だから僕はひとりで旅に出る

人間は汚い。人間は醜い。人間が怖い。だから僕はいい人に会いたくて旅に出る。オープンウォータースイマーの練習と大会の記録

すさきOWS 翌日

2018年10月23日 20時59分46秒 | 一人旅
夜中に何度も目が覚めた。どんどん衰えていく自分の肉体への悔しさで眠れない。今シーズンの敗北の連続でもう受け容れていたと思っていたがそうではなかったらしい。まだ執着している。

朝のニュースで這いながらゴールする駅伝女子のニュースを観た。純粋に感動して、そのタスキを受け取る為に引き継ぎ地点で待つ次の選手の涙に心が震え涙が出た。

だが、ニュース内容は賛否についてだった。

賛否? 否?純粋に感動しなかったのか? 足を骨折してもまだあきらめずにゴールを目指す姿に。

「これからの選手生命を考えると・・・」という止めるべきという人の理論はもちろん十分理解できる。しかしそれはおそらく、およそ「修行・修練」というものをやったことがない者の意見だろう。

将来の事など考えられない。「もうこれで終わってもいい」と思える時が間違いなくある。損得で考えると間違いなく駄目なこと。それは論理的とはほど遠い思考から生まれるものだから。
膝から血を流して這って進む彼女はずっと自分の下の白線だけを見つめ、決してペースを緩めることはない。這いながらでも間違いなくレースしていた。

俺には「これで終わってもいい」そんな風に心が熱くなるレースをする力はもうない。

今回の大会でもうやめようと思っていた。

それでも尚、実は楽しみにしていることもある。
これからも諦めずに泳ぎ続けてさえいれば、番長さんや王子、サンタさん・タカハシさん・イシヅカさんたちといつか心が震えるようなレースが出来るようになれるかもしれない。

50歳になったがもう少し頑張って続けてみよう。

コーヒー飲みながら昨日の仕事の残りをやってから、ゆっくり温泉・・・、と思ったがお風呂は9時まで。急いで入浴。お風呂のおじいさんとたわいも無い会話をして部屋に戻って休む。
いやぁ、格安で良い宿でした。

すさきOWS その後2

2018年10月23日 15時46分05秒 | すさきオープンウォータースイム
予定通り横浪黒潮ラインから黒潮道路を通り今日の宿「土佐ロイヤルホテル」へ

海の見える快適な道。しかし今日の大会の反省でぼーっとしてしまう。




途中海の見えるカフェ「南風」で遅めのランチ。

居心地の良い店だった。

海沿いの道を走ってホテルへ。
1泊2800円という格安!

ゆっくり入浴してから部屋でお仕事。
どこでも仕事が出来るのは便利だ。

12時前には力尽きて寝てしまった・・・。









すさきOWSその後

2018年10月23日 12時45分18秒 | すさきオープンウォータースイム
すぐ後はイトウさんだった。

かなりのダメージがある。上陸のハシゴを登るのも辛い。すぐリザルトを受け取った。4位だ。ガーン・・・。ゴールのミスさえ無ければ3位だったのか・・・。
残念だ。抗生物質を飲んでも回復しない。耐性菌になったのか?それとも無意味だったのか?結局このままもう戻らないままなのか・・・。

すぐにシャワーに向かったが混んでいる。ウェットスーツの袋とペットボトルシャワーで済ませて着替え。

ベースに戻ってプロティン摂取。座ってボートしていると、涙ぐむ女性に話しかけられた。いつもこのブログを見て下さっているそうだ。なんと総合3位!

高校生とラスト競り勝ったそうだ。凄いなぁ。俺より年上なのに・・・。俺もまだ泳げるのだろうか。

有名な方のようでヨッシーさんもアラレさんもご存じだった。

まだゴールしていない皆様をお出迎え。

クワモトさんが低体温症で運ばれた。この海で長時間のスイムは辛い。お風呂で回復されていた。

再びバスで表彰式会場へ。

表彰は1キロは総合からも落ちて年代別1位のみ。

5キロ総合はよくわからないが総合5位になっていた。完泳証が4位と5位の2種類ある。(笑)
ハマダさんは5km優勝! 3年前一緒に泳げていたとは思えない・・・。遠い存在になってしまったな・・・。

表彰式はずっとイトウさんと一緒だった。


そしてさくらスイミングで指導したことのある高校生女子が3km総合1位!俺より速い!


みんなで記念撮影。いつも元気なOWS女子チームの皆さん。

一応載せておきます。(笑)

皆さんにお別れしてから一人旅へ。今年もヘコむ大会になってしまったなぁ。




すさきOWS5kmスタート

2018年10月23日 11時15分30秒 | すさきオープンウォータースイム
スタートはゆっくり。

周りは速い。前に30人以上いる!やはりゴーグルが曇ってきた。足は問題ないようだ。

ブイ周りは大混雑だがスムーズに回れた。まだ30人以上いる。

500mを越えて集団が出来た。おそらく第3集団の後方。7人のパックだ。前はイトウさんか?

今回は1周毎にLAP板にタッチするので周回数不足はない。同じ集団は泳力が高いが方向が定まってない若者・若い女子・イトウさん、俺。なんとかイトウさんと泳げる泳力には戻ったのは嬉しい。

前の集団からかなり後れてしまった。今のところ無理なく付いて行けている。しかしこの集団から出て行く泳力は無い。

3周からは周回遅れが多く前の集団は全くわからない。ブイターンで後に乗られた時ハムストリングスがヤバかったが足は大丈夫だ。

波はほとんど無かったが3周目の中盤だけ波が来た。船の波だろうか?

3周目の後半にイトウさんの前に出た。当然引き離すことは出来ない。

後から誰か来た!速い!オレンジだ!後からスタートした3kmのトップに追い抜かれた。しかもかなり来る。今までこんな早いタイミングで抜かれた事は無かった。かなり遅いのだろうか?

4周目の半分に行く前に何と白キャップが来た!?今まで周回遅れにされたことは無い。今日はヤバいぞ。

招待選手・選手権の部の選手達がとんでもないスピードで追い抜いていく。とても付いていこうと考える事も出来ない速さだ。周回遅れにされたのも初めてだ。

ラスト1周。ここからペースを上げられたらもう付いて行けない。余力がもう残っていない。

ラスト250m ゴールははっきり見える。前の女子が出た。ぐっ!!ついていけないっ!ちくしょう!あのラストの身体の奥底から力が溢れるような感覚が無い。おそらくすぐ後にいるイトウさんと男子選手に怯え、残り100mが遠い。

ラスト10m。あれ?ブイの左にいる?慌ててブイをくぐると目の前には「LAP」板。慌ててもう一度ブイをくぐって「FINISH」ゲートへ(笑)

この間、一人に抜かれて4位。はつはっは!バカ丸出しだ。