バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

大きい子と小さい子

2015-06-11 16:49:34 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
毎週水曜のアルファクラブは、プロジェクト名は「対話型スポーツによる異世代交流」である。ネーミングとしてはちょっと長いし、説明じみている。
次年度はネーミングを変えてみようか。
でもこのネーミングは目的を表現しているから、それはそれで良い。

自分が子どもの頃、放課後の遊び場は学校の校庭であり、北向き観音の境内や家の前の道路だった。「ごはんだよ」の声で1人抜け2人抜けして、家に飛び込むように帰ると、ちゃぶ台には夕食が用意されていて、「手を洗ってきなさい!」が合い言葉のように繰り返され、家族全員で食卓を囲んだものだった。これぞ日本の正しい小学生の夕食風景。
おっと、話がそれてしまう。
ここでは正しい日本の夕食について語ろうと思っているのではなく、放課後子ども達がつるんで遊んだことについてちょっと意見したいのですから。

大きい子も小さい子も一緒に遊んだ。
幼児の頃「いーれて」とモジモジしながら遊びに加えてもらった。大きい子にチェッめんどくせえのって顔されたり、「こっちにおいで」ってリードされたり。
そんな風にして大きい子のあとを必死で追いかけるようにして境内で遊んでいたとき、手の甲を蜂に刺された。手に切れるような痛みが走った。すぐさま大きい子達にとりまかれ、蜂の毒を吸い出してもらったり、水でひやしてもらったりした。その少し前に自分の周りに来た蜂を追い払った大きい子が「自分のせいだ」とわびてきた。そのあとみんなで家まで送ってくれた。
いつしか自分が大きい子になったとき、あのときの大きい子をモデルにしていた様に思う。でもさすがに蜂の毒を吸ってあげるような振る舞いは、できたかどうかは定かではない。

アルファクラブでは幼児から高校生が一緒に練習している。
体を動かしたい、バドミントンうまくなりたい、もっと打ちたい、何かを習いたいという子ども達が集まっているけど、大人は時に「大きい子」になるのをやめて気配を消していようと思う。


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