バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

重い雪もまた然り

2014-02-15 23:55:39 | ライフスタイル
 絶対明日は雪かき三昧しようと意気込んで寝入る。夜中に男子スケートをウトウトしながら見て、朝起きてもう一度しっかり見直して、羽生選手の金メダルを確認して,東横線の事故を知って,朝食とって。
 なんともそわそわ落ち着かない。すぐに雪かきしたいのに、外は土砂降り。こんな雨で雪かきするのは馬鹿みたいだからやめるようにと忠言される。しかし、北側から吹き付ける雨に打たれながら玄関から顔出すと,立てておいたフロントガラスのワイパーが雪にひん曲げられそうになっている。これはまずいでしょ。と大義名分を得て車の雪下ろしとワイパーの救出だけをする。これでびしょぬれ。
 とりあえず家に避難する。
 雨は激しさを増し、もしかしたら竜巻が襲って来るかもとの不安がよぎるが、ほどなくして強い雨と風も去り、もわんと温かくなった感じがしたので、ようやく雪かきスタート。
 近所では一番乗り。
 まず玄関から門までの道を作る。教室とバン小屋を結ぶトライアングルルート完成。バンは律儀に道に沿って歩いている。教室から小屋までの鋭角ルートを渡る姿が可笑しい。
 続いて門から車までのアプローチをつくりつつ、郵便受けまでの道確保し、ズンズン進む。
 車回り片付け、駐車場全面確保し、道路に手を伸ばす。
 明日凍ってしまったらこの道通る人大変でしょと理由をつけ道路の雪を片付ける。できればこの道をずーっと先までやっつけてしまいたい。大通りに出る所まで。せめて人が歩く幅くらいは道を作りたい。がここで一旦中断。マックスバリューに行く用事があるから。
 マックスバリュー駐車場は案の定増水して湖になっていた。そして駐車場の半分は通行止めにして除雪車が雪片付けていた。
 ガーって雪を脇に押し寄せている。あー,あれは楽しそうだ。あれやりたいなと思う。
 家に戻り、買い物袋を玄関に置いてすぐに雪かきの続きをする。
 さっき見てきた除雪車みたいに、雪かきスコップをガーって滑らせるとアスファルトが露になる。どんどん道路の雪が片付いていく。留守なのか雪放置している隣のうちの前もやっておこうと思っていると、本日時間切れ。昼食準備しないといけないのでした。
 時間さえあればもっときれいにするのに。と思うが,突然疲労を感じる。ちょっと腰も痛い。明日は筋肉痛かも。
 

もう風も吹かないを観る

2014-02-10 10:28:40 | 感動
 大雪の翌日、飛び起きて雪かきする。バネ生があと1時間でやってくるから、とりあえず通路だけはなんとかしないと。今回の雪は雪かきにはバッチリ。適度な湿り気。適度な重み。ザクザク進む心地よさ。しかし制限時間があるから楽しむ余裕はなく、心残りな状態で雪かきをきりあげた。
 午前バネを終え,午後は富士見市に向かった。
 それは青年団講演「もう風も吹かない」を観るため。
 道中家回りを雪かきしている光景をあちらこちらで見かけた。家族総出でやっている。いいなーと思う。
 新雪を一番乗りで雪かきするのが好きなんだけど、自分がどうしてこんなに雪かきが好きなのかがわかった気がした。
 子どもの頃、前の晩に雪が積もった翌朝、家族総出で雪かきした。休日は朝から絵を描きに出かけてしまう父も一緒だった。犬も大はしゃぎで雪の中をトンネル作りながら進んだりし、途中雪合戦になったりした。この時のことを後に国語の時間で作文に書いたり,図画の時間で絵にしたのだから、楽しかったのだろう。犬のはしゃぎ様と本格的なフォームでびしびし雪玉を投げて来た父の姿は今でもはっきり目に浮かぶ。

