毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

立憲民主党への一縷の信頼をも爆砕する強力野田パワー

2024-09-26 17:59:30 | 反戦平和

私にとって自民党総裁選はまあ、誰がなってもどうでもいい範疇でした。

野党第一党の立憲民主党も似たり寄ったりの興味関心でしたが、

「予期せぬ事態が起こって吉田晴美氏が代表にならないかなあ、ならないだろうなあ」

と独り呟いたりもしていたのです。

今まで立憲民主は一応、穏健な革新を目指すリベラルの旗を掲げている党だ

と認識していましたが、

今回の代表選で野田佳彦氏を選んだ立憲民主党は、

もう「穏健な革新」ではなく「明確な保守」へと姿を変えたと言っていいと思います。

野田氏は政策はそっちのけで「何が何でも政権を取る」ために、

共産党を切って維新や国民民主と手を結ぶようです。

代表に決まった後の記者会見でアークタイムスの尾形聡彦記者

「野田さんは安保政策など自民党と似通ったところが多いんですが、

自民党との違いは何ですか?」

と質問されて、

「選択的夫婦別姓の見直し、カネのかからない政治、世襲制の制限」とか……。

国民の最大関心事は「消費税減税/廃止」だと分かっているくせにすっとぼけて、

さすが財務官僚たちが「野田さんなら安心だ」と言うはずですわね。

 

今年の1月、京都市長選で共産・れいわ支持の福山和人候補ではなく、

自民・公明・国民民主と手を結んで松井という人を当選させた立憲ですから

(そのときの辻本清美のカメレオン的豹変ぶりも忘れられない)

この結果にはそんなに驚きはありません。

ただ、今までずっとのことが重なって、

絶望と憤怒、屈辱の感情が深いだけです。

今の私は辺見庸さんの次のことばの一つひとつに共感するものです。

「何をどうやったって、世界はもうだめになったのだ。わたしはいつの頃からか、自分が廃船にでもなったような疲労と全身の錆びつき感のなかで、そう確信に近く思っている。愚にもつかぬ政権が倒れたって、いったい何が変わるというのだろう。またどこかの『なーんちゃって』人間が権力の座について、「なーんちゃって」諸政策をぶちあげ、『なーんちゃって』諮問委員会がそれらをもっともらしく`ミンシュテキ‘に追認し、思考力と記憶力、批判力と抵抗力を失ったコクミンという名の愚民と、信じがたいほどのバカメディアによって、愚昧のシステムが合法的に維持、継承されるだけの話である。…〈中略〉…国会はおおむね、立派な服を着たゴロツキどもの遊び場だ。賭場である。(『沖縄と国家』あとがきより抜粋)

辺見庸さん(左)と目取真俊さん(右)

 

それでも私が1%ほどの望みを託し、

ポスター貼りなど友人知人に依頼している政党があります。

衆参合わせて8人の小さな政党、れいわ新選組です。

れいわ新選組の代表、山本太郎は無い時間を割いて

全国を駆け回り、地元の人たちとおしゃべり会をしています。

下は2024年9月23日の三重県津市 おしゃべり会の一こまです。
 
「(私は)一人でも牛歩する、っていうことをやっていて、
『あいつバカなんじゃないの?』『悪目立ちしたいだけだよな』って思われてる。
でも違う。
与党にも野党にも、お前ら本気になってないってことを示すために、
ずっとやってきているわけですね。
闘っているフリしてる野党、外でなんて言ってる?
『この悪法をなんとしてでも、皆さんと一緒に止めたいと思っています。最後の最後まで、ご一緒によろしくお願いします』ってことを言ってる。
嘘を言うなよって。
『最後の最後まで、ご一緒します』って言うんだったら、
今、牛になってる私の側に、お前たち来なきゃダメなんじゃないかって。
議場で、こういう感じなんですよ。
 
