バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

見守る大きさ

2010-08-21 07:15:15 | ライフスタイル
 高校生の夏期合宿を終え,ちょっと気を許したために小麦色の足になって帰って来た。少し足が細く見えるんじゃない?ってことで、まぁいいっか、って言いたいところなんだけど、なんだか農作業焼けに見える。
 さてそんな翌朝から夏期講習に突入。朝から夜までコースだから頭もつかなーって少し不安あったけど,今年は意外とOK。昨年はOFF後の授業は漢字がすぐに書けなかったり,暗算がサクサクできないなどで、授業前にリハビリが必要だった。今年はちょっと違うね。それはOFF時も問題集片手でいたからだね。
 合宿中は実家に滞在していたから、問題集との格闘はまるでウン十年前の受験勉強と同じ状況再現。当時の部屋で同じように勉強もどきをしていた。たまに会ったから話しまくりの母なのに,格闘中はそういえば静かだった。そしてあることに気づいた。
 「勉強しろ」と母から言われた記憶はない。だから勉強に関しては無関心な親だと思っていた。が、実はそうではなかった。
 集中しているときは話しかけない。それが最大の協力だったということです。父に対しても同じ。絵を描き始めると殺気立っていたから、その集中が終わるまで母はじっと待っていた。こういう中で育てられた価値が今わかるなんて。そういえば「早くしなさい」って言われた記憶もない。
 もう一度子育てやり直すか、って無理なんで、孫育てにかけるしかない。

食事考

2010-08-15 18:54:34 | Badminton
 ブログ始めてどれだけ経つか定かでないんだけど、3年目くらいかな?
 これやっていておもしろいのは、「あの記事よかったよ。」などと感想が寄せられること 「ほらあの○○の話しよ」、などと切り出されるのはバドネタだったり、バンだったり、バネだったり。たいていは共感を覚えたときに「よかった」となるみたいです。書いている自分が、へーって思う視点で共感されることもあり、人それぞれであることがまたおもいしろいですね。
 それぞれの価値観、思考回路っていうのは食生活が大きくかかわっている、と私は考えております。思考だなんていうと話しが大きくなってしまうけど、ちょっとしたものの考え方、感じ方。だから家族はできるだけ同じものを食べたほうがいいと思っております。夫と娘に持たせたお弁当の残りを昼に食べる。すると夕食に自分が食べたいと思うものを作ると、たいてい夫も「俺、今晩これ食べたかったんだよー」となるのです。こんな些細な一致の繰り返しが、家族を家族にしていると思います。
 女優のなんとかという人が、食生活をオーガニックに変えたら気持ちが穏やかになったと言っていたけど、食事は精神にも影響をおよぼすということなのです。
 一緒に何かをやっていて感動を共有できるかというと、なかなかそれは難しくて、特にバドミントンみたいな個人競技だとそれぞれの思惑がビミョ一にずれていたりするでしょ。
 高校生たちよ、長野合宿期間の数日だけでも、チームメイトと同じもの同じだけ食って、食って食いまくってもらいたい。とどめはみんなで激辛カレーといきますか。

