バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

絶景ポイント

2008-11-30 06:51:13 | Badminton
 小学生の関東オープン大会。
 会場は埼玉なので、30分程度の距離。
 朝、よく行き慣れた道を走る。会場近く、高速道路脇の道。高速の路肩部分の紅葉がちょうど盛りだった。紅葉する木々の中に、鈴なりのナンテンの実の濃い赤が目をひく。
わざわざ行楽地に行かなくとも、これは絶景ですよ。左手から覆いかぶさるような紅葉が続く数百メートルほどの道。その下を贅沢に走り抜けてしまう。関東地方の紅葉の色合いに、濃い赤と緑が絶妙なバランス。思わずキャンバスに色をおく目で見てしまう。あの赤は一度では出ない。下塗りに黄色と茶色がほしい。
 会場に着いて、同じ道を通ってきているはずのみんなと感動を分かち合おうと思ったけど、ついついおしゃべりしているうち、紅葉のことを忘れてしまった。
 昼前に会場を引き上げ、同じ道を戻るとき、もう一度景色を眺めようと思うが、来た時のように目を引かなかった。光の加減で、色が映えない。
 同じものをもう一度と思うが、その時の気分や空気で景色は変わってしまうのです。まさに一期一会だったのでしょう。
 そして家に戻ると、朝は気がつかなかったけど、庭はちょうど紅葉盛りだった。

  
  反省中のバン

体感温度

2008-11-27 09:47:48 | バネ
 水曜は比較的学年固まっているから、少し落ち着いて授業ができる。
 もともとは授業入れない日だったのに、部活で忙しい中学生の部活ない日にあわせて設定した。だから学校から直行なので4時から始められる。今は中学受験生が自習で来ているからそれなりに席埋まっているけど、通常はもっともゆったりしている曜日。
 4時を回ると入ってきた中2が、すかさず因数分解と現在完了形がわからないと言ってきた。ほいきた。どっちもやりがいばっちり単元でございます。中1で英検3級受ける子も必要だからと、途中から中1も合流して英語に入る。説明、演習、説明、演習と繰り返すうち、熱くなってきた。一通り終え時計を見ると終わりまであと10分。と、そこで気づいたが、ストーブつけ忘れていたのだった。これからつけてもしょうがないから、そのまま終わりまで引っ張ることにしたが、そういえば皆寒そうにしていた。少し寒いと「さむーい」と大騒ぎし、お腹すいていると「おなかへったー」を連呼する幼児みたいな中学生もたまにいるけど、この日の小・中学生は我慢強かった。

血液型別指導法

2008-11-26 08:53:48 | Badminton
 血液型論っていうのは、単なる会話の潤滑剤に過ぎないと誰かが書いていた。しかーし、それでも、少々分類してみます。
 先日の大会で好成績を収めた高校生に、勝てて良かったねと声をかけると、「はい。でも相手が疲れていたからラッキーなんです」と控えめなA型返答。この気持ち寄り添える。そんなことないよ、実力だよ、と思わずイイコイイコしてあげたくなる。そしてもう一人の好成績少女に「すっごいじゃん」と声かけると。「イエーイ」と言いながら、左手でピースとガッツポーズ連続出し。なんとも予測不能なリアクションするB型。
 ジュニアでは、まわりにAB型多い。先日連れていた5人のうち3人。今中学生となったけど、ジュニア時代いつもまとわりつくように時を過ごしていた4人中3人。この子たち結構共通点ある。石橋たたきまくりの準備している私の横を、不意に途中で飛び出していき、失敗してしょんぼり帰ってきたり、結果がよいときは意気揚々とご帰還する。たいてい良い結果の時は、まるで自分一人の手柄のように鼻の穴広げている。
 試合に入る前の声かけは、選手の気質に応じて使い分けなければならない。典型的A型ちゃんは追い込んではいけない。ついA型指導者は慎重になりすぎてしまう。時には聞き流しながら、そのくせ寄り添ってくるAB型軍団。いつもうまいこと利用されている気がするぞー。

