毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「『音楽に政治を持ちこむな』という発想への限りない違和感」No.1700

2016-06-30 22:36:51 | 人間

例えば、小澤征爾さんの発言。

音楽家が戦争と平和について語ることは奇異なことでしょうか。

音楽家も一人の人間ですから、政治や社会について発言するのは当たり前ですよね。

では、音楽家が言葉でなく、音楽で発言=表現するとしたらどうでしょうか。

言葉が音になっただけです。

言語による社会的発言は良くて、音楽はダメだとどこで線が引けますか。

むしろ、音楽のほうが自分の気持ち、思想をより的確に表現できることは

あると思います。

音楽は音楽家の心身であり、思想であり、人生です。

では、いわゆる「音楽家」じゃない人にとって音楽とはどんなものでしょうか。

いくらプロじゃなくても、朝から晩まで音楽に浸っていなくても、

やはり、「普通の人」にとっても音楽は自分の心身の栄養だったり、

自己表現だったりしますよね。

音楽によって思考のインスピレーションが湧くこともあるはずです。

音楽は、個人の全てを表現してもいいのです。

 

「音楽に政治を持ちこむな」という人にとっての「音楽」の

あまりの度量の狭さ、狭め方を非常に残念に思います。

それでも、聞きたくない人は自分が聞かなければそれでいいと思いますよ。

ただし、他人に自分の価値判断の狭さを押し付けるなっての。

自分だけ家で寝ながら自分のお気に入りの音楽を聞いとけばいいじゃないですか。

「音楽に政治を持ちこむな」と外に向かって発言したとたんに、

それは音楽について、ある社会的立場から発した政治的発言になるのです。

音楽に政治を持ちこんでいますよ、あなたも。

自己矛盾を感じないんですかね。


 

SEALD’sの街頭での表現を初めて聞いたとき、

(なんだこれ、まるでロックのにいちゃんたちだね)と、

思わずニヤりとしました。

「言うこと聞かせる番だ、おれたちが」

「やつらを通すな」

政治主張はリズムを得て、光彩を放ったと私は思います。

 

一方、「音楽で世の中変わりませんよ」

と言う方もいらっしゃいます。

古くは私が高校生の時、北海道の知床の小さい町に

岡林信康や高石友也さんが来てくれたことがありました。

そのとき、岡林信康が歌った岸信介・佐藤栄作の歌

♪ あにきゃ 目が出て、 弟は歯が出て、

  二人そろって はめをはずす ♪

というのを高校の倫理社会の先生が授業で取り上げて、

「いくら歌で社会批判したところで何の力にもならない。

音楽で世界は変えられない。」

と批評しました。

その言葉を私は強い違和感とともに呑み込み、心で反芻しました。

(歌で世の中変えることはできないか?

そんなことはない。歌は人間の心に作用し、

心を動かされた人たちは行動する。

従って、歌は社会変革のエネルギーに成り得る)と高校生の私は思いました。

更にずっと後になって、

アルゼンチン出身の革命家、チェ=ゲバラについての記事の中に、

『彼らはいつも歌を口ずさんでいた。どんなに苦しい時も明るい歌を。」

と、書いてあったのも印象に残っています。

いつ死ぬかも分からない革命戦争の中でも、

歌は忘れられることはなかったのです。

いったい、歌、もう少し広げて音楽とは何でしょうか。

 

「音楽に政治をもちこむな」という人の姿がボンヤリ頭に浮かびますが、

音楽を狭めたら、人生も狭くなっちゃうと思いますよ。

考えてもみてください。

井戸の中の蛙が「これが世界だ!」と思って一生を終える感じじゃないですか。

 

最後にX-JAPANのSUGIZOさんの話を付録に。

SUGIZOさんは参院選に立候補した三宅洋平さんの応援に駆け付けて

山本太郎さんの質問に次のように答えました。

 

 音楽に政治を持ちこむな?クソくらえ!

 

山本太郎:立候補した人を応援するんだということを表明すること、例えばSUGIZOさんのようにすごく有名なバンドのメンバーということになると、なんか無いんですか、そういうの、何か躊躇みたいなものは?

 

SUGIZO:あのう、ぼくはないですけど、周りは大変です。

そして、ものすごく非難されますし、僕のツイッターとかブログでも非難されますが、

だいたい意見は、「音楽に政治を持ち込むな。」

その次は、「芸術に政治を持ちこむな。」と皆、すごく罵倒してきます。

はっきり言って、「クソくらえ!」です。

なぜか?ロックは社会とともにあるんです。

僕らはもちろん、ボブ=ディランやジョン=レノン、マービン=ゲイがすごい好きなの。

本音を吐いて何が悪い?ロックンロールが。

 

もう一つ、例えば、ワーグナーもベートーベンも、

社会と一緒に音楽は続いてきたの。

実はむしろ、社会と音楽、芸術は一緒にあるんです。

その中から洋平君が一歩先に踏み出そうとしてくれたことは、

ぼくらミュージシャンにとっても、すごく勇気づけられることなんです。

あのう、だいたいね、非難する人の、何ていうかな、

リスクを恐れて行動しないなんて人生、つまらないじゃないですか。

どうせ、長くないんだし、ぼくらね。

 

歳も歳だし。

やるんだったらとことん本音を吐いて、

でも、その本音がネガティブなことじゃなくて、世の中をよくしたいっていう、

そういう美しいものだったらいくら吐いたっていいじゃないですか、

と僕はそう思います。

 

 

 

 

 

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「EU離脱ー円高ー出稼ぎの骨身にしみ過ぎるわ」No.1699

2016-06-28 21:15:31 | がんばれ貧乏人

↑菏澤(かたく)は野菜、果物がとても安くて、私のような薄給の出稼ぎ労働者でも

明日食べるものの心配をしないで暮らせるところです。

手前の黄色いのは杏(超おいしい!)、後ろに油桃(これもおいしい!)、桃、

さらに向こうは、トウモロコシ(日本のスーパーのと味が違い、モチモチ感たっぷり)で、

これぜ~んぶ合わせても400円もしません。

 

夏に日本に戻ったとき、

自分がまた、スーパーで立ち尽くすのが目に見えています。

いつも日本に帰って買い物に出かけると、まず初日はあまりの高さにたじろいで、

ほとんど何も買えずにトボトボ帰宅するのが常です。

 

今日は卒業生の楊さんに菏澤市内の中国銀行に連れて行ってもらい、

爪に火をともすようにためた(と言うか、いつの間にか溜まった)人民元を

日本円に両替してきました。

ジリジリと円高になってきていたので、早く両替しないとなあと思っていたのですが、

なんと、イギリスのEU離脱を受けて投機目的の人たちが

都合のいい通貨としての円を買ったそうで、

私のように出稼ぎに来て働いて、人民元を円に両替するという実需目的の者は、

たいへんなダメージを受けましたよ。

6月10日の為替レートは1元=16.2円だったのが、

今日6月28日昼に銀行に行った時は1元=15.2円ですよ。

2万元を日本円にすると、

6月10日は324000円、

6月28日(今日)は304000円、

たった18日間の違いで20000円がどっかに消えたんですよ。

 

私から見れば、通貨の上がり下がりで金儲けしようなどという人たちは、

本当に頭にくるたわけ者です。

(額に汗して働きもせず、おめえら、何やってんだよ!)

