バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

こんな時にバウリンガルの出番か

2011-05-31 11:03:40 | 川上犬
 バンの散歩コースに犬社長の家がある。犬社長って言うのは我が家でネーミングして、我が家だけで通じているんだけど、この家は犬を番犬として数匹かっている。全部和犬のたぶん雑種。犬社長とはバンの散歩で知り合った。幼児の頃のバンと社長のうちの同世代の犬2匹は毎朝くんずほつれずして遊んだ仲。あれからバンはスクスク成長し、いつまでもふけることなく、落ち着くこともなく、相変わらずな毎日をすごしているけど、社長の家の犬は入れ替わりが激しい。当時の犬はしばらくいたけど、似たようなの犬の追加が繰り返され、今や完全に入れ替わった状態で常に数匹がキープされている。
 この犬達の前を通るとものすごく吠える。鎖の伸びる限界までビューンって飛び出して来るから、結構迫力ある。その中でもっとも体格よく、ボスと思われるのが最近変わってきた。バンに向かって牙出して吠えながらも、こちらを見てニッとする。次に会ったら、今度は目を細めて、「クーン、クーン」と鳴くようになった。
 今朝も前を通りかかると案の定一斉に犬が飛び出してきて牙むき出した。するとボスはクリルと振り向き、こちらに向かっている犬を威嚇し始めた。威嚇された犬はその場に固まり、ほどなく他の犬どもも静かになった。どうしたんだろう。しばらくそこに立ち様子をうかがう。ボスはこちらに背を向けたままだけど、耳は完全にこっちを向いている。オーイって呼びかけると、耳がピクって動く。
 帰りにまたその前を通った。一瞬みんなで吠えたけど、またすぐボスはくるりと振り向き威嚇し、一斉が静かになる。するとボスは鎖が伸びるギリギリまでこちらに近づき、目を細めて「くーん、くーん」ってやってきた。明日はジャーキー持っていこ。

 

最短距離がいつでも良いとは限らない

2011-05-31 07:59:14 | バネ
 バネの小学生に、家庭の都合もあるんだけど、数キロ先から自転車で通っている子がいる。土砂降りの日でも雨合羽着てやって来るから、偉いなーって思う。入口でカッパを脱ぎ、身支度を整え教室に入りホット一息。どのコースでやって来たのか質問した。車で通えばほんの数分の距離だけど、自転車で移動となるといろいろあるらしい。同じあたりから自転車で通っているI君にコースを確認したら、車で来るコースは上り坂があるからきつい。だから裏道に入って坂のないコースを選ぶとのこと。震災後のガソリン不足の時に自分でも自転車で移動してわかった。たしかにメインストリートを使う車コースでは一旦下がって上がる。要するに谷ありコース。この谷を避け、裏道をクネクネすると坂ないね。この小学生に裏道コースを教えようかと思ったけど、ちょっと複雑だし、いろいろ不安要素があるので、ここはやっぱりメインストリートを使う一般コースが良いということになった。しかしこのコースには歩道がないから車に気をつけないといけない。歩道付きコースは安全確実だけど、遠回りすぎるかな。
 そして勉強が始まった。単元は計算の工夫。計算は交換法則や結合法則を駆使すれば楽にできることがあるよと説明。正解にたどり着くにはいくつかのコースがある。どうせなら楽な方がいい。わざわざ遠回りすることないじゃん、と自転車コースの話とリンクさせるとニコニコして聞いていた。そこで工夫する計算方法をI君からとってIコースと名付けた。ほらこっちがIコースだよ。この解き方じゃ途中坂道あるよ。こんなアドバイスを入れると、軌道修正してIコースに進むことになる。しかし、しかしである。いつでもI
コースが良いとは限らない。そのコースには時として放し飼いの犬がいて追いかけられる危険もある。思い込みや見間違いといったケアレスミスが潜んでいるのです。
 この子は計算ミスを度々する。暗算が得意なので筆算を省略するけど、案外この暗算のミスが多いことが原因であると判明。それも問題番号しょっぱなの1(1)ほど間違える。こういうタイプの子は最初の1問は遠回りコースでやった方が良い。それは丁寧に筆算すること。途中式を省略しないできちんとノートに残すこと。1問解くのに時間かかりノートもすぐ一杯になってしまう。でも焦ったり、落ちつかないときは安全確実な遠回りコースがお勧めです。
 