学校生活の半分は部活です

2008-11-25 07:54:44 | Badminton
 小学生数名を中高の練習に連れて行く。
 朝早い時間からわさわさ人がいる。部活生だけでなく、お手伝いの保護者や他の学校の生徒もぞくぞくと学校に入ってくる。ずいぶん部活動活発な学校だなー、と思う。
 校内ですれ違う人には、挨拶するようにといい、体育館前で車座になってワイワイやっている女子軍団脇を通ると、「おはようございまーす」と先を越されてしまった。そして通り過ぎる我々に、「かっわいいー」と言う声を浴びせていたが、え?私?んなわけないっす。豆ちびゾロゾロ引きずるように連れてグランドに出ると、「ひえー、広い」と小学生軍団は少々尻込み。大きく回れば500mだから、とりあえず1周は一緒に走る。準備中の野球部脇を通り抜けバックネット裏に回り込むと、周囲は雑木林に囲まれている。その先隅には鉄棒とロープが。「鉄棒、たか」ってまたまた尻込み。だから一番低いので逆上がりするようにというと3人くらいできたかな。その次の高さにはどうやっても全員飛びつくことができなかった。そしてロープでひと遊び。追加であと2周競争させると、「これで、1.5だー」と小数でくるとプロっぽい響きだよ、小学生。走り終えると車座中学生はまだ同じ場所で談笑していた。
 どこもかしこも青春まっただなか。

  

 

野田わいわい亭

2008-11-24 06:51:41 | バネ
 野田の寄席「野田わいわい亭」が10月で10年目にはいったという。
 あぁ、あれから丸9年が過ぎたんだな、と思う。
 野田で寄席をひらきたい。もっと野田の人たちに、落語を身近なものにしたい、と活動を始めた人がいた。
 どこか会場を確保して、近所の人が下駄履きで、格安で、気楽に見に来れるような寄席にしたいとの発案に、「面白いこと始めるんだな」という好奇心から、会場提供にバネ申し出た。そんなこと考えるなんて、今思うと、当時は授業入れない曜日があったのですね。
 その後電話でやり取りし、規模的に難しいことと、曜日があわないことから、バネでの開催は流れた。
 初回開催は桜木神社だったように記憶します。バネでどうのというレベルではない。
 しかしそれ以来、寄席の案内いただいたり、毎年年賀状いただくが、残念ながら一度も寄席に足を運ぶ機会はないまま、9年が経った。
 最初の頃は何度か電話いただいた。どれくらいの人の入りだとか、近くでやるから見に来ませんか、とか。塾の方は順調ですか、などと私の心配までしていただいた。
 ずーっとやり続けるってすごいことです。発起人の方に直接は一度もあっていないまま、もう9年ですか。

一応、イイフーフの日

2008-11-23 06:57:00 | Badminton
 昨日は中学、高校ともに県大会。高校生は一足先に団体戦と個人戦ダブルスがあったので、個人戦シングルスの日。中学生は初日なので団体戦の日。小学生は? 土曜なのでそれぞれチーム練習の日。
 結果はいかに。高校生は団体、ダブルスともに優勝に引き続きシングルスも男女で制覇。一方の中学生も男女優勝。どちらの試合も見に行かなかったので、電話で様子を聞く。
 「今日はお祝いしよう」と夫が電話で言うから、ごちそう買い出しにマックスバリューへ。
 肉だし中のYさんのもとに駆け寄りお祝い言うと、もう目が真っ赤。仕事中なのに、盛り上がっちゃってさー、お客さんよけて歩いていましたよ。
 さらに夫は、「今日はイイフーフの日だからさ」って、いろいろ理由つけて乾杯したいのでした。
 こういう日は、勝負皿使い、ちょっと気分を変えて食卓をまとめる。そんな気配り、たぶん二人とも気づかないけど、私がわかって、味わって食べてるからいいのです。勝負皿は、洗うときも片付けるときも、いつもより丁寧にそっと包むように扱うから、ずーっとよそ行きの気分が続くのです。
 最後に手作りデザート企画していたけど、「太るからいらない」って言われちゃ、ちょっとガックリ。以前下宿人いたときは毎日がデザート三昧だったのにね。喜んで食べる人がいないと、作る気もうせるっているもんです。やっぱり食べる、って風呂上がりに言うから、もうショートコースで、それも普段皿にのせるのでした。

 

