LUNACY

cygnus' blog

「アンティークの祝祭」"la derniere folie de Claire Darling"

2020-06-14 20:56:49 | 映画
シネスイッチ銀座

カトリーヌ・ドヌーヴ姉さんが、
キアラ・マストロヤンニとの母娘共演
なので、観に行かなくてはと。

ラストのアレは何じゃ???となったけれど、
原題の直訳は、「クレール・ダーリングの最後の狂気」とな。そういうテーマちうかモチーフの作品だったんかいっと、観終わってから知る(ちうか納得する)など。

まぁ不思議な作品でした。
もちろん、フランス映画だし、スッキリしないのは織り込みましょう。


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『人間の時間』"Inkan, gongkan, sikan grigo inkan (Human, Space, Time and Human)"

2020-06-14 15:19:50 | 映画
シネマート新宿
キム・ギドク監督。3月に観られないままCOVID-19騒動になって、開けたと思ったらこの週末で公開終了ってんで、あわてて行ってきた。

「ピエタ」と同様に、今回も、キリスト教からインスピレーションを得た作品なのだろうなと。
旧約聖書の創世記(でいいのだよね?、アダムとイヴというネーミングだったし)がモチーフ。
そして、神(今作では、謎の老人となっている。ヤハウェに相当か)は問い(主にイヴの、少しアダムの)に答えない=「沈黙」という、キリスト教的に重要な(のだよね?)主題もあり。
軍艦改造クルーズ船は、アダムとイヴのエデンの園に準えられていると。ただ、言いつけを守るイヴに守らないアダムが殺されるというのが、聖書と違うかな。
あと、この船、ノアの箱舟の意味もあるのかな? 海が無くなって宙に浮いていて、何日も謎のところを漂流するし、ラストは地上に戻って後の世代が生きているから。
これ以外にも、キリスト教的世界観からの引用があるのかも知れないけれど、教養がないのでくみ取れなかった。

タイトル通り、人間に対する洞察の作品でした。
極限状態に置かれた人間はどうふるまうのか? いのちとは? いのちの意味は?
そして、キム・ギドク監督作品なので、暴力とセックスも、それなりの強度で描かれています。
ただ、やはり、「女性はそのように考えるのか?振る舞うのか?」問題は感じるところではあり。


撮影技法的な話だけれど、室内シーンでもカメラも揺れているところがあって、船を海の上で浮かべて撮影したのかな?(スタジオではなかったのかな?)

キャスティング。
超久しぶりに、チャン・グンソクを見た。ちょっと、貫禄ついたというかムッチリしちゃった?(笑)
ただ、観客に、チャン・グンソクのファンがいたようで、シリアスな映画だし表現論的な映画だから、この手の映画を愉しめなかったようで「寝ちゃった〜」とか終映後に騒いでた。まぁそうなるわな。
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