これにて完結、と。 足かけ9年って、確かにそんだけ経ったんだね。
読み終わってからも、第9巻と第10巻を何度も(飛ばし読みだけれど)読み返しています。
何かすごくエエ話感があるんだよね。
僕が歌舞伎を観た回数はそんなにないので、かなり歌舞伎作品の勉強になりました。
このコミックは、BがLっちゃうお話だけれど、時代がこれだけオープンになってきたんだし、現実問題として、歌舞伎役者同士の恋愛もあろうし―たぶんそういうことはきっと大昔からあったんだろうし、宗家の跡継ぎを実子じゃなければとウルサく言い始めたのは明治期以降なんじゃないかと僕は勝手に思ってる―、また、この先、新進の作品を歌舞伎演目に取り込む場合もいろいろな恋愛の形が入ってくることは不可避だろうと思うんだ。