バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

明日から出雲へ出発

2008-08-30 13:15:46 | Badminton
久しぶりに川間ジュニアの練習に出た。
まさにホームグランド。なんか落ち着く時間。
明日は県大会なので、出席率もいい。
以前は、天井の高さに慣れさせようと、大会の前は大きい体育館を借りて練習したが、そんな付け焼き刃はすぐぼろが出てしまった。日頃からの繰り返しがないと結果には結びつかないのはわかっているけど、つい試合の前日は小細工に走りたくなる。だから今日は特別なことは何もしなかった。むしろ練習ペースを少し落とした。
明日の県大会から、冬の全国大会へむけてのレースが始まる。小学生、休む暇ないね。おつかれさん。


続きは見たいような、見たくないような

2008-08-29 12:10:48 | ライフスタイル
 嵐の前の静けさといったところなのか。
 昨晩、野田市にも土砂崩れ警報が発令されていたが、今は雨は上がり、蝉が鳴いている。
 何となく不安な夜を過ごし、さらにこれまでの夏の疲れが一気に出たのか朝から調子が悪く、朝方いつまでも疲れる夢を見ていた。
 観客席がない薄暗いぎゅうずめの体育館で娘の試合を見ていた。途中ガットが何度か切れ、細かいアクシデントがあり、思いのほか長い試合となってしまった。いつのまにか試合しているのは自分に変わっていた。そしてコート内に太い石の柱がそびえていて、それをよけながら打ち合うという、なんともはねつき的な試合展開に変わっていた。それがその日の最後の試合で、終了と同時にあたふたと皆で荷物をまとめ大急ぎで出口に向かった。出口は大混雑し、少しずつしか前へ進まない。外は土砂降りらしく、人混みで蒸れ足場は悪く最悪状態。ぎゅーぎゅー人に押されるうち、みんなとはぐれ、知らない人の中でもみくちゃになりながら流されていた。すると突然、今まですしずめ状態だった空間は電車内に変わり、なぜかその電車が後ろに走り始めた。「ただ今出口が混雑していますから、少々お待ち下さい」と粘っこい声の車内アナウンスが入る。「何で後ろに進むの!」と聞き慣れたMさんの声が斜め後ろでするから、みんなそのあたりにいるんだなとわかる。右手でバッグと一緒に持っていたシューズが、手から離れ落ちた。電車は少し、ほんの少し前進する。両脇の人は電車の椅子に座り、うつむいている。髪の長い女の人は、バッグから手鏡だして化粧をチェックしている。重心が後ろにいっているから、車両後方は人に潰されて悲惨な状態なんだろうなと思う。少し進んでは、長いことじっと動かない。もうこうなったら人にもたれていよう。そのうち何とかなるからと思い始める。
 人間の心理はおもしろいもので、もうどうでもいいと思い始めたら、少し前へ進むとプラスの波が体に流れるのがわかる。前へ進む次の機会を体が心待ちしている。
 その時ポケットから電話の音が響き、全員の迷惑そうな視線が注がれる。音はどんどん大きくなり、出口につかずして、この車内から私だけ解放された。
 ニュースでは洪水の被害を流し、今後も注意が必要と呼びかけ続けているが、外は夏の日差しが戻り、蝉は一層元気よく鳴いている。本当に嵐の前の静けさなのか。