 富士見市民文化会館に到着。昨日あまり寝ていないから、たぶん寝ちゃうだろうなと思いながら会場に入る。
 平田オリザさん作、演出の,架空の青年海外協力隊訓練所が舞台の演劇。
 整理番号に従い,前から数列目を確保して着席する。ステージではすでに役者が何か作業していて,人がどんどん着席している最中に役者なのかスタッフなのかわからない人がふざけ合っている。しきりにノートとっている青年にちょっかい出すちょっとうざい青年。そんなやりとりから始まって、「ん?」と思っているうちにそれはいつの間にか始まっていた。
 演劇喋りではなく,全く普通の会話。複数の人が同時にしゃべったり、要するに普通のおしゃべりが続く。
 脚本は原稿用紙1枚は1分が目安というけれど,同時にしゃべるからこの場合2倍3倍の原稿用紙になるんだろうなと思いながら鑑賞する。がそうこうするうち、いつのまにか観客というより自分はおしゃべりの輪の中の一人になっていた。おもわずつっこみの声を出しそうになる。手拍子一緒にしそうになる。
 結局寝るどころか,前の人の頭で見えないからずーっと背中伸ばしてイスにもたれることなく気をつけの姿勢で見続けた。
 わかるこの感じ,そうだよねー,キツいよね、とうなづきながら話しは進み、そして皆の心が寄り添い、希望の光を見いだし,心が立ち上がり、いっしょになって「これならいける!」と思ったとその時、ストンとその劇は終わった。

 無言で席を立つ。何とも言われぬ疲労感。
 それはイスにもたれないで観ていたからだけではないと思う。

 帰路久しぶりに頭痛に襲われた。最近頭痛くならなかったから、バッグに痛み止め入ってない。
 今日は早く寝よ。

アルファパートナーズカップな一日

2014-02-10 09:32:36 | Badminton
 明日は大雪ですとの予報が流れたその前日は晴れていた。本当に明日は雪降るの?と半信半疑ながら灯油買いにいくと行列。スコップや融雪材を車に積み込む人とすれ違うたび、やっぱり雪降るんだねと思う。
 そんななか、明日の大会は開くのかとの問い合わせがいくつか入る。
 主催者は決断しないといけないのです。大会を決行するか中止とするか。
 チャーに相談すると、「雪国の人は普通に生活してんだから」って言うので大船に乗ったつもりで決行となりました。まあ実際一人でやるんじゃないし,みんな一緒だからなんとかなるだろうと。
 そしてほぼ予定通りの人数が集まった。雪だからと参加を断念した人がいた一方で,雪だから仕事がなくなったからといって参加した人もいて。
 そうこうして午後4時まで予定通り行い、子どもたちを駅に送り、そして懇親会会場へ移動。外は渋滞しているのでしょうかと思いきや,走る車などほとんどない。

 自分の車は冬タイヤだからだいじょうぶ。とはいえ、雪道を走った経験はないというとたいていの人は長野なのに?と返すけど、長野に居た頃は免許持っていないから自分で雪道運転していないのです。だから実際の所どれくらいの雪まで走れるのか,アイスバーンでも大丈夫なのか。わからないのですよ。
 20センチ近く積もった雪の中を恐る恐る車を出すと。なんでもない。サクサク走れる。積もる雪の中もグイグイいける。本当に走れるんだとちょっと驚き。

 雪がどんどん激しくなる中懇親会会場へ移動する。
 50名で予約していただけにこちらも決行。どれだけ集まるのかと思いきや、最終的には45名参加。みんな帰りはどうするのと思うんだけど,皆一様に「なんとかなる」と。途中東武野田線運行停止情報入ると,元下宿人のTは「せんせんち泊まろう」とニコニコしている。
 そして猛吹雪の中三次会会場へ突入。
 その間雪は小康状態になり,電車が動き始めたとの連絡入り、でもTは「もう終電ないですから。」と相変わらずニコニコして,雪がやんだ未明に帰宅。
 長い一日でした。
 予定通りに全てが運び,本当に「なんとかなった」一日なのでした。

 が、ひとつ心残りなことが。
 こんなに雪が降ったのに、こんなに積もったのに、雪かきができなかった。
 車から玄関までズブズブ雪に埋もれながら進むと,雪の中をジャンプしながらバンが飛び出してきた。
 深夜なんで、とりあえず家とバネとバン小屋とのトライアングル通路だけ雪かきし、こたつで4次会となりました。


 


