バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

美容院は行かない

2009-11-27 08:43:05 | ライフスタイル
 「先生んちは犬の毛切らないんですか?」って聞いて来た子がいたけど,切るわけない。カットするようなタイプの犬ではない。でもその子のうちの犬も、バンみたいな犬らしいけど、夏はバリカンでやってしまうらしい。ありえない!毛を切ることもあり得ないけど、何よりバリカンをウイーンとさせてバンの体に当てることが。バンは手に何か持って近づくだけで警戒モードバリバリになるし、ましてや音がしたらまともな精神状態で飼い主に身を委ねることはできないにきまっている。だから爪だって切れない。爪切り当てるまでは何とかなるけど、バチンって音がした途端、ヒャーってとびのいてしまう。よってバンの爪は伸び放題。どうすればいいんだか、と思いながらもう10年。ネコはおとなしく切らせてくれたのにねー。
 って思いながら、質問してきた子の髪を切る。続いて娘の髪をバッサバッサ切る。先に切り終えた子が、「ここ多いですよ。もっといきましょうよ。」とか、「いいね、いいねー。でもこっちの方が長くなっちゃいましたよ。」とハサミに勢いつけてくれる。どうする、アイフルーになるんじゃんといかいいながら、いつになくハサミは快調。
 高校生の頃、よく父親の髪を切ってあげていた。今みたいにハサミ使えなかったからそれなりに時間かかった。すると半分終えたあたりで父は飽きてしまい、「もういい?」と言い出し、アトリエに入ってしまった。その父は兄の髪を切る時に、耳たぶも切ってしまった。そんなこんなを思い出しながら,短時間で一丁あがり。

いつだって気分は中学生

2009-11-27 00:23:41 | バネ
 公立の中3生、ようやく三平方の定理に入った。早く全体終えないと入試問題できないからと関数以降駆け足でやっていたけど、途中定期テストや実力テスト対策とか検定対策が入り、思うように進められないでいた。でも学校ではまだ二次関数変域あたりだというから、学級閉鎖の影響もあり遅れていますね。
 もううん十年も前なのに、いつも中学生に接しているからか、自分の中学時代の記憶が非常に鮮明なんです。特に最近そう感じる。調度いま解いているような図形問題に四苦八苦していた記憶なんかもはっきり意識できる。
 11月終わりの長野の冬は、あたり一面枯野でうすら淋しい。一日毎に受験に近づくのに合わせ、心の重みが増していく。そんなある日、塾に通っている同級生の子が、放課後黒板に図形問題を書き込んで、「塾でやったけど解けないから一緒に考えてほしい」と言って相談して来たのだった。相似かなんかの証明問題だった。何となく解けそうだけど微妙にすっきりしないでいると、出題した子は一人で合点して、何やら良くわからない説明を付け、やっと解けたと言って喜んでいた。実は塾で学習済みの問題を私にぶつけてみることでこちらの実力を測ろうとしたのだなということがわかり、非常に不愉快な思いをした。そんな時の薄暗い教室の空気までが鮮明に思い出される。同級生が解けた問題がよくわからないままになった心のモヤモヤ感。
 あの時の自分と同じ表情をしているだろう中学生に接するからこそ、あの教室の映像がはっきり浮かぶのでしょう。この子達、次回は必ずすっきりさせてあげようと思う。