ということです。

そういう人たちが安定経済を破壊し、

一生懸命働いている者の利益をかすめ取っていくのです。

いい加減、

株で金もうけするハイエナのような志向性、止めてもらえませんかね。プンプン。

 

そもそもアベノミクスというのが、こういうハイエナ投資家を金融緩和で呼びこんで、

 円安・株高を作りだした金融バブルだったということですけど、

それで、庶民の生活良くなりましたか?

実質賃金下がりっぱなしだし~。

金融バブル頼みから、ちゃんとした実体経済を立て直す政策をする政治家を

私は代表に選びたいですよ、今度の選挙ではね。

 

↓宿舎近くのイチジクの実がじりじりと大きくなってきました。

椅子を持って行けば取れる高さですよ。

 

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「他人事でないイギリス:離脱に投じた人たちの後悔」No.1698

2016-06-27 15:27:12 | 人間

国民投票の結果、EU離脱を決めたイギリスですが、

離脱派のリーダー英国独立党のファラージ党首が、国民投票の結果発表直後に、

「あのデータは、実は間違いでした」と認めたそうな。

EUへの拠出金はファラージ氏が主張していた額の3分の1程度だったと……。

離脱派に一票入れた中に後悔している人たちがたくさんいるとか。

他人事ではなく、胸が苦しくなります。

 

「嘘を100回言えば本当になる」とほくそ笑む政治家が跋扈する日本です。

橋下率いる維新の会が「大阪都構想プラン」で示した数字を覚えているでしょうか。

都構想実施によって、とても大きい利益が得られると、はじめは豪語していましたが、

そのうちその額は下方修正を重ね、しまいに

「金額は問題じゃない」とまで言い出していましたね。

大阪維新の会を支持する方々はその事実を認識しているのでしょうか。

また、橋下さんが毎日テレビの番組で、

聴衆に受ける話のコツを述べたくだりで、

「内容が問題じゃないんですよ。

相手が言って欲しいことを言えばいいんです。」

と、橋下さん自身の口ではっきりと述べていました。

放映後、維新支持者から「偏向報道だ」と文句がたくさん寄せられたそうですが、

文句言った人たちは橋下さんが話していた、

この言葉をどう受け止めているのでしょう。 

この言葉は橋下さんの姿勢を象徴的に示すものではないでしょうか。

データは客観的・実証的でなければ価値がないと私は思うのです。

根拠のない数字を検証せず、いとも簡単に信じてしまうのは、

アホだと言われてもしかたがないでしょう。

 

アベ首相もアベノミクスではさんざん都合のいい数字を掲げて、

「経済は順調に回復している」と、この期に及んでもまだ言っていますよね。

このまま信じれば、

「やっぱり国民は馬鹿だな」とほくそ笑むのはアベさんでしょう。

一方的に情報を鵜呑みにせず、

偏見を捨てて、拘らず、盲信せず、

ものごとを多面的に見て分析し判断する習慣を身につけたいものです。

今回のイギリスの人たちの後悔は、まさに私たちの明日の姿です……。

 

 

 

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「アベ政権が何兆円の年金を無駄遣いしたか、友達と語り合おう!」No.1697

2016-06-25 14:26:02 | 人間

正直、これからは本当にまともに年金が受給されるんでしょうか。

非常に困った事態になってしまいました。

私たちが老後、安定した生活を送るために

毎月、毎月、薄給の中から長年に渡って蓄積してきた年金を、

こともあろうにアベ政権が2014年10月、年金運用ルールを勝手に変えて

それまで2割程度だった年金の株式への投資を一気に5割に引き上げ、

2015度は既に5兆円の損失を出したというのは

もちろんご存知のことかと思います。

5兆円は、消えて、二度と返ってきません。

本当に二度と、再び、帰らないのです。

一体、5兆円て、どれくらいの価値があるのかピンときませんよね。

⇓ これが1千万円なんだって。わたしゃ実際に見たことないですけど。

image43

⇓ こちらが1千万円の10倍で1億円だそうです。

1兆円はこれの10000倍です。

5兆円はこれの50000倍です……。なんやねん、ホンマに。

o0640048012993153688

 

しかし、皆さんの周囲やご近所の人の中にはこんなことともつゆ知らず、

まだアベノミクスは順調に行っていると信じて支持している方がいらっしゃるそうです。

どうか、この年金5兆円損失の話題を、

試しに同僚や友だちとのお喋りの場で提供してみてください。

これ、生活に直接響くことですので、(自分には関係ない)と思う人は少ないと思います。

 

さて、損失は過去のものだけではありません。

昨日6月24日、イギリスが国民投票でEU離脱を決めましたが、

それによって国際金融市場がパニック状態になり、

今後またまたとんでもない額の損失リスクが予想されています。

アベ政権は2014年12月の衆議院選挙で多数派を握ったのをいいことに、

秘密保護法、安保法制の制定をはじめ、

半端じゃない自分勝手、好き勝手、国民無視をしてきましたが、

この運用ルールの改定もその一つです。

「アベノミクスは失敗だ」という声がようやく巷でも過半数になってきましたが、

これから日本はどんな国としてやっていくべきなのか、

国全体のことを大人はちゃんと自分の頭で考え、判断する義務があります。

このままアベ自民+公明党の政権では、

1%未満の金持ちがさらに優遇されて、もっと、もっと肥え太り、

99%の庶民が、年金も支払われず餓死し、

その子どもたちは大学に行きたくても行けない超問題国になってしまいます。

(て言うか、もうかなりそうなっていますよね)。

一時期、アベ政権がさかんに「トリクルダウン」

=「富は富裕層から庶民にしたたり落ちてくる」

と言っていましたが、皆さんの手元に富がしたたり落ちてきた感触ありますかね?

私は、全く、サッパリ、見事にひとっつもありませんよ。

なんぼ私が貧乏の達人であっても、パナマ文書で日本人の大金持ちが

これでもかというほど自分だけに富を集中させているのを見るのは、

腹立たしくてたまりません。

ズバリ、脱税じゃないですか。

政府はそれを全然追求しもせず、貧乏人から血の一滴まで絞り採ろうとしています。

これ、完全に江戸幕府の「百姓は生かさぬよう、殺さぬよう」の真似ですよね。

ここまで人間扱いされなかったら、ナンボお人よしの私でも

ほんま、腹立ちますよ。プンプン。

アベ首相、私らの金返せ~~!!

