他の方のブログを見ていて良くあるのは
「楽に泳いでも力を入れて泳いでもそんなに変わらない」
良かった。俺だけじゃ無い。(笑)
冷静に考えるとこれはただ「抵抗が大きい泳ぎ方」をしているか、「ハードになったときにフォームがくずれている」だけではないのかな・・・。
例えば筋力が2倍になる=動力が2倍。すると抵抗は4倍になる。
抵抗係数CDが小さければ速度は上がるが、CDが大きいと速くはならない。
抵抗Dは (1/2)×ρ×V^2×S×CD で求めることが出来る。
ρは 水の密度 1000(g/m3)として
Vは 速度 1分30秒/100m で 1.11(m/s)
ρは 水の密度 1000(g/m3)として
Vは 速度 1分30秒/100m で 1.11(m/s)
と数値化は簡単にできるが問題は Sの「物体の前面投影面積」と、「抗力係数」・・・。
静止している人体の形状だけなら数値化は出来るが4泳法どれをとっても数値は変わり続ける。
そりゃそうだ。形状は変わり続けているのだから・・・。
おまけにリカバリー時の前面抵抗や渦抵抗などを考えるともう何がなんだか。
よって抗力係数 CD もわからない。球体なら「0.4」くらいだが泳いでいる時の自分の抗力係数を知ることは出来ない。人によって、体型もフォームも違う。
このはっきりしないデーターがあるせいで水泳の抵抗を数値化が出来ない。
これが水泳の科学的な研究が全然進まない理由なのだろう。
いくつか論文はあるがどこも追試していない不確なもの、または粗悪なモノばかり・・・。
しかし、本当の問題はそこでは無い。
数値化出来なくても本当に才能のある者は、自分の抗力係数が大きいかどうかが感覚として解るのだろう。
「こうすれば速い」「こうすれば楽だ」を感じ取ることが出来れば、泳げば泳ぐほど速くなる。
残念ながら俺にはそんな能力は無い・・・。
それを外から見てそれを選手に伝えるのが本当のコーチの仕事なんだろうなぁ。
どうすれば速く泳げるかを知ってる人っているのだろうか?
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