美しいものは汚せない

2008-11-22 07:24:12 | 川上犬
 大掃除を年末にすることはない。どうせ1年に一回やるなら、掃除が楽な夏にやればいい。と家事評論家の誰かが書いていた。そうだそうだ、その通りだ、と年末にやらないことを実践した年があったが(夏にやったというわけではない)、そうして迎える正月は、とてもしょぼかった。やはり元旦の朝はスッキリした家であってほしいのだ。
 というわけで、年の瀬に向けて憂鬱感が増してくるのは、年賀状と大掃除。
 そこで、よーしと思い立ち、風呂場大掃除することにした。さすがに10年も使っていると、全体にかび汚れが目立ち、朝風呂タイムには、この風呂場何とかなんないかなー、とため息が出ていた。市販の薬剤使って落としても、すぐにカビっぼくなるし、なんといってもこの天井。手が届かないから、掃除も行き届かない。 
 もう一度、よーし、やるかっ、と一念発起し、ダスキンお掃除サービスに電話した。
 すぐ見積もりの人がやってきて、こんな汚れてますけど、って感じでおそるおそる見てもらった。ふむふむといろいろチェックして書き込んでいるお客様診断書をのぞき見すると、汚れの欄は「少ない」になっていた。ちょっと背中が伸びる。
 それから数日後。お掃除部隊がやってきて、午前中の作業で何もかもピッカピカ。風呂場がバスルームに変身した。さらには全体に防カビコーティング追加しておいたから、これで当分大丈夫らしい。
 さてこの美しくなったいきさつを、どうしようと思うが一応夫にも話すことにした。「そんなことに金使って。自分でやればいいじゃないか」と言われるかと思いきや、「いい買い物したな」とご満悦。さらには、美しいバスルームの維持に非常に協力的な夫に変身した。
 美しいものを汚すのは気が引けるが人情です。
 次は庭。落ち葉を片づけた。掃いても掃いても、また落ち葉だけど、掃き清めた後のスッキリ感が好きだし、掃除後に庭でお茶するのも楽しみの一つ。
 竹ぼうきで落ち葉を掃き集めると、土の部分がむき出しになる。微妙に小さい砂利と草とこけが混ざり合った地面は美しい。この場合雑草が全くないより、そこここにあった方が雑木林の風情があってよろしい。敷石まわりに、紫式部の実が落ちているのも美しいから、そこは掃かない。ほうきを入れるだけでできあがる晩秋の空間なのに、後を振り向くと、落ち葉をどかしたところを狙って、あちこちバンが穴掘ってる。あのねー、お前にはこの美はわからないのかね。さらには調子に乗って、植え込みにシャーシャーおしっこかけてるし。
 まったく非協力的なバン。

  

11月は秋

2008-11-21 07:12:35 | バネ
 「先生,11月は秋ですか?」
 秋だよって,即答しておいたけど,高校時代に同じことで悩んだ。11月はてっきり冬だと決めつけていたが,友達は皆秋だと言った.1年を4分割すると9、10、11、は秋で12、1、2は冬だというから、なるほどと納得して今に至る。しかし寒いんだから自分的には冬だった。季節感は地域差だけでなく、時代差があるんじゃない?9月が秋とは何とも微妙。
 いよいよ秋、あと10日。寒い訳です。だからストーブ本格的に使い始めました。川上村生まれのバンにとっては得意な季節到来だー。
 先日のVモギの結果が届いた。8月末から2ヶ月半で、3科の偏差値13アップ。来たー、って感じ。缶詰君、いよいよ数字で結果出し始めたよ。中学受験生集団の方も、今年は仕上がり上々。後は体調管理に留意するのみ。インフルエンザ予防注射してある?
 

