バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

部活万歳

2022-07-27 16:05:31 | 学習教室バネ
バネの朝自習で小学生の夏休み読書感想文のお手伝いをするにあたり、各自が選んだ課題図書を借りて読む。
小学生の読み物だからたいした時間かけずに読破できる。
それに、自分では選ばない本を読む機会に恵まれるから、それはそれで楽しい。

子ども対象の物語良書は、「チャレンジ、克服、成長」が3点セットになり、大人だってワクワクしながら読み、主人公と共に達成感を得ることができる。
「読書感想文きらい」とか「何書いて良いかわからない」って子多いが、まずは「あーおもしろかった」とか「どきどきした」、「ほっとした」等と心が動けばそれで十分だと思う。
でもそこから一歩進んで、その気持ちを言葉にまとめることができれば更に思いは深まるから、そこで感想文書きましょうとなり、そもそも本読む機会を作るために宿題にするのです。
自分も小学生の時、そう理解して感想文書いていた訳ではない。
大人になってわかること多いね。

部活動はまさにこれ。
「チャレンジ、克服、成長」の3点セット。
大人になってわかる、その成果。

毎週通っている肩リハビリの担当に高校時代の部活を尋ねると、
「朝5時から夜10時まで、あんなにきついことはなかった。でもおもしろかった。」「実家帰るのはチームメイトに会うため」
日頃言葉少ない青年が、部活ネタを振ったら饒舌に話してくれた。

インハイTVでバドミントンを観戦した。
ここにもいるよ。青春ど真ん中が。

プップー

2022-07-15 14:36:03 | Badminton
先日夫の部活動の卒業生達が集まった。家族連れの人もあり、総勢150名くらいだっただろうか。
懐かしい人との再会に、想い出は一気に35年遡る。
お互いあの時は無我夢中だった、今以上に、と思う。

皆で現役生とバドミントンに興じ、懐かしい映像を鑑賞し、来年の再会を誓い散会となった。
コロナ禍もあり、その後全員で懇親会というわけにはいかず、実行委員の労をねぎらいつつ初期の卒業生を中心に簡単な食事会をした。

さてこの会が終わり「先生、ご自宅までお送りしますよ」
と店の駐車場に車が用意され(私が右手負傷中にて運転できないこともあり)さて帰ろうという時、わらわらと店内からOBが出てきた。
そして出発する車の両脇に立ち並んだ。まるで花道を作るかのように。
その様子にピンときた夫は、クラクションを鳴らす。
「プップップ プップー」
すかさずOBが声を合わせて、
「プップー!」

「なつかしいー」
「久しぶりにこれをやりたかったー」
等と口々にいう声が開け放した車の窓から拾えた。

鮮やかにあの時が蘇る。
東川口でそして船形で過ごした日々。
はっきり言って、あの頃の生活はめちゃくちゃだった。でも今こうして穏やかに振り返ることができ、彼らがそれを懐かしんでいることが伝わり、あの時はあれでよかったんだとそんな思いが染みていく。

さて、彼らは久しぶりに声を合わせ何を味わったのだろうか。
高校時代、部活動が終わり、先生の車を見送り、車がその先のカーブを曲がるのを見届けた瞬間に訪れた、彼らだけの時間。
その開放感も共にフラッシュバックしたのだろうか。