バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

献立セットに右往左往

2024-11-21 10:07:23 | ライフスタイル
ネット広告で流れてきた、2人分5日間献立お試しセットに申し込んだ。
食材到着2日前メールが。
画像付きで。
冷蔵庫のこのスペース空けておくようにと。

なに? そんなに空けるのか!
というわけで賞味期限切れていたり、まだ食べれそう等と食べないだろうけど作り置きしておいたものを月曜の朝潔く廃棄し、冷蔵庫3段すっからかんにして宅配到着を待機。

すると、なんてことはない。
それらは野菜庫1/4とチルドルーム半分程度で収まったではないか。
これで5日分の食材? が第一印象。足りるのだろうか。
大急ぎで冷蔵庫収納してから、添付説明よく読むと、今回届いた食材に到着日書いてシール貼るようにと。
あわてて再度全部出して、シール貼る。
これにより、すでに冷蔵庫にあった食材と間違うことがない、なんてかゆいところに手が届くしかけができていた。

メインと副食の計3品が30分でできるという。
調味料は自前ということで、レシピ読むと「ケチャップ」
え? ケチャップー!
ケチャップなんて日頃使わない。だから1本買えば1年はなくならない。多分、今ない。あわてて夫にケチャップのみ購入を頼む。

バネ終了後の20:30から作り始める。
初めて作るメニューばかりで、レシピ読みながら、冷蔵庫行ったり来たりしながら悪戦苦闘。
ニラ1/4、三つ葉1/3だの、パプリカ1/4だのと使用量が指定されている。取り出した食材の必要量を準備し残りをパッキングし直し冷蔵庫に戻すのに手間がかかる。

これって、いつもなら1袋買えば一度に使っちゃうよね。取り置きすると次使わなかったりするから、全部一度にざっと洗って、ザクザク切ってた。
ということで、今までどんだけうちでは食材使い過ぎていたのか、食べ過ぎていたのかということを知るのである。

なかには聞いたことない食材があった。
「カブッコリー」
見た目はカボチャだから多分ブロッコリーとカボチャのミックスなんでしょう。生食できるらしい。
うちのブランは純粋なるミックス犬。母はミックス、父不明。で、山羊にもキツネも似ているからブランはさしずめドッグ、山羊、フォックスのミックスで「ドヤックスか!?」なんて肩揺らしながらカボッコリーを切る。

夫が「どうせ俺は半端な仕事だけなんだろ」と言いながら手作りエプロンつけてコンロの前に立つので、焼き物担当してもらう。
こちらはレシピ通りに時間きっちり計り、フライパンの前でじっと待っている。

その間次のメニューへ順番通りに進める。
調味料はケチャップに酢に、砂糖、マヨネーズ等等。
そして次のメニュー。また酢。そして次。またケチャップ。
ケチャップと酢の登場回数多くね?って感じで25分で完成!

盛り付けると、オーって感じ。普段食べないメニュー。こういう味付け家で出せるんだと驚き。全国のこだわり食材お取り寄せと書いてあるからなのか、心なしか食材の味がいい。
来週から3日分にして注文する? と夫と話し合う。

2日目は事前に野菜をカットしタッパーに用意し、20:35からスタート。この日は事前準備もあったことから一人でやっても20分。しかも、冷蔵庫で以前からあった食材活用せねばと、オリジナル追加レシピ2品つけた。

バネの小学生が暗算タイムレースで高得点はじき出し、椅子に立ち上がり「ドンダケー」って風邪引いてハスキーな声張り上げ指振っていた。そう、あの姿を今再現したい。20分で完成、ドンダケーって。
一人分をプレートに載せ食卓に置くと、夫が「スゲー、定食屋みたい」って。

3日目。今日のメインはエビか。
エビ、夫食べられない。何かわかりになる食材をと思い久しぶりにスーパーに行く。
エビの代わりになるものの他、度々登場する調味料で切れそうな酢、なくなりそうなオリーブオイルとマヨネーズ買うために行ったのに、ついでにブランのおやつ、おいしそうなコーヒー等等ついつい買ってしまい、何じゃこの金額!ってびっくりするほどで決済。

さて3日目の調理は、やはりまたケチャップと酢か。なんだかこの味付けうんざり。たまにはあっさり生野菜にポン酢、冷や奴におかかにポン酢なんてメニューがいい、と思い始めた。が、レシピ通り作る。
こんなんで足りるの?と思った料理が、3日目は食べ残してしまった。
味付けに飽きたというのもあるし、意外にも量が多い。
しかも、指示の細かすぎるレシピにうんざりしながら、使ったことのない計量スプーン使ってみたりして作ったせいか、二人でやったのに30分きっちりかかった。
さらに、さらには、いつもなら作りながら調理器具等洗ってしまうからできあがり時にはキッチンがすっきりしているのに、そんな余裕なく作るから食後のシンクが大変なことになっている。油モノの使用量多いから、汚れ物も半端なく、片付けにうんざり。