受験勉強の意義

2008-08-28 09:44:14 | バネ
 夏期講習終盤。
 今年から中3生用にも受験カードを作った。とりあえずできている数学の一部を渡す。
 できれば5科作成したいが、相当追い込まないと作れない。間に合わせるには”母さんが夜なべをして”がんばる、の世界です。
 小学生も進み具合からいって、そろそろ渡せそう。順調に進んでいる年は夏休み中盤で渡すが、遅いときは11月、まさに受験直前。今年は順調な方に入るね。
 夏休みに入る前にバネに来た子が、夏期講習途中脳みそが開花していくのがわかった。外から刺激が加わり、ホッカイロの化学反応がはじまり発熱しだしたって感じかな。反応終了して、時間が経ったら冷たくなってしまうのは困るけど、発熱をきっかけに今後は自家発電でいけそう。
 6年生じゃこれは理解できないだろうから、オーソドックス安全パイな解き方だけ説明しておこうと思い、スペシャル解法に触れないできたが、案外理解できるかもしれないと思い、少し触れてみた。すると意外に食いつきがいい。解き方を説明しているうちに目が輝く子がいた。だから、これもあり、と説明した上で別解をそえることにした。
 小学生のうちから受験勉強させるなんてという意見はあるでしょうが、勉強は決して無駄にはならない。11歳、12歳の時期に、反復努力する、勉強法を工夫する、時間をやりくりする。こんな体験しないよりした方がいい。
 私は残念ながら、小学生から高校生まで、学習塾で学んだことがない。一度だけ、中3の夏休み夏期講習10日間程通ったが、ムダであると判断し、やめた。だから自分の中に塾のモデルはない。あるとしたら、あの10日間の徒労感を、子ども達に味あわせないようにと工夫するのみです。
 教えの自己満足になってはいないか、反復、徹底はできているか、基礎を固めているか。そして本人のやる気を刺激できているか。
 先日小学生に作文書いてもらったら、話の流れの中に「勉強が少し出来るようになって楽しくなってきた」という表現が含まれていた。こう言われちゃ、頑張ってカード作ります、夜なべしてでも。


学習能力高い犬

2008-08-27 10:18:49 | 川上犬
 そろそろ危ないかなと思っていたら、やっぱり、バンの顔にダニが付いていた。永遠に効く薬はないしあってはいけない、とお医者さんはよく言うけど、この場合、将来的にダニが体に必要になることはないのだから、1回で一生何とかして欲しい!と思いながら、「よっしゃーやるか!」と気合い入れ直し、薬を付けることにした。
 前回同様疑似散歩でおびき寄せ、バンが集中力欠いたところでチャチャッとやってしまう作戦でいたが、バンに2度目はなかった。
 まったく前回と同じがいけなかったのかもしれない。準備段階でバンは状況を察知し、散歩用リードにつながれたまま必死で逃げようとする。もう、バンったら学習能力高すぎ!もうこうなったら、まともに薬つけることできない。医者で買うと1600円いくらした薬だけど、上のランクのものがネットまとめ買いで1000円ちょっとでお得に買えた。とはいえ、それでも安くない薬の封は切ってしまった。さぁどうする。
 意地悪するわけじゃないのに、抵抗するバンを見ているうち、私が切れてしまった。そして本気で怒ったら、バンはフリーズしてしまった。ヒーヒー泣くものの、動かないから、難なく薬を付けることができた。なーんだ、今までなめられてたんだ。今後はこの手でいこう。
 調度その時、主人の忘れ物を取りにやってきたPーさん。
 P-=薬 という関係式がバンの中にインプットされたことでしょう。

