今日の午後、日本語学部2年の王さんが
「先生、これ見て。沖縄が酷いことになってる。」
とスマホの画面を見せてくれたのが首里城の火災現場でした。
本当に肝苦りさ(ちむぐりさ)・・・・・・(涙)。
↑ANNニュースの動画から。
動画では崩れ落ちるこの瞬間、ただ手をこまねいて見ているしかない人々から
「ああ~~!」と声が上がっていました。
何度も戦火の犠牲になり、
沖縄戦では日本軍が地下壕を掘り陸軍総司令部を置いたことから
アメリカ軍の総攻撃を受け焼失した首里城。
沖縄の痛苦の歴史の象徴でしょう。
↓陥落後の崩壊した首里城=1945年(県公文書館所蔵)
それでも不死鳥のように甦ってきた首里城は沖縄県民の誇りに違いありません。
2年半前、私も留学生の施芳芳さんと訪れ、
二人とも沖縄の歴史を物語る資料を目にして多くの気付きを得ました。
施芳芳さん
以前広島の友人が、
爆心地から1.35kmしか離れていない広島市内の縮景園を案内してくれた時に
「この公園の豊な緑は広島県民の誇りじゃけんね。
ピカで100年木も生えんと言われていた広島に
あちこちの県からおっきい木を買って運んで、1970年頃には
こんなふうに復活させたんじゃ」
と言った言葉が頭に浮かびます。
玉城デニー知事は
「必ず復元する。復元に向けて、多くの皆さんの力をお貸しいただきたい。
そのことに沖縄県は全身全霊で取り組んでいく」と述べました。
政府もこの世界遺産の復元には当然責任がありますし、
すでに県内外からも支援金などの申し出が相次いでいるとのこと。
私も、必ず募金します。
一緒にがんばろう、沖縄!!!
↑ライトアップされた首里城。きっと、また甦らせましょう!