こういうの、だめた。
まずなんでもレースになってしまう自分に向かない。
30分でできるという文言がいけない。
30分でできないと駄目だし、だったらそれより早く作ってやる!ってタイムレースになってしまうのがいけない。
そして、できあがりまでの工程が頭に入っていないので、同時進行3品くらできることだって一々レシピ読みながら一つずつ進めるから効率的でない。
普段だって15分程度あればとんかつ、付け合わせ、副食2品、味噌汁くらいできるじゃないですか。

あー、疲れた。残り二日はテキトーにやろう。
そういえば、レシピ用紙の端にセンチメモリが印字されていた。なにこれ?って思ったけど、どうやら野菜カット長さのメモリに使うらしい。
日頃調味料計量したり時間計ることもなくカンでやっているものにとっては全く不要です。
ということは、この商品は料理初心者向けだったのかな。
夫が「若い人の味付けだな」と。
これにて定期購入しないことが決定です。


家電特訓修理法

2024-10-28 11:51:44 | ライフスタイル
家電は壊れると学習したのはいつのことだったか。
昭和生まれの私は,家電はめったに壊れないという印象を持っていたが、寿命があると知ったのはいつのことだったか。

洗濯機は使用頻度によって異なるが、「10年もてば随分頑張った方ですよ」などと家電量販店の人に言われ,買い換え、エアコン、冷蔵庫などと立て続けに買い換えた。
このエアコンついこの間買ったばかりじゃんと思い保証書探すと,意外にも10年経っていたりして。
だから家中の家電に購入日と購入店舗書いたシールを貼り付けた。

その時、買ったばかりの調子がいいコードレスクリーナーにシール貼り忘れていた。

コードレス掃除機は超便利。特に机や椅子が多い教室掃除には重宝する。
ということでジャパネットでダイソンの掃除機買った。
これが問題もので,すぐ故障。ジャパネットに言わず,直接ダイソンに言うと故障部パーツが交換で届いた。そしてまたすぐ壊れた。
すると次は交換部品到着に時間がかかるということで,代わりにと最新機種が届いた。
その後は問題なく動き続ける。
しかし,吸引力がいまいちでペットの毛は吹き上げるだけのことが多いので,次は自宅用に別メーカーのコードレス掃除機をネットで買った。

その掃除機が壊れた。
ゴミカップ洗って乾燥し、さて使おうと思うと。
電源入る。吸い込む。しかしゴミを感知すると赤ランプがつくはずが終始グリーンのままでおかしいなとは思った。そして一通りリビング掃除し終えてゴミ確認すると。
全く入っていない。犬の毛1本、ほこりのひとかけらも入っていない。

取説確認し全て対策するも,全くゴミ吸わない。
購入日確認すると調度1年半前。

メーカーに問い合わせると,「故障ですね」
延長保証つけていないので有償修理、概算18000円(送料込み)になるとのこと。

本体とスタンド式充電セット価格とほぼ同じじゃん。
納得いかないが、「高い消耗品ですね」と一言嫌み言い,修理断り電話を切った。

スイッチは入る。本体のモーターは動く。
納得いかないから廃棄前に分解してやろうと思う。
どうせ捨てるんだからテキトーに分解してみよう。
と思うものの、捨てるには未練があり、どうせ捨てるんだから、だったら
本体をバシバシ叩いてみた。
昭和生まれは家電は叩けば直ると学習しているのですよ。

そして、ホースもゴミカップも外し、本体吸い込み口に手のひらを押しつけて吸わせてみた。
ぐいぐい手のひら吸う。
吸引力もしっかりしている。
ん? 途中でモーター音が変わった? 吸い込み強くなった?
手のひらがへこむ。

再度ゴミカップとホースす装着し、スイッチ入れると。

赤ランプついた。
絨毯のゴミ、ジャンジャン吸う。
どっさりゴミ溜まる。

かくして何もなかったかのように毎日働いている。

モーターに負荷かけたのが良かったのかもしれない。


人の振り見て我が振り直せ

2023-04-09 08:07:34 | ライフスタイル
近所にスーパー銭湯ができた時のこと。
勢いの良いシャワーを気持ちよく当てていると、背後から「お湯が飛ぶでしょ!!」と言われた。
それ以来シャワーは周囲に飛び散らないように気をつけるべし!と知った。
そして、できるだけ背後にシャワーのない洗い場を選ぶようになった。

