LUNACY

cygnus' blog

『イツカ波ノ彼方ニ』

2005-11-16 09:03:42 | 映画
@渋谷シネ・ラ・セット
テアトル系&カノン系おなじみの、誰でも水曜千円均一。
明後日の金曜日までの上映。DLP上映。

ココ2年、沖縄映画を観ることが多いなぁ(笑)。
『深呼吸の必要』、『風音』、『ニライカナイからの手紙』。そしてコレ。他にもあったかも。

この映画は、期待してなかったけれど、結構良かったです。
1000円の元は十分に取りました。
アンビバレンスな若者の姿を上手く描いていると思います。
最後は、ちと、ファンタジーに持って行ってしまってて、賛否両論あると思いますが....(ワタクシも、未だにココはベストな解が見つからない(笑)。コレで良かった気もするし何か違う気もするし。自分だったら、平岡くんが海に漕ぎ出したところで終わりにするかも.....。でも、そうすると、浦島太郎の亀と竜宮城が活きてこないんだよな(笑))。

沖縄(が舞台)の映画って、おばあさんが良い味出すこと多くて、コレもそう。
それから、上に挙げた4つの映画では、どれも「たましい」(敢えてひらがな)を大事に捕らえてるよね。『深呼吸の必要』の場合はちと違うかもだけれど、「気持ち・精神状態」とか「心」って部分でつながっているってことで(ちょっと無理くり(笑))。

あと、この監督かカメラマンは光と色の使い方に意識的かなって思いました。とくに色の「赤」。違うかな?
赤いお化け人形が面白かったよん(笑)。

それから、大森南朋が『深呼吸~』と同様、お兄さんの立場で良い味だした安定した演技見せてます。
で、平岡祐太くんと加藤ローサ。敢闘賞挙げて良いんじゃないかな。彼らと同世代俳優でもっとお芝居下手なヤツの演技(笑)を観ているせいかもしれないけれどね。がんばったと思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする