毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

辺野古基地建設、国が代執行

2023-12-28 20:20:40 | 我が心の沖縄
故翁長知事は選挙で当選した夜、連れ合いの樹子さんに
「国も裁判所も沖縄の言うことに耳を貸さない。
今は、県民が抗う姿、必死に闘って政府に押しつぶされる姿を
みんなにみてもらうしかない」
と話したと言う。
そして本当に亡くなる日まで命を削って抗い続けた。
 
 
2023年12月20日、沖縄の民意をねじ伏せる代執行訴訟判決。
辺野古基地建設変更要件を受け入れず、
対話と民意を何よりも優先すべしとする沖縄県知事の主張は
国の主張を全面的に支持する裁判所によって却下された。
国は代執行の権利を得て、
いよいよあのマヨネーズ状の軟弱地盤の工事に取り掛かることとなった。
当初の予算2300億円を遥か上回り、その額は9300億円に達して、
これからさらに膨れ上がる見込みだという。
幾千年もの時をかけてはぐぐまれてきた大浦湾の海の命も埋め立てられる。
下のTBSの動画の中で、
以前は基地容認派だった許田さんという方が、
「何年も心が揺らいでいたが、今は定まった。
自分のことはもう何も考えない。孫たちの未来のために
この破壊を止めたい。」
と語っている。
一貫して米軍基地の沖縄県集中に「NO!」と言い続けてきた沖縄は、
まだ捨て身の戦いを止めない。
その姿がパレスチナの人々と重なってならない。
⤴写真はおきなわだより にぬふぁぶし(北極星)よりお借りしました。

TBS報道特集12月23日(土)放送分(この動画はよかったです)                        https://tver.jp/episodes/ep7hb2tztn?fbclid=IwAR33FzUImfat_ce-8NSo1W7Z24LNQY-Vr5RguYeQPOWI9Wb0sPvcWWrIfPM

 

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「沖縄語紙芝居『アンパンマン』じゅん選手※翻訳あり」No.3858

2020-04-30 22:13:10 | 我が心の沖縄

家で過ごすことが多い私たちに

せやろがいおじさんがお勧めする

ウチナーグチ(沖縄言葉)の芸人「じゅん選手」の

お笑いを見ました。

実は、沖縄の80%の方々が

このじゅん選手のウチナーグチが理解できないそうなのですが、

にもかかわらず動画で皆さん大笑いしていました。

私も字幕を見ながらですが

ウチナ―グチのほのぼの笑いを楽しみました。

こんなときだからこそ

一日一回は声を出して笑いたいですね。

うちなーグチ紙芝居「沖縄のアンパンマン」

方言強すぎ沖縄芸人「じゅん選手」※翻訳あり

https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=5CKdJyY7HWc&feature=emb_logo

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「辺野古工事コロナで中止。もうずっと中止にしてください」No.3850

2020-04-20 23:52:24 | 我が心の沖縄

 

「海を殺すな」「人殺しの基地を作るな」という声を完全無視して

淡々と?進めていた軍事基地建設工事で

コロナウイルス感染者が出たと。

それで命が大切だから工事を一時ストップすると。

これも泣きたくなりますよ、ムカついて。

はじめから工事をしてはだめなんです。

ジュゴンは死に、サンゴも、亀も、ヤンバルクイナも、

ノグチゲラも、ヤモリも、カエルも

もうどれほどの命を殺したか……。

万が一、基地ができてしまったら

今度は他国の人間を殺しに行くのです。

コロナ感染者の命と他国の人間の命、

どこが違うっていうんですか?

↑20204月17日(金)琉球新報朝刊

↑4月18日沖縄タイムス

苦しいときも悲しいときも

沖縄の人々の暮らしにいつも寄り添う沖縄の花。

その花の写真を沖縄在住の方々のフェイスブック投稿からお借りしました。

無断転載、ごめんなさい

 ↑トックリキワタ

↑ソウシジュ(想思樹)↓

 

↑タイワンレンギョウ

  ↑皇帝ダリア

 ↑モモイロヒルザキツキミソウ

 