高速バス搭乗記

2008-08-26 22:53:37 | ライフスタイル
 先日初体験の深夜バス。
 長旅なので、数千円上乗せして3列シートの独立型を選んだ。
 席は、予約最後の方だったので、選ぶ状況ではなく、残っていたのは真ん中の真ん中。まさにど真ん中。で隣はトイレに降りる階段。
 最初は、隣がトイレだからラッキーくらいに思っていたら・・・。
 新宿発22:50。福井訛りのおじさん以上おじいさん以下の副運転手さんのアナウンスが手短にあり、「ではお休み下さい」の最後の一言で車内の電気は一斉に消え、真っ暗。隣のトイレに降りる通路だけがコウコウと明るい。全てのカーテンというカーテンがきっちり閉められていて、前も見えないので、どこを走っているか皆目わからないが、新宿駅を出てからずいぶんな長いことダラダラ走った。ようやく加速し、グールグルと大きなカーブを廻るから、やっとインターチェンジ到達かなと思う。と思うというのは全く外の様子がわからず、移動距離と時間で想像するしかない。隣の席の若いお姉さんはしきりに携帯いじっていたけど、そのうち業務連絡終了して、カーテンちょこっと自分サイズに開けて外見ながら寝ていた。もう少し開けてくれればうちだって見えるのにー。
 真っ暗だから寝るしかないんだけど、とにかく揺れる。席が揺れるというより、椅子ごと揺れる。位置が悪いのかな。ど真ん中で隣がトイレに降りる階段で空洞になっているという構造の問題だったのか、特に揺れる席にように思う。だってみんな寝ているもの。シートは大きすぎて、体がズリズリしてしまい、結局シート丈の半分程度にこんにゃくに状になって座っていた。みんな寝ているし、外見えないし、やることないからトイレに行ってみる。せっまーい。腹出た人じゃドアに挟まりレスキューになっちゃうよ。それでもやることないから、2回トイレに行く。
 隣のオヤジのいびきうるさくて眠れないことあるって脅されていたから、乗る前にイアーウィスパー買っておいたのを思い出し、耳にグリグリねじ込む。振動音は消えたけど、揺れは消えない。途中運転手が休憩と交代のためサービスエリアに10分くらい2度止まる。その間、揺れが収まるから少し眠れる。何も外が見えないで移動するというのはストレス溜まるよ。誘拐された人が目隠しして移動するようなもんです。それでも行き先わかっているから不安はないけど。今上り坂だなとか、今車線変えてるからジャンクションかななんて想像を働かせているうち、朝5時になる。もうこうなったら貫徹ダイ!
 とその時いいことを思いついた。乗る前から、どうすんだーと思っていた疑問は、顔ですよ。新宿でバスに乗る直前までこじゃれた店でかるーく飲んでいたから、化粧いつ落とすかがまず疑問。さらに落とした化粧をいつどこでもとに戻すかが問題。同行のKさんは化粧は落とさないで寝る。もう一人のMさんは、福井着いたらその日泊まるホテルに荷物預けたときに洗面所で化粧する。そんなシティホテルじゃあるまいし、ロビーに洗面所ないと思うんだけど。私の案は、駅近くのサウナに行き、少しばかり休憩する。「そんな時間あるわけないじゃん!」と二人は一喝。暇だからそのあたりのことを考えていたら、それら全てをクリアするグッアイディァが貫徹の頭に浮かんだのです。
 その日予約しているホテルには、別に子供らが前日から宿泊しているのです。「そうだ子ども達の部屋に行き身支度整え、ついでに少しばかり部屋でくつろいで時間を潰してしまおう」
 おばさん根性で図々しくフロントで交渉すると、中国訛りのスタッフは何となく理解したようなしないような感じで、「いいですよ」と。これで顔の問題はクリアー。めでたしめでたし。
 ということで、バスはどうだったかというと、結論はもう勘弁です。10年前なら貫徹でも大丈夫だけど、昼間吐きそうになる程具合悪くなって、これは体にこたえます。
 今度は福井くらいなら、気ままに車で行こう、一人で。




全中あれこれ

2008-08-26 08:39:49 | Badminton
 全中終わりました。
 団体、個人ダブルス3位という結果で。
 見慣れているから幼く見えるのか、まわりの中学生が大人びて見えました。
 田舎から出てきた集団就職チーム的な鈍くささが、またこのチームの良さです。この子達が都会で一旗揚げるには、もう少し歯を食いしばって辛抱が必要ということみたいです。
 なにはともあれ、天災に襲われることなく無事帰ることができたのが何よりです。帰路大雨で新幹線止まった様ですが、私たちが帰るときは何もなかったように嵐が過ぎたあとでした。
 さて会場での出来事。
 手すりにかぶりついて応援すると、隣に対戦チームグループが陣取りました。応援の数では先方が負けていることから、黄色い声が出せる子どもを前に出し、「声出せ」と両親が子どもにハッパかけていました。
 姉の応援に一家で来たのかな?
 隣にいた妹らしき幼稚園児くらいの小さな女の子が、よく通る声で応援するのです。それも「イッポン」とか「ストップー」といったおきまり用語でなく、「肩の力抜いて、リラックスしてー」などと心の入った文章で声張り上げていました。
 2ゲーム目にはいると、自分のチームの応援より、その女の子の応援に寄り添いたくなる程けなげで。終盤、姉の敗色濃くなってくると「これじゃ、一からやり直しだな」とはき出すように言うのです。
 話を聞くと1年生とのこと。バドミントンはやっていないそうです。
 バドミントンやったら強くなると思うよ、と言ったら、「うん、バドミントンやるよ」ってものおじしないで答えてきました。
 ビデオ撮りも。同じ試合を撮っているいるということは対戦相手の関係者である場合が多い。最終試合だったので、館内の人が少なくなり、コートから離れているビデオコーナーは無言で撮影する関係者だけの重い空気が流れていたその時。まだ2ゲーム入ったばかりのところで、隣で撮っていた相手チームの関係者がビデオ片付けすっといなくなりました。重さを避けたのか、私に気遣いしたのか。やられたなと思いました。余裕なかったね。
 数日前まであんなに暑かったのに、全中が終わるとともに夏が終わったかのような涼しい朝です。