 

―――下は志葉玲さんの今日の記事です。

年金、兆円単位で損失の危機―英国EU離脱による金融危機、安倍政権のエゴがリスク増大

英国のEU離脱で、日本も含む世界の金融市場は大パニックに(写真:長田洋平/アフロ)

 

 正に激震だ。大方の予想を覆して、イギリスでの、EUからの同国の離脱の賛否を問う国民投票で、離脱派が勝利したことにより、株式市場は文字通りパニック状態になっている。昨日24日、米国や欧州、アジアの各市場で株価が急落。世界同時株安の様相を見せてきた。日本でも、東京株式市場は、08年のリーマン・ショックを超える下げ幅となるなど、株価が大暴落した。

◯金融不安で年金消失―予測されていたリスク

問題は、株をやっている人々が被害を被るわけではない、ということだ。今回の英国ショックで、私達の年金が兆円単位で吹き飛んでしまう恐れがある。2014年10月、安倍政権は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用ルールを変え、それまで2割程度だった株式市場への年金運用を、一気に5割に引き上げた。つまり、年金運用が、より株式市場の動向に強く影響を受けるようになったのだ。株式市場が好調な時はいいが、逆に金融不安が起きると、リスクが年金を直撃するようになる。実際、昨年1月の時点で安倍政権は、今後の年金運用の最大損失額を「21兆5000億円」と見積もる想定を、長妻昭衆議院議員の質問主意書に対する答弁書の中で示していた。その後、世界的な株安による影響で、2015年度は約5兆円という巨額の損失を出したと観られている。今回の英国ショックによって、さらに年金運用での損失拡大は避けられないだろう。

◯安倍政権のエゴが招いた年金5兆円損失

莫大な額の年金損失が懸念されながら、なぜ安倍政権は、株式市場に年金資金を大量投入することにしたのか。それは、膨大な資金が流れこむことによって、日経平均株価が底上げされ、「景気回復」を演出できたからだろう。日経平均株価は、安倍政権の支持率にも大きく影響する。要するに、安倍首相は自分の支持率を維持するために、国民の大事な年金をハイリスクな金融ギャンブルにぶち込んだ、ということなのだ。舛添前都知事なんか問題にならない程の公的資金の私物化と言うべき、愚行である。

◯安倍政権の責任は?

英国ショックによる世界的な金融市場の動揺はしばらく続くものとみられる。安倍政権は、GPIFの年金運用の割合を以前に戻し、正確な損失額を明らかにするべきだ。有権者としても、一連の年金巨額損失を参院選での投票の判断材料とすべきだろう。

―――http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160625-00059252/

 

 

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「政府は国民が棄権してくれることを心から望んでいる」No.1696

2016-06-22 22:40:39 | 日本事情

7月10日の参院選挙が告示されましたね。

1996年の小選挙区制導入以降、

それまで60~70%以上だった投票率が

一気に50%台に落ち込み、

選挙に行かない人がジリジリと増え続けている現状です。

で、棄権する人が増える程、現政権に利するという法則があるようです。

小選挙区制度、最悪ですよね。

この制度をどうにかして変えたいものです。

また、多くの若者が選挙に行かないのも問題とされています。

 

しかし、思えば、私も20代の頃は選挙に行きませんでした。

その当時は(選挙によってこんな社会に絡め取られることを拒否する)みたいな(笑)。

アウトサイダーとか思っていたんですねえ、自分のことを。

転機は、やはり就職して「社会に所属している感」が生まれたことですかね。

あと、自分の子どもが育っていくのを見ているうちに

(オラがしっかりせねば)みたいな気持ちが育ってきたと思います。

 

「選挙には行くものだ」という意識は、

小さい時からの教育によっても自然に形成されますね。

例えば、私が英語を習っていたオーストラリアの方の話です。

彼は日本の選挙でアイドルやプロレスラーが選ばれることの奇異さを述べた後、

自分の学校での体験を語ってくれました。

その人の中学校では模擬選挙の勉強があり、

現実のオーストラリア各政党の主張や政策、行動などを調べて

どの政党を支持するか、クラスで議論をして投票したそうです。

しかも、その議論のあと、もう一度それぞれが自分の考えを再考し、

再度選挙するという活動をしたんだそうです。

これは、政治についての勉強の基礎・基本的実践ですよね。

しかし、日本の学校でこういう事をさらりとできる環境はあるのでしょうか。

政府文科省・教育委員会のそれこそ政治的干渉、

現場の教師のビビリズムと自主規制、

それ以前に教師の政治への無関心が、

きちんとした政治教育を疎外している印象が私にはあるのですが、

今の日本はどうなんでしょうね。

最近も高校生の政治活動に対して、学校に届けることを義務付ける高校が

結構あるそうで、学校当局はいったい何考えてんねんと思います。

中国の大学生が、

「高校生の時は恋愛は禁止でした。」

と言うのを聞いて、何考えてんねんと思ったのと根拠は同じです。

 

さて、

今回の選挙は、若者が大いに関係ある選挙です。

今度の選挙で安定多数を得たら、「憲法改正」に着手すると

アベ氏は言っています。

自民党候補者でその話題に触れる人はほとんどいないそうですが、

それは、反対される可能性が高いと自覚しているので、

コッソリ隠して、選挙で勝ったら一気に前面に出してくる予定なのですね。

いつものパターンです。

国民を舐めきっているのです。

 

自分はこんな社会と関係ないと思いたくても、

政治はそれを許してくれません。

今の政治に期待できないなら、今の政治をチェンジするしかない。

この4月、韓国の若者たちは、身を持ってそれを示してくれました。

日本だけを見ていたら、やる気がなくなるかも知れませんが、

全世界では「オラ、オラー!」と躍動している若者たちがたくさんいます。

未来は自分が動けば閉ざされない、という実感を得られる一つのチャンスが、

今度の参院選じゃないかと思うのです。

戦争できる国造りにひた走る復古主義のアベ政権、

1%の金持ちを太らせ、大多数の貧乏人をさらにやせ細らせるアベ政権は

やっぱ、だめでしょう。

あ、金魚の糞の公明党とか、おおさか維新とかも、ちょっとね~。

 

ということで、参院選公示日にちょっと若者向けにつぶやいてみました。

ほとんど、誰も読んでないとおもうけど(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「韓国の若者たちが『選挙に行こう!』運動で朴政権に大打撃を与える」No. 1695

2016-06-21 11:57:19 | 人間

興味深い記事が届きました。

この4月に行われた韓国国会議員選挙の際に、

韓国の若者たちの選挙活動が「朴政権にNO!」の大きな流れを作り、

20代の若者の投票率がなんと、13%もUPして

貧富の差を拡大させ、若者の自由と権利を奪ってきた朴クネ政権の与党を

第一党の座から引きづり降ろしたというのです。

なんか、勇気づけられますね!