昨日地元の温泉に行くと。
右から勢いよくお湯がかかった。
隣の人が頭を洗っていた。シャワーヘッドを手に持ち横から当てているから、おもむろにこちらに飛んでくる、というかザーザーかかってくる。
それも、たびたび。
久々のクリーンヒット!って叫びたくなるくらいの勢いと水量でかかってきた。
隣の人は白髪で、体の感じからするとお婆さん。
そちらを見ても、ちょっと椅子をずらしても、相手は頭洗っているから全く気づく様子なし。
「お湯が飛ぶでしょ!」なんて言い方はできないけど、「お湯が飛んできますよ。」くらいも、言えない。
その後も執拗に頭を洗い、何度も飛んでくる。
そしてふと思った。
もしかしたらさっき自分が頭洗っていて、同じように飛ばしていたのかもしれない。
だから「あてつけ」られているのかもしれない。
体洗い終えてシャワーかけながら飛び散り具合を確認するが、先ほどの洗い方で周囲に飛ぶ可能性はないと思う。
ほら、またザーザーとかかってきた。

その瞬間気づいたのか、「あら、ごめんなさい」と予想外の優しい声で言われた。
声の張りからいって、お婆さんではなかったかも。
さっき注意しなくて良かったかも。




孫に会いに行く

2023-03-16 17:57:14 | ライフスタイル
一人娘が鳥取に行き7年経ったかな?
何年前のことだったか思い出せないのに、これから生活を始める娘の引っ越し手伝いに初めて鳥取に行き、娘と別れ、飛び立つ飛行機の窓から見た鳥取の景色は忘れられない。
海と山に挟まれたグレーの街。すぐに街並みは切れ、サンドベージュの砂丘が見えた。
この街で一人でやって行かれるのだろうか。
2年位で戻っておいでといった言葉を、「3年くらいはいるかな。4年かも。」とじわりじわりと流したあの子は、ここでどんな生活を送るのだろうか。
遠くに小さくなる鳥取の街は寒々しかった。

やはりというか、そうなるだろうと予感はしていたが、数年でキリを付けることなくやるだけのことを存分にやり、更には鳥取で結婚し、家族ができた。
先日生後3ヶ月の孫に会いに行ってきた。2ヶ月になるまで里帰りしていたので、一月ぶりに会う孫。
「お孫さんはかわいいでしょう」
と皆さんに言われるが、まだ孫よりも娘のほうが気にかかる。
ちゃんと生活しているのだろうか、と。

新居に行ってみれば、丁寧に生活している様子がうかがい知れた。

帰路久しぶりに午後のフライトだったので、窓外に鳥取の街が見えた。
調度初めてきた時と同じころなので、海も街の色も同じだった。
一瞬、あのグレーな気持ちがフラッシュバックする。
しかし、なんだろう、この安心感。
全く同じ色と景色なのに、一瞬思い出したのに、口元はほくそ笑んでいた。
ペットホテルに預けているブランへとすぐに思いは飛んだ


おばちゃん、万歳

2022-08-14 14:54:54 | ライフスタイル
近所に親切なおばちゃんがいる。
犬の散歩で知り合った人で、最近表札確認して名前覚えたので、長いこと「おばちゃん」と呼んでいた、家族内で。
このおばちゃんの親切が加速したのは、鍵盤断裂手術終え退院してしばらくの頃。
いつもの様にワンちゃん連れて門の前を通りかかったので、草むしり終えスッキリきれいになった庭を披露すると、
「奥さん、しばらく草取りできないでしょ。」
草一つ無い、おまけに花もハーブも見事にスッキリサッパリ無くなり土だけになった庭の一角や、何も植わっていないプランターを見て思うことあったらしい。
翌日からおばちゃんの庭造り通いが始まった。
まともにガーデニングできるようになるのは9月からだろうから、今夏は庭諦めていた。草むしり業者が徹底的に庭きれいにしてもこのままの状態は一月ももたないだろうなと。
おばちゃんの脳内には同様のことが浮かんでいたのだろう。
「この状態キープしなきゃね」
と更に、元気に花咲き乱れる花壇が描かれたらしい。
「うちで育てた花と野菜の苗、こちらに植えたから」
と朝起きると作業が終わっていること度々。涼しいうちにやるからと早朝やって来て、草取りや苗移植、野菜の手入れをして、知らないうちに帰っていく。