なんで手足が伸びるのか

2009-11-25 12:55:06 | ライフスタイル
 だから言ったじゃん、と声を張り上げて言いたいのは、デフレのきっかけはユニクロと100均。でも100均はある程度許せる。安かろう悪かろうでそれなりだから,賢くなった消費者は使い分けしている感がある。いけないのはユニクロ。最初は安くてそれなりだったけど、今やデザインも品質も、え!ってもの提供し続けるから、衣類は1000円、2000円程度で買うのが当たり前を日本中に浸透させてしまったじゃん。だからどこもかしこも少し無理して販売している。買う方にとってはいいことだけど、Tシャツ1枚5000円で買ったあの頃の価格設定は一体どうなっていたんだ!と疑問持ちながらも、安いことにも疑問持ってしまう。
 どこか出かけるのにくたびれた服じゃ様にならないから、ちょっとユニクロでも行って何か見繕うかと店一周すれば、安易に出発準備ができる。だいたい希望のものがあるし、そつなくまとめられる。でも1シーズンでくたびれる服多いから、使い捨てみたいなもんだけど、この価格なら許せるし、常に新品身につけられるからいいじゃん、って感覚が当たり前になった頃。着古したフリースの回収して、日本人の罪悪感に先手売ってきたりして。いろいろやってくれる優秀企業。でも,やっぱり許せない。
 何でこんなにこだわるかって言うと、最近店内でため息つくことが多くなったから。だいたいS選んでおけば問題なかったのに、一応試着してみると、股上浅い。これじゃ腰回り気持ち悪い。ウエストで安心してはきたいのに。袖長過ぎ。ふたおりしないと手でない。二の腕あたりもきつい。脱ぐ時ビリっていきそう。そうか、もうSじゃだめなんだとため息ついてその足でジャスコ行くと、Sでもゆったり着られる。もう,ユニクロったら、日本人みんな浅田麻央ちゃんじゃないんだから。でもそういえば麻央ちゃん体型周りにうじゃうじゃいる。あー、やだやだ。

成長のタイミング

2009-11-22 20:58:53 | Badminton
 久しぶりの野田ジュニア全体の1日練習。朝、どうして今日があると思う?と子ども達に質問すると、「最近休みが多くてそろわないから」とか「全体で練習したほうがいいから」とかそれなりの答えが返ってきた。ABC全体練習に35人参加。サタデークラブと同じボリューム。最初からギッチリ厳しく責めようかと思ったけど、サタクラのノリで最初は遊ばせることにした。アップは全身運動を多く取り入れる。ワニ,ブタ、カエル、観覧車、そしてダンゴムシ。子どもにケガさせてはいけないから、少しでも危ない運動はサタクラではいれない。この子達は大丈夫か?と少々不安な局面はあったけど、全員通過。そこから先はそれぞれにグループ分けして練習。シングルスの子に、しつこく,繰り返し、ポイント練習した。その結果目を見張るような変化のあった子がいた。この子にはこれまで何度も説明したし、何度も直そうとしたのに、どうして今日は一発で直り、突然良くなったのか。どうせ言ってもだめだからと決めつけなくてよかった。こんなこともあるのですね。説明がスッと理解できて形にできるタイミングにはまったのかな?それともノックを上げていたのが若いお兄さんだったからかい?

 

いろいろな子ども達

2009-11-22 07:37:44 | Badminton
 タンスに、もう絶対着ないよねって思われるユニフォームが3枚あった。なかにはタグが付いたままの物もある。別にいらないってわけではないし、それなりの思い出の1枚だからとっておく価値はあるけど、ただ仕舞っておいても仕方ないので川間ジュニアで均等に分配した。3人それぞれにどれが欲しいかと聞くと、3人とも同じ1着をほしがったから、最終的にはジャンケン争奪戦となる。そして勝者は1番人気のそれを取りに来ながら「これでいいや」と一言。これでいいだって?と当然怒られるわけですが、なんともかんとも、こういう表現はこの子の気配りなのですね。3人で好きなのを選べと言われた時点からいろいろなことが頭をめぐり、勝手にピンチフェイスになっているんだから。ジャンケンとはいえ、勝って得た権利なんだからもっと堂々とすればいいんだけど、できないんだよね。
 中1に出題した国語の説明文は、ポジティブシンキングについて。思考は現実となるから、よい思考の習慣を付けようという内容。そうなんだよね、悪い思考や弱い思考は習慣化するんだよね。どうせ、どうせ・・・と繰り返していてはいけないのですよ。などと話していたら、1人が急に顔を上げた。目が強く開いた。
 午前中のサタデークラブでは、最後にみんなで声出しした。何度も繰り返しているうちに、最初は照れ笑いしていた高学年の女の子達もみんなげらげら笑いながら声だしはじめたが、その中でただ1人、ジワジワ涙が溜まっていく子がいた。悲しいとか辛いとかではなく、声出ししているうちに気持ちが入ってしまったという感じ。もしかしたら、人生初のスポーツマインド体験?その瞬間ヒーローになったのかな?


