バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

野田時間はもうない

2013-09-28 22:00:49 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
 野田のNPOの集まりに出かけてきた。
 中央公民館の奥の奥の部屋。路地を2回ほど曲がるような位置にその会議室はあった。
 野田に来たばかりの頃、「野田には野田時間がある」とよく言われた。時間通りには始まらない。皆少し遅れてやってくるのが普通だと。確かにジュニア始めた頃そうだった。集合時間になると保護者の車がボツボツ校門をくぐり始める。集合時間は練習開始時間と思っていたのに、ダラーッと始まり、そしてダラーッと終わるのが常だった。そんな時間の使い方にいらつき、それじゃ誰よりも先に行き、ネット張り待っていればそのうち皆早く来るようになるだろうと思い数年経った頃、自然に皆遅れなくなった。
 そんな野田時間はもう今は通用しないのかもしれない。
 定刻より5分前に着いたのに会場はびっしり。席がほとんど空いていない。そもそも、NPOの集まりって数人でやるのかと思っていたら、こんなに大勢。こんなに野田にNPOあった?名簿を確認してわかったのは、この集まりはNPOだけでなく、市内のボランティア団体が対象であるということ。 ボランティア団体をサポートする機関が、団体間のコミュニケーションの場を作ろうと企画した、センター初の試みだったのでした。
 代表する3団体が活動紹介の後、出席する34団体が自己紹介することとなった。与えられた時間は1団体1分。1分間スピーチなのです。時間になると「チーン」と音が鳴らされる。しゃべっている途中あの「チーン」で遮られる様は、前の代表団体が皆披露してくれた。ああならないために、1分以内で言うべきことを言うのだ。
 我が団体アルファバドミントンネットワークは「ア」で始まるから50音名簿のトップバッターになっている。さて1分で何が言えるか。代表団体が発表する間にスピーチを書き出す。シナリオにすれば400字原稿用紙1枚分が1分間の映像になる。その感覚。
 確か先日誰だかが講演会で、「ラ」の音で話せば人の心に届くと言っていた。ドレミファソラのラ。ちょっと高い。マイクを持ちラ音で話し始めるけど、あれ、マイク入っていない? しゃべりながら、1分間を気にしながら、指でマイクスイッチもぞりながら、しゃべる。無事、「チーン」がなる前に話し終える。その後、チーンが無情にも続く。しかし皆チーンとともに話をやめる。たいしたもんだなー、と思う。1分きっかりに話すのは難しいけど、ルールを皆が守るのです。
 そして34団体の紹介を聞き、名刺交換のフリートーク時間を終え、事務局の挨拶は予定通りの3:30に終了した。
 すごいですね。始まりも、運営も、終了も計算通りに進められ、時間ぴったりに終わる。
 ちっとも野田時間なんかじゃない。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。