夜行は演歌の世界

2008-08-22 13:51:31 | ライフスタイル
まだ独身だった頃のこと。
何かの用事で実家に行った帰り。
できるだけ長い時間を実家で過ごし、最終列車ででひとり暮らしのアパートに戻った。
実家を出たのが夜7時頃。こんな時間の別所線上りには他に客はなく、別所温泉から上田に着くまで一人だったように記憶する。
田んぼの中をゴトゴト電車は進み、裸電球に照らし出され、暗闇の中にポッと浮かび上がっている無人駅を通過するとまたしばらく闇を走る。田んぼに映る街灯の明かりが後ろへ下がっていく。
「千と千尋」は別所温泉の旅館がモチーフになったという話があるが、顔なしと夕闇の電車に乗るシーンはまさにこの風景です。
無言のまま上田につき、そして特急に乗り、ひとり暮らしのアパートに戻ったときのわびしさ。二度とこんな時間に実家から戻る設定はやめようと思いました。
それから何年も経ち、石川県の大会の帰り、野田ジュニア一行と別れ実家に立ち寄るためと直江津から長野行きの在来線に乗った。電車事故で途中の接続が遅れ予定より遅い時間になってしまった。人影まばらな電車が闇を走る。車窓に映るのは疲れた自分の顔だけ。
大会会場から半袖ハーフパンツのままで乗ってしまい,効き過ぎる冷房に身の心も冷え切った車内。
この時も夜の知らない土地のわびしい電車はイヤだと思った。

今回初めて深夜バスに乗る。
どんな感じなんだろう。


草のリサイクルシステム

2008-08-21 14:20:49 | ライフスタイル
草はどんどん育つ。
土の栄養惜しみなく吸収し、大陽の恵みを受け,自由きままに夏を謳歌した草ども。
そういつまでも好き勝手にさせておくわけにはいかない。
一念発起して1日半かけて、うちから立ち退いてもらうことにした。
もう十分青春を謳歌し,中年期を過ぎたのか、意外と足下の力は弱く,引っ張るとくたびれた根がバサッとぬけてきた。
土がどばっとついてくると処理が面倒だが,ブッツンブッツンと取れる。
野田市は雑草や選定枝を無料で回収し,堆肥化して農家に配布するシステムがある。
取った草は根の土をはらい、ひもで束ね、あるいは袋に入れ,玄関前においておけば回収してもらえる。
格闘の結果、大がかえサイズの束が9、袋が2、剪定枝1束なり。
これだけの量だと2度に分けて申請するよう言われるが、盆あけだったために依頼が少なかったのか,すんなり,しかも申し込んだ翌日に全て回収してもらえた。
積み上げられた雑草の束が回収され,つい数日前までに庭を一面に覆っていた厄介者がすっかり消え,何もかもなかったことにできるこのシステム。
家にある不要品を惜しみなく捨てた場合,家はすっきりしても、ゴミを増やしてしまった罪悪感が伴うが、雑草の場合リサイクルされると思うから晴れ晴れした気持ちでいられる。なんとすばらしいシステム。
次ぎはこんなにためないようにしよう。といつも思う。