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「辺野古の護岸工事コッソリ打ち切り6件」No.3834

2020-04-04 23:48:55 | 我が心の沖縄

            ↑新聞赤旗より

「このままだらだらやっても仕方がない。

(軟弱地盤で)持たないものを造ってもしょうがない」

打ち切りとなった工事を請負ったゼネコン関係者が打ち明けた、と。

軟弱地盤の存在は、何年も前から関係者のすべてが知っており、

それでも「やれ!」と命じ続けてきたのが安倍政権です。

この間、どれほどのお金が湯水のように投下され、

沖縄の人々を苦しめ、

海を殺してきたことか。

それでもなお工事を推進してきた裏には

自民党とゼネコンの利権がからんでいます。

 

下は自民党に献金した辺野古工事受注企業の名前です。

どんだけ癒着しているんでしょう。

本当に頭にきます。

さらに下の朝日新聞2016年1月3日付には

「防衛省が直近の2年間に発注した辺野古移設事業

936億円分のうち、

少なくとも8割にあたる730億円分を、

防衛省・自衛隊の「天下り」先業者や

それらの業者が加わる共同企業体(JV)が受注していた」

と報じられています。

癒着まみれの政界とゼネコンこそが、完成の目途も立たない

工事を今だけ、自分だけのお金のために続けているのです。

護岸工事6件が中止になったのを機に、

全ての工事をストップさせ、沖縄県民に謝りなさいと政府に言いたい。

でも、これは謝って済むことでもありません。

カジノ収賄の秋本司議員も逮捕されたのです。

この辺野古利権でも、寄付だ何だと汚いお金が飛び交い、

沖縄県民の「これ以上基地はいらない」という意志を

無視し続けた地方自治の蹂躙罪によって

責任者は逮捕され裁かれなければなりません。

何年も、何年も、諦めずに工事を止めるためカヌーで海に出る人々。

フェイスブック友達のChibaさんからお借りしました。

陸では陸で、これまた何年も体を張って毎日工事中止を訴えています。

キャンプシュワブゲート前。

埋め立ての赤土を運ぶ船が出る安和港。山城博治さんの姿も。

陸の写真はフェイスブック友達のようさんからお借りしました。

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「沖縄のジュゴンが生きているって!!」No.3830

2020-04-01 11:19:09 | 我が心の沖縄

 

↑左:ジュゴン 右:沖縄県・伊良部島沿岸で見つかったジュゴンが海草を食べたとみられる跡(環境省提供)=共同

嬉しい知らせです

沖縄県辺野古の米軍新基地建設によって生きる場所を奪われ、

もう絶滅したと言われていたジュゴンが

沖縄県の伊良部島と波照間島の沿岸で初めて確認したとのことです。

昨年ジュゴンの亡骸の写真を見たときは

(自然が金儲けに殺された!)

と、ものすごく落胆したんですが、

生きていたんだ~!

がんばって生きていたんだ~~!!

自然はまだ、負けていない!!!

ありがとう、ジュゴン

 

「ジュゴン沖縄2島に生息か 海草食べた跡、環境省確認」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57497820R00C20A4CR0000/

 

 

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「米軍兵士民家敷地に侵入カヤック盗む・沖縄」No.3783

2020-02-11 23:37:06 | 我が心の沖縄

沖縄以外に住んでいる私たちは

アメリカ軍人が酔っ払って家に侵入してくることなど

あり得ないと思うと思います。

しかし、沖縄では少女が年少の妹と留守番していたら

米軍兵士が無理やり家に入ってきたり、

銃を持った脱走兵が村をうろついたり、

缶ビールをこれ見よがしに飲みながら車を運転したりすることが

日常茶飯事しょっちゅう起きる現実があるんですよね。

沖縄以外の日本に住んでいる私たちは

いくら毎日自分の生活で精いっぱいでも、

日本とアメリカの安保条約に基づく日米地位協定の結果、

沖縄県民が全く自分たちの意思に反して

日本全国の人々の代わりに酷い目に遭っていること、

この理不尽を改善するには日米地位協定を改定するしかないことを

肝に銘じたいと思います。

酔った米兵がカヤックを盗む「道にあった物を持っていただけ」 窃盗容疑で逮捕
2020年2月9日【琉球新報電子版】 

沖縄署は9日、北谷町宮城の民家敷地内にあったカヤック(時価3万円相当)を盗んだとして、窃盗容疑で、在沖米陸軍所属の1等軍曹の男(30)を現行犯逮捕した。1等軍曹は酒に酔っており「道にあった物を見つけて持っていただけ」などと容疑を否認している。