大会に関係なくもう一度行きたい土地

2010-08-14 23:29:33 | Badminton
 小学生のABC大会が熊本で行われています。
 「今どこですか?」なんて熊本にいる元下宿人から会場のどこにいるのか確認する電話来たけど、残念ながら今野田です。
 ABC大会は第2回から全て参加したけど,熊本大会になってからは一度も行っていません。お盆で九州でしょ。やっぱりちょっとやそっとじゃ行かれない。
 小学生の全国大会行くときはこれでもかってくらい準備周到で行きます。まずホテル探しは半年前には始めて、条件最高と思われるものをゲット。会場や駅からのアクセス、食事、洗濯、そして何より大浴場があるかどうか、and価格との折り合い。会場近くで練習場所の確保。これがかなり大変です。地元チーム練習に参加させてもらったり,地元の高校にチャッカリお邪魔しちゃったり。体育館を予約したり。電話で予約OKなんてまずないから、なんとかして現地に申し込みにいかなければならないのです。それを地元の人にお願いしてやってもらったり。でもたまーに、いろいろあたると案外電話予約できるところがあるんです。こんなことにあーでもない、こーでもないと時間費やさないといけない。
 若葉カップみたいに固定開催だと,2年目以降は土地の様子がわかって準備も簡易になるっていうもんです。
 いくつか行ったABC大会で最も印象に残ったのは石川県美川町大会。海岸まで散歩すると、何もない海岸に「美川県一の町」と書かれた看板がニョキッと立っていた。そこでの民泊。練習会場確保、洗濯、買い物、移動。こういった全てが、民泊受けいれ家庭やチームで準備されていて、もちろん地元の皆さんから応援までしてもらって。駅での見送りはお互いの姿が見えなくなるまで手を振り合って。
 またあの駅前の、黒くて熱ーい銭湯に入ってみたーい。


沖縄の思い出

2010-08-13 06:57:07 | 感動
 おみやげっていうのはスーブニールっているように、自分の思い出の品。
 あれいいな、なんてちょっと心にひっかかりながら買わなかったりすると、それを買うために再訪するなんでことが度々あると、さすがに学習します。
 まず国際通りをさっと一通り歩く。良さそうな店を絞り込んだところでこの日は時間切れ。そして翌日はその店に直行。
 さて手に入れたものは,沖縄陶器「やちむん」ですよ。居酒屋ではどこでも素朴な味わいある取り皿出してくれるんだけど、これが欲しかった。その店には作者物が並んでいてどれも欲しいんだけど,その中で幾分薄めの無骨なものを家族分ゲット。
 この取り皿を使うために料理を作る。皿に合うように居酒屋風にする。そして皿を手に取るたびに、あの沖縄の夜を思い出す。そしてさらには、あの沖縄の土を思い出すのです。土砂降りの雨が降り,大会会場となった中学校の中庭に車を入れると、そこは赤茶色のぬかるみなのでした。靴についた泥を落とそうと思うけど,なかなか流れない。手でこすると,ねっとりとした粘土状の土でした。この土を思い出すと,なだらかな丘陵地帯に慰霊碑が点在してる光景を思い出し、少し切なくなります。そして沖縄の人の笑顔を思い出すのです。片笑いでない,満面の笑み。思わず同じ顔で笑ってしまうと,更にもっと笑ってくれる人達。なにしに行ったんだか。試合の話はどーしたー、って言われそう。
 毎夜沖縄を思い出しながら使う皿。絶対に割らないようにと家族に念押し。今思うと,3枚とも違う柄にすれば良かったかな。

ドックフード大作戦

2010-08-12 23:24:39 | 川上犬
 先日負傷していたバンの瞳。インターハイに出かけるまでにはなんとか完治させようとあの手この手の目薬奮闘作戦でがんばったが、カーン時間切れなのでした。完治せぬまま沖縄の人となり、戻ってすぐに長野の人を2回繰り返し、ドタバタの日々を過ごし、あ、そういえばバンの目?とまぶたを引き上げてじっくり観察すると、目の充血はなくなり完治しておりました。この猛暑の中で自然治癒したのですね。たいしたものです。また以前のピカピカお目目に戻り,「サンポ行こ」って見上げてくるからかわいいもんです。ただほんの少し後遺症が。目の回りをなでているとうっとりしているのに,突然目薬攻撃の恐怖を思い出し、ワーッと逃げようとするいたいけなバン。
 次ぎなる課題はフィラリアの薬を無事食していただくことです。先月は缶詰フードと混ぜて難なくクリアしたけど、今や暑さでまともにフード食べないから、よっぽど上手に混ぜてごまかさないとだめでしょう。一度気づくともう二度と口に入れなくなるから、ここは慎重に、実に慎重に作戦を練り,明日実行あるのみ。
  