文章化すると思考が整理される

2008-08-20 22:09:02 | Badminton
本日の朝練。
参加希望者に、何を練習したいのか、どうしてそう考えるのかを、前の日にノートにまとめておくように伝えておいた。
皆それなりに書いてきました。
文字にすることが大切。自分の考えが整理され、思考が深まり、目的がはっきりする。
だからといって、全員の希望通りの練習を個別に入れるわけではなく、結局は全体練習なんだけど、自分は何をやりたいのかを文章にするのが、とにかく大事なんです。
だから、わたしの方からもきちんと説明しました。
今日の練習は皆の希望となぜ違うのか、どうしてこの内容なのか。
納得したのか、理解したのかよくわからないけど、自分の考えをまとめるためにも言葉にして説明する。
明日は同じ練習を繰り返そう。

宿題にも仕掛けあり

2008-08-19 07:27:22 | バネ
 数日休みを入れたあとの、夏期講習。
 小学生には休み中の宿題としてプリント7枚出しておいた。
 プリントの順番にちょっと仕掛けをしておいた。
 たいていは1枚目、1問目からやるでしょう。
 1枚目は5年生の知識があればできる総合応用問題中レベル。
 わざと少し難しめから入る。
 特別な公式はない。頭を柔らかくして、知識総動員して解くことになる。
 2枚目は、1枚目より少し易しい。
 途中に、授業復習内容が入り(これは息抜き用)、もう一度1枚目より難しい知識総動員問題。そして最後に単純計算2枚。
 最初に難しい問題がきていると、気持ちが砕けて全て投げ出してしまう場合がある。わからないからといって投げ出さない我慢と、わからない問題はとばす勇気が必要。できる問題を拾う練習も兼ねていた。
 「全然わかりませんでした」と言った子のプリントをも見ると計算以外ほとんど白紙。授業でやった公式に入れるだけの問題も含まれているのに、いくつかの難しい問題にノックアウトされちゃったんだな。しかし、他は全員なんとか格闘してきて、ほぼ答えが埋まっていた。採点すると、思いのほか結構合っている。頑張ったね、皆さん。父母の援助入りかな?お盆休みは大変でしたね。
 そして国、数のモギテストしていみると、全体的に得点が上がっていた。今の時期としては仕上がりまぁまぁといったところ。夏休み残りの数回は図形で攻めます。





10年ひとむかし

2008-08-18 09:30:35 | Badminton
 先日の中学生の関東大会で、懐かしい人にあいました。
 千葉県の観客席に荷物を置きに行き、他の保護者と話をしていると、ニコニコしている人が左の視界にチラチラ入ってきます。話を終えるのを待って、スッと視界正面に入ってきたのは、なんと9期卒業生の親子三代でした。お母さん、OG、そして8ヶ月の息子さん。
応援に駆けつけてくれたのです。
 近くに来たついでにかと思ったら、わざわざ来られたのでした。
 卒業生の方は、高校卒業後しばらく川間ジュニアでコーチしてもらっていました。今中3の子達が1.2年生の頃かな。お楽しみ会では頭にジョーロ乗せてコントしてくれたコーチです。いつまでも高校生みたいで、お母さんになってもあのときのまま、ママです。そんなのほほんとした娘さんとは対照的(?)なくらいモーレツダッシュなお母さんは、今もそのままでした。自宅前の畑にサツマイモを育て、部員全員でお邪魔して収穫体験させてもらいました。もちろんそのまま家でバーベQです。明るい日差しのようなお母さんで、いつもどうぞどうぞと手を広げて子ども達全員を受け入れてくれたものです。