実物より大きくなったバン

2009-11-20 15:17:00 | 
いつも家に飾れる程度の大きさの絵ばかりだったから、少し上のステージに挑戦。ということで年内に30号にとりかかることにしていた。が、やはりいきなり30号というのではなく、一旦クッションを置き15号でやってみようということになった。
 描きたいモチーフはあるのに、なかなかモデルになってもらえない。「いくらくれる?」と切り返してくるし、「しょうーがねーな」って顔して構えてられたら、なにかこう沸々と表現したいものが湧いてこない。じゃ、以前カメラに収めておいた熟女の後ろ姿に挑戦しようかと思うが、やはり写真ではどうもリアリティがない。そうやってスケッチブックに何枚か後ろ姿デッサンしている最中、ふとバネの玄関に目をやると、いつのまにか床に上がり込んで、じーっと私の行動を注視しているバンがいた。
 いいじゃん。そのままスケッチ。
 そしてその夜一気に色を置く。15号カンバスに下塗りしてなかったから描きにくい。絵の具がなかなか乗らない。それでも気持ちはノリノリ。なんたって、常に足下に好意的なモデルがいるから、いつだって実物見ながら描ける。

 
 描くこと2時間 まだ色が生 

 
 翌日、絵の具乾かないうちにどんどん色乗せる
 バックの整理と顔の描き込みが必要
 乾いたら、色を落ち着かせよう 

野沢菜の季節

2009-11-11 16:05:20 | ライフスタイル
 昼間1人を満喫している母は、暇になるとアンニュイな電話をかけてくるが、受け取る私はたいてい忙しい。フンフンフンと要件を聞き、早く話を切り上げようと思うが、先方は暇だから話し込みたい。そんなやりとりの後はいつも大きなため息をつくことになるけど、どうすることもできない。たまにはゆったりした気分で電話の相手したいのだけど、せっかちな性分ゆえそれができない。
 何か引き延ばして話を続けようとする母が、「大根漬けたんだけど」と切り出してきた。そういえば、以前にギャラリー輝で出された大根の漬け物を食べたSコーチから、「おいしかったから、またほしい」と言われていたのを思い出し、その話を途中まですると、「うん、わかった!」といきなりガチャンと電話を切った。電話の向こうで嬉々としている様子が目に浮かぶ。案の定2時間もするとまた電話。「野沢菜も刻んで入れたから。大根は小さい順に食べるといいよ。冷凍しておいたキュウリは明日付く頃調度食べ頃だよ。いらなかったら捨てて。今送ったから、あしたの朝着くよ。」口から泡ふきながら説明している姿が浮かぶ。なんともな気持ちになるけど、年内実家に行く時間ない。
 母の漬け物は絶品。ギャラリーに来たお客さんから漬け物リクエストされることたびたびだとか。ギャラリー輝開設の時は、ブルックスのコーヒーたくさん用意した。母にコーヒーの入れ方説明したけど、「こんなのゴミばっかり出る」といい、いつのまにか自分好みのもてなしに変わっていた。日本茶に添えるのは漬け物やら煮物。これでいいのだ、なのでしょう。