 

ゲゲゲで思い出したこと

2010-08-12 15:46:34 | ライフスタイル
 7月下旬から,今日って何曜日?って何回聞いただろうか。曜日がわからなくなると困るのは,ゴミ出し。あっと気づくと週1回の不燃ゴミの制限時間過ぎていたり、もっと悪いのは月1のリサイクルの日をやり過ごしてしまったこと。ゲゲゲの女房見ようと朝の時間調整してテレビの前にいても始まらない。そうか今日は日曜か,ってな感じ。
 ゲゲゲといえば、沖縄、長野と行脚しているうちに子どもが二人になり,小学生になり、どんどん家の中が立派になり、物が増えているではないですか。今朝部屋の中で見かけたあの花柄の魔法瓶とか保温だけの炊飯ジャー。同じのあったね、うちにも。あの手の家電(家電とは言わないかも)は壊れないから、まだ使えるのにもっと便利なものを手に入れてお蔵入りし、十年ほどした頃「これ使わないから捨てましょう」って末路を辿っている。ふるーい旅館行くと、あの花柄魔法瓶があったりする。
 今朝のゲゲゲでは、子どもがウソの作文書いた件が話題になっていたけど、あの気持ちよーくわかります。家族でお出かけが普通になり始めたあの頃、みんな夏休みに一度くらいはどこかでかけたみたい。でもうちは全くなかった。父親は自分の絵が優先で、家族サービスするなんて俗人のすることだから芸術家はそいういうことしないなどと都合のいいこと言って自分だけスケッチに出歩いていた。だから夏休みあけに「みんなどこ行ったかな?」なんて担任に聞かれるのが苦痛。行きもしない観光地行ったことにしたりして。それも父がスケッチ先で聞き覚えのある地名出したりするから、松原湖や車山高原などしか思いつかず、たぶん嘘だってばれていたんじゃない。どこも行くところないから学校のプールは皆勤。それも皆勤は学校中で兄と二人だけ。なんで先生はそんなこと声高に褒めるかなー。だから翌年はわざと兄と合わせてプール休んだりしたっけ。
 大人になればこんな子ども時代なんでもないことなんだけど、子どもの時はそんな家庭の事情のもと小さくなっていましたね。

沖縄行って来ました。

2010-08-03 09:24:35 | Badminton
 沖縄はやっぱり沖縄だった。
 ドーンと厚い雲に覆われた沖縄らしくない沖縄入りだったけど,後半は青い海と空。真っ白な雲。もっと何か気のきいた形容できればいいんだけど,ストレートな表現がそのもの感があって、これはこれでいい。
 景色や天気だけではなく,人情、価値観、ライフスタイル、それらが「なんくるないさー」的で、しみじみ平和を大切にしている土地なのでした。
 そこで行われたインターハイ。全国大会行くと「今日は何ですか?」なんてタクシーの運転手さんに聞かれたりするけど、沖縄インハイは違いましたよ。もう,どこへ行ってもインハイ歓迎態勢ばっちり。さて肝心の大会。
 いろいろ「えっ?」って思い、そのうち「そーなんだ」ってその感覚に慣れてきて「まー、いいんじゃない」って落ち着くから不思議。
 
 いろいろ収穫あったけど、7年前のABC大会民泊先でお世話になったNさんに再会できたこともその一つ。いつもどこかの大会でお会いできるかと思いながらなかなか実現しなかったけど、朝会場でバッタリ。快くご家庭に受け入れていただき、飛び入り参加のコーチも泊めてもらい,送迎、買い出しやら洗濯まで面倒見ていただいた方なのです。お宅に到着すると,玄関入口に模造紙に選手歓迎メッセージが張り出してあって、これぞ民泊!なのでした。そー、あれから7年ですか。いろいろゆっくり話したかったけど,応援や移動でバタバタして,次ぎは千葉国体で会いましょうということで別れました。バドミントンやっている限りはどこかで必ず会えるのです。