バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

学習単元引退させないために

2012-09-14 08:35:20 | バネ
 小学生から高校生までが一つの教室で一緒に勉強するのがバネの特徴。一応各自の通塾曜日や時間を決めてはあるけど、それぞれの都合で随時やってくるので、このような混成学級になってしまう。そしてこのクラスがラスト問に突入するとなると、全員が同じ問題に一斉に取り組むために一番下の学年にあわせた出題となる。例えば6年生がいるときは時計算や扇形の面積計算などで、中1が一番下なら、時差計算など。
 終了15分前くらいになると「今日のラスト問なに?」と誰かが言い出す。あと10分なのか、5分なのか。残り時間に応じて難易度を変え出題する。難易度が高ければ高いほど、たいていは小学生向けの出題なら正解者トップは小学生になる。それは直近まで同様の問題に取り組んでいた現役生の強みっていうもの。例えば円を使った問題。中学生にはπを使わないようにというだけで、小数計算でアタフタしている。πで計算しておいて,最後に3.14かければいいじゃないかと言うと「なーるほど」、「先生、頭いいー」って、文字式計算しているだけでしょうが。小学生だっていちいち3.14をかけているわけじゃなく、共通を外に出して最後に一度だけ3.14かけているから、文字式計算と同じことしているんだけどね。中学生が解決の糸口見つからず、いつまでも教室内が空にならないときはヒントを出す。チョロっとだして一人正解、さらに出して二人正解。最後は計算式書き出して、もってけ泥棒状態にしてようやく全員正解となる。やれやれ、この子達、数年前この問題ここで勉強したじゃん!って思いながら、式を書く。
 多くの学習単元を引退させず常に現役でいさせるためには、このように振り返り学習を随時取り入れなければならない。

 現役は強い。
 何事においても、いかに現役でい続けるか。
 

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