 逮捕容疑は9日午前3時36分、北谷町宮城の民家敷地内にあったカヤックを盗んだ疑い。

 沖縄署によると、民家住人の会社役員の男性(54)が物音に気づいて外を見ると、玄関に立てかけていたカヤックを1等軍曹が盗み出していた。

 沖縄県内では8日にも住居侵入や道交法違反(酒気帯び運転)容疑で米兵2人が逮捕されるなど、米軍に絡む事件が相次いでいる。

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「辺野古予算は2.7倍に膨らみ、工期は12年かかるだと!」No.2738

2019-12-27 22:21:22 | 我が心の沖縄

辺野古新基地建設の総工費は当初予定3500万円だったのが9300万円に、

2022年、またはそれ以降と言っていた普天間返還は2030年代後半

超大幅変更されました。

海底にマヨネーズ状地盤があることを専門家に指摘された後、

ずっと沈黙していた防衛省が初めて公式に発表した内容です。

安倍政権はいつも

「辺野古新基地建設は普天間返還とセット」だから

一日も早い普天間の危険性除去のために何が何でも辺野古だと言いますが、

もし辺野古に基地が作られたとしても、

それが米軍の要求する普天間代替条件に合わなければ普天間は返さないよ、と

米軍は明言しています。

にもかかわらず、日本政府はそれについては黙して語らず

(稲田元防衛相がうっかり口を滑らせたけど)

今もなお、

「とにかく辺野古に基地さえ作れば普天間が自動的に返還される」と

日本国民を欺いています。

政府の嘘にはもう慣れたと放置するわけにはいきません。

もし、国民が諦めたり、放っておいたりしたら、

県民の民意は踏みにじられ、

ジュゴンは殺され、サンゴも死滅する途方もない自然破壊を

目の当たりにしなけれなならない

沖縄の人たちの気持ちはどうなりますか。

それでなくても、日本の国土の0.6%に過ぎない沖縄に

日本国全体の米軍基地の70%以上が集中している異常は

日本国民の責任において正されなければならないものです。

最近、現役海兵隊員(中堅クラス)が論文で、

米軍がいくら沖縄に基地を置いても

中国の軍事力を前にしてはやっぱり弱い、と発表したそうでですね。

 

じゃ、結局何のために基地建設にしがみ付いて

本当に完成できるかどうかも分からない工事を続けているのかと言うと、

やはり、利権以外には考えられません。

第一区はスガ官房長官の息子のいる大成建設と

国場幸之助自民党議員の実家の国場組が名を連ね、

第二区は下地幹朗(維新)の実家大米建設が落札。

他にも献金やなんやと、実にみごとな顔ぶれです。

12年も工事が長引くことになれば

どれほど 利権を貪ることができるでしょう。

利権がらみの政治家は笑いが止まりませんね。

資料:

「辺野古」完成まで12年 総工費9300億円で当初想定の2.7倍に 政府が見通し

沖縄タイムスhttps://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/515316

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「政府は沖縄の人々を国民と見なしているだろうか」No.2724

2019-12-14 23:47:32 | 我が心の沖縄

昨年12月14日に辺野古の海に赤土の土砂投入が開始されてから

一年経ちました。

そして、工事は遅れに遅れて、たったの1%しか進捗していないと。

このまま行けば全部できるのに100年かかりますね。

 

て言うか、そもそも、

仮に辺野古に基地を作ったとしても

他の代替条件が満たされなければ

普天間基地は100年かかっても返還されないそうじゃないですか。

(稲田防衛相〈当時〉がつい口を滑らせたことによれば)

日本政府は沖縄県民の意思も存在もここまで蹂躙して

いったい何がやりたいんですか。

少なくともこれから100年間はアメリカの植民地でいたいってことですかね。

おそらく、アベ政権の人たちは自分達が100年後には全員死んでいるから

あとは野となれ山となれ、

今は大成建設とか国場組とか利権もからんでいるから、

完成できるはずのない基地建設に巨額の税金を撒き散らしているのですね。

安倍政権は、一事が万事これ、本当に腐れカボチャのような政権です。


31艇のカヌーチームの皆さんは今日も冬の辺野古の海で抗議活動。

香港人民もすごいですが、日本の沖縄県民と支援者たちも本当にすごい。

(フェイスブック・Chibaさんからお借りしました)。

 ↓        ↓        ↓  

 

