バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

温泉を満喫するの巻

2011-08-21 16:08:55 | ライフスタイル
 8月上旬の信州合宿から引き続き青森インターハイを駆け足で過ごしたところ、一気に夏は終わったって感じ。今朝なんか肌がけ1枚では足が冷たくなってしまった。インハイ期間中関東地方は連続猛暑日だったから、バン大丈夫かな?ってずーっと心配だったけど、たいしたもんです。高齢だというのに、全くいつも通りの大騒ぎで迎えてくれたのでした。
 今回のテーマは温泉。事前調査時間が十分とれず、出発前の晩に信頼できる温泉紹介サイトの、口コミポイント上位のみとりあえずバーッとプリントアウトして新幹線に飛び乗った。
 弘前の街はギュっとコンパクトにいろいろな機能が詰まっているからか、車で数分走るだけでがらっと田園景色に変わる。交差点を曲がった辺りで田舎ゾーンに突入したのか?と思えるくらい、突然田んぼやリンゴ畑に囲まれる。そして更に少し行くともうそこは岩木山麓。そしてそこには温泉が点在しているのです。
 比較的近くて口コミ度が高いのはホテルから20キロ程度。よし今行こうと朝5時に準備し、5時8分にホテル出て、5:30に到着。実家で朝湯に外風呂に入りに行くくらいの感覚で到着。しかも1番乗り。こんな感じの温泉が至る所にあるからたまらないですね。いくつかはしごをと思うけど、結構湯が重たくって、さすがに湯疲れしそうなのでやめておいた。
 口コミ上位はだいたい入ったけど、時間切れで制覇できないところ数カ所あり。
 帰宅しゆっくり調べてみると、やはり評判いいところを効率よく回っていたということが判明。ネットの口コミを頼りに買い物して、やられたーって思うこと多いのに、温泉サーチに関しては口コミ信じて結果上出来ということですね。


車でテレビは見られない現実

2011-08-06 07:04:05 | ライフスタイル
 できる限り毎日見るつもりの「おひさま」。同じ時間に、それも朝の微妙に忙しい時間帯の15分を定期的に確保するのは難しい。特に夏休みみたいにイレギュラーな生活送っていると、朝見過ごし、昼も見過ごし、とにかく全て見過ごす危険は超アリ。先日も朝バネと重なって見れなかった。昼も忙しい。じゃ移動の車で見ればいいやと、微妙に出発時間合わせてまでして楽しみにカーナビ画面をテレビにすると,「ザー」。そうだったー、地デジでこのテレビもう見れないんだー。わかっていても,見るつもりでいた画面がザーしか映らない現実にちょっとショック。
 いつもできることができない。いつもあるものがない。ほんの些細なことでもストレスになる。災害で多くのものを失った人の心はいかに。

ゲーかヤッターか

2011-08-05 15:34:01 | バネ
 卒業生の結婚披露宴会場に後輩が余興を披露しに駆けつける。こういった慣習の走りの頃、OGの結婚式に呼ばれた。新郎は体育会系バリバリだったから、列席者もスポーツマンが多かった。そこで余興を披露した後輩女子部員を指して彼らは口々に言った。「あの子達はいい目してますね。」そのとき私には、いい目というのがピンとこなかった。その後ジュニアのコーチを始め、「いい目」を見る目がついてきた。
 最近ドキッとするほど「いい目」に出会った。カナダ選手に同行してきていたコーチのAさん。哲学者の目をしていた。異文化を客観的に見つめ、バランスを保ちながら生きている人の目なのかもしれない。
 メールでしか接触がなく、是非会ってみたい人がいる。どんな目をしているのか。
 哲学者の目を身につけるのは一朝一夕にはできないけど、瞳を輝かせるくらいなら日常でもできる。バンすらいい目をする時があるのだから。バンの場合はたいてい「さんぽ」ないしはこれに似た音を口にした時に、その目はキラリと輝く。プラスイメージを持ち続ければ、目は輝き続けるのでしょう。この問題やってご覧とプリントを差し出すと、「ゲー、またさんすうー」と叫ぶか、「やったー、算数だー」と言うか。この差の積み重ねは大きい。
 