最初は庭を手入れしていただくことに遠慮とためらいはあったが、とても楽しんでやっている風なので100%頼った方が良いと思う様になった。

私はおばちゃんと同じ。
他人のこととはいえ、気になるとつい手を出したくなる。
しかし手の出し方が下手だったのだろう。親切にするって難しいと思うことも多かった。
何度か「あれっ?」ってリアクション体験してからは、この行為はあの人のためではなく自分のためにやっている、自分が納得するためにやっていると思うようにすることにした。
そうして人との距離の取り方上手な人の真似したり、できるだけ余計なお世話はしないように努めているうち、最近は人のことが気になって仕方なくやってあげたくて仕方ない気持ちを必死に抑えるのではなく、
いつの間にかやってあげたいと思っている自分がいないことに気づいた。
困っているかも?と察知できても、「余計なお世話はやめておこう」とスルーしている。私は今忙しい等と理由を付けたり、世間の目を気にしたりして。

庭でおしゃべりするうち、おばちゃんも親切のしっぺ返しを経験しているということがわかった。
でも笑顔で溌剌と立ち話続けるおばちゃん見ていると、日本は「おばちゃん」で回っているなとつくづく思った。
おばちゃんのことを90歳になる母に話すと、「そういえば隣のうちの庭にも近所のおばあちゃんが花植えにやって来て、せっせと手入れしていつもきれいな花咲かせていたね。」

私もめざそう!何をためらうことなく、日本のおばちゃんを。

あわや、大惨事。

2022-03-31 18:28:33 | ライフスタイル
明日から長野入りし、ギャラリー輝展示替えすべし!と張り切っているんだけど、午後から天気崩れるから朝っぱらに車洗っちゃおうとしたところ…。

洗車用の台形脚立、これは便利です。

足を骨折した人がいてその理由を聞いたら、家の電気取り替えるのに脚立に乗って、ストッパーしっかり止めなかったからだとのこと。
「私が悪いんだけど」って言ってたこと思いだし、2箇所のストッパー何度も確認して、他にも隠しストッパーないかもグルリと一周して確認して、いざ洗車。

暫くぶりだから白い屋根、真っ黒。
ホースで流しながらスポンジでこするとおもしろいように白くなる。
掃除は何でも上から。
まずは屋根を終えようと右半分終了したので、脚立を引っ張って左半分へ移動。
フンフンと調子よく屋根を白くし、2歩ほど横に移動したときほんの少し体が浮いた。
浮遊感。
まずい!
脚立崩れる。
どうする、背後に飛び降りるか?
いや、背後の安全確認できない。洗車グッズ広げてあると思う。
それより、今ヘップサンダルだし。足濡れるから、裸足にサンダル履き。しかもかかと2㎝の。
なんてことをほんの0.5秒間で逡巡し、スローモーションで崩れ落ちるように、真右にアスファルトに叩き落ちた。

やっちゃった。が最初に浮かんだ一言。
ここでケガしてしまうなんて。
大人になって転ぶって衝撃だし、地面に横たわっている自分が全く許容できない。痛いし、大けがしているかもしれないけれど、とにかくこの姿勢を何とかせねばとひょいっと立ち上がる。
なにしろ脚立が崩れ、自身が叩きつけられた音は相当なものだったから、それを聞きつけて近所の人に地面に崩れている姿を発見されてしまう。
と思うが、近所の人、誰一人出てこない。
誰にも気づかれなかったようだ。
そして、意外にもどこもたいして痛くない。強いて言えば、着地の際付いた手のひらがじんじんする程度。
右肩負傷中だから、これで肩から落ちていたら最悪な事態だったな、と思う。

なぜ脚立は崩れたのか。
どうやら移動する際アスファルトを引きずったのがいけなかったようだ。
次は念入りにストッパー確認し、何度も、何度も、確認し、残り部分を洗い終えワックスがけに入る頃ようやく近所の人が畑仕事に出てきた。
「きれいになりますね」
と声かけられた。
誰にも見られていないし、気づかれていない。
けど、まだずーっと、バクバクしてる。


逃げる脳を認める脳

2022-03-29 15:40:37 | ライフスタイル
仕事が立て込むと、To do list 三昧になる。
やることをダーッと打ち出して、締め切り順にソートして、チェックして。
こうして書き出してその通り進めれば、とりあえずその作業中は脇目も振らず集中できるから、いい

子どもの頃から夏休みの宿題は残り3日でなんとかするタイプだった。
お尻に火が付かないと頑張れない。
だから締め切り設定があるやり方が性に合っているのだけれど、なんとも貧乏性なねずみ年だなと思う。

もうこうやって日時に追われる生活いい加減やめたらどうかと思うけど、これまでの自分を振り返ると、暇ができると何かをわざわざ始めてしまい、その後大きく自分の時間を潰すような大きなものに発展してしまい、結局毎日時間に追われる生活を送る。
これが、C'est ma vie.