韓国の若者たちの活動から学ぶべきことは何でしょうか。

以下、「イラク平和テレビ局 メールマガジン」vol.453(2016. 6.18)の記事です。

 

韓国総選挙で野党勝利をつくりだした若者たちの運動

2016年4月13日に行われた韓国の国会議員選挙では、失業・低賃金対策どころか労働改悪を行う朴槿恵(パク・クネ)政権に失望した若者の怒りが爆発しました。20代の投票率が13%も上がり、与党のセヌリ党を過半数割れに追い込み、議会内第2党に転落させました。

韓国の新聞はこれを与党の「衝撃的惨敗」と報じました。選挙で勝利した若者の活動をスラグ・ユニオンのイム・キョンジさんに報告してもらいました。



☆現在の韓国の青年の状況とはどのようなものでしょうか?

それをイム・キョンジさんはスライドを使って一枚の絵画で示してくれました。

金を貪欲に吸い込むグローバル資本と、

その犠牲になって奴隷のようにこき使われる若者を描いています。

こんな韓国の状況は「ヘル(地獄)朝鮮」と言うそうです。



◆韓国では、パク・クネ政権の労働者の権利抑圧政策の中で、

総選挙直前の2月の若者の失業率が12.5%にも上っていました。

若者の権利も、自由も、押さえ込まれているのが韓国の現在の社会なのです。

それは日本の現在の社会とよく似ていると言えるでしょう。



●このような中で、イム・キョンジンさんたちは「選挙に行こう」という

キャンペーンを行います。


不正ばかりやる候補者を落とそうという一人デモをやって

警察に連行されたりしながらも、その活動はとても元気です。



◎そして選挙の1ヶ月前くらいからは青年の選挙に対する関心を高めるために

直接対話の活動を行います。

1000名以上の青年とふれあったのです。

さらに、政策討論を開き、若者の要求を12の政策提案としてまとめていきました。

「最低賃金1万ウォン大幅引き上げ」

「求職支援」

「所得保障」

「パワハラ許さない」

「民主主義教育の拡大」など、

若者・労働者の切実な要求をまとめ上げていきました。



大小の懇談会を行い、討論会を開き、記者会見をやるという活動を続けました。

200人を超えるフラッシュモブも展開して、

「私たちは変化に投票します」というスローガンを広げていきます。

韓国の若者は政府や資本、マスコミの支配の中であきらめさせられてきたために、

きわめて選挙の投票率が低かったのですが、

このような運動を展開することで実際に若者の投票率が大幅に上がり、

野党に投票することで与党・セヌリ党を敗北させることに成功したということが

よく伝わってきます。

☆イム・キョンジさんは、

「安倍政権は軍国主義に走っていて、韓国の平和を脅かしているし、

アジアの平和にとっても脅威となっています。だから皆さんのように力を合わせて、

活動されている人に対しての大きな支持をしていきたいと思います」

と日本の私たちにも熱いメッセージを伝えてくれています。



◆この訴えにも答え、今度は日本の参議院選挙で、野党候補勝利、

安倍政権を倒す闘いを進めていこうという意欲をわかせてくれる映像です。


☆イラク平和テレビ局 in Japanのホームページアドレスはhttp://peacetv.jp/ です。
☆イラク平和テレビ局 in Japan が配信する画像とこのメールマガジンについての感想をお寄せ下
さい。
 メールの送付先アドレス:info@peacetv.jp
 発行:毎週土曜日 発行元:イラク平和テレビ局in Japan 事務局

―――――――――

 

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「基地があればいつまでも米兵の犯罪は続く」No.1694

2016-06-20 00:06:13 | 日本事情

↑ 沖縄、抗議の「県民大会」に6万5千人 米海兵隊撤退を決議 06.19 17:02共同通信 

 

 

元米兵が沖縄の若き女性を暴行し殺害した事件が報道された直後、

一番印象的だったのが、

首相や自民党関係者の態度や言葉でした。

 

アベ首相は、

記者の「事件に対してひと言ございませんか」に対して、「・・・・・・」で答えました。

その後、急にパフォーマンスでアメリカに抗議しましたが、

何とも心のこもっていないこと、私はアベさんが

国民が元米兵に殺されたことに対して心底怒っているなんて

1ミリも信じることはできません。

 

高村自民党総裁は「それについては詳しいことがわかりませんので」と、

国民はみんな知っているのに、政府の要人が「知らない」とぬかしましたね。

 

自民党政府関係者の誰かが、

「(サミットが開かれるこの時期に)最悪のタイミング」と述べたことも報じられました。

これは、(事件がサミットの後だったらよかったのに)という考えがジョワーっと滲み出ている発言です。

何が(よかったのに)かと言えば、(殺されてもよかった)ということです。

 

沖縄に基地ができて以来、繰り返し、繰り返し引き起こされてきた凶悪犯罪に、

民の命と安全が踏みにじられてきたことを満腔の怒りを持って糾弾し、

心を絞るような悲しみを表現しているのは、

翁長知事を代表とする沖縄県民であって、

残念ながら、

アベ首相を代表とする政府でも、本土の多くの国民でもありませんでした。

 

この犯罪事件を個人的な事件として、基地や日米地位協定の問題と切り離そうと

やっきになってキャンペーンを張っているのが、産経新聞です。

一人娘を失ったご両親が、

「米軍人・軍属による事件、事故が多い中、私の娘も被害者の一人となりました。

なぜ娘なのか、なぜ殺されなければならなかったのか。

次の被害者を出さないためにも、全基地撤去、辺野古新基地建設に反対。

県民が一つになれば可能だと思っています」

と訴えているのに、

産経は今日のニュースで、わざわざ親戚の誰か知らない人の声として

「この事件を政治利用しないで、静かに眠らせてほしい」と言ったと書いています。

また、「今日19日の県民大会の参加者が主催者発表の65000人より少ない」と、

これまた、わざわざ政府が発表したとか。

聞く耳なしの、厚顔無恥の、人でなしとはこのことです。

 

「海兵隊は撤退を」とのプラカードを掲げる参加者=19日午後3時18分ごろ、那覇市の奥武山陸上競技場

↑琉球新報6月19日より拝借

 