晩秋のバン歩(ぽ) 2

2008-11-20 10:41:30 | 川上犬
 池の周囲をめぐるように大きくカーブする道を進むと、「狩猟禁止」の札が。狩猟?そんな、いきなりズドンってくることもあり?何やら物騒なところだなー。渡瀬遊水池の辺りをサイクリングしていたとき、鷹に遭遇したことがある。遠目で見たらお座りするバンだったけど、近づいたら羽を広げてワッサワッサと飛び立っていった。あんなのが突然出てきたらどうする?こっちは丸腰だし。武器といったらバン歩用のスコップと、このバンのみ。またまた足早にカーブを曲がる。
 すると、ドキッ。前方に車が。紺色のきれいな乗用車が、藪に寄せるように止まってる。ますます、やばい。これは事件の目撃者というより、被害者になるかも?
 しかしここで引き返すのは、猟銃区域や怪しい館の前を再び通らなければならない。結局車に向かって突き進むしかない。一応、バンを車側にして横を通り抜けると、運転席に人乗ってるし!ひえー!目が合わないようにチラ見したら、気弱そうな人相していたから少し安堵。モンタージュ協力できるように、2度目のチラ見で特徴つかんでおく。逆三角形でバーコードハゲ、メガネ付き。
 しかしほどなく、両脇視界が開け、安全地帯へと到達した。するとそこは、なんと、いくぞうの家の裏手でした。ベランダサンルームにはためくヨネックスTシャツが心強いぞ。
 いくぞう家脇の公園ベンチで一休みする。膝がガクガクいっている。既に5キロくらい歩いたか。「ツカレタ」、とバンに語りかけるが、なんだかバンはそわそわと落ち着かない。
 帰り道どうしよう。遠くまで来すぎた。まだ帯状疱疹も治ってないんだから、無理しない方がいいとの判断で、キントウンを呼ぶことにした。調度昼休みだからサーッと来てもらおうと思ったが、電話でず。がっくり。
 帰路はどうする。最短距離は車が多いし、途中放し飼いの凶暴犬出没ポイントがあるから、少し遠回りでも超安全コースを選択する。今の体には苦渋の選択。
 「足を一歩ずつ出していればそのうち目的地に着くんだ」 高校生の時、クラス企画の遠足で東部町から小諸を抜け布引観音まで往復したり、妻籠から馬籠まで、とか修学旅行先で360人がぞろぞろと奈良の斑鳩の里を歩いたりと、何かと歩くのが好きだった担任の言葉を思い返しながらとぼとぼ歩く。
 私の疲労を感じ取ったバンは、いつしか勝ち誇ったように、たびたび振り向く。「おい、だいじょうぶか」って上目線で、父親みたいになってる。その時携帯が鳴る。おっとキントウン登場か?ではなく健康病のSコーチから。がっくり。
 往復10キロ。3時間のバン歩でした。

晩秋のバン歩(ぽ) 1

2008-11-19 22:44:05 | 川上犬
 冬休みの予定をたてる。Winter vacationってワクワクするような予定ではなく、冬期講習とかジュニア練習とか大会や遠征。さらには実家行き、年賀状、大掃除など。これらをうまく16日間にパズルはめ込むような作業で、頭痛くなってきた。さっきからバンが庭でクィーンクィーン鳴いているから、とりあえず気分転換に散歩に行くことにした。
 日差しが気持ちよく、パーカーを羽織るだけでのんびり歩ける。今日はバンの気の向くまま、好きな方に歩かせることにした。するとグイグイ引っ張るコースは、これは、前回熱中症寸前で引き返したコースですよ。そうかい、バン。前回の雪辱戦ってことですね。いいでしょう、行ってやろうでないの。
 ハッハッいいながら、ブイブイ引っ張りながら先へ先へとバンは歩く。余裕でUSSを通り過ごし、小山に向かう農道まで来ても、一向にバンの勢いは収まらない。信号を渡る頃に、まっすぐ利根川の土手まで延びるその道の突き当たりに筑波山がくっきり見えた。かなり近く見える。昨日風強かったし、空気乾燥しているからよく見えるんだろうけど、本当はこんなに筑波って近いんだね、とまるで筑波まで歩いていけそうな錯覚がする。
 グイグイハッハッと進み、前回リタイアしたポイントを難なくクリアし、小山の集落を抜け景色が広がると、さっきまでの大きな筑波山はたちまち小さく遠くになってしまった。やっぱり筑波は遠かった。ただっぴろいまっすぐ続くたんぼ道を前に、いきなり少しげんなりしてしまった。さぁここらへんで帰ろうと思う。が、バンは全く歩くのをやめない。どこでもいいからもっと匂いチェックするんだと、狂ったように歩きまくる。バンの指示で脇へそれる小道を進むと、途中で道がなくなり、引き返す。するとまた次にもう1本別の道に進む。今度は車がやっと1台通れそうな車道で、途中で道がなくなることはなさそう。
 その道は人が通ることはめったにないのか、顔の高さに蜘蛛の巣が張っている。クネクネとS字カーブが続き、進むにつれ両脇は藪に囲まれる。民家が遠ざかった頃、左手に現れたのは、住居兼工場らしき廃屋。イヤーな空気が漂う。
 敷地には何年も放置されたような車が2台止まっている。廃屋だと思うけど、中に人がいる気配がする。バンは少し興味を示し、建物に近づこうとするから、あわててグイッと引き戻した。そして廃屋の前を通り過ぎようとしたとき、窓が鳴った。風だったのかもしれないが、窓が揺れた。当然、音がする方を見ると、それはユネユネ動いているマッジクミラーだった。やっばいですよ、これは。事件の目撃者になってしまうかも。見なかったことにして足早に通り過ぎた。次のコーナーにさしかかると、右手に大きな沼のような池が見えてきた。こんなところに池があったなんて。そこは周囲を鉄柵で囲みさらにネットを張り巡らし、点々と「立ち入り禁止」の札を下げている。誰が近づくもんですか。こんな気持ちわるそーな沼。きちんと整備すれば水辺の避暑地風情になるけど、湖面からニューッと女の人が出てきそうで、これまた違う意味でやっばいです。
 さて、長くなるのでこの散歩の続きは、次回です。