しかしこうやって忙しいときほど、なぜかブログを毎日書いてる。
これも昔から一緒。
忙しいのに、積ん読本読んだり、部屋の模様替えしたり…。
脳が今やるべきことから逃げている、のだということ。
今逃げているのか、と認めるけど、今回はいつもより予定前倒しでTo do listチェック入っているからヨシと言うことで。
ただ一つ、今日やるべきでできていないことがある。
それは、洗車。
今日洗う予定にしていた。
今日は寒くてできない。

脳トレ視力検査

2022-03-26 15:28:23 | ライフスタイル
目がゴロゴロするし、最近ものが見えにくくなったから眼科に行った。
元々眼性が良くなく、子どもの頃から医者といえば眼科通いばかりだったから、久しぶりといっても一般的にいえばそれほど間隔空いていないかもしれない。
いつも行く眼科は、少し間が空くと必ず眼の検査を一通りする。
これは医療点数稼ぎか?と思わないでもないが、有無を言わせぬ流れで診察前に必ずセットとして検査が付いてくるので拒みようがない。
久しぶりだから、そうでなくてもセットされがちな検査、今日はマストだと思う。
案の定、受付済ませると程なく中待合室に呼ばれ、検査から始まった。

遠くに見える木をしっかり見るよう言われ、次に眼にヒュッと風をかける、あれです。
そして次は、視力検査。

Cのマークの穴を上下左右言う。
これがどうにも苦手で、右と左を言い間違えたり、「みだり」になったり、一瞬考えながら言ったりしてしまう。
「はい、これは。これは。」と明るくなった枠の答えを瞬時に、正確に答えないといけないと思わせる検眼に挑むにあたり、心の中でこっちは「右」、こっちは「左」と事前に唱えて確認しておく。

おじいさんが検眼の際、「右」、「左」と言わず、指で方向を指しているのを見たことがある。
あー、やっぱり高齢者にとっては瞬時に言うのはしんどいよね。あーいうやりか方もありか、とは思うけどその指の出し方が、「ふんっ!」って声が乗っていそうな、なんかこう傍若無人で機嫌悪そうに見えて、検査のお姉さんびびっていそうで、なんかあんな風にやりたくはないな、と思わせた。

さて本番。
「これは?」
「右」
「これは?」
「左」
まだ上の方だからはっきりくっきり見えるし、滑舌良く言葉に詰まることもなく即答していると、
もう「これは?」の声かけなく次々と明るい小部屋が移動していく。
それに、ほい来たと間髪を入れずに即答していると、どんどんスピードが上がっている、感じがする。
しばしの脳トレであった。

次の視力検査椅子に座ったのは中学生風の少年。
診察待ちの間その様子を後ろで見ていると。
なんとこの子は、例のおじいさんみたいに指で答えていた。しかも声出さないで指で上下左右やっているから感じ悪さまで一緒。
それに対して検査のお姉さんは、答えが合っているかいちいち目視しないといけないから、スピード乗って目視しながらじゃ検査する方の脳トレだ!
少年の背中から検査見ていると、彼は80点くらいだったな。検査終了後に、少年はちょっと首をかしげていたから、感じ悪いおじいさんみたいではなく、「がんばれ、少年!」に変わったよ。


次はおばあさんだった。
きっとこの人も指だなと思うと
違う。ゆっくりと小さい声で「右」、「左」と遠慮がちに言っていた。
さっきどんどんスピードあげた検査のお姉さん、「こーれーはー」と申し訳なさそうに聞いている。
おばあさん的には指で答える方法は選択肢にはなかったのですね。

こんな風に中待合室で長いこと待たされ、診察は「ものもらいですね」
で前回と同じ薬処方され終了。



長野弁、上田弁、塩田弁

2020-12-06 12:24:22 | ライフスタイル
実家とギャラリー新築するにあたり、地元工務店に依頼しました。
ということで営業は地元の方。
関連業者も皆地元の方。
コロナ禍打ち合わせに行かれないので、電話でやりとり多くなっていますが、その度一瞬「ん?」
と違和感があり、瞬時にじゅわっと来るのは、時折混ざる”訛り”。

後で思い返して、どこでどのフレーズが訛っていたのか思い出せないんだけど、耳にしたその瞬間、「あー、地元の人だな」と感じ入るイントネーション。
そもそもそれは上田弁ではなく塩田弁なのかもしれない。

訛りに気づくって言うことは、自分はすっかり訛りがなくなっていると言うことでしょう。

先日「フワちゃん」って言ったら、生徒達が皆「?」て顔して一拍おいて「あ、フワちゃんね」となりました。
しばらくして遠慮がちに「先生、アクセントが違います」だって。
そうです。私はフワちゃんをタラちゃんみたいに前強く言っていました。