 しっかり、トーナメント表とタイムテーブルを家でプリントアウトして、さらには決勝までの色塗りして(柔道の石井選手のお父さんバリです)応援態勢万全で体育館入りです。当事者の私より詳しいんです。サスガ保護者OG。応援する本来のスタイルを思い出させてもらいました。
 ミスとサウナ状態の体育館だったので、こんななか8ヶ月の赤ちゃん大丈夫?と他人事ながら心配してしまいますが、全然泣かないんです。むずがることもなく、終始ニコニコしていました。
うちの娘もあんな時あったなぁ。やはりあのくらいときから体育館にいつも応援に連れて行ったけど、会場入るとすぐに保護者の誰かしらが相手してくれて、私の膝の上にいたことなかったです。飽きちゃうからと近くの動物園に連れて行ってもらったりしたことも。
 試合の合間は涼しいところで親子3代で休憩し、試合が始まるとしっかりコート近くに移動し、そうこうして最後の試合まで応援して頂きました。
「先生、こんど飲み会やるとき誘ってくださいね」って元気よく帰って行かれました。
いいねー。





電話で伝えられること

2008-08-17 07:23:51 | Badminton
ABC大会会場から、たびたび連絡がはいる。試合を終えた選手が報告してくる。
まわりがうるさいから声が大きくなるのかもしれないが、いつもより元気いい。
声はいろいろなことを伝えてくれる。
この子、あせってる。びびってる。そんなときは「勝たなくていいから、負けないように」と声をかける。最初はふざけて応対し、途中でまじめなアドバイアスに切り替えると、電話の向こうで背筋が伸びるのがわかる。
負け試合のあとは、声がしょんぼりしている。負けたあとのフォローは大事なんだけど、横に行くことができない。それはお母さんにお願いする。
全国大会なのに、指導者が寄り添わず、お母さんの引率で行ってもらいました。
選手集合所で、虎の巻を繰り返し読んでいるだなんて、けなげです。
来年は必ずついていこうと思う。


シェスタでオーレ

2008-08-16 06:44:44 | Badminton
 全中まであと数日。
 相変わらず暑い日々の練習で,皆疲れがピークなのではないか。
 だからシェスタの導入です。
 おとといは中学生たち,昨日は高校生たちが昼寝にやってきました。
 弁当を広げおしゃべりがいつまでも止まらないから、早く寝るよう促す。

 シェスタといえばスペイン。
 昼から夕方4時までみんな昼寝タイムになってしまうので,旅行者は要注意なんです。インフォメーションも銀行もシェスタ。ホテル探せない,両替できない,水買えない。暑いんだから休むんだ、なるほど、と思いましたが,地球温暖化の今,あのときのスペインの昼間より今の野田の昼間ずっと暑いと思う。
 4時を過ぎると街はざわざわし始め、それから第二ラウンドが始まる。いつまでも子供たちは路上で遊んでいる。夏は昼が長いから,夜9時でも外で小学生たちがケンケンパやっている。暑い時間は休み、夜は遅くまでがやがやしている。自堕落な国民だなと思うが、そうではない。朝は意外に早く,6時には完全に街は仕事モードになる。バイクがバリバリ走り焼きたてパン(これがまずい)売りが声張り上げている。
 この暑さではシェスタは理にかなっています。涼しい時間がんばる。昼間は休む。
 みんなも朝から夜までじゃ効率悪いよ。暑い時間はやすもう。できることならね、オーレ!




ABC大会出発

2008-08-15 07:59:48 | Badminton
 ABC大会前日の朝練。
 6年の出場選手は全日本ジュニア新人の部予選会に出場しているので、4年の部2人と1年生一人を中心に、最終調整練習する。
 最後に、選手が出発前のあいさつと、他の選手によるエールをと思い向かい合って並ぶが、全員もじもじ君になってしまった。友達同士でのおしゃべりは得意だけど、みんなの前で「おはなし」ができない。よくあることです。小学生、中学生はいつまでたっても横の人をつんつんしているだけで、誰一人前に出ないなんてこと。そして一人が話し出すと、みな同じことを繰り返すなんてこと。
 代表選手、さぁだれが最初にやるの? 6年生いないだけにリーダーシップは誰が、と思ってみていると、やはり女性上位でした。一方送る側のエールは、恥ずかしい100%指名されちゃった君と俺が指名されなくて良かった的な傍観者君達。ジャニーズみたいに大勢なら何とかなるけど、一人一人は誰だかわからない状態になっちゃうよ。こんな時テツがいれば、と4年生をあてにしたくなっちゃいます。
 今日から熊本に向け出発した選手達。元気よく、とにかく元気よくがんばろう!



