才能

結局みのりはインフルエンザA型だった。

念のため今日はトレーニング休み。

プール指導の予約が入った。
先月のプール指導の小学生女子。一気にＪＯの標準記録まであと０．７秒というところまで一気に伸びたそうだ。

とても喜んで頂けたが、残念ながら俺の力ではない。本人の才能だ。

大きく分けると４タイプ

①わかっていなくて泳げない。
②わかっていないのに速く泳げる。
③わかっていても泳げない。
④わかっていてその上で速く泳げる。

この女子選手は②だ。この子に「どうすれば良いのか」を伝えることができれば最強の④になれる。

生徒が理解出来ないというのはコーチの責任だ。伝える能力が欠けている。
「ちゃんと水をかく」とか「きちんと水をかく」とか意味のわからない指導をする奴は問題外として・・・。

な～んにもわかっていないのに理に適った動きが出来る。これが才能のある奴。

理解は出来ていてもそれを体現出来ない。これが才能の無さ。この③が俺。
わかっている事も全体のほんの一部分なのに、それさえ出来ない。泳げない。

今まで何にもわかっていなかった奴が理を知り急激に速くなる!これこそが指導者の幸せ。

勉強の指導でもたまにあるなぁ。たまにじゃダメなんだけど・・・。