こんな間違いはさておき、上京した頃はアクセント違いを度々指摘されていたけど、今はそういうこともなくなりましたね。
ただ一つ、これは違う。
それは軽井沢。地元民はかるいさわと濁らず言います。
池田輝作品タイトル軽井沢を入力しようと思い「かるいさわ」と打つと「軽い澤」となってしまう。「かるいざわ」と入力しないと認めてくれないなんて。

30周年を機会に、30年を振り返ろうと思うが、

2017-10-27 11:38:10 | ライフスタイル
 バドミントン部の創部30周年記念祝賀会が10/28に行われる。

 一からスタートして30年が経った。陳腐な表現だけど、早かったなー、というのが実感。
 記念祝賀会を前に、自分なりにこの30年を振り返ろうと思うが、その言葉がなかなかまとまらない。

 30年前、スタートした部活を前に「何かすごいことが始まろうとしている」と直感し、その後紆余曲折がありながらも「この生活は人並みじゃないけど、人並み以上のものがある」と頭で理解し、その後実感し、そして今、一緒に走ってきて良かったなとしみじみ思っている。
 これをどうまとめるのか。

 10周年記念の時に文集に寄稿した。久しぶりに棚から引っ張り出して読み返した夫が、「いい文章だったよ」というので、自分も読み返してみた。そこには今と変わらない自分がいた。20年前に書いたものなのに、思いも見ている景色も今のままだということがわかった。そして他のことも思い出した。
 それは20周年記念祝賀会のこと。いきなり10年間ワープした。20周年記念祝賀会は学食でやった。当時保護者だった自分は割り当てで鍋一つ分のビーフシチューを持ち寄った。たくさん作り置きしたので家にも鍋一杯分のビーフシチューがあると言うと、祝賀会に出席していた元保護者達がダーッと家にやって来た。温め直したシチューをみんなで食べたあの日。あれからもう10年も経っていたというこの事実に愕然としている。想い出に浸るというより、10年前のことがつい先日のこととしか思えない事実が胸に響く。

 30年前に、必死に食らいつこうとしている部員を前に鳥肌が立ったあの日、何かすごいことが始まろうと直感したあの日、遠くに延びる道が見えていた。その道がどこまで続くのか、ゴールはどこなのか、ゴールまで何があるのか、それは全くわからないがとにかく1本の道が延びていた。今もまだその道の途中にいる。今辿り着いているここからも、前に見たのと同じ景色が見える。同じ様に道が長く延びている。

 始まりではないし、終わりでもない今。
 一区切りとして30年を振り返ろうと思うが、歩き続ける足を止めることなく、今日のこと、明日のこと、来年のことを気にかけている自分がいる。









心のデトックス、早朝座禅体験

2017-08-17 21:12:32 | ライフスタイル
別所温泉安楽寺にて「座禅体験」を体験した。
朝6時から7時という早朝コース。
高校生達と総勢35人ほどでの参加。

10分ほど前に到着すると、高校生達がすでに到着し降り出した雨をよけて寺の軒下にズラリと並んで待っていた。
皆この時点で無言。騒いで怒られた後なのだろうか。皆神妙な面持ちで立ち尽くしている。

若いお坊さんが出てきて、皆を禅堂に導く。
無言で全員が一列になって禅堂に入る。
「ここは子供の頃習字教室に通ったところですよ」などと無駄口きいたのはわたしだけなので、「この奥の池、怖いよ」というケメコ情報は追加せず、発した自分の言葉だけが頭の中でリフレインする。

禅堂内、ずずずいーっと一周するようにそれぞれの位置につくと、まず座禅の作法を説明していただいた。
挨拶、台への上がり方、座り方、足の組み方、手の組み方など。
今回は体験なので、本来の作法はそれはそれとして無理をせず、あくまでも体験ですと何度か説明され、そして3回の鐘のあと座禅は始まった。
何も考えないと考えた時点で考えていることになります、とおっしゃるとおりで、無になることは難しい。

じーっと心を鼻の奥に集中させ、魂を宇宙に飛ばそうかと思い、いや、これではいかん、思った時点で考えていると思うまもなく、普段はめったにできないのにスーッと軽く宇宙空間に出られた。
ミッドナイトブルーの空間に星が無数に点在している。
その瞬間、「そうだ、画面の立ち上げ設定、チャーに聞いておこう」と思う。
そのとき脳内に広がった宇宙空間で、最近買ったばかりのノートパソコンのトップ画面を思い出してしまったのだった。