今日は国会議員も海上の抗議船に乗り込み、抗議に参加したとのこと。


抗議する人々を支えるお弁当の差し入れ。

早朝3時から作るという人もいました。

自分の少ない年金からなけなしのお金を使って何十人分ものおかずを作るのも

本当にシビアな闘いです。

「身を切る改革」とか言いながら、

税金の不正使用がうじゃうじゃ摘発される某維新とかいう政党とか、

自分の後援会に功労のあった人を税金使って厚遇する某総理大臣とか、

考えただけで吐き気がしますよ。

あ、ごめん、お弁当はおいしそうなんですけど。

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「修学旅行の高校生が“ダンボール首里城”製作・募金」No.2685

2019-11-15 21:19:07 | 我が心の沖縄

 

   ↑ 新潟・燕市役所に運び込まれた段ボール製の首里城模型 ↑

12月、修学旅行で沖縄に行く予定の新潟の吉田高校の2年生たちが

事前学習としてダンボールで首里城模型を作っていたのだそうです。

(今どきの高校でもそんなホンワカした取り組みをしているところがあるんだ)

と、最近アベ首相たちのせいでカサカサに乾いていた心が

ひたひたと潤ってくる気がしました。

それにしても、生徒たちと先生方の関係がうまくいっていなければ

こんなのんびりした活動はできないでしょう。

吉田高校って生徒にとっていい高校なんだな、きっと。


ところが、模型がほぼできたとき、

本物の首里城が火災で燃え崩れてしまいました。

でも、吉田高校の2年生達はただ嘆くだけではなく、

このダンボールの首里城を使って募金活動することにしたんですって。

「(本物の首里城を)見られなくて、すごく悲しかった。

募金してもらって、少しでも沖縄の人を元気づけられたら」

と、製作リーダーの武田優奈さんはメディアのインタビューに答えています。

私は教育職の端くれにいるので感じるんですけど、

こんな心根のいい生徒たちのバックにはきっと先生や保護者の力があるはずです。

先生やおうちの方々、いい子に育てていますね。

集まった募金は12月の修学旅行で、生徒が沖縄県庁に届ける予定だそうです。

それにしても、

火災原因はけっきょく何だったのでしょう。

これも決してうやむやに終わらせてはならないことです。

(NST新潟総合テレビ)

https://www.fnn.jp/posts/00427239CX/201911141228_NST_CX?fbclid=IwAR3Qgfp3T-qpB2_tnfp0IFH8ZyifPUdFDRYA0y-AMJEAAyvMXi0K--5Gy5g

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「首里城を見て思った。自分たちは琉球だったんだ、と」No.2673

