バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

つるかめ算にとりくむ

2014-07-01 15:27:44 | バネ
 小学生につるかめ算を教える。
 解き方になじむと、これって「つるかめ」で解けるよとヒント出したり、子ども達が「これはつるかめ」ですねと言ってくるようになる。

 鶴と亀合わせて10匹で足は24本です。それぞれ何匹(羽)いますか?というパターン問題。 設問読んでも「さっぱりわかりません」とわからなすぎてニコニコしている子。何となくわかりそうと言ってモヤッとしている子。自力でサクサク解く子。もちろん簡単な数なら適当に当てはめて正解出せるけど、分数や小数が入ったり平均が絡んでくるとそう簡単にはいかない。
 家族に質問するとたいていはこうなる。「こんなのX使って解けば簡単でしょ。」ここがミソです。小学生は方程式は使いません。方程式を使わないで説明してというと「そんなのわかるか!」となる。

 面積図で説明する方法があるけど、バネは表を作ってトレード法で説明。
 どんな子も数回練習すればトレード法で解けるようになる。
 そうやって小学生の時バネでつるかめ算やって中学生になった子。
 連立方程式にとりくんでいるので、「これってつるかめ算だよね」と言うと「へー、そうなんだ!」「ところでつるかめ算って何だっけ?」

 方程式は便利。でも方程式で解き始めると頭の芯で考えなくなるんだよね。式立てたらあとは機械的に解いちゃうみたいな感じで。こういう状態の子は場合の数や確率で頭の芯まで指令が行かなくて、手こずるんだよね。