今日の県民大会で、大学4年生の女性が、

「安倍晋三さん、日本本土にお住まいの皆さん、

今回の事件の第二の加害者は誰ですか。あなたたちです。

しっかり沖縄に向き合っていただけませんか。

いつまで沖縄県民はばかにされるのか」

と発言しました。

本当に、うなだれて聞くしかない言葉です。

日本の安全保障に米軍基地は必要だという意見の人でも、

その米軍基地が、日本全土の広さの0.6%しかない沖縄に75%も集中しており、

「基地問題は日本全体の問題なのに、全てを沖縄にしわ寄せし犠牲を強いている」

と沖縄県民が怒る声に、胸を張って反論できないと思います。

「未来を断ち切られた娘が、最後の犠牲者となり、

子を失い悲しむ親は、私たちを最後にしてほしい」

と、犠牲者のお父さんは声明を出しましたが、

基地が存続する限り、犠牲者がこれからも跡を絶たないのを危惧します。

「1か月間外出禁止」とか「綱紀粛正」とかで済むような問題なら、

とっくの昔に解決しています。

 

もし、自分の娘が、孫が犠牲者になったら・・・と、

全国民が沖縄県民の身になって考える時がきているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ノーベル賞の話とかしました」No.1693

2016-06-18 23:37:42 | 人間

今日は、昨年8月末に菏澤に来て以来初めて、

一人の学生と9時間半にも及ぶ長話をしました。

宿舎に遊びに来た兎さん(今日は仮りの名:パッと見ウサギさんを想起したので)は、

正確に言えばもう卒業生です。

前の大学でも1年目は政治の話はかなり気をつけていましたが、

この学校でも、それは同様で、授業中も合間にも中国の政治・社会の話はしていません。

その反動でしょうかね、

今日はマン・ツー・マンで話ができたのと、

もう卒業したという気楽感があって、

話題はあちこちに飛びまくり、そういう話も好き放題しました。

それで、(ああ、やっぱりここでも・・・)と再確認したのが、

①2010年ノーベル平和賞の受賞者劉曉波さんのことを知らない、ということ。

(中国人が受賞したという事実も知りませんでした)。

②1989年の天安門事件も知らないということ。

当然、劉曉波さんが天安門事件の「四君子」の一人であることも知りませんし、

現在、遼寧省の監獄に入れられていることも、

連れ合いが北京の自宅で軟禁状態であることも、

ま~~~ったく知りませんでした。

しかし、彼女は文化大革命であまりにも多くの中国の知識人、芸術家、活動家が

自殺に追い込まれたり、謎の死を遂げたりしたことは知っていましたし、

それは中国人ならみんな知っているということです。

そして、

「四人組」のうち江青を含め三人までが、ここ山東省出身だということは、

彼女から聞いて初めて知りました。

「山東省人として情けない」と彼女はうつむきつつ言い、

周恩来と鄧小平が中国の恩人だとも語りました。

更に話は彼女のお祖父さんのことになり、

元軍人のお祖父さんの写真を見せてくれました。

中国で72歳と言えば立派なお年寄りですが、写真のお祖父さんは

颯爽として、しかも洒落男でした。

父が国民党員だったので、

御祖父さんの軍隊での地位はとても低くて、いつまでもうだつが上がらず、

結局辞めてしまったとのことです。

今では、菏澤市に属する県で自分の家族が食べる分の

野菜を作り(お祖父さん手作りの乾燥ピーナッツが今日のお土産でした)、

中学生の孫のご飯の支度など世話をしているそうです。

 

 

国民党員だった人の家族や遺族は、中国全土に多くいます。

私が知っている学生たちの中にも自分の祖父母、曾祖父母が、

国民党員だったことで、その子供や孫たちが多大なマイナスの影響を受けたという話は

何度か聞いています。

菏澤学院の学生たちは、政治に対する関心が非常に薄いという印象でしたが、

やはり、「物言えば唇寒し秋の風」が作用しているんだなあと思い直した日でした。

 

 

 

 

 

 

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「通販生活:今回ばかりは野党に一票/LEE:もしあなたが投票に行かなかったら」No.1692

2016-06-17 22:19:17 | 日本事情

よく聞く通販雑誌「通販生活」と20~30代の既婚女性向け雑誌「LEE」が

相次いで政治と選挙について記事を書いています。 

 

ファッションからインテリア、料理まで、暮らしを楽しむ雑誌「LEE」7月号は、

知ろう、話そう、行動しよう

もしあなたが投票に行かなかったら…』の見出しで、

憲法、保育待機問題という2つの選挙争点になりそうな話題を取り上げ、

「知って、話して、そして、必ず投票に行って意思を示さないと!」

と訴えています。

若い既婚女性たちが「誰の子どもも殺させないママの会」を全国各地で立ち上げ、

今も果敢に選挙活動をしているのにバッチリ呼応していますね。

ママたちが大きな海になって、波で不穏な動きを洗い流してくれるような、

そんな安心感のある活動グループですね、ママの会は。

 

もう一つの「通販生活」2016夏号では、

「自民党支持の読者の皆さん、

今回ばかりは野党に一票考えていただけませんか。」

と、真正面からの読者への呼びかけをしていました。

大手新聞やテレビが委縮し、自主規制する〈言論の自由の自滅〉の中で、

このような雑誌の堂々とした主張からは、

日本の民主主義を守る雑誌編集スタッフの勇気と気概が伝わってきます。

通販生活は買い物雑誌なので、自民党支持の読者もかなりいらっしゃいます。

たまに、安倍首相批判の記事をのせると、

『けしからん、買い物以外に口を出すな』という、抗議のお手紙をいただきます。

でも、お名前入りなので、気持ちよく拝読できます。


で、またまた抗議のお手紙を覚悟の上で、

自民党支持の読者の皆さん、今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか。

多数におごることなく、アメリカにおもねることなく、

つねに民主主義的手続きを尊重する、

フェアな保守政党としての自民党に変わってもらうには、一強多弱はよくありません。

いまの、『もの言えば唇寒し』の気分、

どこかの国に似てきたように思いません?―――「通販生活」

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「選挙に行こうよ・ポスター」No.1691

2016-06-16 23:41:42 | 日本事情

うわ、山口マオさんの「選挙にいこう」ポスターだ!これは、これは。

              

マオさんの絵が好きで何年も前にカレンダーを買い、

その年が終わっても、何年間も月日を自分で張り替えて、

今でもまだ使っていますよ。

カレンダーがずっしり重くなってるけど。

  

下は長谷川義史さんの「平和がすき選挙にいこうよ」です。

       

私も7月7日に河南省鄭州から上海経由で大阪に戻り、10日の選挙に行きますよ。

シアトルのチエコさんも今回は日本に戻り、選挙するとか。

海外にいる投票権を持つ日本の皆さん、7月10日は日本にGO!

