LUNACY

cygnus' blog

『暫、』塚本晋也監督

2018-11-25 01:21:23 | 映画
監督の他、池松壮亮と蒼井優がキーとなる通し役。

フライヤにある通り「人を斬ることに苦悩する一人の侍。性と暴力の本質を問う。」作品でした。
江戸時代の侍は、実際、どういうことをどういうふうに悩んでいたんだろう?このような悩みを抱えていたのか?そして、抱えていたとしたら、どのように昇華させていたのか?というようなことを考えました

池松壮亮はいい役者になってきたなぁという気がしました。

ならず者たちとの、殺陣というかバトルシーンは、役者の動きも速く大きく、カメラワークも大きく、つまり、全体が大胆に動いていて、目まぐるしくて、ついていくのが大変でした。(悪い意味ではないです)

たぶん、ストーリー的には『暫、』の「、」が大きなポイントなんだと思う。
池松壮亮演じる杢之進の今後を暗示しているのではないかな、と。


あと、塚本晋也作品は、やはり、音楽が独特。結構、ツボにきている気がする。
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『台北暮色』

2018-11-25 01:09:05 | 映画
ホアン・シー監督、ホオ・シャオシェン制作総指揮

ホオ・シャオシェンのお弟子さんだけあって(というかまだ制作総指揮されてるからか)、テイストがその路線でした。
台北のいまを生きる人の群像劇。

クー・ユールン。懐かしい!エドワード・ヤン『カップルズ』が1996年だから、22年前か(驚)。
大人っぽくなったような気もするし、老けない気もする。
ほか、通し役のリマ・ジタンもホアン・ユエンも好印象。


原題&英題は『強尼・凱克』&“Missing Johnny”。
邦題とのギャップがありそうだけれど、映像を見たらまぁ許容すべきか。
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『カランコエの花』 中川駿監督

2018-11-25 00:43:33 | 映画
UPLINK

同性愛×吹奏楽部(しかもクラリネット女子)って、それ、橋口亮輔監督『渚のシンドバッド』とモロかぶりやん(笑)—本作の主人公と、かつて浜崎あゆみが演じた相原は全然違うキャラだけれど—。
ほか、映像が岩井俊二監督(というか篠田昇カメラマンというべき?)的なテイストの映像だった気がする。
すなわち、この2監督作品を観ていた人間には、90年代後半がデジャ・ヴュしている感覚にとらわれました。
おそらく、陰に陽に90年代の影響を、若き中川監督なりいまの映画制作業界なりが受けているということなのでしょう。


(LGBT)を「周囲の目線で描く」とあったけれど、確かに、「ありえそうな周囲の反応」とか「裏目に出るお節介」というのは、おもわず納得させられる描写でした。
カランコエの花の意味は?それは映画の中で確かめましょうとしておきます。


夏からのロングラン上映。本日11月24日が106日目とのこと。たしかに、インディーズ映画としては、快挙ですね。
制作費用全て持ち出しとのこと。ちなみに上記『渚のシンドバッド』がPFFスカラシップで5000万。
あと、2018年12月14日にUPLINK吉祥寺が開館になる際、そのオープニング作品に選定されているとのことです。
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「はじめアルゴリズム」第5巻

2018-11-25 00:34:32 | 本・コミック
三原和人

ハジメをテレビ出演で芸能的に売り出すという設定は、なんかちょっと違和感があったなぁ。。。仕方ないか。

カオスの話。なんか、だいぶアッサリ流された気がするのは、いま、僕がその手の分野(というかご近所?)にいるせいか。

集合の濃度の話が懐かしすぎる。大学1年の授業で習った。もう24年前かぁ。。。
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