バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

目に見えない敵

2009-04-30 06:29:08 | ライフスタイル
 敵と闘い、危機を克服し、勝利に酔う。こんな構図はアメリカの映画がお得意。敵とは先住民であったり外国人であったり、さらには猛獣、モンスターと続くがこれらを克服すると次は宇宙人、そして天変地異をターゲットとしてきたが、もう闘う相手が居なくなると目に見えないウイルスが揚げ玉にされてきた。これら映画の世界は、危機感をあおり、最終的には自己の勝利で終わるのがおきまりだけど、実社会はどのような着地になるのだろうか。
 これまで動物間で広がったウイルスには、徹底的駆除作戦で対応してきた。目に見えないんだから、だからこそ一網打尽的に徹底処分で撲滅しようとしたが,人が対象ではこれまでの作戦は一切できない。あとりあえず今は、パソコンのウイルス対策みたいに十分な防御と、危うきは近寄らず作戦しか無いようだね。


鳥と魚の知恵比べ

2009-04-29 21:43:06 | ライフスタイル
 いろいろ記念日なので、祭日だけどジュニア練習は朝ほんの少しだけ入れる。6時5分に川間小到着。一番乗り。だれもいない。鉄の門を開けて入ると、正面の池に白鳥がいた。白鳥?なわけないと思うから白鷺だと思うけど、白鷺ってあんなに大きいのか、それにあんなに首長いのか。やっぱり白鳥かもしれない。車を体育館前に止めるのと同時くらいに、池から首をヒョイとあげて、「ヤベッ」って顔して校舎裏にばっさばっさと飛びたっていった。池の魚たちだいじょうぶかい。すぐさま車から飛び出して安否を確認に行く。すると、いつもわやわや泳いでいたはずの鯉が一匹もいないではないですか。あーあ、全部やられちゃいましたか。こうやって毎朝来てたんでしょ。無念の思いでグルリと池の周りを歩いていると、大きな紅白鯉が水面に姿を現した。無事でしたかー。すると次々鯉達が姿をみせて、水面で口ぱくぱくやって餌要求してくる。みんな物陰に隠れていたみたいですね。鳥の姿と人の陰は見分けられるなんて、魚だって賢い。
 

話し方「優」

2009-04-28 07:35:51 | ライフスタイル
 絵を観にやって来た母はとにかくしゃべりまくった。日頃一緒に居ないからおしゃべりが溜まっていたのでしょうが、小学生のとき話し方「優」だと言うだけあり、その語りはさすがにうまい。臨場感がある。東京に来たついでにと運命の別れと出会いをした人を訪ねることも今回の上京の目的だったが、そのお宅に向かう道中、波瀾万丈な生涯を語る、語る、語り続ける。そして娘に「おばあちゃん、本にしたら売れるよ」と最高の賛辞を贈られ、更にしゃべりが続くのでした。
 昔の人は我慢強い。そして人の心配ばかりしている。
「これ近所の人に自慢しよ」と寅さん記念館で寅さんと撮った写真を持って帰った。きっと今頃ギャラリーに来る人にお茶と漬け物をふるまいながら写真見せているんだろうな。