 子どもの指導で気をつけたいのは、大人が結果までの道筋を太い一本線を引き最短距離を示してしまうこと。結果得るには手っ取り早いけど、放し飼いの犬をよけながら進んだり、坂道を登ったり、歩道がある道をゆったり進んだり、いろいろやらせておきたい。


おもしろいの追求

2011-05-30 09:34:44 | ライフスタイル
 『続』はおもしろくないことが多い。1作目は総力結集であり、試行錯誤であり、勢いがある。2作目となると、1作目の成功をなぞる感じで打算的になり、勢いがなくなる。まさに今回の制作がこんな感じだった。1回目の自画像に気を良くして、同フォルムで2作目に取りかかった。出来上がりのイメージを計算し、最初から仕上がりに最短距離で向かおうとした。それにより得た結論は「死に顔」だった。結局のところ勢いがない。だから完成品を全て壊し、最初から初めてのつもりで描き直した。こうやってどうにか完成にもっていったけど、やはり勢いは1作目には劣る。これじゃ、だめだ。
 コーヒーに凝って1ヶ月。豆の挽き方、入れ方を追求している。先日いれたら、「これおいしいよー。これ売れるよー。」って大げさに褒めてもらった。そして昨日同じ人にまた入れることになった。湯を沸かし準備していると、「あー、早く飲みたい」って先日と同じ味を待っている。ここで続の轍を踏むことにならないかとちょっと心配。期待が大きそうなだけに、がっかりさせたくはない。そんな気がかりから準備した今回の裏技は、前回と違ったことを一つ盛り込む。ほんの少しのサプライズを追加した。それは手作りのチョコパイ。焼きたてだけにまずいはずはない。「おかわりちょうだい」って前回と同じ展開で、「これ売れるよー」ってこれも前回と同じ反応。まずまずかな。
 コンスタントに同じものを提供できるのがプロなんだなと思う。素人はアイディアと勢いでごまかすってことかな。これはOBA48にも通ずる。



アドバイスの仕方、聞き方

2011-05-29 08:27:42 | Badminton
 早朝から絵を描き続け,ようやく仕上げ一歩手前まできた。しかし必要な色がない。最後の最後までチューブ絞り出したけど足りない。飛び出すように守谷まで買いにいく。その1本だけ買ってまさに走るようにして帰ってきた。そんなこんなで気づくと2時。以前だったら週末こういうまとまった時間とれなかったから,細切れに,かなりの間隔あけながらの制作だった。だけに今は描き過ぎに気をつけないといけない。おわりないものに時間をかけすぎると,終わらない。
 S大学の選手とT監督さんが来校されているとのことなので、これ以上描いても描き過ぎになりそうなのでそこそこで切り上げ、挽きたてコーヒーの差し入れに行くことにした。
 コーヒーを飲みながら、T監督の高校生へのアドバイスに耳を傾ける。なるほど、こういうときはこう言うんだ。自分には見えていないことがたくさん見えているのがわかる。選手の心のキャッチの仕方、アドバイスの仕方に感心する。ダメな点はグサリと言う。言われた本人は図星なのでギクリとする。そこまでは自分でもするでしょう。しかしその後が素晴らしい。選手の数年後にまで言及する。その未来は、その選手の今の持ち味と、その後の工夫と努力が最低条件として組み込まれた明るいものだった。小学生のときから見ているこの子、そこまで工夫と努力するかなーって思いながら聞いたけど、このアドバイスがきっかけで「そうだ俺には可能性がある」ってピグマリオン効果で本当に明るい未来になるかもしれない。こういう風に成長に導くアドバイスは素晴らしいと思った。ただその時見えた一筋の光をいつまでも追い続けるよう導くのは、いつも身近にいる指導者であり、何より本人なんだけどね。



テストはどうだったんだ?