あ、前から手続きしていたら、その国でも投票できますケドね。

 

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「味噌もクソもスポーツ選手もアイドルも皆議員に」No.1690

2016-06-15 23:01:48 | 日本事情

今日は谷亮子さんが自民党から出馬と聞いて、

本当に自民党は凄い、と思いました。

とにかく自民党にとって、議席が増えること、目標はこれだけです。

そのためには、あらゆる手段を使うのですね。

どんなに唾棄すべきことも、眉ひとつ動かさずにやるのです。

舌を巻いてばかりはいられません。

やはり、この手法は真似した方が勝つのです。

日本では。

しかし、自民党が多数を保持すれば、アベは改憲すると言っています。

迷彩服・戦闘服を着た若者がぞろぞろ街を歩くのも現実味を帯びてきました。

他ならぬ日本の街で……。

↑出典は不明ですが、フェイスブックで見つけてお借りしました。

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「キャンパスの一週間分」No.1689

2016-06-14 23:56:43 | 中国事情

昨日、ようやっとこさ2学期末試験問題を作り、学校に提出しましたよ。

4月からの長かった長時間労働も間もなく終わります。

 

キャンパスのあちこちの緑が濃くなってきました。

家族棟の周囲はほぼコンクリートや煉瓦に覆われていますが、その隙間を縫って

アパート前の隙間に野菜を作っている家もあります。

青い扉は各アパートと車庫入口です。

下はツル紫っぽい野菜ですが・・・・・・。

 

こちらはよく見ると韮です。

 

コンクリートによく子どもがチョークで絵を描いています。

これは畑ですね。

集中して描いたのがよく分かります。

 

こんなのも。

 

時たま、日本車のトヨタとかホンダのマークを見つけます。

 

試験間近になると学生が増えるのか?最近キャンパスは大賑わいですよ。

 

一年生ならではの軍事訓練服。中国ではどの大学でもこの服なんでしょうか。

化学繊維でできていて暑苦しく、パジャマ代わりにもならないとは学生からの情報です。

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「何度でも言う。『中国が攻めてくる』の摺り込みは根拠がない」No.1688

2016-06-12 22:53:36 | 日本事情

数日前に尖閣諸島の接続海域に中国・ロシアの軍艦が入ったとして、

日本政府は真夜中に抗議するという異例の行動を取りました。

接続水域って、領海でもないのに

なぜそんな緊急事態的態度を日本政府が取ったかというと、

当然、パフォーマンスですよね。

「日本国民よ、ほれ、このように中国は日本を虎視眈々とねらっておるのだ。

だから我が国も戦争の準備せなアカンで。」

との宣伝でしょう。

多くの人たちが、

「『中国が攻めてくる』と信じるのは、そう信じたいからとしか思えない」

と、その根拠のなさを指摘しているのに、

日本政府は粘り強く、うまあ~く民心をそっちの方に向けよう、向けようと頑張っています。

そんなに戦争したいのは、誰なんでしょう。

何度も、書いていますが、中国人が危惧するのは、

「また再び、日本が中国に侵略してくるのではないか」

ということです。

両国政府とも、国民を煽り、敵愾心を持たせるのが

自分の国の政府に批判の目を集中させない基礎基本であると思ってんでしょう。

ヒトラーの語録に以下のような数々の国民蔑視の言葉が並んでいます。

ヒトラーと安倍晋三の姿が重なってしまうのは私だけですかね。

―――――――――

「大衆の多くは無知で愚かである」

「熱狂する大衆のみが操縦可能である。」

「大衆は女と同じだ。私の後に従わせる。」

「条約が有効なのは、私にとって有益な間だけだ。」

「偉大なうそつきは、偉大な魔術師だ。」

「役に立つのは、人を殴れる人間だけだ。」

「人々が思考しないことは、政府にとっては幸いだ。」

「必要不可欠なのは、一人の指導者の意志、一人が命じ、他の人はそれを実行すればよい。統治とは一人で始まり、下で終わるものだ。」

「新しい人材を育てたい。退廃と堕落がはびこる時代から、我々ドイツ民族の未来を救うために、未来のドイツを担うものは、しなやかであらねばならない。しなやかさと、鋼の強さを」

「ドイツ軍は、4年後には戦闘準備ができていなくてはならない。」

―――http://royallibrary.sakura.ne.jp/ww2/meigen/germany.html

 

《付録》「今日の物語」さんのブログから一部転載

まだ、中国が日本に攻めて来ると

思っている人向けの記事!

中国と国境を接する14か国に

中国が攻め込んでいない!



【周回遅れ】まだ、中国が日本に攻めて来ると思っている人向けの記事「中国と国境を接する14か国に、中国が攻め込んでいない件」

中国にとって、世界第二位の貿易国である

日本に攻め込むなんて馬鹿なことを、

中国の指導部がすると思いますか?

中国の力の源泉は中国経済の成長です。

もし日中間で軍事衝突などということになれば、

日本だけではなく中国株も

暴落の一途をたどるでしょう。

中国経済がダメになれば、

軍拡もできなくなることは

中国共産党と軍部は百も承知です。

http://kimito39.at.webry.info/201603/article_7.html

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「奉延玲さんの感想文:河童のクウと夏休み」No.1687

2016-06-11 22:42:55 | 日本語

2年生の作文授業で、感想文を書くことにしました。

テーマは「自然と動物と人間」です。

「河童のクウと夏休み」を学生たちに見せてあげたいばかりの

苦肉の策でした。

中国の若者はアニメ好きが多いと言っても、

萌えだのツインテールだの、

ストーリー重視から離れつつあるのが寂しい今日この頃、

また一方、「アニメなんか子どもの見るモノ」と

頑固な婆さんみたいな女子学生たちも結構いて、

彼女たちは韓国ドラマをよく見ています。

そのような傾向が顕著である2年生クラスでは、

もちろん「河童のクウ」を見たことがある学生は皆無でした。

て言うか、「犬夜叉」見た人もたったの2人しかいないという…。

「NARUTO」も見ていないという……。

2週間かけて観ましたが、かなり入れ込んで見ている感じでした。

クウが康一一家と仲良くなっていく過程は、随所に笑いがあり、

このアニメを作った原恵一監督ってどんだけ天才かと思います。

でも、後半、いよいよテーマの真髄にかかわる場面では、

表情が読み取れませんでした。

感想文が仕上がって来るのを待ちたいと思います。

で、感想文の参考に私の宝物箱から、

江財大の学生たちの作文を探しだし、

クウのことを書いていた2作文を参考資料として、分析しました。

3年前の奉延玲さんの作文を久しぶりに読んで、

奉さんが、私の何気ないお喋りにもきちんと耳を傾け、

記憶し、整理箱に保存する理知的な子だったことを懐かしく思い出しました。

彼女は今、広州市で働き、

同級生だった潘梅萍さんと一緒にマラソンをやったりしているそうです。

ーーーーーーーーーー

 

「人も自然と仲良く暮らそう 」―河童のクウからもらった感動と課題―

 

                                     奉延玲 

 