だから野党からも、ヤジが飛び続けるんですよ。自民党だけのヤジじゃないんです。
野党からも、ヤジ飛ぶんです。
バーンって(私に)ぶつかって行く人もいるんですよね。怒る人もいます。
『お前のせいで、電車が間に合わなくなるだろう』って。
何か自分の地元、帰らなきゃダメだったんですって。
で、何時の新幹線があるとかっていう。『お前、どうしてくれるんだよ』って。
『お前のせいで電車、間に合わないじゃないか』みたいなことが。
『飛行機、間に合わないだろ』みたいなこと言う人がいるんですよ。
私は、ざまあみろって思うんですよ。ざまあみろって。
そんなお前のスケジュール、知らんがな、って。
その法律が通った後の方が、やばいだろうという話なんですね。
 
そんな国会の中で、やっぱり必要なことは何か?
って言ったら、私みたいなわからず屋。
『いやー、もうそろそろね、議論も煮詰まったし、これ以上もう長引かせるっていうのは、事実上無理だね。議会ってそういうもんだ』みたいな。
おまえ、どんだけ余裕あんだよって。そういう話なんですよ。
地元の人たちに、なんて説明するの? って。
『いやー、もう時間いっぱいでしてね。
もうここら辺が手打ちだろってことで、採決に応じました』
って、説明する奴いる?
大体説明するときは、
『ひどいですよね、自民党って。本当に許せない。
最後の最後まで私たち闘ったんですけど』って説明するやん。
でも、実態は違うじゃねえかよ、って。
だから、自民党だけのせいじゃないんですよ。はっきり言えば。
腰の抜けた野党、っていうのも、私は許せないんですね。」
 
れいわ新選組代表 山本太郎
三重県津市 おしゃべり会
2024年9月23日より
フルバージョンはこちら↓ ↓ ↓
【LIVE】山本太郎とおしゃべり会 2024年9月23日(三重県・津市)

【LIVE】山本太郎とおしゃべり会 2024年9月23日(三重県・津市)

【 #山本太郎 in #三重 おしゃべり会を行いました】三重・津市中央公民館2024年9月23日山本太郎(れいわ新選組 代表)0:00:00 配信スタート0:00:17 [山本太郎]れいわ新選...

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れいわ新選組の緊急政策はこちら↓ ↓ ↓

 

 

 

 

 

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統一教会会長と安倍首相ら自民党総裁室で相談の証拠写真

2024-09-18 23:32:26 | 報道

朝日新聞の17日スクープ写真&記事

紙の新聞を取っておらず写真はActivated Sludgeさんのブログからお借りしました

 

今まで茂木氏やら岸田氏やらが

「自民党として調査した結果、自民党と統一教会とは一切組織的関係がない。各議員が協会に選挙の応援をしてもらったなら全てその議員本人の責任だ(自民党は責任ない)」

と言って逃げ切ろうとしてきたが、

自民党総裁応接室でのこの写真は事実を丸出しにしてあまりある。

統一教会側出席:旧統一教会会長、協会関連団体会長(現世界会長)など

自民党側出席:安倍元首相、萩生田元経産相、岸元防衛相

この面談が行われたのは2013年参議院選挙の直前だった。

相談は、10万票の影響力を持つと言われる統一教会側に選挙応援

(具体的には北村経夫参議院議員の応援)を依頼するものだった

との複数の証言があるという。

今まで茂木や岸田は嘘をついてきたということじゃないか。

まったくこの人らは、嘘以外は言えないのか!

 

山上徹也さんが安倍首相(当時)を殺害した原因は

安倍首相が統一教会と関係しているため、と山上被告側が主張しているのに対し、

岸田首相は「安倍氏と協会が関係あるかどうか、もう亡くなったから確かめようがない」

と、調査もせずに曖昧にしてきたが、

この写真は「これを見ろ、これでも関係ないとしらを切れるのか」と

神様が嘘八百の堕落した人間界にひらりと落としてくれたもののようだ。

これは朝日新聞デジタルの「こちら調査報道班」を通じて送られてきたものだという。

朝日新聞、超久しぶりのスクープだね~

さあ、自民党総裁選の候補者がこの未解決の統一教会問題を

当事者としてどう解決するのか見定めたい。

この期に及んでもどうせまたグチャグチャ言い逃れしそうだが、

それは来たる選挙で評価してやろうじゃないか。

 