2011-05-27 09:59:39 | バネ
 「明日テストなんで,バネ行っていいですか?」って高校生からメールが来た。「明日テストなのに今質問に来るなんて,ヤバくない?」って中学生が感想漏らす中、ニコニコしながら高1二人組がやってきた。とりあえず何が困っているんだか中学生の合間に確認に行くと、高校生二人組はツンツンしてニヤニヤしている。「先生、これ知ってる?」って言いながらノートを指差す先に書かれていた文字は『OBA48』。見たんだYouTubu。「あの髪型はなんすか?」って嬉しそう。君たちが卒業して、入れ替わるように同じような二人組が入ってきたから,先生にとっては一難去ってまた一難だよ、って言うと、「なんすか、それー。」結局テストはどうだったのでしょう。



先入観を流す時、覆す時

2011-05-27 07:11:46 | ライフスタイル
 長く通っていた歯医者を変えた。なんだかんだといろいろ時間がかかりちっとも治療が先に進まない。待合室ですれ違うのは高齢者ばかり。「高齢者って通っているところ変えないからね」という進言もあり、セカンドオピニオンを求めて移動してそのままそこに鞍替えした。ここはいい。活気がある。初診の先生は週1回しか来ていないということなので、そのまま週1通院となり今のところ2回通った。そして少しでも早く治療を進めたいとのことで、別の先生になるけど途中消毒に来て下さいということになった。消毒だけだから今日は5分程度で終わるだろうという先入観が本日の失敗のもとだったかもしれない。
 待合室から診察室は見えない。診察室に通されても個々のブースに入り、治療中は目にタオルかけられるので2回通っただけでは診療の全体像はほとんどつかめない。どんな先生がいるんだか、だれがアシスタントなんだか。最初に診察台に通してくれた人はアシスタントだと思う。メガネを外しましょうってメガネケースを差し出してきたのは今思うとこの日の担当医だったかもしれない。目隠し中に治療しているのは当然医者。声は女性。ということは本日は女の先生。治療を終え、タオルがはずされ、椅子が起こされ、医者の説明を聞く。この時メガネを外していたから先生の顔は見えないまま。「クリーニングもしておきましょう」って手際よく歯の掃除を終え診察終了。椅子から立ち上がりお礼を言い次ぎの予約の話をすると、話しかけた方の女性は「ん?」って反応して、その脇にいたもう一人の女性も「ん?」って反応した。ヤバ、本日の先生はこっちだ。あわてて目線を変えた。
 この先生はこれまで多くのところでこういう思いをたくさんしてきたことでしょう。女性であるっていうだけでアシスタント扱いされる。私もそうだった。責任者はこちらなのに、たいてい最初は同行の男性に名刺が差し出される。決定事項の同意を求める目線も違う方に向かう。それが楽なときもあり、野田ジュニアみたいなボランティア事業ではその状況を流すことも多々あったけどね。先方の対応でその人の意識もわかってしまったりして。

スポーツそれぞれのかけ声がある

2011-05-26 06:57:15 | バネ
 バネの授業中,飴食べるか?って声かけるやいなや、勉強中なのに間髪を入れず顔を上げ,手でキャッチの構えする野球部君。しかも何か変な声だしてる。「オッテー、オッテー」って聞こえる。何言ってるのかって聞くと、「ホオッテー」だとのこと。それは放ってであると判明。へー、野球はこういうかけ声出すんだ。さらに続いてこの子は、「先生、今日2時半に来たんですよ。」テスト終わって学校早く終わったから家に帰らないで直接来たのだという。連絡なしに早く来ても留守の時だってあるから、いつでも入室できるわけじゃないよと説明。それにその時間なら卓球練習しにいってるから、っていうと。再び間髪をいれず、右手にシャーペン持ったまま「サー、サー」って言いながら卓球のすぶり。そうそう、卓球はサーってかけ声出すよね。じゃバドミントンならどうやって模写するんだろう、この子。
 小学生を連れて中国に行ったときのこと。中国人の小学生が日本人の小学生のかけ声を真似してこうなった。サーブを打つ時に「ッポーン」とか「ップー」。これは「イッポーン」であり「ストップー」である。中国の子達から一体何言ってるんだって質問され、説明してもわかったようなわからないような。あの子達、今頃どうしているんだろう。
 勉強ではこういうことないけど、あったらおもしろいかも。たとえばさラスト問出すよって言ったら、再び間髪入れず問題解く風のポーズで「シテー」(出して)ぐらいのこと言ってみな。