手出し無用

2014-02-06 10:51:57 | Badminton
 子どもたちにバドミントンを教える時,ずーっと声を張り上げることになる。ラケット下げないとか,足を止めないとか,左足どうしろとか,左手うんぬんといった技術指導より、とにかくずーっと言い続けるフレーズは「次の子はもっと後ろに下がってて」である。
 一人ずつ順番でノックする。まずこの状況では我先にと先頭争いが始まる。今日は大きい子順にしようとか,小さい子順ね、などとぐちゃぐちゃ子ども同士が言い合っている間シャトル揃えながら待つ。しばらくして先頭が決まる。さてそこからが問題。たいていこの時二番目の子はすぐ後ろに立ち,その後ろに三番目,四番目と一塊になっている。どんなに言っても次の子達はどんどん前に出てきてしまう。
 そんな中に一人分別のある子がいて,他に子に下がって待つように指示している。「ラケットあたると痛いんだよ」と説明している。
 そうだね。一度痛い思いすれば次は自ら気をつけるようになるわけで、でもだからって子どもが痛い思いする危険を見過ごすわけにもいかないわけで、だからずーっと言い続けるしかない。「もっと後ろで待ってて」と。
 こんな時他の大人が後ろで待つ子たちを制御しはじめると、助かると思う一方で興ざめすることもあるんですよね。
 子ども同士が前後しながら、今まさに混沌から秩序が生まれようとしている。この場合はここで大人は手を出さない方がいい。ただ見ているだけでいい。
 

先回りの先

2014-02-05 10:35:05 | ライフスタイル
 昨日の午後から降り始めた雪が夜にはガッチガチに凍り,朝はまず門が開かない。鍵もレバーも蝶番も全て凍り付いているからやかんの湯をかける。ここで熱湯をかけると素材を傷めるからぬるま湯であることがポイント。そうやってまず駐車場に出る。車の暖機運転すること20分。ようやく走れる状態になり早朝の駅送りした。
 すれ違う車で車体に全く雪が乗っていないのは、あれは屋根付き駐車場か車庫がある車なんだなと思う。下りでブレーキ踏んで屋根の雪がフロントガラスを覆ってしまわないよう,ゆっくりブレーキ踏み,丁寧に運転して駅に到着。
 登校するバドミントン部の子達が調度駅に着けば学校まで乗せていってあげようと、駅ロータリーで一電車到着を待つけど誰も降りてこなかった。
 そうこうして戻ったら,案の定また門が凍り付いていた。こんなこともあろうと門の外にやかんの湯を用意しておいて良かった。
 こういう先読みができるのは年の功というもんだなー、と無事家に入ることができ我ながらちょっと満足。

 誰も失敗したり損したくないから先回りするんですよね。
 先回りは常に神経を張っていないといけない。だからちと気を許すと途端に「あーやっちまった」って思うこともある。
 
 先回りせずのんびりやっていると大事にしているモノを横取りされるかもしれないけど、去る者は追わずと諦観できるのならば、それはご縁がなかったということであまり執着することはないのでしょう。
 

引っ越しは面倒くさい

2014-02-05 00:06:24 | ライフスタイル
 学生時代から引っ越しは何度かしたから、その当時の生活は段ボールが身近だった。前回の引っ越しの際調達したしっかりした段ボールは、次も重宝するからと捨てないで押し入れの隅に置いておいたり、荷物を仕分けて太マジックで品名を書き込んだ段ボールが家のどこかしらで使われていたり、目にしたり。中には前回、いや前々回にがらくたを詰め込んだ段ボールが、そのままの状態で物置に入れられていたり。そんな引っ越しの残骸が、長い年月のうちにひとつ減り,二つ減り。落ち着いて生活し15年も経つ今となっては、そんな段ボールはいつの間にか全て消えている。
 そんな私が今引っ越しの準備をするとなったら。あー,面倒くさい。そもそも今更どこに住むの。どうやって新居探しするの。この増えた荷物はどうするの。どうやって荷造りするの。業者におまかせってわけにはいかないでしょ。人に任せるための片付けしなくちゃいけないでしょ。住所変更に伴う手続きだっていろいろあるし。
 いつか引っ越すつもりで生活しているならいざしらず、まったくその気がなかったのに,突然引っ越しを迫られているこの状況。

 そうなんです。
 このブログ。6月までに引っ越さないといけないのです。
 かれこれ11年続けてきたから、「じゃ、そういうことで」って言われてもちょっと途方にくれます。
 ほんとうに、やれやれです。