毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「オスプレイ墜落現場からの先輩のレポート」No.1824

2016-12-17 20:32:04 | がんばろう沖縄

ついさっき、メールが届きました。

オスプレイ墜落現場に行って抗議と監視活動をしてきた

辺野古ブルーの友人て言うか先輩からでした。

昨年、ブログで書いたように海上保安庁の海猿に暴力をふるわれ、

病院通いしていたあの先輩です。

「千葉さんも海保の暴力で病院へ!」No.1521

今年の7月22日のあの大弾圧の日にも高江で座り込んでいました。

「高江に飛んだチバさんのレポート」No.1733

 

 肝心な時にはいつも一番いなければならないところにきちんと行っている人です。

でも、自分の家で各種じゃが芋を栽培して、

町会長さんもやって、

そして、ときどきヒッチハイカーですよ。

それはともかく、現場に行かなければわからない報告を送ってくださったので、

さっそくシェアいたします。

先輩は、

1214日(午後1230分から4時間)、

1215日(午前720分から8時間)と

合わせて12時間ほど墜落事故の現場(名護市安部)で

抗議並びに監視活動をしたとのことです


オスプレイ墜落事故の現場(名護市安部=あぶ)からの報告

  オスプレイの墜落事故と原発の事故とはまるで同じ構図である。

すなわち政府は「安全だ」と地元、国民に説明し、

あたかも事故等起こり得ないとの世論を作っていた。

しかし現実に墜落事故は起きた。

すると、一転して事故を軽く見せようと「不時着水」などと説明している。


 12月13日夜、私は墜落事故が起きた時、沖縄県名護市辺野古にいた。

次の日14日、早朝5時高江に向かう時、安部(あぶ)の村を車で通過した。

ものすごい警察車両と米軍の車両が入り混じってまるで戦場のようだった。

私たちの車もストップさせられ10数分停められた。

そこで明らかに現場は大混乱してた。

高江の抗議集会を急遽安部に移すことになり1230分ころ安部に戻った。

      

      

 安部の海岸に激突したオスプレイは

時速500km(最大565km)つまり秒速140mで飛行する。

安部の集落から墜落現場近くまで歩いてみたが、300m位である。

あと23秒早く落ちていたら(飛行向きによっては23秒遅く)、

村は大きな被害にあっていたと思う。


浜で会った村人は、

「村の上空を飛んで行きすぐに落ちた。スゴく怖かった」

と話していた。

一部報道では「着水、不時着」と言っているが、現場を見た印象では正に墜落である。

3mX2mX0.5mの破片が、100m以上離れた所に飛んでいて

米兵が5人で運んでいた。

    

    

素人の判断だけれども、壊れかけた回転翼=プロペラが二つとも、

着陸モードではなく飛行モードになっている。

つまり、機体の前方を向いている。

着陸を試みたとは思えない!

現場の状況、破片の回収状況からとても「不時着水」などと言えない。

まさに大本営発表そのものだ。


私が浜に到着したのは14日、13時前まだ機体の破片の回収は始まっていなかった。

この時、私から10m先の浜に、

墜落現場に行っていたウェットスーツを着た米兵が2名、ゴムボートで戻って来た。

水際に立って、現場方向むかってに直立不動の姿勢で10数秒頭をたれ、

小さな敬礼をして去って行ったのが印象的だった。

また、同機所属の普天間基地では星条旗が半旗になっているという情報がある。

 


私が墜落にもまして驚くことは次の2点である。

1、沖縄米軍トップの四軍調整官は、

「パイロットは住宅や住民に被害をあたえなかった。感謝されるべきだ」

と言ったことだ。

まるで占領軍まる出しだ。

それならば日本政府は「フライトレコーダーをすぐに渡してもらい」事故解析すべきだ。

それが出来なければ、せめて日米共同で事故解析作業を進めるべきだ。

それが独立国の当然の権利だと思う。

いつものように“人為ミス”=機体に欠陥は無い。で終わってしまう。

 