ゴーヤ達のその後

2011-05-24 13:00:07 | ガーデニング
 植えた苗の数々。本当に立派に成長するのだろうか。毎日その成長を気にかけ始めてわかったのは、緑のカーテン作りを計画した位置は、屋根や樹木の陰になって苗部分には日が十分当たらない。とにかく暑いこの南の壁面をどうにかしようって思っていたけど、いざこうやって植えてみて始めて日の当たり方を正確に把握できたことになる。何事もやってみないとわからないってこと。心なしか元気ないように見えるゴーヤ達。成長も遅いような気がする。気になるから日に数度としゃがみ込んで成長を確認する。どれだけ伸びたかはネットの編み目の数でわかる。そうやって日々観察を続け気づいたのは、朝数えると増えていること。ということは夜伸びているということですかね。寝る子は育つって言うからね。
 「屋根まで覆うようになると後で厄介だぞ」ってチャーはそんな先のこと心配するけど,私とすればそこまで育てば万々歳なんだよね。そうなったらそうなったで,後でチャーが屋根に上ってとってくれるからいいじゃん、ってね。

100年経ってもうまくならない練習

2011-05-22 06:55:15 | Badminton
 川間小のサタデークラブでは4月から練習前に雑巾がけをやっている。この体育館でジュニアを始めた15年前から、川間小の床はいつも砂埃で真っ白。子ども達に掃除しているのかって聞くと、走ってモップかけて終わりとのこと。それじゃきれいにならないでしょ、って日曜練習は皆で雑巾がけをやるようにした。すると水曜日の練習の時もきれいなままだった。土曜は別の団体が使用して、そこは土足で体育館に上がっているとの情報もあり、日曜になるとまた汚れていた。そして雑巾がけする。きれいになる。これを繰り返しているうち、いつもきれいな床だった。
 サタクラでの雑巾がけが恒例になると,マイ雑巾を持ってくる子が出てきた。早く来た子がやるから,いつも同じ子がやるようになる。雑巾がけが始まるとステージに隠れる子がいる。やらないで逃げ回る子がいる。後から来て見て見ぬ振りの子もいる。ジュニアだったら叱りつけるところ,サタクラではとりあえずこの状態でしばらくやってみようと思う。
 マイ雑巾君は掃除が終わると「今日も基本グループに入れて」って言って来た。前回99回目でフレームショットになった子で、雑巾がけでもうすでに顔真っ赤っかになってる。何回打てるかを目標にすると初心者の導入にはとてもよろしい。しかしこのままでは永遠にうまくならない。フォームを作らないと「100年経ってもうまくなりませんよ」って私の卓球の師の言葉。「あ,入った、の繰り返しでは上達しませんよ」ってその通りなんだけど,2週間に1回練習のサタクラ生なのでまずは打ち合う楽しさを優先したい。フォームは第2ステージということで。マイ雑巾君は暗黙の了解で100回にチャレンジしている。100になった瞬間に,第2ステージ突入を宣言するか、それとも打ち続けて記録を伸ばすかなど考え事しながら打つ。結局本日最高記録は96回。
 今回フォーム矯正に入るタイミングは少し遅れた感あり。100回という目安をつけたけど,タイミング的に練習の前半で切り替えるべきだった。ただ少し,指導がしんどかった。ずっと雑巾がけのときから大声出していたから声が出にくい。だから説明するのがちょっと億劫だった。打ち合いでこの子は喜んでいるから、今日はこのままでいいやって流してしまった。
 そんなこともあり,この子だけでなく全体もただ打ち合うに流れていたので,全員を1列に並べてネット前のシャトルをかごに入れるノックをやった。いわゆるクロスヘアピン。ほぼ全員が強く打ち過ぎ。結局誰も,コーチも1回も入らない。そしてなぜ入らないかを説明し,持ち方とか意識の話をしたら、高学年の子は聞く耳持ったよ。
 サタクラ生、次回は全体第2ステージですね。