追求って楽しい

2009-04-28 07:17:42 | 
 国立新美術館に兄の絵が展示されている公募展を観に行った。
 まず入口に石井鶴三の特別展が1室設けられていた。骨太な画家としての生き様に、今更ながらに感銘を受けた。地元上田に美術館があるのに一度も行ったことがなかったのだから、まだまだこの世には知らないことがいっぱいあることを改めて実感。「絵は制作のために描くのではない。精神修養である、」云々というような内容が手記からの1文として掲示されていたが、メモしておけば良かった。父が語っていたことと重なる。影響を受けた一人なのでしょう。さて絵の方。昨年にも増してスマートな絵が増えた。だけでなく、サインが自己主張している絵が増えた。どういうわけかブルー系が多い。どうしちゃったの?なんて思いながら、石井鶴三展の部屋に数回戻りながら公募展を鑑賞する。
 帰りに寅さん記念館に立ち寄った。いつも車で脇を通る時、一度行ってみたいと思っていた。ファンなら必見だけど、ここはファンによるファンのための記念館なんだなと思う。大人が楽しんで作っている。これでもかこれでもかと細部に施されたこだわりと遊びを見せられているうち、ファンの「追求」の世界に引込まれて、楽しい旅の記念に寅さんとの記念写真を満面の笑みで撮ってしまった。父がよく使っていた、そして石井鶴三展でも目にした「追求」というキーワード。ここも追求がテーマなり。
 当然そのあとの経路として、とらやへ。中で団子を食べていると一人の若者がフラリと入って来た。カップルが話のタネにやってきたという風ではなく、若者一人と入ってくるという設定はその登場からしてご注目。やはりその青年は入口でザッと全体見回し、満足そうな表情を浮かべ、他のおじさんとの相席で待つ間もご満悦な表情。あまりじろじろ見ることができないけど、帰りにもチラ見すると、いい顔してました。

 

土いじりが一番合ってる

2009-04-24 07:08:10 | ライフスタイル
 某説明会に出席。
 わざわざ時間潰して行くのだから、それなりに得る物が無いといけないでしょ。
 開催者はそのあたりのことを十分意識しながら、必死に自己PRしていたけど、出不精の私を動かしたのはこの主催者の話を聞くためではなく、ゲストの話を聞くため。その内容は、高校入試改革について。
 淡々と説明が終わる。ここまではわざわざ行かなくも得られる情報。そして質疑応答に入る。次々と浴びせられる質問を的確に処理していく。いえ、処理という事務的な対応ではなく、ていねいに答えていく。出席者の多くは真剣にメモしていたけど、私としては、だんだんこの担当者の答えっぷりにひきつけられていくのです。一度に複数の質問があがっても、メモしていないのに、ぶれる事無く適切に、わかりやすくぴしゃりと答える。さすがに答えぶれたかな?という時は、その旨質問者に返す応答の仕方。あやふやにごまかすことをしない。その対応には常にハートがあり、そして毅然としている。頭脳明晰とはこういう人を指すのだなと感心しました。こういう人がトップに居たら、何か事を進めるに随分楽だろうな。
 帰路、故障していると思われる携帯を出しに携帯ショップへ。この手の店は語尾あげ口調のお姉さんに「ハー?」って気持ちになること多かったけど、随分まともな人に処理してもらった。たまたまラッキーだったのか、リストラが進み淘汰洗練されたのでしょうか。
 次にコピー用紙を買いにホームセンターに立ち寄り、つい店頭でカート一杯に野菜苗と土を買ってしまった。スーツなのに。この買い物風景は非常に違和感あったと思う。もっとクールにいかないと、生き残れないね。

自分で解き方見いだした

2009-04-22 06:32:25 | バネ
 小学5、6年生クラス。いつも授業最初は合体漢字を出題しているが、昨日は新しい試みで算数のパズルをだした。6年生は今公倍数、公約数を学習しており、これから約分、通分を学習するから、このクラス内は全員未知の学習。パズル的に出題しながら分数の通分そして異分母分数の和差算へと導いた。最初は図にして理屈で解いていたのに、数字が大きくなってくると図で解くことができないが、そのうち計算で解くようになり、15分後には通分ができるようになっていた。たまに分子も大きくするのを忘れるので、分母はお母さん、分子は子どもということで、大きいお母さんの家に合わせるためにこちらの家をビッグライトで大きくしようと説明する。お母さんを2倍したら、子どもだって一緒に2倍しないとと、遊びながら計算し、最後は2/3+1/2の計算ができるようになった。ここまでで20分。これを終えたらそれぞれの学習内容に入るから、定着するには何度も繰り返すようになるけど、少しずつパズル的に進めてこの調子で約分、分数の乗除、小数分数混合計算へと進めてみよう。計算は算数思考のツールだから、先取りの弊害はないしね。