子どものすごさ

2011-08-03 06:40:27 | バネ
 子どもってすごいなって思う瞬間。
 バネでいろいろ話をする。勉強と直接関係ないことも多々ある。おもしろ話の時もあれば,説教だったりすることも。
 昨日の朝は説教。どこまで言おうか,言葉選びながら話す。子どもの反応は,顔を上げてじっと聞く,もぞもぞしながら聞く,問題解きながら聞く,等様々。何かしながら聞く時は上の空かというとそうではない。動揺をごまかしている場合がある。しかし本当に心にピタッと来たらじっとするはず。幾分どこまで届いたのかよくわからないような反応の彼ら。まー,こんなもんかなと思い授業終了し、そして夕方に再会すると。
 朝,こうした方がいいと提案したことを,昼間しっかり実行した子がいた。
 子どもってこれだから素晴らしいと思うし,恐いなと思う。適当なこと言えない。

 子どものすごさはここで、「こうしよう、ああしよう」という提案をすると、「そんな理想言ったってうまくいくはずないじゃん」って流したりしない。こういう経験度々野田ジュニアや川間ジュニアでしてきた。否定的に捉えるのは大人の理論であって、子ども達は純粋に「がんばる」ことが好きだと思う。またこういうこと言うと、「うちの子、がんばるの苦手です。」って言われちゃうかな。


残り香に酔う

2011-08-02 23:54:10 | ライフスタイル
 先日まで家にいたクローイちゃんの残り香がたまにフワッとする時がある。ホームステイを終了した翌日は使っていた部屋にははっきりと残り香があった。その後はどんどん薄くなったけど,ふとした瞬間にほんの少し感じる時がある。その瞬間記憶が鮮明に呼び起こされる。あの声、たたずまい。まるでアメリカのホームドラマのようなやりとり。
 これと同じことは以前の下宿人にもあった。その匂い(決して香りとは言わない)は部屋から漏れだし,階段を漂い、そしてリビングにまで忍び込んできた。「臭い!」と一喝すると部屋を掃除する代わりに,匂いとりの炭を置く奴ら。そんな奴らの下宿生活が終わりを告げるとともに、匂いは消えていった。たまに男子生徒から同じ匂いを感じると,どたばた生活だった日々が懐かしく思い出される。
 やっぱりドナさんとクローイちゃんの香水ブランド聞いておけば良かった。

真の国語力

2011-08-01 22:51:23 | 感動
 カナダからの留学生は風のようにやってきて、風のように去って行った。こんな表現陳腐だけど、でもこれがピッタリ。ホテルのロビーで初対面したあの晩からもう10日以上も経ったなんて、なんだか別の時間が流れる世界を、まさに風に乗ってスーッと過ごしたような感覚。
 クローイちゃんにどんな教科が得意なの?と大人がよくやる質問をすると、"reading and writing"って答えたから、いわゆる国語が得意ってことかー、ふーんって思ったけど、その意味をその後深く理解することになるのでした。
 我が家のホームステイ最終日の夕食で、「いただきます」をする前に立派なお礼のスピーチを、あのかわいい声でしたのです。12歳の少女が大人達を前にして「このような食事を私の為に1週間用意してくれてありがとう」ってもちろん英語で流れるように語ったのでした。
 そして今日の彼女のお別れの挨拶が立派であったこと。50名ほどの我々の前に立ち、堂々と、そして明るく、アイコンタクトも忘れずに、立派なスピーチでした。確かに国語得意だわ。こういう力は日本人ヨワーイ。これは習慣の違いなのか、個人の資質の問題なのか。我々大人だってああいう風にはできないかも。