バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

土(べと)の匂いを感じて

2008-04-29 23:05:25 | 
今日は記念日が重なり、皆さん、おめでとうございます。
私にとっては人生の門出の日であり、最高のプレゼントをもらった日でもあります。
そんなことを知っている方から、ホールケーキいただきました。ありがとうございます。

兄の絵が公募展に入選したので、東京駅で待ち合わせ、国立新美術館に観にいってきました。高速はガラガラ。途中自転車で都心を走り抜ける人をうらやましく追い越し,着きました六本木。
 上野の森で開催していた頃と違い、六本木だからねという気取った感じがあまり好きになれないけど、皆同じ感じでしょうね。
 六本木の街は去年はザワザワした感じだったのに、今年は美術館も街もゆったり。この連休、みんなどこ行ったの?
 同時開催のモディリアーニ展は6月9日までやっているから、またの機会ということで、今回は公募展のみゆったり観ました。
 2階から入場すると、いきなりおっととくるような高名な作家の作品があり、気合い入れてみていかないとうっかり通り過ぎそう。そんな堅く透明感のある、六本木風の空気の中、一点ずつ丁寧に鑑賞しながら進むと。途中いったん会場をでて、エスカレーターで3階に上がり、再入場し鑑賞を続けるシステムになっていました。去年はまだ美術館が新しく、この誘導がうまくいかず、3階まで足を運んだ人どれだけいたことでしょう。
 3階は、入った途端、さっきまでの空気とは変わり、なにか荒削りな躍動感が伝わってきました。ここはまだ会員でない、会友や一般の作品で、鑑賞する人も、知人の作品を探しに来た風な人が多く、気取りのない空間になっていました。兄の作品は3階の一角にあり、意図的なのか周囲に同郷長野県の作品が固まっていました。そしてその空間だけ、まだ土の感触を残していました。それはまさしく父のタッチが残る作品群でした。これだけ多い作品の中に父の息吹はどこにも見つからなかったのに、です。

 都心を抜け30分もすると、もう野田の田園地帯です。
 住めば都。野田はいいねー。

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