中国マッサージその後

2009-04-21 07:30:07 | Badminton
 中国で例の牛の角オイルマッサージをうけ,背中真っ赤になってから3週間程が過ぎたけど、そういえば背中から首が軽い。直後より日々楽になっていくという感じ。さすが本場中国。ズラーッと登場したのはパートのお姉さん達かと思いきや、いえいえ皆超一流の腕の持ち主だったのですね。こういう人がゾロゾロ居るっていうのが中国のすごさでしょ。もし日本で開業したら行列間違いなし。
 行政が、優れた能力があると見込まれる子をスカウトして,アスリートとして専門的に選別育成していくシステムがある国であり,「代わりはいくらでも居る」と涼しい顔で言えちゃう国なんですから。日本も、東京オリンピックで不振だった水泳界は反省し,学校の部活では年間通じて練習できないからと地域にスイミングスクールを作り、そして今に至ります。同じようにスクールが育成している競技は、どんどん世界で活躍する日本人を輩出している。スケート、テニス、ゴルフ等々。こんな風にバドミントンはならないね。スイミングスクールは有料で当たり前だけど,バドミントンの練習は無料が通常。民間の流れに組み込まれないと、この感覚は変わらないでしょうし、育成後のプロへの可能性が狭いから、金の流れが組み込まれない悪循環。だからジュニアの指導者の多くは、子どもがやっている間だけ関わる親コーチか,仕事の合間の片手間指導になってしまう。それでもなんとか全国優勝しようと奮闘するのだから、ある意味、私たち野田ジュニアはすごいです。違う意味でノックの行列作って、高齢者が汗吹き出してがんばっている。
 自分の子がやっているわけではない。仕事としてやっているわけでもない。でも何年も続ける指導者がいるのは、そこには夢があり、自己実現の場となっているから。全員をつないでいるのは金と野望ではなく、夢と信頼。ゆらゆらしたもので繋がっているのです。

エコ生活

2009-04-20 10:23:16 | ライフスタイル
 結婚したての頃,家事と仕事を両立する究極の方法を編み出した。といってもそんなにたいしたことではないんだけど。家の中の移動は手ぶらでしない。ただこれだけ。たとえば洗面所に行く用があるなら、その時洗面所に持って行く物があるかどうか今いる部屋をざっと見回して,何か手に持って移動する。そして洗濯を干しに二階に移動したら,帰りは二階から下に運ぶ物はないか見回す。こうすると家事簡単に終わると,会社で自慢すると「なんか、そんな生活疲れない?だいじょうぶ?」と独身男に同情されてしまった。
 このシステムは体と時間にとっては超エコでしょ。仕事が立て込むと、この超合理的システムを体が思い出して同じようにするんだけど,手に持って移動しようとすると,「あれ,今何しようと思ったんだっけ?」と本来の用件が思い出せなくなり,手に持ったまま行ったり来たりして、無駄な時間を過ごすことが増えてしまった。時間のエコができないけど,余計に動くことが増えるというのは,健康エコにつながるかも。

今年度初のサタクラ

2009-04-19 06:42:24 | Badminton
 21年度初のサタデークラブ。朝8時半回ると集まってくるよゾロゾロと、いつものちびっ子が。初めて見る子もチラホラいる。
 3面に40人.ぼちぼちいい人数。
 サタクラは常に勉強になる。あまり細かいことを指導せず,とにかく当てること打つことを優先し,できるだけたくさん打たせて,「あー,おもしろかった」と言って帰ってもらえればよいのです。だから最初に握りとか,面とか,足の使い方とか多少は説明するけど、あとは打ちながらなんとかしていこうと思っている。こうすると、皆当てることに夢中だから,いわゆる初心者の弱点が丸出し。これをジュニアの初心者指導のヒントになる。そうこうするうちに、ヒョイッっと少しうまい子が出てくる。成長をまるでスローモーションで見るように、初心者を脱皮する瞬間を確認することができる。これまたジュニア指導に生かせる。何より、とにかく「楽しい」気持ち一杯でワイワイやっている子達に囲まれていると,これぞジュニア指導の原点であることを思い返される。
 こうすれば勝てるとか、こうしなければ全国は行かれないとか,選手も指導者もいつも上見続けるうち、見る方向少し歪んでいるかも。

