バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

公式の是非

2009-02-11 07:15:47 | バネ
 10日のバネの合体漢字。
 「いちふまんり」
 小6女子からの出題。小学生のクラスは、毎回子ども達が飽きずに出題してくれるけど、その場で適当にひねり出すから最近ヒット作がなかった。この子は家で考えてきたというので、採用です。
 
 中3生。苦手箇所を確認。すると数学の確率を上げてきた。私立生は学校で計算による解法を指導されている。しかし意味を理解していなかったと見える。今となっては,どうしてかけるの、どうして割るの?状態。ただ公式にあてはめてきただけのつけ。ましてや入試問題となると、ひねりが加わるから、単純に計算では解けない。条件にあう場合を書き出すことが必要になる。さあそこで、全て順序よく書き出せるかどうか。
 以前開いていたパンセクラス。小3~小6までが混在していた。そのクラスで、場合の数を全て書き出す練習をした。全種類のコインを1枚ずつ並べ、1枚以上の組み合わせで何種類の金額ができるかと。3年生にはさすがに難しかったが、順不同ながら大体書き出せる子もいた。6年生はさすがに、理路整然と書き出した。
 何でも公式に頼ってはだめです。例えば今中2がやっている二次方程式の解の公式。どうしても解けないときの究極の手段だけど、平方完成の意味を理解しておくれ。中1が学習していた扇形の面積や円錐の側面積やその中心角等。公式覚えちゃうと本来の解き方できなくなっちゃうんだよね。小学生のとき中心角は計算で求めたでしょ。しかも3.14使ってさ。いまじゃ、小数のかけ算割り算すら危うい。なんでも使わないとさびれてしまう。
 意味を理解して解かせようと思う。しかしこれは理想論です。意味が理解できるまで説明しようと思うが、説明を延々さかのぼっても解らない場合が多々ある。そんな時は機械的な解き方を教えてしまう。いわゆる公式。しかも、その方がこの場合の子どもの頭には良く定着する。
 小5の割合。ここも公式解法にあてはめることになりそう。

【漢字解答】「別」