2019-11-06 22:02:43 | 我が心の沖縄

 首里城のすぐ傍の小学校に通い、首里高校に進学した宮古島出身の

豊岡正司さんが「天国の首里城」を描き公開しました。

以下、豊岡さん自身が首里城や沖縄への想いを綴った文と絵を

フェイスブックからお借りし、掲載させていただきます(緑色の文字)。

私は豊岡さんの絵の中に翁長さんを見つけて、

涙が一気に噴出しました。

ーーー豊岡正司さんの言葉

「今はなき首里城を想い天国の首里城を描きました。

人々の涙が雨となって炎を鎮火し滝から池に注ぐ。

そこに浮かぶ進貢船。

翁長知事は尚育王の書を持ち正殿の踊りを見る。

アヤハベルとザンに迎えられる屋根の龍達。

龍柱はまだ首里の丘の上にいる。」

 ç”»åƒã«å«ã¾ã‚Œã¦ã„る可能性があるもの:植物、屋外

 「なくなったものを天に上げていきます。翁長知事が消失した尚育王の書を持っている図です」


「城ロスは続く。自分はすぐ隣の城西小学校の出身です。

この辺りではよく遊んでいた。

首里城はまだなくて琉球大学だったけど。

大人になって東京から帰省するたびにだんだんできていく首里城を見ていた。

俺たちの遊び場は王国の中心に変わっていった。

爆竹や缶蹴りはできなくなったけど。

丘の上の赤い宮殿は誇らしい気持ちになった。

自分たちは琉球だったんだ。

その正殿を失ったことは親を亡くしたかのようだ。

気づくとぼーっとしている。

鍵忘れたり、電車乗り間違えたり、買い物忘れたりしている。」豊岡 正司11月6日

豊岡 正司さんより

天国の首里城。セブンイレブンでプリントA3サイズ縦です。

縦の方がしっくり来る気がします。

番号18944520 11/11まで。

ジュゴン、翁長知事、正殿、尚育王の書、天に魂を運ぶアヤハベル。

ファミリーマート、ローソンでプリントできます。

プリントサービス→ネットワークプリント→ユーザー番号4EQ2LWPHUB→「L版写真プリント(L版、2L版)」か「引き伸ばしプリント(B5、B4、A4、A4光沢、A3)」11/14 13時まで 

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「沖縄の首里城が全焼……」No.2468

2019-10-31 21:12:32 | 我が心の沖縄

今日の午後、日本語学部2年の王さんが

「先生、これ見て。沖縄が酷いことになってる。」

とスマホの画面を見せてくれたのが首里城の火災現場でした。

本当に肝苦りさ(ちむぐりさ)・・・・・・(涙)。

 ↑ANNニュースの動画から。

動画では崩れ落ちるこの瞬間、ただ手をこまねいて見ているしかない人々から

「ああ~~!」と声が上がっていました。

何度も戦火の犠牲になり、

沖縄戦では日本軍が地下壕を掘り陸軍総司令部を置いたことから

アメリカ軍の総攻撃を受け焼失した首里城。

沖縄の痛苦の歴史の象徴でしょう。

↓陥落後の崩壊した首里城=1945年(県公文書館所蔵)

それでも不死鳥のように甦ってきた首里城は沖縄県民の誇りに違いありません。

2年半前、私も留学生の施芳芳さんと訪れ、

二人とも沖縄の歴史を物語る資料を目にして多くの気付きを得ました。

施芳芳さん


以前広島の友人が、

爆心地から1.35kmしか離れていない広島市内の縮景園を案内してくれた時に

「この公園の豊な緑は広島県民の誇りじゃけんね。

ピカで100年木も生えんと言われていた広島に

あちこちの県からおっきい木を買って運んで、1970年頃には

こんなふうに復活させたんじゃ」

と言った言葉が頭に浮かびます。


玉城デニー知事は

「必ず復元する。復元に向けて、多くの皆さんの力をお貸しいただきたい。

そのことに沖縄県は全身全霊で取り組んでいく」と述べました。

政府もこの世界遺産の復元には当然責任がありますし、

すでに県内外からも支援金などの申し出が相次いでいるとのこと。

私も、必ず募金します。

一緒にがんばろう、沖縄!!!

↑ライトアップされた首里城。きっと、また甦らせましょう!

 

 

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「辺野古・大浦湾一帯が【日本初】のホープ・スポット(希望の海)に!」No.2465

2019-10-28 21:51:58 | 我が心の沖縄

 

上の大浦湾の写真はMakishiさん撮影のものをフェイスブックからお借りしました。

 

アメリカのNGO団体が沖縄県辺野古・大浦湾一帯を

日本で初めてのホープスポット(HOPE SPOT・希望の海)に認定しました。

すでに世界で110箇所以上の海域を登録し、“保護の網”を広げているそうです。

日本初のホープスポットを支えるサポーター(署名)を募集中とのこと。

5800種の生きものが棲み、

262種の絶滅危惧種が生息する世界の宝物、辺野古・大浦湾の海に、

今日も日本政府によって非情に赤土の土砂が投入され続けています。

それを一刻も早く止めるために、

私たちは何でもやりましょう。

かけがえのない自然界の宝物が金まみれの政治家によって

破壊し尽くされる前に。

沖縄本島海域のジュゴンは死に絶えたと最近の記事にありました(涙)。

もう、言葉になりません。


下の写真は8月末に辺野古カヌーチームのCさんが海の現場で撮ったものです。

何度も何度も「新基地建設は止めろ!」と叫び続けている

沖縄県民の意志を無視して、海を殺し続ける日本政府。

この亀は、もう赤土の土砂の下に埋もれてしまっているかもしれません。


ーーー署名で応援は下のサイトからーーー

■ この認定を受けて、ホープスポットを一緒に支援してくれるサポーターを広く募ります!
http://chng.it/2MthDfGw
(change.orgのサイトに移動します)
署名で、日本初のホープスポットを応援してください!!

