バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

気持ちのいい会話

2009-02-13 07:20:43 | バネ
 人が人たるゆえんは言葉を使うこと。だから言葉は大切にしたい。
 あの人にこう言われてムカついたとか、あの言葉に傷ついた、という表現を良く聞く。発した言葉が人を傷つける危険性は大きい。それだけに人の気持ちを心地よくする言葉を多く使えばいいということです。ただ気持ちが伴わない甘言では効果が期待できないということはいうまでもないが。人前で話す機会は多い方かもしれない。子ども達と接する機会は多い方だと思う。気をつけないと、とこれまでに吐き出した言葉を振り返っています。そんなことが面倒になったら黙ってしまうという選択もあるけど、それでは言葉を失った生き物になってしまう。
 ようやく言葉を話し始めた幼児と会話していたとき。横を向いて相づちをうっていたら、「こっち向いてお話しして!」と泣きべそ顔で言われた。
 会話する時はしっかり向き合わなければいけない。バネはクラスの入れ替わりに休憩時間がないので、次の授業が始まっているときに前の人が帰って行くことが多々ある。「ありがとうございました」と言って退出する子ども達の声に背中で「さようなら」と返答するとき、いつもあの幼児の顔を思い出す。なんでもかんでもメールで済ませることが多くなっている。これがいけないのです。便利が全てではない。