然手に取った本。これがおもしろい。ふーっとため息をつきながら読み進める。本の世界に引込まれているうち、翌日迎えることになっている大会から少々離れることができた。現実でない本の世界の中で心が動いているという現実。バーチャルであれ、感動は本物。