 ↓写真をお借りしたActivated Sludgeさんのブログ↓

Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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今日は一日生き延びて 一日停戦に近づいた

2024-09-14 18:14:15 | 反戦平和

タガが外れたイスラエルはパレスチナ人皆殺しを今日も続けている。

 

〈ここ数週間の殺戮の一部〉

8月28日~現在 イスラエルはウエストバンク全域で少なくとも50人を殺害した。タルカーム(Tulkarm)集落の住民はイスラエル軍に家と仕事場を壊され、強制的にモスクのシェルターに連れて行かれた。

Qais Ambarさん(タルカームに住んでいたパレスチナ人)の話「彼らは私たちの家を破壊し、私たちを追い払いました。集落の人々は全員着の身着のままで立ち退きました。イスラエル軍は私の家の中に爆発物を設置し、そして爆破しました。ブルドーザーが家を一掃し、その瓦礫で隣の家は埋もれました。」

 

9月6日 トルコ系アメリカ人アイセナー(Aysenur Ezgi Eyzi)さん(26歳)、ウエストバンクでイスラエル軍および入植者の暴力行為から、パレスチナ人農家を守る平和的デモをしていたところをイスラエル軍のスナイパーに頭を撃ち抜かれ死亡。アメリカ政府は「受け入れがたいことだが、悲劇的なエラーだ」と。

Elson Rikaさん(アラブ系ユーチューバー)What could us say ? Same as it says always.(俺たちに何が言える?あいつらの言っていることはいっつも同じだ)」

(ブルーはーと)アイセナーさんを殺した武器はひょっとしてアメリカ製かも知れない。アメリカ国民が殺された時だけさすがにちょっと文句を言うアメリカは、日常的なパレスチナ人に対する殺戮に対しては「イスラエルの自衛権を断固支持する」と。倫理の欠片もないのはアメリカも同じ。

 

9月11日 イスラエル軍はガザ中部ヌセイラトの学校を空爆。国連(UNRWA)職員6人を含む18人死亡。この学校には12000人のパレスチナ人が避難していた。イスラエルはハマスの拠点を爆破したと発表。一度に国連職員が殺された人数は過去最大。

(ブルーはーと)”民主国家"アメリカイスラエルの"自衛"を断固支持しているという、頭がどうにかなりそうなこの嘘八百のどうしようもない世界。結局、ユダヤ資本が世界の戦争権(戦争する権利)を握っているのか。今の世界の状態こそ悲劇的なエラーだ。

・・・・・・・・・

「(取り合えず)今日は一日生き延びた、一日停戦が近づいたね」

パレスチナは今日も夜を迎え、人々はこう言って家族で身を寄せ合っているのだろうか。

いつ停戦になるのか誰も分からない状況の中で……。

 

↓「国境なき医師団 萩原健さんインタビュー」

 

 

 

 

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石破茂という人

2024-09-13 14:20:02 | ま、とにかく

毎日、ネット上には自民党総裁選候補の記事がある。

もう誰でもいい、とは言え

首相が小泉進次郎氏ではなんぼ何でも世間(国際社会)の手前恥ずかしい。

高市早苗氏は鞭で民草を叩く首相の図が容易に想像されて恐怖に慄く。

上川、小林のような優等生はひたすら財務省や上を見て民を見ず。

消去法で残るのは、あのモッチリねっちりの石破茂氏しかないのか。

彼は小泉進次郎の軽さの対極にあると見える(ちょっとプラスイメージ)。

しかし、石破茂氏は過去に次のように発言したことがある。

報道の自由、知る権利」と言いますが、我々には「知らせない権利」、もしくは「知らせてはいけない義務」というものもあります【自著「国防」から】<2006年>

「あらゆる法制度は(中略)国家が存立してこそその機能を発揮するのであり、その存立のため一時的に権利の停止、制限等があることもやむを得ない」【朝日新聞鳥取版 1999年】