惜しいところで今に引き戻され、もう一度行ってこようと思ったところで鐘が一つなり、座禅体験終了。

瞑想時間自体は15分間で、ちと短かったように思う。「ひよっこ」1話分ですから。30分くらいあってもよかったかな。

禅堂を出て、石段を降りる頃におしゃべり解禁気分となり、それでも言葉少なに安楽寺を後にした。

「誰かいびきかいてたよな」
と言われたけど、それには全く気づかなかった。聞こえてきた音は雨だれとカラスの鳴き声のみだった。

心のデトックスまではいかないけど、皆の聞こえた音が聞こえない時間を持てていたと知ったことで、じわりじわりとくる満足感。
その足で北向き観音に向かった。ここで正月に引いたおみくじが大吉だったから、そのまま運を継続させておくために、ここで新たに引くのやめておこうかな、どうしようかなと思いながら「えいっ」と引くと、大吉。

続いて「大師湯」に行くと、幼なじみや子供の頃の知り合いに会った。
これにて心のデトックス、フルコース完了。

本当にあった怖い話

2017-08-17 08:33:55 | ライフスタイル
本当にあった怖い話を投稿サイトに応募しようと書き始めたが。
 本当にあったことだから、本当に怖い。
 バネのパソコンでカチャカチャ入力していると、後ろに気配を感じ背中が冷たくなってきたので途中でやめた。翌日トライするが、同じようにそれ以上書けなかった。長野合宿中、実家で続きを書こうかと思うが、やはり書けない。
 書き始めると後ろで誰かがのぞき込んでくる気配がする。

 そんな話を友人にすると、
 「本当にあった怖い話って、人に話せないっていいますよね」
 
 努めて明るく、「怖くないもんね」って口調でコメディー調にまとめようと思ったのに、これ以上進めないということは、
 「わたしのことをばらしてはいけない」
 ということでしょうか。
 この時点でばらしかけていると言えなくはないが。

 ということで、世に出ている本当にあった怖い話というのは、本当は本当ではないかもしれない。

絵本のある子育て

2017-07-14 14:19:47 | ライフスタイル
喉が急激に痛くなり,耳の奥がかゆくなってきた。
症状からするに夏風邪か,夜間の冷房で喉をやられただけかもしれないけれど、近々旅行を控えているから何が何でも治そう!という意気込みで医者に行くことにした。

喉が痛いくらいじゃ医者に行くどころか置き薬だって飲まない。
もし医者行ったとしても、どうせ薬出されるだけだし,その薬を最後まできちんと飲むことほとんどないしなどととブツブツ思い、日々をやり過ごしているうちにいつまでたっても治らないからやっぱり医者行くか,って時にはだいたい治っている、いつもこのパターン。

そうやって少々こじらせ近所の内科で診察受けたときに、「副鼻腔炎」の疑いあるから、今度は喉や鼻が調子悪くなったらすぐ耳鼻科に行くようにとに言われたことを思い出した。

耳鼻科の診察券探し出し、いざ!

9:30診察開始なので9時前に到着すると、「なんじゃこれ!」ってくらい混んでいる。
文字通り下足で一杯の、足の踏み場もない入り口。
待合室の人たち皆具合悪そう。明らかに自分よりずっと辛そう。

1時間ほど待ったあげく、診察は1分ほどで終わり、今ある症状に対処する薬を処方され帰ろうとスリッパを戻すその棚に、何かとても懐かしい、そしてこちらに強く主張してくる冊子に気づいた。

それは、子どもの本の童話館グループが発行している『絵本のある子育て』No.34。
ご自由にお持ち帰り下さいとのことなので、1冊頂戴して帰る。



薬局で薬待っていると、急速に具合悪くなってきた。
丁度バッグに体温計を持っていたから測ってみると、38度。
さっき耳鼻科で熱はないと申告したところなのに。
さっきの耳鼻科待合室の人々と同じ姿で、薬待ちソファにぐったり寄りかかることになった。

幸い処方された薬には,喉痛兼解熱剤が含まれていたので,とにかくチオビタとOS1と一緒に薬を飲み横になった。

夕方になったら熱が下がり少し楽になったので,耳鼻科でもらった冊子を広げてパラパラやると。


あ、これ!
そう、この冊子、以前も医者でもらった。
以前と言ってももう20年以上も前のことなのに,その映像が鮮明に蘇った。

娘が2歳の頃かな。小児科待合室で絵本「こんとあき」に出会い、更にその日はそこの棚に置いてあったこの冊子(No.10くらいかな?)を受け取った日だったのだ。

その後その冊子の紹介で絵本を年間購読することになった。
毎月娘の名前で本が届き、ワクワクしながら一緒に絵本を読んだ日々。




「年間購読した くんちゃんシリーズ達」



さらに冊子をめくると、この童話館グループは長崎にあり、そして「祈りの丘絵本美術館」が長崎グラバー園近くにあることを知った。

ここって、絶対通っているよね。
ジワリジワリと記憶が引き出される。
今年3月に長崎に行った時、この美術館の前通った気がする。
写真を確認すると、やはり、あった!
レンガの素敵な建物に足を止め、そしてそのネーミングに惹かれ中に入ろうと思い、開館前の門の前で写真を撮ったことを思い出した。