 南昌も、ようやく春めいてきた。万物が蘇り、風がすがすがしく吹いている。しかし、今朝、私は寮から教室に行く途中で嫌なことを見てしまった。寮の管理人さんの子どもが寮の下の庭で、バドミントンのラケットを振り回し、小鳥を追いかけていたのだ。かわいそうな小鳥はチョンチョン跳び回り、最後はどこかに飛んでいった。(子どものやることだ)とも思ったが、隣で笑っている管理人さんを見て、何だか悲しく感じた。

 

 去年の冬、日本人の先生に紹介してもらった「河童のクウと夏休み」という日本のアニメを何度も見た。アニメからは河童のクウと康一君一家の愛が滲み出て、寒い寮の部屋を暖めてくれた。

 しかし、その深い愛情に感動しつつも、「人間と動物はどのように共存すればいいか、人間中心の社会で動物はどうしたら幸せになれるのか」という、アニメから提起された問題が頭から離れなくなった。

 

 江戸時代に生まれた河童のクウは、お父さんや他の仲間と一緒に竜神沼で暮らしていた。しかし、貪欲な侍が竜神沼を埋め立てて田圃にする計画を立てた。クウのお父さんは自分たち河童の住むところを守るために、侍に乞い願ったが、侍が「下等動物」の陳情など聞くものか。怒った侍は刀でクウのお父さんを切り殺した。

 これがアニメの冒頭シーンである。お父さんの死骸を抱くクウの泣き声を聞き、「怒りたいのは河童のほうだ!」と私はクウの代わりに叫びたかった。河童は生息地を奪われ、さらに肉親を殺されたんだ。これは私たち人間の勝手な犯罪でなくてなんだろう。

 

 アニメでは、現代社会にやって来たクウの生活も描かれた。地震で地下に百年以上も埋められたクウは、小学生の康一君に助けられ、康一の家で楽しく暮らしていた。

 しかし、クウの存在が世間に知られると、マスコミはクウの特ダネニュースのために、住民は無責任な好奇心のために、康一たちの家をとり囲み、大騒ぎになった。康一家族を含め、人間はクウの気持ちが分かっていなかった。クウを始終思っているのは、康一の飼い犬「おっさん」だけだ。クウは結局、現代でもまた被害者になった。人間の私は恥ずかしくて、苦しかった。

 

 そんなとき私は、ふと、先生から聞いた北海道の熊のことを思い出した。中国では、熊は国家の重要保護動物である。それなのに、高収益を求めて、不法に熊の肝や掌を取る人が増え続けている。ところが、日本の北海道知床では、熊が人間と共存しているそうだ。時折、熊は人間の村に降りて来ることがある。村民は遠くに熊の姿を見たら、「チリン、チリン」と鈴を鳴らして、「ここに人間がいるぞ。近寄るな」と知らせる。できるだけ、お互いの生活圏に入らない。それを聞いて、面積996万平方メートルの中国に、なぜこのような、動物と人間が仲良く暮らせる所がないのかと、情けなかった。

 

  アニメの最後に、クウは人間だらけの町を出て、自分に適する世界を探しに行った。人間は過ちを犯して、クウに色々な苦しみをもたらした。せめて、これからは他の動物に同じ苦痛と悲しみを与えないために、今までの人間中心の考えを変えること、人間も自然の一部として、動物と共に生きることが求められている。そんなことをこのアニメは突きつけた。監督の原恵一さんや原作者の小暮正夫さんはすごい人だと思う。だが、日本にはこうしたアニメが作られるバックグラウンドがあることも、同時に感じる。

 

 国土の約7割が森林で覆われている日本では、昔から自然と人間との共生が当然のことだった。今でも、子供の頃から動植物に親しむ教育の一環として、各学校に飼育・栽培委員会が設置されていると聞く。中国の学校でも決してできないことではないと思う。

 

 いつか、動植物と人間が友達になれる日が来る。そんな希望を抱かせるラストシーンのクウの言葉が大好きだ。

 

「とうちゃん、おれ、人間の友達ができたよ。」

 

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「生長の家、参院選で安倍政権への反対を表明」No.1686

2016-06-10 18:54:24 | 日本事情

昔、高校生の時、同じクラスに生長の家の高校生支部活動をやっている子がいました。

佐藤訪米かベトナム戦争か何かでクラス討論をしたとき(学園祭のテーマを決めるので)、

「佐藤首相断固支持」と言っていた野球部の男子がそれで、

大声で怒鳴るように発言する無礼な態度が癇に障り、激論になりました。

時は1970年前後で、若者はみんな反戦思想の持ち主だと信じていた私には

その生長の家の子の話は、戦前のじいさん・ばあさんの話としか思えず、

丸暗記して歌っていたボブ・ディラン、ピート・シーガー、ジョーン・バエズの歌を盾に、

反戦派の代表みたく張り合って議論しました。

この日のクラス討論は日直日誌に書かれ、担任からあとで呼び出されました。

そして、その高校で私は「高校の癌」と呼ばれるようになり、

かたや、全面的に私をかばい、バックアップしてくれる先生方とも知り合いました。

 

それ以来、私には忌まわしい響きしか持たない「野球」と「セーチョーのイエ」ですが、

昨日の記事にこんなのが載っていて、驚愕しました。

「生長の家は、今夏の参院選で与党候補を支持しない」というのです。

戦後、大日本帝国憲法に戻せという復古主義の政治主張を掲げ、

冊子「白鳩」を配って庶民のココロに入り込んでいた政治的宗教団体は、

どうも紆余曲折を経てきたようです。

現在安倍政権の黒幕日本会議のメンバーは

この生長の家から分派した元会員たちが核になっていて、

「新しい歴史教科書をつくる会」もこのグループです。

一方、今回安倍政権の政策に反対声明を出したのは、

「政治活動から撤退した生長の家」で、

三代目総裁の谷口雅宣は、太平洋戦争の反省、脱原発、リベラル派との連携など

1960年~70年代では想像もできなかった「生長の家」の大転換を推進してきたみたいです。

根本思想は変わったのか否か、転換の根拠は何か

気を付けてチェックしないとだめですけど、

それでも、今は安倍政権に少しでも打撃を与える可能性のあるこの声明を

とりあえず歓迎したいと思います。

―――――――――

今夏の参議院選挙に対する生長の家の方針

「与党とその候補者を支持しない」


来る7月の参議院選挙を目前に控え、当教団は、安倍晋三首相の政治姿勢に対して明確な「反対」の意思を表明するために、「与党とその候補者を支持しない」ことを6月8日、本部の方針として決定し、全国の会員・信徒に周知することにしました。