バンと走る秋

2009-11-10 10:47:29 | 川上犬
 先日甲斐犬のこと番組でやっていた。飼い主以外にはなつかない。それ、バンそっくり。やっぱり川上犬は山一つ越えた所の犬だから、よく似てるわ。風貌は、こういっちゃなんだけど、みぐさい。バンより少々ちんちくりんで、顔面の色に瞳が埋もれているから、ちょっと目に愛嬌がない。などとテラスで覗いているバンの顔と見比べていたら、その甲斐犬君は山道を飼い主を引っ張りながら駆け上っていた。落ち葉の道を縦横無尽に走る。引っ張られる飼い主はももきっちりあげて、全力疾走。いつもこうなんですか?とインタビューされると、そうだとのこと。
 あの散歩姿、まるでうち。バンは散歩に連れて行くと狂ったように走る。とにかく早く目指すポイントに誰よりも先に名刺配りまくりたいらしい。しばし匂いチェックし名刺置くやいなや、次のポイントにダーッシュ!途中思いがけないポイントをキャッチすると、キュキュッとターン。そのたび飼い主はブルンブルン振り回されるのだからたまったもんじゃない。
 バン飼い始めの頃犬のしつけなる本はたーくさん読んだ。それらの本によると、飼い主を引っ張るのはアルファシンドロームといって飼い主より優位に立つことになるから、とにかくダメだという。だから子犬のうちに、しつけ教室にも連れて行った。そして飼い主の左足にピッタリ寄り添い、飼い主が止まると、左脇におすわりするという訓練を受けたが、バンは1回でマスター。だからやればできる。でもやらない。それは本能には勝てないのだから。本に書かれていると絶対みたいなってしまうけど、必ずしも本に書いてあることが正しいわけではない。バンは散歩でひっぱる以外は絶対服従だから、けっして優位を誇って走っているのではないということは飼っていればわかる。ダメってわかっていても、ついやってしまうバンの気持ちをくんで、最近は走りたいように走らせている。だからうちの散歩姿は全力疾走。といっても住宅街と犬とびゅんびゅん走り抜ける姿はあまりにも変だから、綱引き気味にして50%ダッシュかな。全ての箇所に名刺配り終えればバンは納得するから、帰路はゆったり歩いてくれる。
 散歩時間が長くなり、帰り道自分の名刺の上に別の名刺が置かれていると、たちまち本能むき出しになるバン。実に単純明快な犬。


学級閉鎖の思い出

2009-11-06 10:36:10 | ライフスタイル
 今年の流行語大賞は「学級閉鎖」ってなくらいの勢いで巷にこのキーワード溢れている。学級閉鎖なんかかわいいもんで、学年に格上げされ、さらには学校閉鎖にまで達するくらいだから、もう学級くらいじゃ、ビクともしないよ。
 中学1年の時だったと思うけど、理由はなんだったか忘れたけど学級閉鎖になり、昼間に帰宅した。担任から、「家に帰ったら学級閉鎖になったと言うように」と告げられ、なんだかウキウキしながら昼間の電車に乗った。そう、別所小学校の子達は中学校へは電車通学。同じクラスの数人が別所線に乗っていると、車掌さんに「今日はどうしたの?」と聞かれた。すかさずお調子者代表が答えようとするが、言葉がよく出ない。「ガッキュウーヘイー、なんだっけ?」ってこっちに振ってくるから、「学級閉鎖です。」と漢字で答える。すると大人は「学級閉鎖か。そうか学級閉鎖か。学級閉鎖だってよ。」とまるで一大事を喜んでいるようだった。
 そう、私の学級閉鎖の思い出は、あの時の駅員さんの顔と、冬の日差しを浴びたガラガラの別所線車内の風景。

これって、しつこい?