「国家という存在は、国の独立や社会の秩序を守るために、暴力装置を合法的に独占・所有しています。(略)すなわち軍隊と警察です」【清谷信一氏との共著「軍事を知らずして平和を語るな」から】<2013年>

 

まず強力な中央集権の軍事国家があり、国民の権利はその基盤の上に許される、

という彼の考えは自民党に共通するものであり、

元はと言えば明治政府と同じだ。

「兵役拒否は300年の実刑に匹敵する」と言ったのはいつ頃だったろうか、

たいへんな軍事オタクとしても有名だ。

バランス・オブ・パワーという言葉があるが、

石破氏は国民主権を見る前に、

圧倒的に国家権力構築に政治家としての信念を傾けている。

明治時代の国民国家建設と今の国家運営を同一視している気がする。

明治維新以降150年も経ったのに、

いまだ国家建設に取り掛かったばかりの明治政府を真似していては

明治の先輩方に叱責されてもしかたがない。

私たちは何を蓄積してきたのだろう。

 

従来、自民党政権の外交と言えば、安倍元首相に典型的なただの「お金のばら撒き」だ。

岸田首相も全く同じ。

小村寿太郎外相が帝国主義諸国と渡り合い、関税自主権を恢復したのは

今から110年以上前の明治時代のことだ。要煎飲他的爪垢。

当時より何倍も抜かりない外交手段が問われている現代日本において、

アメリカなど帝国主義諸国と渡り合うリーダーが喉から手が出るほど欲しいが、

石破さんは自民党内で冷や飯を食う中で、どんな思想を深めてきたのだろう。

かつて「デモはテロに通じる」とトンでも発言した人だが、

この軍事オタクのモッチリ男ぐらいしか、

万に1つの可能性を見いだせないのが今日この頃の悲哀である。

いずれにしても自民党総裁が変わったところで、

まさか自民党政権を信託するなど今さらあり得ないことである。

政権は交代させるしかない。

一刻も早くまともな野党を強めなければ・・・。

私の支持政党は今、国会議員がたったの8人。

しかし、この政党の志に日本の希望を見るのである。

 

追記:総裁選候補者討論会での小林・石破の議論

①原発を減らすか増やすか〈東京新聞より〉

小林 「石破候補に原発政策について質問させていただく。今後、電力需要は劇的に増加していく。経済成長を続けるためには安価で安定した電力供給が不可欠になる。安全性が確認された原発の再稼働、そしてリプレイス(建て替え)、新増設、私は取り組んでいくべきだと考えている。(石破候補は)原発ゼロ、少なくとも原発比率を下げるというお考えなのか、 仮にそうである場合、電力需要はこれから激増すると見込まれる中で、どうやって安価で安定した電力供給を確保していくのか」

「エネルギー政策は本当に(国の)根幹だと思っている。省エネが進まない最悪のケースにもしっかりと備えるべきだ。再エネを増やせば、少なくとも当面は電気料金は上がり、国民の暮らしを圧迫し、産業競争力は低下する。より現実的な視点に立ったエネルギー政策を求めていくべきだ」←ひえ~~!今だけ・カネだけ・自分だけの代表選手だなこりゃ(ブルーはーと)

石破 「3・11の教訓は決して忘れてはいけない。あの時に、原子力災害というのはいかに恐ろしいかということを思い知ったはずだ。私は22年前に防衛庁長官をやっていた時に、原発はどれぐらいの攻撃に耐えられるのかということは子細に検討した。原発の安全性は最大限に高めていかなければならない」

「再生可能エネルギーは最大限にその可能性を引き出したのだろうか。地熱は世界第3位の潜在力を持っている。 これだけ傾斜のきつい国で、小水力発電の可能性は最大限に引き出していくべきだ。AI社会は確かに電力を食う。しかし、新しい半導体の工場は従来の半分の電力でやっていけるということだ。省エネも最大限にやっていかなければならない。それは、結果として原発のウエイトを下げることになっていくということだ。そのこと自体が目的なのではない」←「モッチリねっちり」とは別のことばで「慎重に考える」ということだね。この思索態度に共鳴(ブルーはーと)