大人の愛

2008-11-19 06:43:25 | Badminton
 路上で刺されただの,ひき逃げだのと何かと物騒な昨今。命に関わることでなくとも、ちまちまとした事件がいつどこに潜んでいるかわからない世の中。昨冬、登校時に学校近くに怪しい男が出現。娘を持つ親としては人ごとではない。今の時期になると,登校時はまだ暗い。事件直後はみんな大騒ぎして不審者対策しました。近所のIコーチは,生徒より早く学校にバイクで乗り付けて,通学路をグルグルとパトロールしていたのをはじめ、各家庭で「これは大変」と危機管理したけど、朝の忙しい時間だけに対策は長続きしない。
 あれから1年。そろそろ真っ暗な中、家を出るようになる。対策何もしないで、「変なやつなんか,この世からいなくなっちゃえばいいのに」と念じて送り出すようになる。
「今もやっているんですよ。日課になっちゃったみたいで」とIコーチの奥さんから、何気ない立ち話で聞かされた。「あの子達いっしょうけんめいやってんだから、かわいそうなんだよ。こんなちっちゃい時からがんばってた子達だもんな」ってIコーチ。「いつも2周くらい回った頃、ひーちゃんとすれ違うよ。」
 もう脱帽です。

中二の秋

2008-11-18 06:40:54 | バネ
 月曜から水曜までバネはテスト期間です。
 偏差値や全国順位が出る。
 中学受験制にとってはちょうど良い入試練習。レベルも問題量も本番並み。
 あらかた得点を予想しておくと,ほぼ当たっていた。予想通りに得点できた安堵感と、予想程度であることの焦燥感がないまぜ。このまま本番まであと20日を切りました。
 小学生が終わると続々入ってきたのは中学生達。私立生も5科目に挑戦したいといい,今回は希望者は理科,社会も受けます。公立よりも高いレベルの学習を積み上げている私立生と,公立校トップレベルの生徒との差はいかに。いつもなら公立生に軍配があがりますが,今回はどうでしょう。どちらも切磋琢磨かな。
 バネをやっていてわかったこと。男子の学力は中二の秋に伸びる。秋から冬にかけて植物は一見休眠するかのようだけど、じつは翌年の準備を内側で始めている時期。人間も同じ。先日、音楽発表会で一通りの行事を終え、これからはじっくりと内面にむかう。読書の秋とはよく言ったものです。ちょうどこの時期,中二数学は一次関数から図形を学習する。それによって更に論理的思考が伸びる。なぜか男子はこの時期顕著な変化が見られることが多い。急に言葉遣いが大人びてくる。
 ただしこの時期までに変化していない子は、そのままで流れることも多い。
 女子は?女子は元々真面目だから大きな変化はなく、年間通して落ち着いた学習できてます。何事にも個人差はあるけど。
 女子は最初から真面目じゃないと、そのままずーっと、そのまま。めったにいないけど,こういう子。