2009-11-05 13:29:53 | ライフスタイル
 最近インフルエンザの休みが目立つから、「あしたモクレンある?」ってYッチとハンバーグ作りながらチャーに聞く。今なんて聞こえた?ってYッチに聞くと、「ないって言っていました。」うっそー、私にはあるって聞こえたんだけど。「でも、ないんぴよ、って言ってたみたいだけど・・・。」私には、「ありんすよ」って聞こえたんだよね。どっちも変だけど、『ありんすよ』はある程度あり得る。でも、『ないんぴよ』は、いくらなんでもないでしょー。
 同じ答えが真逆に聞こえるという不思議。
 食事作っていると話し声結構聞こえない。言った、言わないの一件はこの間が関与していること多いような気がする。微妙に聞こえるだけにいけない。先日も二者面だと思って学校行ったら、三者面だった。言った、聞いてないと押し問答になったけど、この程度のことならたいした問題じゃない。
 だからメールは便利です。記録残るから。電話でいろいろ要件伝えようにも、伝えてる最中に勝手に結論持って行かれたりすると、「大丈夫かな?」って不安になるけど、文章で残しておけば「多分、大丈夫でしょう」となる。そんなわけで、用事をメールで済ませることが多くなるけど、いくつか質問しつつ、更にいくつかお願いした一つのメールに対して「了解しました。」ってクイック返信されると、やはり「本当に全部大丈夫なのかー!」って聞き返したくなる。これって、みんなそう?



祭りの準備

2009-11-04 14:14:43 | Badminton
 バネ通信にも書いたけど、そろそろ今年の自分カレンダーを整理する時期に来ている。よかったこと、悪かったこと、進行中の事、等に今年のできごとを振り分けて、今年で完了したものについては、これこれこうでしたとまとめることになる。できれば全部『よい』ことに振り分けたい。結局は途中経過よりも、結果いかんで結論ボックスに放り込まれるのだから、だったら『悪い』箱にいきそうなものは、これからの2ヶ月で修正かけて『よい』ボックス行きにすればいいではないか、という見解になる。
 まずその一つ、ずーっと気になっていた場所を掃除した。ちょっとだけ隅の方に取りかかり、そのまま大がかりになり、結局完全に征服した。もし今日やらなかったら、この件は『悪い』ボックス入りだったけど、ほんの少しのズクで『よい』ボックスに一つ、チャリーン。
 何とかしなければならないことはたくさんある。その一つでとても大きな事は、暮れの全小。なんでも準備しているときが楽しいと言うけど、終わったときに、「あーおもしろかった」とみんなで余韻を楽しめるような、文化祭みたいなものにしたい。
 
 

おいしい、の出会い

2009-11-02 12:42:26 | ライフスタイル
 忙しいとは、心を亡くすと書くように、実に心ざわついた数日間だった。いつからそれほど忙しいかは、ブログ更新が10日間止まっていたから自分で、あー10日間忙しかったんだと理解できるけど、手帳見ても忙しすぎてろくに記録していないから、この10日何をどれだけ消化したかわからないような感じ。
 こんな時はろくなことはない。大きなミスをやらかす危険が潜んでいる。これは過去に経験済みで、気をつけなければと思いながら過ごしていたこの10日間。それでもやってしまった。『やってしまった』と自覚できているのは2つだけど、心がなかった期間だけに実は気づいていないものが無数にあるような気がする。
 そんな10日間ずーっと走り続けていたわけではなく、この中にゆったりした時間もあった。忙しいといいながらも、時間的に拘束されいるだけで何もできず待って過ごす時間もあったから、その時間はゆったりを有効利用できた。
 県立美術館で県展を観る。皆身近な題材から、描きたいものを自由に描いている。油絵の具の匂いは、やはり心落ち着く。また待ち時間の合間にポートタワーに行く。2階展望室、2階といっても150メートルくらいの高さにあるんだけど、ここで飲んだコーヒーが思いのほかおいしい。久々においしいコーヒーを飲んだ。穏やかな天気の日に海をゆったり眺望するこのシチュエーションがおいしさを増幅させたのかもしれないけど、こんなおいしいコーヒーはめったに出会えない。というより、こういう風に何かをおいしいと思える出会いのチャンスがあることが希有なんでしょう。小学生の大会で、お茶当番の方が本格的コーヒーを入れてくれた。煎れたての最初の1杯をご相伴にあずかったあの時もおいしかった。
 意外なところで、たまに出会うから価値があるのでしょうね。

 
 千葉県立美術館の休憩室から中庭へのアプローチ