その理由は、安倍政権は民主政治の根幹をなす立憲主義を軽視し、福島第一原発事故の惨禍を省みずに原発再稼働を強行し、海外に向かっては緊張を高め、原発の技術輸出に注力するなど、私たちの信仰や信念と相容れない政策や政治運営を行ってきたからです。

 

戦後の一時期、東西冷戦下で国内が政治的に左右に分裂して社会的混乱に陥っている時、当教団の創始者、谷口雅春先生は、その混乱の根源には日本国憲法があると考えられ、大日本帝国憲法の復元改正を繰り返し主張されました。

そして、その実現のために、当教団は生長の家政治連合(生政連)を結成(1964年)して、全組織をあげて選挙活動に取り組んだ時代がありました。

しかし、やがて純粋な信仰にもとづく宗教運動が政治運動に従属する弊害が現れ、選挙制度の変更(比例代表制の導入)によって、政党と支持団体との力関係が逆転したことを契機に、1983年に生政連の活動を停止しました。

それ以降、当教団は組織としては政治から離れ、宗教本来の信仰の純粋性を護るために、教勢の拡大に力を注いできました。

 

この間、私たちは、第二代総裁の谷口清超先生や谷口雅宣現総裁の指導にもとづき、時間をかけて教団の運動のあり方や歴史認識を見直し、間違いは正すとともに、時代の変化や要請に応えながら運動の形態と方法を変えてきました。

特に、世界平和の実現など社会を改革する方法については、明治憲法の復元は言うに及ばず、現憲法の改正などを含め、教団が政治的力を持つことで“上から行う”のではなく、国民一人一人が“神の子”としての自覚をもち、それを実生活の中で表現し、良心にしたがって生きること。

政治的には、自己利益の追求ではなく、良心(神の御心)の命ずることを、「意見表明」や「投票」などの民主的ルールにしたがって“下から行う”ことを推進してきました。

 

私たちは、社会の変革は、信徒一人一人が正しい行動を“下から”積み上げていくことで実現可能と考え、実践しています。

その代表的なものは、地球環境問題への真剣な取り組みです。

人間の環境破壊は、今日、深刻な気候変動を引き起こし、自然災害の頻発や、食糧や資源の枯渇、それにともなう国家間の奪い合いや国際紛争の原因となっています。

この問題は、資源・エネルギーの消費を増やす経済発展によっては解決せず、各個人の信念とライフスタイルの変革が必要です。

私たちはそれを実行することで、世界平和に貢献する道を選びました。

 

具体的には、私たちは宗教団体として初の環境マネージメントシステムISO14001の認証取得(2001年)をして、それを全国66の拠点に及ぼしました。

また、莫大なエネルギーを消費する大都会・東京を離れ、国際本部の事務所を山梨県北杜市に移転し、そこに日本初のゼロ・エネルギー・ビル“森の中のオフィス”を建設して(2013年)、地球温暖化の最大の原因である二酸化炭素を排出しない業務と生活を実現しています。

最近では、この生活法を全国に拡大する一助として、信徒からの募金により京都府城陽市にメガソーラー発電所(1700kW)を、福島県西白河郡西郷村に大規模ソーラー発電所(770kW)を建設し、稼働させています。

これらの運動は、創始者・谷口雅春先生が立教当初から唱導してきた「天地の万物に感謝せよ」(大調和の神示)という教えの現代的展開であり、人類だけの幸福を追求してきた現代生活への反省にもとづくものです。

 

ところが安倍政権は、旧態依然たる経済発展至上主義を掲げるだけでなく、一内閣による憲法解釈の変更で「集団的自衛権」を行使できるとする”解釈改憲〟を強行し、国会での優勢を利用して11本の安全保障関連法案を一気に可決しました。

これは、同政権の古い歴史認識に鑑みて、中国や韓国などの周辺諸国との軋轢を増し、平和共存の道から遠ざかる可能性を生んでいます。

また、同政権は、民主政治が機能不全に陥った時代の日本社会を美化するような主張を行い、真実の報道によって政治をチェックすべき報道機関に対しては、政権に有利な方向に圧力を加える一方で、教科書の選定に深く介入するなど、国民の世論形成や青少年の思想形成にじわじわと影響力を及ぼしつつあります。

 

最近、安倍政権を陰で支える右翼組織の実態を追求する『日本会議の研究』(菅野完、扶桑社刊)という書籍が出版され、大きな反響を呼んでいます。

同書によると、安倍政権の背後には「日本会議」という元生長の家信者たちが深く関与する政治組織があり、現在の閣僚の8割が日本会議国会議員懇談会に所属しているといいます。

これが真実であれば、創価学会を母体とする公明党以上に、同会議は安倍首相の政権運営に強大な影響を及ぼしている可能性があります。

事実、同会議の主張と目的は、憲法改正をはじめとする安倍政権の右傾路線とほとんど変わらないことが、同書では浮き彫りにされています。

当教団では、元生長の家信者たちが、冷戦後の現代でも、冷戦時代に創始者によって説かれ、すでに歴史的役割を終わった主張に固執して、同書にあるような隠密的活動をおこなっていることに対し、誠に慚愧に耐えない思いを抱くものです。

先に述べたとおり、日本会議の主張する政治路線は、生長の家の現在の信念と方法とはまったく異質のものであり、はっきり言えば時代錯誤的です。

彼らの主張は、「宗教運動は時代の制約下にある」という事実を頑強に認めず、古い政治論を金科玉条とした狭隘なイデオロギーに陥っています。

宗教的な観点から言えば“原理主義”と呼ぶべきものです。

私たちは、この“原理主義”が世界の宗教の中でテロや戦争を引き起こしてきたという事実を重く捉え、彼らの主張が現政権に強い影響を与えているとの同書の訴えを知り、遺憾の想いと強い危惧を感じるものです。

 

当教団は、生政連の活動停止以来、選挙を組織的に行うなどの政治活動を一切行ってきませんでした。

しかし、政治に触れる問題に関して何も主張してこなかったのではなく、谷口雅宣現総裁は、ブログや月刊誌を通して“脱原発”や“自然エネルギー立国”を訴え、また日米の外交政策を分析して、それに異を唱えたり、注文をつけたりしてきました。

また、昨年は憲法を軽視する安保法案に反対する立場を明確に表明されました。

 

私たちは今回、わが国の総理大臣が、本教団の元信者の誤った政治理念と時代認識に強く影響されていることを知り、彼らを説得できなかった責任を感じるとともに、日本を再び間違った道へ進ませないために、安倍政権の政治姿勢に対して明確に「反対」の意思を表明します。

この目的のため、本教団は今夏の参院選においては「与党とその候補者を支持しない」との決定を行い、ここに会員・信徒への指針として周知を訴えるものです。合掌。

2016年6月9日

                                      宗教法人「生長の家」

http://www.jp.seicho-no-ie.org/news/sni_news_20160609.html

 

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