②防災省を設置するか否か

小林 「防災省の創設は屋上屋(屋根の上に屋根)を課すことになる。必要性を感じない」

石破「全国知事会がこれは必要だ、6割以上が必要だと言っている。屋上屋といって否定する根拠は?」

小林「屋上屋と申したのは、防災対応は多くの場合、自衛隊が派遣される。最高指揮官は総理ですから、本来なら、指揮命令系統は、官邸の総理-官房長官のラインで迅速にやるべきと思う。その意味では、いま内閣防災の機能、企画立案能力がまだまだ弱い。そこを強化することがあるべきやり方なのでは」

石破「避難所が100年前のままで本当に良いんですか。実際にそういう任にあたっている市町村長たちが『頼むからそういう役所をつくってくれ』と言っているのを、どうして無視するんですか」

小林「人員の話について言えば、わざわざ防衛省をつくらなくても、各省の連携はいま、比較的よい体制が構築できていると思っています」

石破「はぁ、今のままでいいなんて、世の中の人は誰も思っていない!」

(ブルーはーと)石破氏の防災省設置案は聞き覚えがある。2月~3月の国会参議院質疑で、れいわ新選組山本太郎が複数回「どうか一刻も早く防災省を設置してください」と強く要請していた。  自民党から共産党まで防災服に身を固めた6政党が一堂に会して、「被災地に出向くのは当面見合わせましょう」と談合していた1月6日、彼は、一人能登半島に飛んで現地視察を開始した人物だ。それに対して、点数稼ぎだ、目立ちたがりだ、邪魔になる等々、維新の音喜多議員を始め国会議員やSNS上の人々が散々非難誹りを浴びせたが、山本太郎はそんなことに惑わされず、その後何回能登の現地に行ったか、もはや数えきれない。そのことで能登の被災地に今、何が必要なのかを具体的に理解し、国会で何度も貴重な提言をしている。小泉進次郎が総裁選候補になって初めて能登に足を踏み入れたのと対照的である。

 

〈付録〉我が裏庭 

 