緑のカーテンになるかな

2011-05-17 14:04:03 | ガーデニング
 以前より気になっていたけど、なかなか重い腰上げられないでいた「緑のカーテン」づくり、今年は頑張って作成。とにかく教室は暑い。だから南側一面に仕掛けることにした。まず連休中に苗と野菜用の大型プランターを3個購入。苗はゴーヤ3、トマト3、キューリ2、インゲン2、朝顔2。昨年使ったプランターいくつかの土を入れ替えて利用することにした。土は、ホームセンターでプランター用のものを購入するとしたら、これだけを植え付けるにいくらかかる?あまりにも高額なカーテンになってしまうので、庭の土をふるって、そこに堆肥とプランター用土を足したところに植え付ける。
 植え付けるたって、ここまでやるのに細切れに少しずつ作業したから2週間費やしてしまった。
 そして本日はネット作り。サイズがわからないからとりあえず1.8m×3.6mを1枚購入し、そのままIコーチの家へ。ネット張りご教授を願うことにした。1枚を張りながら、どこにあわせてどうやって支柱を立てるか教えてもらい、さらに追加のネットと支柱をダッシュで購入に行く。もう1枚1.8m×3.6mと別サイズ1.8m×2.1枚と1.5mと1.8mの支柱をそれぞれ4本ずつゲット。
 野菜作りっていうのは、作品を人目にさらすことになるから、いい加減な作業をすると格好わるいというわけで、いつもより丁寧に作業した。支柱は曲がっていないか、ネットの高さは揃っているか等、梯子に登り降りしながら自分的には結構まめな作業すること3時間。ついに完成。
 ここまではまあまあなでき。問題はカーテン状になるのか、さらには収穫できるのか。



珈琲ではなくコーヒーに凝る

2011-05-11 09:08:28 | ライフスタイル
 近所に瀟洒なカフェがオープンしたから、Uさん誘って出かけた。メニューはHPでチェック済だからわかっていたけど、確かに食事ものはほとんどなかった。ランチタイムに丸パンだけっていうのはどうかと思い、珈琲のみ注文。カップ2杯分ですって差し出されたそれは、自分的には適温より低い。870円だった。珈琲がこの価格ってどうなんだ? 帰宅後も??が続く。そもそも美味しいコーヒーってどんなもんなんだ?から始まり、それでは本当のコーヒーの入れ方ってどうなんだとなりいろいろ調べてみた。すると自分のやり方はかなり間違っていたことがわかった。やってはいけないことを3つもしっかりやっていた。このようにカフェ事件がきっかけでコーヒーというものに敏感になっている私。
 こんな折、上田地区のミニコミ紙でコーヒー豆セール中との記事を発見。エキスパート珈琲真田店。ネットで調べると口コミ評判は上々。菅平ICに近いので、千葉へ帰る途中たち寄ることにした。
 開店の10時前に到着したので、駐車場で待つ。あと数分というところで開けて頂いたので、真っ先にセール品となっていたモカを豆と粉でそれぞれ200グラム注文。そして店内で1杯いただくことにした。本当に美味しいコーヒーの味って実はどういうのをいうのかを確認したかった。入口には生豆が樽にズラーっと並ぶ。カフェというより、本格的豆販売店。奥には焼きたてパンを置いていた。勧められたけどくるみパンにレーズン入っていたので、残念、パスです。ほどなく豆買いの地元の人が次々入って来る。そしてドヤドヤと中年ライダー風の3人組がコーヒー飲みにやってきた。いかにもコーヒー通って感じ。奥は喫茶コーナーになっていて、そこは衣料品が吊るされていた。つき当たりには更衣室がある。壁の演芸ポスターといい、この洋品店コーナーといい、店主の生活感があってこれはいい。素敵な庭を見ながらコーヒーもいいかもしれないけど、肩に力が入らない空間で美味しいコーヒーをいただくって、ここは実に穴場です。おすすめの1杯は280円也。いいものがいつも高いとは限らない。
 今回の帰省では、数々の本物の実力に触れました。絵、風景、温泉、神社、コーヒー、そして人。そして本物だからこそ必要以上に飾らないという共通点を発見。
 帰宅後購入した豆をミルで挽き、マニュアル通りにやってみた。かなりうまい。エキスパートのマスターの味と同じに感じる。近所のカフェよりはずっと温度高く、エキスパートより数度高めで、私的にはこれが適温。しばらく我が家はコーヒーがマイブームになることでしょう。