体にいい罰ゲーム

2008-11-17 06:49:09 | Badminton
 野田ジュニアの最後のイベント、罰ゲーム付き練習。
「生野菜でしょ」とギャーギャー大騒ぎしているが、今日は違うんだな。
 課題は,クロスヘアピンをカゴに入れる。持ち玉3球。
 結局できたのは4人。12人はゾロゾロと罰ゲームコーナーへ。紙コップとるようにと言うと、「青汁でしょ?」って,いい線いっているけど、ちがうんだな、これが。
なんと、本日の罰ゲームはキッコーマンの『たまねぎ習慣』。体によさそーで、まずそー。良く振って注ぐと,どろりとした物体が。
 「これ、ジュースじゃん。うまーい。」
 あり?罰ゲームのはずが、こんなはずではなかった。しかも体にいいなんて。課題クリアした4人のほうが損しちゃったかな。
 なかにはまずそーに飲んでいる子いるから、腰に手を当てて森田健作飲みするようにと言うと、「古ーイ」とコーチ陣からのご指摘。
 こんなことやっているときに,代々木ではオグシオやら,田児選手やらが日本一のプレーで観客魅了してたんでしょ。これが日本の現実です。底辺では薄暗い体育館に子供集めて、こしょこしょとあの手この手でやっています。
 あまった1本、コーチ達にじゃんけん争奪戦してもらおうと思ったら、「うちでもらっていく」とSコーチ。『からだにいい』に弱いんでしょ。いるよね,こういう人。称して「健康病」。どうぞ一気に飲み干して下さい。血液さらさらになって、毛根の血流よくなってフサフサなんてことも夢じゃないかもね。


 

何度も買う本

2008-11-15 08:51:18 | ライフスタイル
 面白い番組の一つは,NHKの「私の選んだ1冊」
 木曜放送分は、小山薫堂氏が選んだ志賀直哉の「小僧の神様」。
 小山氏にとっては特別な一冊で、出かけた先で度々買うのだというから驚き。
 小学生の大会に行くときは子供の世話に翻弄されなくてよくなったので,夜は自由な時間を過ごすことができる。飛行機や新幹線で、一人で過ごすホテルで、何の本を読むか,家の書棚を眺めて適当に選んでバッグに入れる。読む物があるという喜びが、一人の時間を待ち遠しくしてくれる。本をバッグに入れ忘れたときは,出先で買う。これはこれで楽しい。街歩きを兼ねて,地元の書店へ行く。一人散歩は小さな目的がある方が楽しい。書店を覗くとき,これ読みたいと思う本があっても、それが家にある本であったら買うことはない。もう一度読みたいと思っても、どうせ家にあるからという気持ちが,買うことにブレーキをかける。
 それが小山氏は何冊も買っているというのだから、すごい。
 読みたいときに読む。たった数百円のために、そのとき必要なことを押さえていたなんて。
 小山氏というより小山さんと呼んだ方が良さそうなんだけど、世代が近いせいか、いちいち小山さんの言葉に寄り添える。
 同次元でありながら別の角度からの切り口が心地よい。

みんなで歌

2008-11-14 06:30:34 | バネ
 娘の学校の音楽発表会みに,文化会館へ行く。
 みんなで力を合わせて一つの物を作るって,せーのってみんなで稲作してきた日本人のDNAにぴったり。個人の競技力を追求している部活とは違う、「みんな」を多いに意識できたイベントだったようです。
 教頭先生のお話がおもしろかった。コンサートとはいえ、やはりこれは教育の一環であることを思い出させる。
「感動しました。素晴らしかったです」とありきたりな感想ではなく、「こういうことはたいへんなんです。中には一生懸命やらない人もいたりするから,みんなで力を合わせるってことはなかなかできない」と現場の視点から、学校目線で評価を加える。そうだよね。クラスにはいろんなやついるから、みんな真面目にやる訳じゃない。口パクもいるだろうし。と自分の中学時代を思い返した。たいてい女子リーダーが全体叱咤激励し、試行錯誤のすえ本日に至るってことですよね。それぞれのクラスにプチドラマがあったことでしょう。
 バネ生、元バネ生らを探した。小学校卒業以来の元生徒の成長をみたり、普段教室で見ている子のクラスでの姿を確認できた。
 発表会が終わると,部活で学校に戻る子達が、部活単位で集まり始める。それぞれの部活のカラーが出るから面白いね。一番統率とれていたのは吹部かな?女子リーダーが全体を支配している感があった。さすが団体競技。