昨年の秋に剪定したパキラの挿し木が一年かかってここまで成長しました。

元の木もまた伸びたので再び剪定しました。

この調子で「剪定→挿し木」を繰り返していくとパキラだらけになりそうです。

否、パキラのみならず、

ローレル、ガクアジサイ、木立ベコニア、レモン、柚子と

挿し木した苗木が所せましと場所を取り、我が庭が困った状態に(笑)。

加えて多肉まで。これはもうどうにでもなれ、と放置状態です。

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幼稚園に愛息子が入園したと元教え子から

2024-09-07 18:14:52 | 中日(日中)交流

9月の初め、ウイチャットに複数のメッセージが届いていました。

ウイチャットというのは中国版ラインのようなもので、

以前私は、中国の学生たちとのコミュニケーションには

microsoft社の無料e-メールを使っていたのですが

今中国では誰も日常的にe-メールなど使いません。

私も数年前にウイチャットとラインを始めました。

普段の交信はだいたいこれで十分まかなえます。

さて、連絡をくれたCさんは写真を送ってくれました。

息子さんの幼稚園入学の様子だそうです。

Cさんは江西財経大学日本語学科を卒業して、現在深圳に住む30代の男性です。

我が子が可愛くて堪らないのが言葉の端端から感じられるCさんは

子どもができて10㎏ほど太ったそうです。

女性は妊娠すると太りますが、なぜお父さんのCさんまで?と思い、尋ねると

「子どもの食べ残しを自分が全部引き受けるから」とのこと。

なんだかほっこり・・・。

⤴Cさんの息子さんのきりっとした顔をお見せしたいのはやまやまですが、

今どきはどんな不都合が起きるか分からないので隠しました。

日本的にこの服装は、幼稚園に行くにしてはたいへんラフに思えますが、

深圳は中国でも南部の超暑い地方なのでこうなっているのでしょう。

おでこに紅い印があります。

漫画では、昔の中国女性のお化粧として描かれているのを見たことがありますが、

幼児がつけるのはどうしてなのか訊くと、Cさんの返答はこうでした。

「古代、子供が初めて学校に行く時、

先生は子供のおでこに赤い点を付けました。

知恵の門を開く、知恵の天眼を開くという祝福の意味です。」

息子さんの赤い印も幼稚園の先生が付けてくれたそうです。

幼稚園入園式では他にも、

ドラゴンフルーツ(火龍果)、りんご、蜜柑などを触らせたり、

親が手伝って「人」の字を書いたりする儀式があるそうです。

「火龍果は中国語で「紅紅火火」のイメージなので、紅い火のように元気に成長してほしいという願い、りんごは中国語で「苹果」なので「平平安安」無事に成長してほしいという願いが込められています。」

漢字の意味にあやかる習慣が多い中国ならではの行事ですね。

 

ああ、泣いた、笑った、立ったよ、歩いたぞ、と

子どもの一挙手一投足を喜びながら成長を傍で見ているうちに

子どもは大人になり、親は老いていきます。

どこの国のどの親も、なかなかすごいもんだなと自分も含めて思います。

 

「ピシピキと薪の火はぜて煙立つ いつかは終わる子とすごす夏」

「ふたりごはわれの帰りを待ちていき チラシの裏に絵を描きながら」

この万感胸に迫る歌は私が「ブログ友」と勝手に決めているKeichanさんの作品です。

Keichanさんのこの歌関連ブログはこちらからどうぞ。

 ↓    ↓    ↓    ↓    ↓

第一歌集『ふたりご』② - 今日のうた

第一歌集『ふたりご』② - 今日のうた

以前にも書きましたが、私の第一歌集『ふたりご』がダンボールの中で19冊ほど眠っています。跋文は花山多佳子氏です。未読品なので、いたみはないです。捨てるに忍びない...

goo blog

 

https://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/38c10ac59174d7e60b8820ed625ce470

 

 

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海外に移住する家族

2024-09-05 23:41:25 | 反戦平和

9月に入り明らかに涼しくなった今日この頃ですが、

今日、一家族がマレーシアに出立する写真がラインで送られてきました。

我が娘夫婦とその子ども二人です。

数年行ってくるとのことで、まあ、引っ越しです。

自分を振り返っても40代後半からソワソワし出し、

アメリカに1年弱、中国に約10年と日本以外の場所で暮らしました。

日本社会の箱の中で

決められた役割通り暮らすことが全く不得意だったにも拘らず

その生活に慣れていたと言うか、それしか知らなかった私は、

二つの国で自分の想像を遥かに超える体験をして

その後日本に帰ってきたとき、

わざわざ箱の中に納まらなくても生きていけているのに気が付きました。

ずっと日本で暮らしていても

枠にとらわれず伸び伸びと自分の資質を発現できる人ももちろんいるでしょう。

しかし、多くの人にとって

一度日本社会以外の習慣、価値観を持つ社会で暮らすことは

考える視点が多面的になり、思考に幅と深さが身に着くチャンスです。

そして、社会の一部品としてではなく、

自分という個人として生きられるようになります。

 

娘はオーストラリアで学生生活を送ったので海外生活は初めてではありませんが、

彼女の夫、二人の子どもはこれから何度か

脳みそがシッチャカメッチャカになる事態に遭遇するだろうと思います。

それこそが何よりも貴重な経験でしょう。

人生は一人ひとりにとってただ一度だけの機会です。

全ての人が、戦争など理不尽なことで人生の道を途中で断ち切られることなく

たくさんの体験を積み、豊かに思考できる人になるための

生きる時間が保障されることを痛切に願い、

戦争で人間の命を簡単に奪う

すべての国のリーダーに禍があるようお天道様に祈ります。

 

 

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