                  

あいそめの湯の良さ発見

2011-05-10 06:54:24 | 別所温泉
 連休中の温泉は毎日「あいそめの湯」だった。いつもなら朝は大湯、昼間はうつくしの湯とかささらの湯に足を伸ばしたりするけど、一日盛りだくさんで動きあれもこれもと要件片付け気づくと夜7時を回っている。あいそめの湯なら歩いて1、2分程度。こうなると家風呂感覚でフラッと行けるからね。それだけではなく、別所温泉出身者としてはこの施設なんとかすべし、との使命感があったから、今回は徹底的に通おうと思っていた。
 あいそめの湯は入館料500円。岩盤浴は追加料金で500円。500円という設定は高くはないけど安くもない。温泉は本物。湯は入り放題で一日過ごせるのなら500円は安い。浴槽は浴場内に大きなのが一つ、露天に一つあるのみでサウナとか寝湯等いろいろな湯はない。ただつかるだけ。休憩用の大広間はあるけど、食堂がない。食事は持ち込みか出前をとることになっている。マッサージも1000円カットもない。一日過ごすには時間をもてあます、特に子どもは。風呂に入るだけで利用するとなると500円は少し抵抗ある価格設定かもしれない。だからいつもすいている。すいているのは利用する側にとっては良いことなんだけど、こんなんで大丈夫か?っていつも心配してしまうのです。
 そんな意気込みで毎晩通ったけど、今回は毎日混んでいた。脱衣かごが足りなくなる日もあった。こうなると勝手なもので、すいている方がいいじゃんとなるのです。
 脱衣場でドライヤーを使った後床にモップをかける人を目撃。一人ではない。次ぎの人も、その次の人もそうしている。こういう光景はスポーツジムではあるけど、日帰り温泉で見たことはなかった。自分もそうしようと思っていると、掃除の人が回って来てさっと片付けていった。ここはこうやって掃除が徹底している。同じ人が短時間に何度も回ってきた。延々に随所掃除し続けているのでしょう。髪1本落ちていない。だから利用者も落とさないという好循環ができていると見た。夜は10時までだけど、9時過ぎた頃には休憩所を利用する人はポツンポツンと数人しかいない。そこで今回目撃したのは、中年女性がテーブルに書類広げて仕事している姿。これと同じ光景は、千歳烏山の喫茶店で見た。テーブルに書類を広げ、コーヒー1杯で黙々と持ち帰った風の仕事していた。私だったらさっさと家に帰ってやるなと思うけど、この人にとっては適度な人の気配や音楽が心地よいのかもしれない。それと同じ空気がこの休憩所にあった。仕事に疲れたらまた温泉につかればいいわけで、これはありかもしれない。
 温泉には上がり湯の横に飲用泉の蛇口がある。これも今まで見た事無い光景なんだけど、大きなペットボトルにここで湯を詰めている人がいた。一人で数本いれていたり、行列になったりしていた。ささらの湯ではよく見た光景なんだけど、なぜか別所温泉ではあまり見なかった。あれだけ汲んで持ち帰って家でどう使うのか。洗顔用かそれとも湯船に足すのかな?お湯を入れているおばあさんに聞いてみた。「飲むんだよ。ここのは血糖値が下がるって評判だから。」
 これですっきりした。何もないけどそれで良い、というよりその方がかえって良いということがわかってきた。気の効いたレジャーてんこもりではないけど、ここには本物の温泉がある。そして集中できる空間がある。居住まいを正したくなる清潔な環境がある。