偶然発見する効果

2009-04-17 15:29:44 | 
 絵の日。
 庭にこんもり咲いているやまぶきを一抱えほど切り出して持って行った。
 いつかやまぶきを描いてみたいと思っていた。伸びて広がろうとしているこんもりしたやわらかい緑の中に、浮きあがるように咲く山吹色の花。この花や葉が風にゆさゆさそよいでいる姿を表現してみたかった。無造作に花瓶にさし、さてと困ってしまった。用意したのはSMのカンバス。この大きさを小さな画面にどうやって表現しよう。まず縦でいくか横でいくか。2パターンを新聞紙に下書きして確認。横の画面一面に広がるやまぶきのイメージができてきた。
 1ヶ月ぶりに絵筆を取ったので、構図、色のバランスを自分で調整するという感覚を忘れてしまった。どうも花は苦手。これまで一度もまともに描けたことがない。花なのに力強すぎたり、細部にこだわるとわざとらしくなったり。今回もどう描けばいいのか、初めて絵を描いた時のように少しずつ色をおいていたら、先生から先の注意が入った。そうだった、自分でいいと思うように描けばいいんだと思い直して、ナイフや紙を使いながら思うままに色をおいていったら、1時間でほぼ完成。あとは絵の具が乾いたら花色調整して終了かな。しかしなんか落ち着き悪いな。と思いながら眺めていると、背後から先生が「乾いたらあとでここをナイフで削れば良くなるんだけど、一生懸命描いていたから削りたくないでしょ?」その箇所は、「この花垂れたところいいんですよね。」とさっき先生にむかって自画自賛したばかりのところだった。そのとき先生は無言だった。何かわからないバランスの悪さを感じていただけに、「いいですよ。今削ります。」少し削る。結構良さそう。更にもう少し面積広げて力強く削る。すると、途端に画面に無言の余韻が生まれ、一気に奥行きが出るではないですか。すごい、こんなに変化するんだ。見とれる私に先生は「こうやって偶然発見して効果を覚えていくんだよ。」この道の先達は意識的に効果を計算するというけど、多くは試行錯誤して偶然出会うのだそうです。出会うまでいろいろやってみるのだそうです。
 そうなんです。これが絶対と思ってやってはいない。でもその時の気持ちを一番に優先していろいろやっている。うまくいくか、失敗か。「だめならもう一度書き直せばいいよ」って言うけど,子ども達の指導って書き直しできる?

 