みどりの窓口

2008-08-14 16:22:20 | ライフスタイル
 JRのチケットをちょっと大量に買う。
 いつもならえきねっとで申し込んで券売機で発券するところだけど、これだと発券済みのものを変更する際結構面倒なことと、全員分がカート決済になることから、合宿をのぞきに行ったついでにJRの窓口で買うことにした。ビュープラザなら、結構細かい要求にこたえてくれるし、涼しいところで椅子にかけて待っていられる。行き当たりばったり行った合宿会場の近くのJRの駅はこぢんまりしていた。ビュープラザなんかない。多少道が混んでも上尾か大宮あたりまで行けば良かったかなと思いながら、昔ながらの、たった一つの窓口で買うことにした。
 結構複雑な組み合わせ。往復、片道、乗車券区間、学割、一般、のりつぎ。条件ごとにそれぞれに用紙に記入していると、窓口には仕事を待ちかまえているおじさん2名。書き終えると、さぁ仕事だと身を乗り出してきたが、学割の用紙を出した時点で二人でザワザワしだした。これは面倒だという空気がおじさん達に漂った。
 申込み内容の確認を一度もとることなく、指定席発券操作に入った。ビュープラザなら「お客様○○まで何名様ですね。」などと確認してくれる。これだからみどりの窓口は避けたかった。アバウトな記入では安心して買うことができないことになる。
 おじさんはぎこちなさそうに端末を一つ一つ押しつけるようにキー操作している。本来一人でチャッチャとやるようなことを、二人でポツポツとキー押しながら、イソイソと働いている。大丈夫かな。間違わないかな。待っている間に、ざっと金額を暗算しておく。「席ないねー。この時間じゃなきゃだめ?だめなんでしょ?」と一方的に、独り言のようにキーおじさんが言う。家で空席確認してあるから、席ないってことないはずなんだけど、「席離れてもいいですから」と変更には屈せず。
 窓口の中は涼しいのでしょう。小窓からひんやりした風が吹いてくるけど、外は暑いのなんの。改札通路に蝉がいて、ジリジリ鳴くから一層暑い。そうこうしている間にも何本か列車が到着し、ザワザワと乗客が降り、そしてまたしばらく誰もいなくなり、そんなことを繰り返して、ようやく行きのチケットが発券できた様子。さりげなく時計を見るとゆうに30分は過ぎていた。まだまだこの倍以上の作業がある。車を駐車場に入れておいて良かったと思う。
 その時ふっと足下にゴキブリがいるのに気がついた。もそもそ動いている。暑さで方向を見失ったのか、こちらの足下に少しずつ近づいてくる。まわりを見回すと誰もいない。相変わらず窓口の中の大変そうなおじさん二人と、足下にゴキブリを置いている私だけ。騒ぐ気にはなれず、足を動かしながら近くに来ないように追い払っていると、「そこ蚊いるんだよね。暑くてすみませんね。」キーおじさんが、チケットをさばきながら気遣いの言葉をかけてきた。蚊でなくてゴキブリなんだけどとは言わず、ゆったりした気持ちで待つことにした。
 ようやく後半の作業の終わりが見えた頃、後ろに人が並び始めた。最後に全てのチケットの確認を一緒にすることになった。手早くチャカチャカやられるとこの場合困ってしまうが、ゆっくり丁寧に互いに確認しあえたので非常に安心した。後ろで待っている人のことが気がかりで気がそぞろになるが、おじさんは最後まで丁寧だった。チケットの仕分けや領収書の手配まで手を抜かず、全ての作業を終えたとき、何やら共に達成感を味わった。「暑い中、長い間すみませんでした」と、当たり前かもしれないけど、若いお兄ちゃんなら言ったかなー。
 次のお客さんは、「大宮から那須塩原までの指定を」というと端末をさっと操作したおじさんは「満席ですね」。さっきまでとは別人のように反応が早い。きっとなれている区間なんでしょう。
 あー、楽しかった。