辺野古・大浦湾一帯が「日本初」のホープスポット(Hope Spot)に認定!
2019年10月、辺野古・大浦湾一帯が日本初の「ホープスポット」(希望の海)に認定されました。このプロジェクトを進めるミッション・ブルーを立ち上げたのは、世界的に有名な海洋学者のシルヴィア・アール博士です。
世界で最も重要な海域をホープスポットに認定し、“保護の網”をかけることを2009年から実施しています。

現在は世界で約110カ所以上が認定され、辺野古・大浦湾一帯が日本で初めてこのリストに加わりました。対象の範囲は、辺野古・大浦湾を中心にした天仁屋から松田までの44.5平方キロメートルの海域です。

辺野古・大浦湾一帯が「日本初」のホープスポット(Hope Spot)に認定!

 

■ ホープスポットへの申請は、以下の団体による連名で実施しました(順不同)

日本自然保護協会
ジュゴンの里
北限のジュゴン調査チーム・ザン
ジュゴンネットワーク沖縄
ヘリ基地いらない二見以北十区の会
ヘリ基地反対協議会
ダイビングチーム・レインボー(ヘリ基地反対協議会)
海の生き物を守る会
ジュゴン保護キャンペンセンター(SDCC)
沖縄環境ネットワーク
ラムサール・ネットワーク日本

■「ホープスポット・チャンピオン*」 日本自然保護協会 安部真理子よりメッセージ
「私たちは辺野古・大浦湾の自然が持つ大きな価値をもう一度見直し、子孫に残していく必要があります。日本政府には、工事を進めることによる環境への影響についてしっかりと調査し、メリットとデメリットを並べ、それでもこの海を失う価値があるのかを明らかにしてほしいです。沖縄県には沖縄の財産である辺野古・大浦湾一帯を守り、未来に残すあらゆる取り組みを要望します。日本のみなさん、世界のみなさんの後押しをお願いします」
*「チャンピオン」とは「守り手」を意味します。

■ ホープスポットについて
https://mission-blue.org/hope-spots/

■ 署名サイト
http://chng.it/2MthDfGw

■「海を守るという願い」―シルビア・アールによるTED Prize 講演
https://www.youtube.com/watch?v=43DuLcBFxoY

■ 公益財団法人 日本自然保護協会について
自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。会員2万4千人。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。
http://www.nacsj.or.jp/
辺野古・大浦湾のアオサンゴ群集(撮影:牧志治)


 

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「沖縄の暮らし:運動会と基地反対と」No.2431

2019-09-24 22:55:49 | 我が心の沖縄

おとといの日曜日、沖縄読谷村の小学校で運動会が行われました。

高学年の子ども達による地元の舞踊「エイサー」。

テントのところに座っている子ども達が三線を演奏しています。

写真は、沖縄在住のフェイスブック友だちShigekoさんが、

お孫さんの学校で撮影したものをお借りしました。

台風のため、午前中で運動会は終えられ、

おうちでお母さんの手作りお弁当を囲んだとのこと。

日本のあちこちに深刻な被害をもたらす台風ですが、

私も、沖縄の半端じゃない台風を4年前に体験しました。

ちょうど名護市瀬嵩のゲストハウスの家守をしていたので、

入り口に太い柱のようなカンヌキをしたり、

家主の犬、グナアを待避させたり、

何かあってはいけないとめっちゃ緊張しました。

翌日、タクシーの運転手さんに

「昨日の台風は凄かったですね~!」と言うと、

「え、あれ?あれはね、台風の赤ちゃんさ。

本物の台風はあんなもんじゃないよ~。」

と言われ、ひっくり返りそうになりましたよ。

愛しい孫たちの発表を見つめるShigekoさんの眼差しは、

日本中、どこの町や村のお祖母さんとも共通するものですね。

でも、違うことが一つあります。

沖縄では、普通のお祖母ちゃん、お祖父ちゃんが、

子や孫とのかけがえのない今の時間の一部を犠牲にして

未来の子供たちの生活のために、

新基地建設強行阻止に

毎日身体を張らなければならないということです。

Shigekoさんも、車で一緒に行く仲間とともに

何年も辺野古や安和に通っています。

沖縄の普通のお祖母ちゃん、お祖父ちゃんたちに対して、

いつまでこんな理不尽で酷い仕打ちを続けるのでしょう、

国は。

そして、本土の無関心な人たちは。


 