お話のコツ

2009-04-16 07:25:03 | バネ
 先日テストした国語、全体的に点数低いから,中2の問題を一緒にやり直した。本文に解説つけながら読む。題材は芥川龍之介の「鼻」。言葉遣いや漢字が難しいから読みにくかったのかもしれないので、今風の解説でアレンジして読んであげると、「なーんだそういう内容か」って顔していた。声に出して読むと,大事なところはゆっくりなったり,声を大きくしたり,いわゆる強調して読むことになるから,聞くと理解できるのです。続いて論説文。言葉の意味が分からないと,理解もぶれる。特にキーワードが正確に理解できないと,結局「この人何言ってるかわからない」状態になる。論説文が読めない究極の原因は,語彙力不足。昨日の文章のキーワードだったら「機能的」。
 語彙力をつけるには、実際に使って覚えることです。小学生の段階で,少し背伸びかと思われる文章でもたくさん読んで使える言葉や表現増やしておかないとだめだね。そのまま中学生になると少ない語彙で考えるから、思考の幅が狭く、「あの人薄い」ってことになってしまう。
 これだからジュニアに何か説明する時は,直接的な表現しないと理解されないことが多い。叱りながら褒めても,一部しか理解しないから,叱られたことだけが印象に残ったり,逆に褒められた部分だけ強調して理解していたりと、本意が子どもの中でデフォルメされてしまう。更に悪いことに,子どもはそのまま家に帰って言うから、大人の中でまで切り離された一局面だけが噂のように流れるのです。目を見て話すと大体わかるけど,この子理解していないと思う時はズバリの表現に留めるのです。不安な時は練習をまとめたノートを見せてもらうと,案の定ほとんどの場合,話の本質は全く理解してないことが良くあります。ジュニアにお話しする時は,話に夢中になってはいけない。要点を羅列する方がいいのです。

理解や思考は母国語でする

2009-04-15 07:48:27 | バネ
 どちらかというと勉強苦手君。「勝」という漢字が覚えられない。横棒3本になったり,力が刀になったり,上突き出なかったりとなかなか正確に書けない。だからその子には「月書いて,ソ、二人の力を合わせて勝つ」と指導したことがある。この子が「頭」は自信満々と書いていた。「イチクチソイチイチノメハ」とおばあちゃんから教わったと意気揚々としていた。同じ子が更に、三角形の面積から高さを求める問題は,面積を求める時みたいに,学校で放課後にこう教えてもらったと公式にあてはめて覚えていた。他の基本問題はできなくても、この問題だけ必ず正解していた。
 子どもは理屈で理解しないで,機械的に教えた方がよく定着する,場合がある。それもたいていその場合は,マンツーマンのピンポイント指導であることが多いような気がする。横に座り、集中力を維持してあげてようやく脳みそに定着するのだと思うけど、その子にとっては特別指導のあと「あの人は教え方がうまい」とインプットされることになる。この子の指導を体験して以来,こういったタイプには奥の手として個別による「公式徹底指導法」を使ってきた。その場しのぎかもしれないけど、「できる」体験させるのが先決だから。
 小5は今小数の仕組みを学習している。100倍すると小数点を右に2個移動などと機械的に教えたら,これで完璧できるようになった子がいる一方で,左右間違える子が混在。間違える子には改めてなぜ右に移動なのかを説明したところ,完全に理解できた。つい楽して「できる」直結法をとってしまったが、「わかる」を省略してはいけないのです。
 そのあとの中学生。3月から先取りで英語学習したけど、ほぼ英語初心者の子。テキストを自主的に進めさせていたら、he,sheでとまどっていた。そうでした。この子にはまだ先取り学習の段階で三人称までは進んでいなかったのです。そこで人称の説明し,その場合のbe動詞はこうなると板書説明したら、要所をノートに書き写し完璧に理解していた。このタイプは英語学習は文法から入ると速い。習うより慣れろではなく、英語は文法を理解してしまおうという説明も良く理解できた様子。
 結局のところ理解力、すなわち日本語力が全てを左右する。