2、次の日15日午前7時過ぎ安部の浜に到着、

8時ごろ米軍が

海岸、砂浜に50m(海岸線に沿)X100m(陸側に向かい)の規制ラインを敷いた。

それを沖縄県警、機動隊約20名が

あたかも「米兵の指導」を受けるようなかたちで行なっていた。

さらに、両側に黄色の幅8cmほどのテープで規制ラインを敷いた。

直後から2030分に一度、ゴムボートで米兵が機体の破片を運び

規制ライン内に積み上げた。

それと前後して辺野古ブルー(カヌーチーム)6隻+私たちのサポート船2隻が

監視活動を開始した。

1130分ごろ現場に向かっていたカヌーチームが帰って来、

規制ゾーンの反対側に上陸した。

(米軍のボートが見えないことを確認して)そこに昼食のおにぎり、

水を届けようと二名の女性が砂浜を横断した。

真ん中ぐらいまで行くと機動隊員が数名、猛然と走り寄り押さえつけ、

大きく砂浜に投げ飛ばした。

二人とも大きく飛び仰向けに転がった。

そもそも、この浜に誰の指示、命令で規制区域を設置したのかも定かでない。

新聞によると名護署は、

「一時的に残骸を浜に置くことは把握しているが

米軍の規制線が張られていることは確認していない」

とのコメントだった。

そんなところで機動隊が米軍の指図で警護するのは?が何個もつくのではないか。

沖縄は属国でも植民地でもない!

 

16日、17日も安部の浜で抗議集会がありました。

辺野古ブルーも出動しています。

17日は辺野古キャンプシュワブ前に900名集まり抗議行動をしました。

 以上です。

―――――――――

沖縄県警の機動隊でしょうか。米軍の下請け業者になって、恥かしくないのか!

てか、日本政府が恥知らずにもこの状態を作っているんですよね。

「日本愛国者」とか名乗る人たちがこの政権を支持しまくっているのも、

見苦しく、おぞましいものです。

 

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「沖縄タイムス記者の涙」No.1823

2016-12-16 00:41:58 | がんばろう沖縄

 沖縄タイムス北部報道部・伊集竜太郎記者はオスプレイ墜落現場に

他に先駆けていち早く現場に着き、

たった一人で月明かりの下、シャッターを切り続けて、

自分の撮ったものがオスプレイの残骸であることを確認したそうです。

 

2004年8月、沖縄国際大学に米軍ヘリコプターが墜落したとき、

米軍が大学を占拠して報道をシャットアウトした経験から、

もし、写真のデータを米軍に奪われてしまわないか心配で岩陰に隠れて

本社に送信している伊集記者の姿を想像するだけで泣けてきます。

沖縄は米軍の占領地であると思っているから、

在沖米軍トップのニコルソンは「住宅地に落とさなかっただけでも感謝しろ」

と机を叩いて怒鳴るんだし、

地元沖縄の記者は米軍にデータを取り上げられないように

岩陰に隠れてこそこそ報道活動をしなければならないです。

翁長知事が「ここは法治国家でない」というのはそういうことです。

伊集さんの悔し涙は、沖縄の人たちみんなの涙でしょう。

普通なら日本政府は自国民にこのような思いを強制していることを

この上ない恥だと感じなければならないのですが、

アベ政権でそんな真面目な人は誰一人としていないのです。


―――「まさか」深夜の海岸で記者は震えた 

オスプレイ残骸発見ルポ沖縄タイムス+プラス ニュース

 2016年12月15日 08:36 

「おかしい。ヘリが2、3機、海面をライトで照らして飛んでいる。訓練ではないかもしれない」


13日午後10時すぎ。「ヘリが集落を旋回している」という名護市安部(あぶ)区民の連絡を受けて同区に向かった同僚の西江千尋記者から、一報が入った。宜野座村での夜間訓練の取材を終えたばかりだったが、同じ違和感を覚え、安部に向かった。

オスプレイ墜落地点

リーフ上にある大破したオスプレイ=14日午前2時10分ごろ、名護市安部(伊集竜太郎撮影)
リーフ上にある大破したオスプレイ=14日午前2時10分ごろ、名護市安部(伊集竜太郎撮影)


同11時35分。本社から「沖縄本島東海岸にオスプレイが着水したようだ」との連絡。その後「津堅島沖」「浜比嘉島沖」などと携帯メールが鳴り続け、情報は錯綜(さくそう)。現場がどこなのか、雲をつかむような話だった。


14日午前0時すぎ、安部集落のすぐ脇の海岸に着いた。月明かりの下、海岸北側に広がる岩場がぼんやりと見えた。干潮で滑る岩場や水たまりを進むと、岩ではない影が一つ。「まさか」。黒い影に夢中でシャッターを切り、画像モニターを見た。身震いと怒りが一気に込み上げた。墜落したオスプレイの残骸(ざんがい)だった。


記者は私一人だけ。海面には数個の明かりが見えて、米兵の捜索だと想像できた。とっさに2004年の沖縄国際大学ヘリ墜落での米軍によるメディア規制が頭をよぎる。「撮影を知られたら、メモリーカードをよこせと言われるかもしれない」


0時45分ごろ、本社から「写真を送れ」との指示が届くが、携帯もパソコンも電波がつながらない。いったんその場を離れ、端末の光で米兵に気付かれてはいけないと、岩場に隠れて写真を何枚も送信した。