すごい、というか、残念というか。
長崎行く前に気づいていれば時間調整して絶対立ち寄ったのに。
知らないって損だね。
でも、今知ることができてよかったね。

また行きましょう,長崎に、ということですね。

桜の花びらが舞う夜

2017-04-15 16:03:36 | ライフスタイル
 4月からNPO新年度会計に入り、新規入会だけでなく、会員の皆さんからぽつぽつと2017年度会費の納入がある。
「振り込みました」との連絡がメールで入る。入金確認してお礼メールを送る。なかには直接事務局に持参いただく。
 会員となってアルファの活動を支援する方々なのだから身近な方が多いのだが、意外と直接会う機会は少ない場合もある。
 会費持参し、「お久しぶりです」ということになる。

 昨晩もそうやって会費持参がてら古い仲間が訪ねてきたのをきっかけに、夜遅めの食事会となった。
 以前はこうやって毎晩集まっていた仲間。お互いに「懐かしいね」「あの時はよかった」を連呼する。そうやって屈託のない人たちと大笑いしているうちにふと気づいた。

 あの時はもう二度とやって来ないということを。

 当たり前のことなのに、言葉ではわかっていることなのに、実感した。
 しばし席から外れソファでくつろぎ少しは哲学的な顔をしていたのか、その表情に気づいた夫が「んっ?」って顔でこちらを見ている。

 あの時と同じ今は絶対実現しないということに気づいた、だから今は……、とこの場でわざわざ口に出して言うことでもない。でも夫は何か言葉を求めているから、ぴったりな言葉は見つからないなりに、だいたい言い当てているから、「人生は片道切符って言うじゃん」と言うと、「そうだな」と実感のシンパシーが返ってきた。表現はどんぴしゃりではなかったけど、伝わったようだ。

「明日早いから」でお開きになった。
 以前ならこの時間では終わらないメンバーだった。
「またやろう」と口々に見送ると、夜空に桜の花びらが舞っていた。
 



わいわいする,ワクワクする。

2017-04-03 15:13:19 | ライフスタイル
昨日のビフォー・アフターはさだまさしさんの詩島改造。
依頼主のさださんは、潮風にあたり、放置され朽ちてしまった管理棟やバンガローを改造したいとのこと。
島で気のあった仲間とわいわいやりたいと宿泊できる施設が備えられ,数年前までは管理人さんまで住み込みでいたらしい。

改造を始めるにあたりまず建物内の片付け手伝いにとボートで駆けつけたのは、さださんの高校時代の同級生達。
そして改造が始まった。
リビング、寝室、バスルーム、洗面所、トイレ等改造進めるが、その際のポイントは常に来客が快適に過ごせるかどうか、みんなでわいわいできるかどうかに置かれていて、普通のお宅の改造とはちょっと違った。

いつものことながら、工夫と努力で予算内で素晴らしい建物ができあがった。
完成後はきっと先ほどの同級生達がやって来て打ち上げするんだろうな、とほくそ笑んでみていると、案の定皆さんボートでやって来た。片付けの時より人が増えている気がする。

何のために改造するのか。
友達といっしょにわいわいするため。
そのためにお金をかける。

これだなと合点がいった。
何のために働き,何のために金を使うか。


ふむふむとおかしさ、楽しさがこみあげ、これからの道に思いを馳せていると卒業生から電話があった。
自営業を営む彼曰く、

「俺も45になったし、自分が楽しめてワクワクすることを仕事にしてもう一がんばりします」
さらにこう続ける。
「ドーンとやって、うまくいったら体育館建てて寄付しますから」

いいね、その心意気。「3面以上でお願いします」

ぞくぞくっとくる高揚感が伝わってくる。
春っていいね。

つられて何かしたくなる。
大きな事業始めるような甲斐性ないから、せめて庭に花の苗植えるか。
家建てた時に植えしばらく楽しんだけど、いつの間にか枯れてしまったユキヤナギをもう一度植えることにした。ついでに花壇用の花やハーブの苗を買いそろえた。
あとは植える時間を捻出するばかり。