 

 

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「河野太郎はどこの国の大臣か」No.2427

2019-09-21 23:00:39 | 我が心の沖縄

「こういう結果になってしまうと、

次から(米軍との)交渉がやりづらくなる」

河野太郎防衛相9月18日)

沖縄本部港(民間港)で県民がピケを張り、

実力で米軍の港の使用を阻止したことに対して、

日本の防衛大臣が言った言葉。

 日本の民間空港や港湾は、

民間の飛行機や船舶が安全に運行するためのところです。

アメリカの軍隊が好きな時に勝手に使うことは誰が考えても間違っています。

日本は独立国であり、アメリカの植民地・従属国ではないのですから。

にも拘らず、米軍は伊江島でのただの訓練のために、

伊江島に近い本部港を使うと「通告」しました。

何と、アメリカの軍隊は日本の民間港をただ「通告する」だけで

どこでも使おうとしているのです。

日米合同委員会では、

「緊急時には提供施設以外の他の施設、国内の空港や港を使用できる」

とありますが、米軍はそれを盾にとって、石垣でも与那国でも、

駆逐艦など軍艦を派遣し、既成事実を重ねています。

「日本人は既成事実に弱い」と報告書にも書いているそうです。

日本側は提供する義務だけではなく、主張する権利もあるにも拘らず、

政府は全くその権利を主張していません。

沖縄県は救急時以外の民間施設の使用は自粛するよう求めています。

しかし、今回、米軍はそれを無視して、

ガムを噛みながら本部港を使おうとやってきました。

沖縄の全ての港が好き勝手に使えるという既成事実ができたら大変です。

ですが、さすが沖縄県民、

体を張って抗議し、使用を阻止しました!

実に、沖縄県民は日本が独立国であることを

日本国民の先頭に立って主張し、

日本がアメリカの属国になることを拒絶して闘っています。

日本の独立を沖縄県民だけにオマカセしていて

いいんですかっていう話です。

 

↑本部港。フェイスブック友だちN・Yさんの写真をお借りしました。右端に山城博治さんの姿が。 

 ーー琉球新報 2019年9月19日 12:21ーー

米交渉「やりづらくなる」 防衛相、市民の本部港使用阻止で苦言

河野太郎防衛相は18日の報道各社のインタビューで、米軍が伊江島での訓練のため通告していた本部港(本部町)での救助ボート使用が市民の抗議によりかなわなかったことについて「こういう結果になってしまうと、次から非常に(米側との)交渉はやりづらくなる」と苦言を呈した。

ーー琉球新報 2019年9月19日 13:00ーー

玉城知事、河野防衛相に反論 

米軍の民間港使用、市民阻止 緊急時以外の使用自粛を再度強調

玉城デニー知事は19日の定例記者会見で、米軍が伊江島での訓練のため本部港(本部町)で救助ボートを使用することを通告していたことについて、「民間港湾は民間船舶の運航を目的に設置されたもので、県はこれまで安全な運航を確保するため、緊急時以外の民間港湾や空港の使用について自粛を要請している」と述べ、米軍の使用自粛を求める県の立場を改めて強調した。

米軍の本部港使用が市民の抗議で阻止されたことについて、河野太郎防衛相が18日の報道各社のインタビューで、パラシュート降下訓練を伊江島で実施するよう米側に求めてきた経緯を挙げた上で「こういう結果になってしまうと、次から非常に(米側との)交渉はやりづらくなる。少し地元の思いと食い違っているのではないか」と述べていた。
 
これに対して玉城知事は「県もパラシュート降下訓練をSACO最終報告に基づいて伊江島で実施するよう求めているが、それと民間港湾の使用は別問題である。米軍が管理権を有している基地などもある」と反論した。

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「りゅうちぇるさん『沖縄の子が平和をしっかり語れるわけ』」No.2959

2019-06-24 22:49:55 | 我が心の沖縄

   

