そのお金、税金で払っているんですって(号泣)。
な~んもしないで、ただ室蘭港に停泊してブラブラしているだけの
核燃料運搬船船員13人(以上)1人当たりに、毎月支払われている賃金が、
私の1年間の収入より多い!
日本という国は、もうどこを見てもメチャクチャですね。
国民のいのちや生活を保証するために、
政治家たちに運営を委託した国の舵取りですが、
その政治機能は既に完全に失われているとしか言いようがありません。
あの「夢の原子炉―核燃サイクル」とか銘打って
莫大なお金をかけて作った高速増殖炉「もんじゅ」、
(1990年代に、まだ小さい娘や息子を連れて私も見学に行きましたが)、
まもなく故障してしまい、1995年からずっと動いていません。
その「もんじゅ」に青森県六ケ所村からMOX燃料を運搬するために建造されたのが
今、北海道の室蘭港で毎日ボーッとしている「開栄丸」という船なんだそうです。
こっちが知らないでいると一体何をしているものやら、
本当に政府って野郎はとんでもないですよ。
これを報道したTBSニュースは、ジャーナリスト大賞をプレゼントしたいです。
国民に真実を知らせるのが報道の役目だというこの姿勢、
まだ日本には正義が生きていることを示していて、胸が熱くなります。
ワヤクチャな日本の政府をチェンジして、もう一度やり直せば、
きっと庶民にも未来は開けますよね。
その時まで、日本の庶民は道徳心と正義の心を堅持して頑張りましょうね。
―――News i‐TBSの動画ニュースサイト
核燃料運搬船に年12億円、5年間使用されず
特殊な核燃料を運ぶために造られた船が、この5年間、全く使われていないにもかかわらず、その維持費などとして年間12億円が使われていることがわかりました。
背景には、見通しの立たない核燃料サイクルの問題があります。
港につながれたまま税金を消費し続ける輸送船から見えてきた矛盾を追いました。
その船は、北海道室蘭市の港に係留されているといいます。
核燃料運搬船「開栄丸」。
文部科学省が所管する日本原子力研究開発機構が48億円かけて建造し、維持費も含め税金で賄われています。
建造されたのは2006年。
「NEWS23」が入手した資料によれば、翌年から毎年12億円前後が支払われています。
しかし、船が使われたのはたったの4回。
この5年間は全く使われていません。
背景には、開栄丸が核燃料サイクルを前提に建造された船だという問題があります。
核燃料サイクルとは何でしょうか。
「ウラン資源そのものを60倍ぐらい有効活用できるとしていて、夢の原子炉と言っていた」(原子力資料情報室 伴英幸共同代表)
原発で一度使われた使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出し、再び混ぜ合わせてMOX燃料に加工します。
この燃料を高速増殖炉もんじゅなどで使っていこうというのが核燃料サイクルです。
「これが完全にうまくいっていない。『もんじゅ』は、95年に事故が起きて以来、止まっていて、どうなっていくかわからない。高速増殖炉の実用化が全く見通せない状態」(原子力資料情報室 伴英幸共同代表)
そもそも開栄丸は、青森県六ヶ所村の工場からもんじゅまでMOX燃料を運ぶことを想定して建造されました。
核燃料サイクルの見通しが立たない中で、運ぶものがないまま港につながれてきました。
「ずっとあるので、何なのかなぁと・・・」
「出入りしている船員は見たことがある。夜もずっと船にいる」(開栄丸の近くの住人)
この船のために年間12億円の税金はどう使われているのでしょうか。
原子力機構は、開栄丸の管理を「原燃輸送」という民間会社に委託しています。
文科省の資料によれば、開栄丸には常時13人以上が泊まり込んでいます。
船員の月給は、1人平均123万円が維持費の見積もり段階で計上されたといいます。
港につながれたままの船で船員は何をしているのでしょうか。
「(船員は)タクシーで買い出しに行きます。何日ぐらい停泊してるのかと聞いても、そういうことはほとんど言わない」(タクシー運転手)
直接、話を聞こうと試みましたが、取材は許されませんでした。
取材に対し、原燃輸送は「船員の勤務実態については明らかにできない」といいます。
原子力機構も、年間9億円近くかかるという維持費の内訳について「契約上の秘密に当たる」として費目ごとの金額を示さず、船員に対して最終的に給与がいくら支払われたかは把握していないと回答。
使われていない船に税金が投入し続けられる現状は見直すべき時が来ています。
(29日23:25)
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