捜索で飛んできた米軍ヘリのライトに照らされ、思わず岩場に身を隠しながら、さらに近寄った。海に入り午前2時40分ごろまで撮影を続けていると、報道陣も集まっていた。海上保安庁と県警、米兵ら約20人が到着。「ここから下がって」と取材規制が始まった。


報道陣はひとまず下がったが、私は「規制の根拠は何か」「米軍の指示での規制なのか」と問いただした。目の前の警察官は「本部に聞いて」とだけ。そばの米兵に、拙い英語で「ここは沖縄だ。基地じゃない。なぜだ」と聞いても何も答えない。


潮が満ちてくる中、報道陣と警察との押し問答が続く。「飛行機に毒物があるかもしれないから」と話す警察官もいた。規制に従わない報道陣に、米兵はあきれているようにも見えた。


集落の国道一帯と、海岸に向かう路地も警察が一時規制。現場には、東村高江で警備に当たる県外も含めた100人を超える機動隊が入り、一時騒然となった。


「起きるべくして起きた」と、米軍ヘリの訓練で騒音被害を受ける人たちは異口同音に語る。危険性を肌で感じるからこそだ。一夜明け、米軍は決まり文句のように「安全が確認されるまでの一時飛行停止」を発表した。裏を返せば、墜落当事者の米軍が「安全」と判断すれば飛行を再開するということだ。


在沖米軍トップは「県民や住宅に被害を与えなかったことは感謝されるべきだ」とも言った。県民意識とのあまりの乖離(かいり)に頭に血が上り、悔しくて涙が出た。

(北部報道部・伊集竜太郎)ーーーーーーー

 

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「オスプレイ落とした米軍トップ『むしろ感謝して欲しい』!?」No.1822

2016-12-14 23:57:36 | がんばろう沖縄

どこまで傲慢な!

よその国に来てこの見下した偉そうな態度は何だ!

アメリカのハワイでは、

「蝙蝠(こうもり)やフクロウの生育に悪い影響が考えられそうな場合、

そこでオスプレイの運用は行わない」(環境アセスメント準備書)のだそうです。

一方、沖縄では自然破壊の限りを尽くし、

動植物のみならず人間にもどんな悪影響があろうがお構いなしで、

「海に落としたことを感謝しろ」と、机をたたいて怒鳴る在沖アメリカ軍のボス。

誰が居てくれと頼んだんですか?

沖縄の人たちは選挙でみんな反基地の意思をこれ以上ないほど明白に示しています。

莫大な思いやり予算を傾注して米軍を引き止めているの誰あろう日本政府なのです。

日本を低めてアメリカに揉み手をしているのはアベ政権ですよ。

だから、米軍のトップが沖縄を植民地だと思うのです。

 
 

阿波根昌鴻さんは『命こそ宝』で、米軍が何をしたのか書いています。

阿波根さんは2002年に亡くなってしまいましたが、

阿波根さんが生きていた時代と今と、どれほど変わっているでしょう。

沖縄の阿波根さんの子どもたちが、

その遺志を継いで必死にがんばり続けている沖縄、

その沖縄を孤立させることだけはしてはならない、とみんなそう思いますよね。

それが私たち本土の人間の責任なのですから。

―――『命こそ宝』より―――

「1955年、米軍は私たちを縛り上げ、家を焼き払い、私たちの土地を強奪した。

この時、米軍は農耕も採草も許す、危険も不安もない、損害は十分に補償する、と宣言した。

ところが、今日まで何回となく、ガソリンやケロシンを散布して草木を焼き払い、

その都度砂糖キビその他の作物を、故意に、ゲラゲラ笑いながら焼き払った。

莫大な損害を与えたのに、その補償を出さないのみか、

君たちが弾拾いがやりよいために焼いたと暴言した。

だのに、耕作中の我々を、

また、土地を奪われ仕方なく生きるために弾拾いをする農民を、

カービン銃で撃ちまくり、追い散らし、多くの重軽傷を負わした上、

逮捕して投獄し、多額の罰金まで科した。

危険でないと言ったが、

今日まで米軍の爆弾による爆死二人、

米軍の演習機からの直撃による射殺一人、

重軽傷五十余人、

逮捕投獄されたもの五十余人である。

(伊江島真謝地区の人口は380人)

 ――――――――――――――――
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「沖縄にオスプレイ、〈着水〉だって?しかも〈沖〉に?』」No.1821

2016-12-14 11:14:08 | がんばろう沖縄

報道するものが作為的に読者の心を操作できる技

その1は言葉の選び方です。

「読売オンライン」は下の写真を、

「沖縄沖に着水」と表現しましたよ(呆れて開いた口がふさがらない)。

私たちは正しい日本語が分からない阿保共だとでも思っているんですかね。

 

オスプレイ、沖縄着水…移設計画に影響も

2016年12月14日 10時22分http://www.yomiuri.co.jp/national/20161214-OYT1T50000.html?from=ytop_main2
  • 海面に浮かぶオスプレイとみられる機体の一部。周辺では米軍関係者が情報収集にあたっていた。(14日午前8時21分、沖縄県名護市で)=栗山紘尚撮影
  • 海面に浮かぶオスプレイとみられる機体の一部。
  • 周辺では米軍関係者が情報収集にあたっていた。
  • (14日午前8時21分、沖縄県名護市で)=栗山紘尚撮影沖縄県名護市沖の海上に不時着した米軍の輸送機「オスプレイ」(14日午前10時12分、沖縄県名護市で、読売機から)=伊藤紘二撮影
  • 沖縄県名護市沖の海上に不時着した米軍の輸送機「オスプレイ」
  • (14日午前10時12分、沖縄県名護市で、読売機から)=伊藤紘二撮影
 ―――読売オンラインここまで。
 
一方、「毎日英語ニュース」では

「crash-landing near Okinawa」と表現しています。

日本語にすると、「沖縄岸近くの海(沿岸)に墜落」でしょう。

① 読売が「沖」と書いたのに対して、「near=近い、岸側の」を選び、 

② 読売が「着水」(=水上飛行機などが水面に降りつくこと)と書いたのに対して、

ハードランディングよりさらに破損が酷いことを意味する

クラッシュ=ランディング」を使っています。

(crash-landing=パイロットが緊急に慌てて不時着/胴体着陸すること。通常、機体が破損したリ普通に着陸できない時にするもの:

if a plane or a pilot crash-lands it, the pilot lands it roughly in an emergency, useally because it is damaged and cannot land normally:OXFORD現代英語辞典)


写真を見ると、どう見ても沖ではなく、岸に近い浅瀬です。

機体は粉砕されています。

こちらの方が事実を表現しています。

写真を見ればたちまちわかりますが、

読売オンラインの記事だけ読んでいたのでは事実は全く分かりません。

もし、私たちが事実を知りたかったら、

読売オンラインは信じるべきではありません。

「不時着」も微妙ですよね。

事実を矮小化させたいのでは?と思えます。

「琉球新報」や「沖縄タイムス」が初めからきちんと言っている

「墜落」が最も正確だと思いませんか。


U.S. military Osprey makes water crash-landing near Okinawa

 

下2つは琉球新報の写真です。

名護市安部のリーフに墜落した米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=14日午前2時43分
 
オスプレイの翼部分を取り囲み写真を撮影する米軍関係者ら=14日午前10時19分、名護市安部沿岸
 
オスプレイの過去事故(2000年以降)
2000年4月:2000年4月8日、アメリカ・アリゾナで起きた事故。計19名が死亡。
2000年12月:アメリカ・ノースカロライナで起きた事故(機種MV-22B)。計4名が死亡。
・・・・・・・・・
2010年4月:アフガニスタンで視界不良状態の中で墜落し、4人が死亡、16人がけがをした。
2012年4月:アフリカ・モロッコで墜落(機種MV22)、4人が死傷。
2012年6月:アメリカ・フロリダで起きた事故。計5名が負傷。
2015年5月:ハワイ・オアフ島で着陸事故を起こし、1人が死亡、21人が負傷。
 
※あまりにもよく落ちて死亡者が多かったので、「未亡人製造機」という別称がありますね。
上記以外に発表されていない事故ももちろんあるとのことです。
 
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「常軌を逸した迫害を受けている沖縄」No.1820

2016-12-13 20:57:50 | がんばろう沖縄

☝沖縄で、基地なしに、平和で安心して暮らしたいと願うおうちの子どもたち。

フェイスブックからお借りしました。


「沖縄県民には多大なご負担をおかけして・・・

 県民にはていねいにご説明をしてご理解を得たいと・・・」

聞き飽きたアベ首相のことばです。

本当に「多大なご負担をおかけして」いると思っているのでしょうか。

あり得ないです。

言葉遣いの慇懃さとは真逆に、

アベ首相は歴代の中で最も冷酷かつ傲慢、居丈高な態度で沖縄に対している首相です。

10月以降、三度にわたる座り込み闘争リーダーの逮捕と長期拘留は、

もはや沖縄の声を潰すためのアベの執念としか思えません。

今も、名護署に拘留されているリーダーへの靴下の差し入れも許されず、連日名護署前で

仲間の抗議が続いています。

「沖縄は暖かいから大丈夫では?」ですって??

フィリピンだって、もう長袖なんですよ(先日国に帰ったCJ先生の写真がそうでした)。

沖縄は今、執拗に、酷い攻撃を受けています。

なんと、自国の政府から。

このことに、他の都道府県民は関心を持とうじゃないですか。

沖縄と自分のエリアは無関係ではありません。

沖縄を踏んづけて、本土の日本人は

戦後の「平和と民主主義」をエンジョイしてきたのですから。

私たちには責任があるのです。

下は、山城博治さんの長期拘留についてのAERAの記事です。

 

沖縄・反基地運動リーダー山城議長の勾留続く、「強権発動」の背景は?〈AERA〉12/13(火) 7:00配信

 

沖縄の反基地運動のリーダーが10月以降、

3度にわたって沖縄県警に逮捕、勾留され続けている。

「強権発動」の背景に何があるのか。

11月29日正午すぎ、那覇市内の沖縄平和運動センター

沖縄県警の家宅捜索が始まった。

「まさか1年近く前の抗議行動の立件に動くとは思いませんでした」

家宅捜索に立ち会ったセンターの大城悟事務局長

容疑事実を聞いて耳を疑ったという。

今年1月下旬、新基地建設が進む名護市辺野古の

米軍キャンプ・シュワブのゲート前でコンクリートブロックを積み上げ、

工事車両の資機材搬入を妨害した容疑だったからだ。

県警は家宅捜索とともに、ブロックの設置指示などの主要な役割を担ったとして、

センターの山城博治議長を含む男性4人を威力業務妨害容疑で逮捕した。

辺野古や東村高江での反基地運動を牽引してきた山城議長の逮捕は

10月以降、3度目となった。

●反対運動の弾圧が目的

山城議長の逮捕、勾留の経緯を振り返ろう。

ヘリパッド建設が進む高江の米軍北部訓練場への

侵入防止用の有刺鉄線を切断したとして、

山城議長が器物損壊容疑で現行犯逮捕されたのは10月17日。

那覇地検は勾留請求したが、那覇簡裁は同月20日朝に却下。

これを受け検察側は即日、那覇地裁に準抗告する一方、

県警は同日夕、高江での別件の公務執行妨害と傷害の容疑で

山城議長の再逮捕に踏み切る。

那覇地裁が器物損壊容疑での勾留を認める決定を下したのは、

再逮捕後の20日夜だった。


警察は一般的に勾留満期で再逮捕する。

2回目の逮捕は、山城議長の勾留請求が却下されると見越して

再逮捕した可能性が高く、長期勾留への捜査機関の執念がうかがえる

2度目の逮捕の翌21日、

県警は高江の反対派市民が使うテントと山城議長の自宅を家宅捜索したが、

押収物はゼロだった。

山城議長の弁護団の三宅俊司弁護士は

「自宅やテントに傷害や公務執行妨害の証拠などあるはずがない」と指摘。

3度にわたる逮捕についても

「さみだれ式に事件を広げ、逮捕者や捜索先を増やしていく捜査手法は、

反対運動の弾圧が目的なのは明らかです」と批判を強める。

●長期勾留は人権問題

一方、捜査関係者は威力業務妨害容疑を念頭にこう言う。

「沖縄には基地のゲートが至る所にあります。

目に余る違法行為は小さな芽のうちに摘み取っておくということです」

基地のゲート前にブロックを積み上げる抗議行動が定着し、

他の基地にも波及すれば県警の限られた人員では対応できなくなる。

そうした懸念から立件方針は以前から固めていたものの、

このタイミングでの捜査着手となったのは、「あくまで捜査態勢の問題」だと強調する。

沖縄には反基地運動に対応するため

県外から数百人規模の警察官が派遣されている。

ただ、公判維持も見据えた「身柄事案」の対処は

短期ローテーションで派遣される要員に任せるわけにはいかない。

また、市民側には強力な弁護団がサポートするため、

事件の悪質性や組織性など検察が求めるハードルも高くなる。

このため、うかつには強制捜査に乗り出せなかったという。

ではなぜ今なのか。

政府は高江のヘリパッド建設を年内に終える方針だ。

その後は県外の警察官派遣も見通せないと判断し、立件を急いだ可能性も否定できない。

だが山城議長の長期勾留は人権問題にもかかわる

今回捜索を受けた沖縄平和運動センターは1993年、

沖縄のローカル政党「沖縄社会大衆党」と社民党に連なる労組などが結集して発足した。

大城事務局長は

「辺野古での工事再開を前に、

危険な団体だという悪いイメージを世論に浸透させるのが狙いではないか」

と捜索意図を探る。

政府は辺野古のキャンプ・シュワブ陸上部の工事を近く再開する見通しだ。

「政府に逆らう国民は力でねじ伏せるということなのでしょう」(大城事務局長)

「遠くの出来事」では済まないことを、「本土」も認識しておく必要がある

(編集部・渡辺豪)

※AERA 2016年12月19日号

―――http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161212-00000219-sasahi-soci

 

 

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「基地反対派の暴力に耐える機動隊」👈まさに白を黒という超悪意ある嘘(その1)No.1796

2016-11-15 18:33:53 | がんばろう沖縄

最近、沖縄県辺野古の新基地建設や、高江のヘリパッド建設に反対する

沖縄県民をはじめとする全国からの意思を同じくする人々に対して、

こともあろうに、「機動隊が何もしないのをいいことに、やりたい放題しているテロリスト」

とまで言い出すネトウヨ業界の人々がいます。

また、「道路に座り込んで不法占拠する人は処罰されて当たり前」と、

何故、人々が座り込みを続けているのかを一顧だにせず、したり顔している人には、

何のために頭に脳みそがついているのか問いたいです。

沖縄の歴史を知ればそんな愚かなことが言えるわけがないのに……。

 

1872年に始まった「琉球処分」以降、

沖縄県民はずっと日本政府から差別されてきたばかりではなく、

先の戦争では本土に敵軍を攻め込ませないための盾にされ、

米軍に捕虜となって凌辱されるより死ねと言われて、

可愛いわが子まで手にかけて殺すという、

言葉にするだけで気絶するくらいの悲惨な経験をしなければなりませんでした。


戦後は上陸してきた米軍がそのまま居座って、

住民の土地を銃剣とブルドーザーで奪い取り、

本土が1951年、サンフランシスコ平和条約で独立を復権しても、

沖縄では司法・立法・行政権の全てをアメリカが握ってきました。

基地拡張のための強制収容、アメリカ軍人による犯罪も一切公平に裁かない米軍政に

どれほど沖縄県民の怒りが募ったか、もし、自分がそんな目に遭ったらと考えたら

分かると思います。

下は多くのレイプ事件のうちの一つです。

『敗戦後10年を経過した1955(昭和30)年9月3日、沖縄本島中部にある旧石川市(同市はもともと2000人ほどの静かな農村であったが、敗戦後は収容所ができ、3万人以上にもなっていた。2005年4月1日、2市2町が合併して「うるま市」になった)、市内の幼稚園に通っていた6歳の永山由美子ちゃんが、その日の夕方1人で映画を観に行ったまま、行方不明となった。沖縄の夏は午後8時まで明るく、当時の沖縄の住宅は台所を別にすると、1間か2間しかなく、それゆえ、日が暮れるまで子どもたちは表で遊んでいることが多かった。

由美子ちゃんは、翌日死体で発見された犯人は、由美子ちゃんを車で拉致して、嘉手納基地に連れ込み、軍の施設内で何度も何度もレイプし、最後には殺し、その遺体を嘉手納の米軍部隊のゴミ捨て場に捨てたのである。由美子ちゃんは、唇をかみしめて、右手に数本の雑草を握りしめているように死んでいた。

驚くなかれ、由美子ちゃん事件の起きた1週間後に再び、9才の女の子が米兵によってレイプされた(第2の由美子ちゃん事件)

また、悲惨な「宮森小学校ジェット戦闘機墜落事故」も同じ石川市で、しかも、由美子ちゃん事件と同年に起きた米軍による事故です。

『1955年6月30日午前10時30分、同市宮森小学校にジェット戦闘機が墜落するという大惨事(宮森小学校ジェット戦闘機墜落事故)が発生した。

 事故による死者は17人、重軽傷者121、建造物全焼(民家17棟、公民館1棟、3教室)、半焼(民家8棟、2教室)に達したが、当時の教師は、「すべて、アッという間の出来事であった。ガソリンをかぶった子どもたちが、全身火だるまになって水道の蛇口のいたるところで水をかぶりながら、先生たすけて、 お父さん、お母さん、戦争だ、戦争だと泣きわめきながら、1200人余の子どもたちは校庭を駆けめぐり助けを求めていた」と証言している。また、「黒煙が石川市上空をおおい街中が焼けるのではないかと市民は半狂乱におちいった。軍民全消防、警察が出動して約2時間後に火災をくい止めた。米軍は事故の完全補償 する旨発表したが、その解決は、立法院石川事件対策特別委員会や琉球政府の努力にもかかわらず難航、結局、賠償問題の完全解決には事故後3年近くもかかり、児童に対する賠償額は、死亡者が約4500ドル、重傷者が最低2300ドルから最高5900ドルが支払われた」にすぎなかった(『石川市制施行50周年記念・市勢要覧』)。』

http://tamutamu2011.kuronowish.com/yumikotyannjikenn.htm

 

日米安保条約によりアメリカが日本を守ってくれる基地は必要だという人もいますが、

アメリカは沖縄基地は「太平洋のキー・ストーン(要石)」と呼び、

ベトナム戦争では核兵器を搭載したといわれる戦闘機が日々沖縄から飛び立っていました。

要するに、沖縄の米軍基地は日本の国を守るのではなく、アジアや中東への

戦略的基地であったのです。

つまり、アメリカのつごうで、沖縄は好き勝手に使われていたのです。

そんな中で、戦後一貫して阿波根昌鴻さんたち沖縄の反戦地主たちが、

非暴力直接行動で自分たちの土地を取り戻し、

豊かな生産地づくりを目指すたゆまぬ戦いを続けてきたことや、

1965年、那覇で8万人もの人々が結集して「祖国復帰を目指す集会」を開いたことなど、

日本国の全員が知らなければならない事でしょう。

「祖国」って、日本のことですよ。

日本政府が犠牲の山羊としてアメリカに差し出した沖縄なのに、

その酷い仕打ちをした日本に復帰して平和で安全な生活を営みたいという

願いで頑張ってきた人たちに、私たちはどんな顔ができるでしょうか。

私は、ただうなだれるしかありません。

 

沖縄県民の悲願と言われた1972年の沖縄の本土復帰によって、

人々は「これでようやく米軍基地が返還され、

日本国憲法の諸権利を沖縄県民も享受できる」と喜びました。

しかし、現実にはそうなりませんでした。

当時子どもだった人の話を聞くと、

「復帰したら沖縄は本土並みになって、米軍基地もなくなると思っていた大人たちは、

ものすごくがっかりして、何年も元気をなくしていたよ。」

とのことです。

1995年、12歳の少女がまた、犠牲になりました。

 『95(平成7)年9月4日午後8時、沖縄県に駐留する米・海兵隊(アメリカ海軍の独立部隊で、上陸作戦・空挺降下などを任務とする部隊。陸・海・空軍続く、第4軍〈侵略部隊〉ともいわれている)の兵士3人(マーカス・ギル、ロドリコ・ハープ、ケンドリック・リディット。いずれも20~22歳で黒人)が基地内で借りたレンタカーでドライブ中、沖縄本島北部国頭(くにがみ)郡の商店街で買い物をしていた12歳の女子小学生を車に押しん込んで拉致、車中において粘着テープで顔を覆い手足を縛ってしたうえ集団強姦し、全治2週間の傷を追わせるといった、悪質この上ない計画的な逮捕監禁(刑法220条・強姦致傷刑法第177条刑法第181条事件が発生した(主犯格である2人が姦淫〈かんいん=男女が不倫な肉体関係を結ぶこと〉をとげ、他の1人が幼いことに気付き姦淫を断念した。なお、主犯格の被告人の1人は自らの暴行と姦淫行為を法廷において否定した)

だが、アメリカ政府と日本政府との間で締結された日米地位協では、日本側が起訴しなければ、アメリカ側は容疑者の身柄を引き渡す必要はないと定められていたため、沖縄県警は犯人を逮捕できなかった。まさに日本人にとって屈辱的な不平等条約である。』http://tamutamu2011.kuronowish.com/heiwanasimawokaesite.htm#jikenn

そして、今年、2016年4月28日、うるま市に住む20歳の女性が、

午後8時ごろウオーキングに出かけて、米軍軍属の男(32歳)に

棒で殴る、首を絞める、刃物で刺す等の暴行を受け殺害されました。

 

これらは、氷山の一角です。

基地反対派の人々を「基地外」と呼ぶ、魂の劣化したヒトには、

自分や、家族のだれか、または、自分が大切に思う人が、

由美子ちゃん、または他の犠牲者だったら、と想像してもらいたいのです。

想像力まですり減って無くなっているから無理…かも知れませんね。

実際に自分がそういう体験を強要されたら、ようやく分かるのかも知れません。

残念ですが。

 

普天間基地 http://tamutamu2011.kuronowish.com/heiwanasimawokaesite.htm#jikenn


 

 

 

 

 

 

 