りゅうちぇるさん。1995年9月29日沖縄県宜野湾市生まれ。

1995年9月と言えば、忘れもしないあの、

沖縄駐留米軍兵士3人による

小学生の女の子(12歳)の拉致・集団強姦事件が発生したときでした。

日米地位協定の決まりで、日本側警察が被疑者を逮捕もできず、

被疑者の身柄拘束・取調べすらできなかったという

日本にとって屈辱的な事件で、

そのとき大田知事を筆頭に8万5千人もの県民が

宜野湾市で抗議集会を行ったんでした。


ついこの間のことのように思えるのに、

りゅうちぇるさんはその時、宜野湾で生まれた子だったんですね。

ファッションや表現の感性が圧倒的に若者に支持されているという

りゅうちぇるさんのインタビュー記事が、

「沖縄戦争犠牲者追悼の日」の前に朝日新聞デジタルに載っていました。

毎年、6月23日の「慰霊の日」には

小学生や中学生が実にしっかりと戦争と平和について発言します。

(ネトウヨがよく「あれは大人に言わされている。」

「子どもがあんなこと考えられるわけない」と攻撃しますよね)

りゅうちぇるさんの話を読めば、

もうネトウヨもそういうこと言えなくなるはずです。

 

ーーー朝日新聞デジタル6月21日より一部転載 

戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読する子どもたちの姿は、沖縄にいた時からテレビでよく見ていました。

6月23日の「慰霊の日」は学校が休みですし、夕方のニュースでも朗読の様子が流れる。

沖縄では結構有名だと思います。

あの場で朗読するのが子どもだから、意味があるのかな。

自分と同じ世代の子たちですから、ひとごとじゃないと思えましたし、刺激を受けて、戦争のこと、平和のことを考えるきっかけになっていたと思います。

沖縄って、戦争について知る機会がすごく多いんですよ。

朗読する子たちがあそこまで考えられるのは、そういう環境があるからかな。

社会科見学では防空壕に行くし、不発弾もよく見つかる。

隣には米軍基地があって、なぜ基地があるのかといったら戦争の話になる。

とても身近です。

僕のおばあも沖縄戦を経験しました。

壕の中に隠れていた時、中で赤ちゃんが泣き出しちゃって。

そうしたら日本兵が「うるさい、殺せ」って、本当に殺したらしいんです。

ぽつぽつと話してくれました。

「戦争は人を変える」って。

【沖縄の祈り「うーとーとー」、思い今も変わらず】

 学校の平和教育も盛んで、ひめゆり学徒隊の方の話を聞いたことをよく覚えています。

「戦争の怖さ、自分の経験をつないでいきたい」って話していたことが印象的でした。

きっと話したくない話なのに、勇気を振り絞って話してくれたんだと。

6月は、沖縄全部が「改めて平和について考えよう」という空気になりますね。

ニュースでは戦争の話が増えるし、学校でも「月桃(げっとう)」という沖縄戦の歌を歌います。

そこで何も思わない方が不思議。

沖縄って、ハッピーで明るいというイメージですけど、6月23日の雰囲気はとても重いです。

どーんって感じ。

沖縄では手を合わせて祈ることを「うーとーとー」と言いますが、上京してからも思いは変わらなくて、バイトをしていても仕事をしていても、慰霊の日の正午には必ずうーとーとーします。

大人になって大切な人ができて、昨年7月には長男も生まれました。

家族の存在の大きさを知ると、戦争や平和のことをますます考えさせられます。

戦争が起こる理由を考えると、戦争の怖さが薄れた時に戦争しようとなっちゃう気がするんですよね。

沖縄以外では慰霊の日のことをあまり知られていないことに驚いたし、だからこれからも発信していきたいと思います。(聞き手・角詠之)

↑りゅうちぇるさんのインスタグラムより
     ◇
〈月桃(げっとう)〉 沖縄のシンガー・ソングライター、海勢頭(うみせど)豊さんが1982年に発表した楽曲。沖縄戦があった春から夏に咲く花・ゲットウをモチーフに、「摩文仁の丘の/祈りの歌に/夏の真昼は/青い空」など沖縄戦の犠牲者を悼む心を歌う。96年の映画「GAMA 月桃の花」の主題歌などに使われたほか、沖縄県内のほとんどの学校で合唱曲として歌われている。

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 月桃の花

 
 


 

 

 

 

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