レース翌日、朝5時に宿を出て縄文杉を見に行くというムチャをした。
昨日のレースで半病人だったが今回はそれに備えて痛み止めも用意していた。(笑)しかし予定では月曜日に登山の予定だった。しかしマンサクさんの日程なら今日しかない!!どうせなら2人で行く方が良いがこれはきつそうだ。
本当なら王道の荒川登山道からエントリーだが、朝起きる自信がないので白川雲水峡から峠を越えるルートにしてもらった。宿のご主人に私たち専用の行程表を作成して頂くとマンサクさんの帰りの飛行機6時に間に合わない。(笑)
なんとか早く帰ってこられるだろうと出発。早朝にも関わらずお見送りをしていただいた。今までいろいろな旅をしてわかったことは一人客の部屋があるビジネスホテルを除き、いわゆる旅館や民宿にとって一人客はオイシくない。特に休日前は。キャパ一杯まで人を入れられる4人客などが良いだろう。しかし、そこは客商売。露骨に嫌な顔をされることはほとんど無いが、チェックインの時など顔や仕草から負のイメージが伝わってくる。いなか浜ではこれが全くなかった。本当におもてなしされた感じだ。ありがとうございました。
お弁当を受け取り6時に登山開始。マンサクさんの後について登っていくが、とんでもない速さで峠を越えていく。この人絶対観光じゃない!トレーニングだ!行程表の半分くらいの時間でトロッコ道まで来た。またトロッコ道でも速い。競歩の選手の様にぐんぐん進んでいく。最後は走り出すんじゃないかという勢いだ。(笑)もう私の事はほっといて先に行って下さい・・・。と、普段のレースと同じ様な感じになって別れた。
屋久島の森はすごいなぁ。ここ以外ならどこにあっても名物になりそうな大木がいくらでもある。最初は写真も撮っていたがだんだんどうでも良くなってきた。ほとんど日影で涼しい。森全体が苔に覆われていて、そこにいるだけで癒されるかんじだ。
と言ってもゆっくり行ってマンサクさんをお待たせするのは申し訳ないので急いでいく。トロッコ道からいよいよ本格的な山道に入ったがその頃には痛み止めが切れて一歩毎に全身が痛い・・・。スゲー急な道・階段が続く。く・苦しい・・・。もうトレーニングでもなく修行になった。(笑)
9時過ぎ頃、マンサクさんをかなりお待たせしてようやく縄文杉に到着。到着した悦びより帰りの恐怖の方が大きい・・・。