LUNACY

cygnus' blog

「一谷嫩軍記」(文楽)

2016-09-05 09:43:40 | 歌舞伎・古典芸能
国立劇場小劇場

「寿式三番叟」
通し狂言「一谷嫩(ふたば)軍記」

実は、人生初の文楽観劇でした。

予習をせずに臨んだせいもあるけれど、とにかく、全編にわたって、字幕を頼ってしまったのが悲しいというか悔しい。

「寿式三番叟」は祝祭感の舞。

「一谷嫩軍記」は、平家物語の、つまり、源平合戦の一ノ谷の戦いのエピソードに着想を得て脚色したもの。
第三段の後半の、平敦盛と熊谷直実についての、『熊谷陣屋の段』が有名で、僕は何としても観ておきたかったわけです。

「一谷嫩軍記」のうち観劇したのは、三段目 弥陀六内の段・脇ヶ浜宝引の段・熊谷桜の段・熊谷陣屋の段

脇ヶ浜〜の「チャチャ場」が、関西弁の台詞廻しでしたね。
文楽が関西中心の文化だからということなのか、それとも、舞台が今の神戸だからなのか。

そして、クライマックス「熊谷陣屋」。見せ場なので、気合い入れて観てました。
 実は筋書きを買って読んでいたのですが、よくわからなくて、二度読みして、そしてから実際の芝居を観てました(汗)。
とにかく、一枝と一指(ー子)の掛詞のなんと残酷なことか。

家に帰ってからですが、学生時代、文学部の友人に「人間関係複雑なストーリーがお好きなんですね」と言われたのを思い出しました。
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足尾

2016-09-05 00:00:30 | 街・散歩・小旅行
JR東日本の日光線と、わたらせ渓谷鐵道の乗りつぶしを兼ねて、足尾銅山を見学に行ってきました。

まずは、JRを乗り継いで、
JR東日本・日光駅へ。
急いでいなかったのに、もっと見学しておけばよかったのに、何故か意識が向かなかった。アホすぎる。。

そこから、足尾方面へのバスへ乗り継ぎ。

足尾銅山観光(ようするに足尾銅山のミュージアム)へ。

足尾銅山観光

ラックレールを、大井川鐵道ではなく、こちらで先に体験することになりました(笑)。
 ※だだし、ここのは、鉄道事業法の適用は受けません。
といっても、坂を登るのではなく、降りる方だけですれど。

アプト式じゃなく、ラックレールでも、リッゲンバッハ式というものだそうです。

ここでは、入場の際にトロッコに乗せられるのですが、それがラックレール&電気機関車に引かれる方式なんですね。
(さすがに蓄電池式みたいだけれど、もしかしたら、坂を下るときに充電しているのかな?
 そこまでは聞かなかったです。ちなみに、かつて鉱山ではトロリー式も使われていたそうです)

足尾銅山観光内・トロッコ
足尾銅山観光内・トロッコ機関車
足尾銅山観光内・トロッコのレール。
3本レールあるうち、真ん中のギザギザのものがラックレール。
写真のレールは、カメラのアングルの関係でやたら急傾斜に見えてますが(汗)。


いやぁ、しっかし、この足尾銅山。
かつての坑道をそのままミュージアム化しているわけですが、
ガンガン、水がしたたります。養生が追いついていません(笑)。通路の路面も。
鍾乳洞行くつもりでどうぞ(笑)。
しかも、展示の案内読むと、この水って、銅や鉄を含んでいるわけで(笑)。
あ、公開されている坑道は当然ごく一部。坑道総延長は1200km(←単位に注意!粁と漢字で書いた方がよい?)超なそうで。スゴい。

ちなみに、ドリルは実体験出来ますw。

石見銀山(大森地区)のように整備され切ったところを観るノリで行くと大変です。


そのあと、
通洞駅
ミュージアム最寄りの駅から、わたらせ渓谷鐵道を終点へ移動。

間藤駅
間藤駅にて。
のどかな光景がまだ関東でも見られました(ほほえみ)
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