本物はいつでも高い

2011-05-09 13:32:59 | 
 上田に行った時は画材屋「遊美」さんに寄ることにしている。キャンバスとオイルと絵の具数点を購入。今描いている絵の仕上げで全体に乗せようと思う色を物色。レジで精算中、「これは一番高い絵の具だけど、いいの?」うーん、ちょっと躊躇。必要と思って選んだ色。父はよく言っていた。「どんな時も本物を使わなければいけない。安物はだめだ。」そんな言葉に後押しされ、やっぱり必要な色だから買うことにした。宝の持ち腐れにならないようにしよう。絵の具の値段は個々にわからない方がいいね。これは高いと思うとチマチマ塗るようになるんじゃないの。そうはいっても経済とのバランスもあるけどね。絵の具の分、他で節約すればいいか。
 卓球も始めてしばらくしたので、ラケットいいものが欲しくなってきた。同じ頃始めた人はすでに上のランクのラケットに突入してた。いろいろ迷ったあげく、新入生スターターセットを購入。これにすれば単品で買うより3000円お得だとのこと。やってみて物足りなければ後からラバーを張り直せばいいよね、って店員さん。すぐ張り直すことになるなら無駄遣いだけど、それでも今使っているのと比べたら数段良くなるらしいから案外このまま大丈夫かもしれない。お得になった3000円は調度先日の絵の具一本分。本物を求める時と、そこそこで妥協する時。 

自分の生家を訪れる

2011-05-09 09:44:47 | 別所温泉
 再び、ゴールデンウィーク中の話へ。
 次ぎは自分の生家、北向観音近くの「アースワークスギャラリー」を訪れる。ここはアメリカからやって来たロベルトさんとルミさんがやっている陶器と織物のギャラリー。2階では企画展、木のおもちゃ展をやっていた。
 家の前から温泉街へ続く坂道を若い男女が前を歩いている。追い抜けそうで抜かせない速さなので、ずっと後をつける形で歩く。目指すアースワークスまで来て、ハイさよならだねって思ったら、女性の方が「ちょっとここ入って見ない?」って二人はそのまま店内へ。続いて入るからまるで3人連れ。店内でロベルトさんに挨拶するとすぐルミさんがやって来て、「2階見たいでしょ、どうぞどうぞ。」以前こちらがオープンした時に2階を見たいと申し出たら、今片付け中なので企画展の時に来て下さいとのことだった。あれから数年。覚えてらしたのですね。ワクワク感はどんどん高まる。二階へ上がる階段。エー、こんなに小さかった!ここでは兄と飛び降りて遊んだ。下に布団を重ねて思いっきりよく飛び降りた。最上段はさすがに恐くてできなかったけど、上から2段目まで挑戦した。踏み外しそうなくらい幅の狭い階段を上ると、板の間と畳の間が広がった。手前の板の間は寝室としていた。奥の畳の間は、北側半分くらいは畳を上げて父はアトリエにしていた。後から追いかけて来たルミさんは、「この疂上げたら床に絵の具がビッシリついていてビックリしたんですよ。」って最初訪れた時と同じ説明。「最初は子どものいたずらかと思ったけど、この絵の具のつき方は本物の画家だろうと思ったのですよ。」とのこと。ここで200号の作品を描いていたという事実。母曰く、引っ越す時困ったなと思ったけど、上に畳乗せてそのまま出て来てしまったとのこと。ロベルトさんの前に牛乳屋さんが借りていたから、床はそのままだったということですね。今も疂の下には今も絵の具があるのだろうか。この辺の確認は次回ということで。
 1階に戻ると次ぎはロベルトさんが店内の説明をしてくれた。「昔はここは2世帯で使っていたからいろりの後が二つあるんですね。」そうだ、疎開時で何世帯かが一緒に住んでいたことがあるって言っていたから、その時のことだ。この一階で雑貨屋をやっていた。近所の放し飼いの犬が、毎日かりん糖をもらいに入ってきた。
帰り際にロベルトさんから「おにいさんによろしく」って、家に戻りそのまま兄に伝えると「俺も家見て来る」ってすぐ家を飛び出した。別々に立て続けにやって来る兄妹って変な感じじゃない?戻って来た兄にどうだったと聞くと、「二階の部屋でゴロンて寝ころんできた。」

     

ランキングサーキット応援の巻

2011-05-08 09:02:11 | Badminton
 午前中は今年度2回目のサタクラ。最初シャトル当てごっこで遊んだら、これって盛り上がるし疲れるってことが判明。さっそく全員のアップ代わりに導入。人数分のシャトルを床にばらまき、シャトル合戦開始。玉は一人一つしかない。だから投げたらすぐ拾わないと自分の持ち玉はない。ないとあてられ続けることになる。だからみんな走る。拾う。投げる。これを10分やったら汗だく。目に当たるというトラブルもなく、アップ終了。
 さて練習はというと、初心者と低学年を担当。最初は持ち方だの、構え方だのうんちくを少々述べ、とりあえず打たせることにした。とにかく10回続けようと。こうするとたちまちフォームなんてどっかへいってしまい、とにかく回数を目指すことになるけど、初心者の導入はこれが一番良い。一時間もやっていると30回をクリアする子がでてきた。ぼろぼろのノックシャトルなのでコントロールするの疲れるんだけど、子どもの頭の上に行くように慎重に返球していく。すると更に数を伸ばし、80を越える子がでてきた。もうこうなると互いの集中力合戦。打ちながら数えるのも集中力いる。しかしこの子すごいな。この打ち合いはどうやって終わりにするんだ。後ろで順番待っている子達もいるから100を区切りにやめようか、それともできるところまで続けようか、などと考え事しながら返球する自分。いかん、いかん、これではこちらの集中が切れてしまう、と思ったその時99球目のシャトルは彼のフレームに当たった。もう顔面、まっかっか。
 サタクラを終え、午後はランキングサーキット応援にでかけた。OB,OGが4人も出場する。会場は関係者ばかりで閑散としていた。選手の世代が追いついて来て、小学生の頃から良く知る子や両親の顔がチラホラ。館内に入ると調度女子ダブルスをやっていた。OGが3人とも試合中だった。選手のお母さんが遠くで見ている。「恐くて近くで見れない」ってその気持ちわかる。これがデビュー戦であったり復帰戦であったり、それぞれの思いがある。女子が終わると応援に駆けつけていた卒業生達がジワジワと集まって来た。ジャージしか見慣れていない子達だけど、さすがに大学生になると私服がんばってるね。現役生はのけぞりながら、久しぶりに先輩に会えて楽しそうでした。
 次ぎは男子ダブルス。ここに元下宿人が出場する。ンだけど、次ぎ試合だっていうのに我々のところに来ておしゃべりしてるし。「2巡目だからまだだいじょうぶですよ」って余裕そうなんだけど、案の定「お腹痛い」っていつも通りの展開。彼の好物のカップヌードルを差し入れようかと思ったけど、荷物になるからマックカードを渡す。ニコニコしていた。そんな彼の試合を笑いがなら応援して、というか見て、さて帰ろうとするとYショップでガット張っているもう一人の元下宿人が駆け寄って来た。二人同時に会ったのは卒業以来かな。
 会場では思いがけない人との再会続きで、さらに次につながることがいくつもやって来て、とっても心が満たされる一日だった。おもしろかったねと夕食を終え、ふと気づいた。あ、そういえば今日着ていたウォームアップどうした?サタクラのシャトル合戦で脱いで、それからどうした?せっかく気持ちよく眠りにつくところ、ちょっと帳消し。