レオス・カラックス監督
アダム・ドライバー主演
ユーロスペース
公開終了前日ギリギリに観られました。
久しくお芝居も観ていないので、その手のものを観た気分でもあり。
オペラやミュージカルでも、ここまで歌だけで続くのもないよね。
アダム・ドライバーはハウス・オブ・グッチ以来だけれど、最近、映画を観ていなかったから、立て続けに見たような錯覚。
音楽や歌に気をとられがちだけれど、絵的にも美しい(かつ明るい背景がほとんどない)ものだったかと。
シネクイント
濱口竜介監督。
この監督の作品は、初めてかも。記憶怪しいですが。
村上春樹原作。
原作は読んでいません....汗。
しかし、一応、かつては、ハルキストを自認していました。今世紀に入る頃まで。
「海辺のカフカ」までは、ほとんど読んでいるはず。
とりあえず、内容的にも時間的にも見応えのある作品ではありました。
そして、劇中劇ではないのだけれど、劇中劇になるように演劇古典が引用されて、キャラの心情とクロスオーバーないしオーバーラップされるような構造でした。
台詞回しも、演劇モードが多用されてました。
そういえば、(原作読んでいないけれど)村上春樹も、文学部の演劇専修出身だったよなと。
最近のコミックでも、「開演のベルでおやすみ」「舞台に咲け!」(←この2作は読んでいるけれど、こっちは読んでいない→)「スキップとローファー」のように、演劇部ネタ多いけれど、最近の密かな流行りだろうか。
あとは、タイトル通り、ロードムーヴィテイストが随所に挿入されていましたね。
西島秀俊。
昔は、キャラを演じるのではなく、キャラ西島秀俊としてシーンに不自然にいてしまう感じがあったけれど、
お芝居がうまくなったんだと思う。すごく、キャラが自然になってた。
カメラワーク、俯瞰もアップも変幻自在。さすがプロの仕事。
韓国人?の若い俳優さん(アーストロフ役)。ちょっと気になる。
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