町会論議

2009-04-14 07:05:00 | ライフスタイル
 町内会不要論、廃止論っていうのはどこでも起きていると思うけど、我が町内もそんな論議が、にわかに、小規模に起こっています。これまで無関心でその存在すら意識していなかったのに。ある日突然「お前らでやれ」風に長老から問題提起されたことに端を発します。
 面倒なことが回って来そうだということになり、まず井戸端会議であがった論は、「町会に入っていてなんか得なことあるの?」であり、「町会やめたら何か不便あるの?」に続くのです。なかには「町会抜けるとゴミ捨てができなくなるのか」と市役所に問い合わせする人が出る始末。
 こんな状況を野田ジュニアの長老に相談すると、「町会っていうのは、損するとか得するって問題じゃねえべ」と一喝。なるほど。その晩近所の集まりがあり、その場でその台詞をそのまま言うと、さっきまでは「みんなで揃って抜けようよ」とまとまりかけていた議論が、「何も悪いことしているわけじゃないのに、逃げるように抜けるのはイヤだ」とか「一生ここに住むんだから」と空気は前向きにかわり、更に「もしここの誰かに役回ったら皆で協力しようと」とか「困ったことになったらそのとき考えましょう」と一件落着です。
 町内に生活を不安にする何かが起きたとき、たとえば災害とか犯罪とか、町会活動が活発になると言います。これまで無関心でいたのは何も事件災害が起きなかったということなのです。行政サービスだけをあてにしていては、自分が住む町を住みやすく変えたり、維持していくのは難しいということです。
 半年に一度回ってくる町内パトロールがあり、先日みんなで話し合った直後だっただけにいつになく集まりよく、みんなでそろいの帽子をかぶり、幟を持って町内を歩きました。いつも車で通り過ぎてしまう道や、もう何年も通っていなかった幼稚園への近道とかを久しぶりに歩いて町内の安全確認。「これって何のためにやるの?」って意見がでそうだけど、こうやって近所の人が集まって街を歩くこと自体の効果も期待されていると思いますけど。

最初良いは気をつけろ

2009-04-11 06:54:39 | ライフスタイル
 バンの係留支柱足下に生えた雑草が、どんどん巨大になった。丈は膝くらいだけど、一抱えもある程大きく広がり、いい加減邪魔なので取り除くことになったが、これがしぶとい。ほんの少しのスキマの土の部分からレンガの下に根を張り実にしぶとい。少しずつ根を取り崩し、格闘すること30分程でようやく抜くことができた。この草、最初見た目良かったんだよね。濃いグリーンと葉の形が庭のアクセントになるからと最初の侵入を許したんだけど、今となっては完全に庭の主役となり、いつのまにかラベンダー畑を駆逐してしまった。せっかく育てたラベンダーが、気づいたらほぼ全滅状態。なんだか腹が立ってきて、これら全てを一掃することにした。どれこれもしぶとい。格闘する際、草刈りカマ1本、くわがら1本破壊。実にしぶといけど、こんなことでは負けない私の方がしぶとい。奥歯を1本ずつ根を取り崩しながら抜くように、格闘すること1日でほとんど抜き去った。楓の根元に張り付いて、ほじくることができない物だけ見逃してやることにした。
 すっかり撤去したら庭が間抜けになってしまった。もともとこの部分はラベンダーとムスカリが密集するブルーゾーンだったのに、いまとなってはただの更地になってしまった。そこでここに花壇を作ることにした。大急ぎ着替えて、花壇用のレンガと花を買い出しに行く。花を色合わせして配置したところで時間切れ。バネの準備の時間です。
 最初いいけど、あとですごくやっかいなことになるあの草。最初の見極めが大事。

ドクダミ実験

2009-04-10 07:28:48 | ライフスタイル
 実家に行った時に読んだ体に良さそうな本によると、鼻づまりには、塩もみしたドクダミの葉を鼻に詰めれば良いとのこと。いつか実験してやろうと思うけど、この冬は一度も鼻づまりにならず実験できないでいた。いつか試してみようと思いジッと待っていると、花粉の季節到来で我が家の花粉ちゃんが苦しみだした。さてドクダミ、と思うが、いざ使おうと思うと、庭のあちらこちらにあったはずのドクダミは一つもないではないですか。そして再びドクダミが出てくるのをジッと待つことになるのでした。
 春というより初夏に近いようなお天気が続き、新緑美しい庭は一気に草だらけの庭になってしまった。ということで草取りをしていると、あちらこちらにドクダミさん達顔出しはじめているよ。そろそろ実験です。

 
 鳥追いかけながら、カメラの前に立ちはだかるバン

 
 出はじめたドクダミ