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「高江ー今日もヤンバルで生きる命ー」No.1772

2016-10-15 21:36:33 | がんばろう沖縄

 「高江サポーター」さんの高江に生きる生き物写真を見て、

もし、フェイスブックを利用していない人がいたらこの写真が見られないのは

もったいないなあ、と思いました。

そういうわけで、ここに転載させていただこうと思います。

私は、自然の中で育ったので、

虫とか見るとボブ=ディランの名前を聞いたとき同様(笑)、心がひくひくするのです。

以下は「高江サポーター」さんの写真とその説明記事です。

――――――――――――――――― 

👇サツマニシキ色鮮やかですね。

蝶の仲間でなく 蛾の仲間なんですって。

綺麗だからついつい触ってみたくなりますが、危険を感じると頭から泡を出すとか。

うーん、見てみたいような、いたずらしたら悪いような。

どんな泡かなー?想像するだけで楽しいですね。

いろいろな生き物が今日もやんばるで生きています。

 

👇こう見えて、やんばるの固有種らしいです。動かないので見つけやすいと思います。

さ、みなさん名前を当ててみて下さい。

チ、チ、チ、チ。

正解はヤンバルヤマナメクジです。

 👇蝶々が気になってしまった皆様!

ただし、一人で森の中に入るのは危険ですよー。

私も初めて見た ハブ! これはヒメハブじゃなくて ホンハブと呼ばれることもある 噛まれたら大変!!なことになるそうです。

この時は地元の方と一緒だったのですが、彼の後ろにいたにもかかわらず、ビビってしまい写真がいつもよりぶれています。

よく見ると頭から血を流していますね。

カラスにやられたのか? 二個傷があるように見えるので 仲間と喧嘩したのか??

地元の方は木の棒でよけてくれてなんとか前に進めました。

殺したら、かわいそうさーね、もともとこっちが先にいたんだのに。自分たちは 通れたらいいだけだからよ。 

ちょっとどかそうね。 なんか動き鈍いね。 これがとぐろ巻いたらやばいよ。 攻撃体制だからね。 あい、チブルから(頭)血ー出してるさ。弱ってるね。と 

そう、もともとは彼らの住処に私たちがお邪魔してるのです。

だから、これ以上壊さないように、邪魔しないように。

 

👇リュウキュウウラナミジャノメがこんなところに。

メインゲートのすぐ近く 花に止まったり アスファルトの上で休んでいたり

私もつい最近まで こんな生き物がいるって知らなかったです。

蝶々の専門家 アキノ隊員 が写真をN1裏テントに飾ってくれて知りました。

お尻とお尻(正確にはお尻ではないのでしょうが)をくっつけている写真はなんと交尾の様子だそうです。

9月中旬は成虫が増えてくる時期だとか。

知らないと気づけないけど、一度知ってしまったら  なんだか気になってしまいます。

車で通り過ぎてしまうと気づきませんが、安全な場所に車を止めて、

ちょっとお散歩するだけで、高江にはたくさんの命がそれぞれの生き方で

今日も ヒラヒラしたり キョキョキョ と囀ったり、 

キラキラ生きていることを知らされます。

きっと こっそり蝶々に見とれている 機動隊のお兄さんもいるはずですよね。

http://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e8729190.html

 


👇オオシマミドリカミキリも複数見ることができました。(アキノ隊員)

👇

最近よく見かける こいつ オキナワキノボリトカゲ

名前の通り木に登っているところをよく見かけますが、地上でももちろん歩けます。

最近2回ほど中央車線で立ち止まっているところを見つけました。

車に轢かれないようにと近寄ってみたのですが、動きません。

仕方なく後ろから追いかけるとようやく道路の端に歩き出しました。

ゆっくり走っていれば気づくことができます。

くどいですね。 でもどうかゆっくり、安全運転でいらしてくださいね!!

 

👇 トビナナフシのメスに赤いダニがついています。(アキノ隊員)

👇近くにオスがいました。交尾した後でしょうか。(アキノ隊員)

 👇アオバセセリがよく飛んでいました。(アキノ隊員)

 

👇9月30日 19:03 · またまた見付けたお尻フサフサ虫。  

すっごく小さくて2、3ミリ? 森の中に座っていたらやってきたのです。

なんていう名前なのかな?

筆尾虫 フデオムシ?違うだろうなー。

ご存知の方いたら教えてくださーい!

名前予想もコメント下さると嬉しいです。

蝶々のお姉さんアキノ隊員に会えた時に正解を教えてもらいますね!

  

―――「高江サポーター」さんの写真・記事ここまで

最後に、このワクワクする命の宝庫、高江の森で今、日本政府の指令の下に

急ピッチで進められているのが、下の写真です。

何のために?オスプレイパッド(発着場)を作るためです。

オスプレイは何のためにあるのかと言えば、戦争に使うのです。

米軍が一方的に沖縄県民から取り上げた基地を返す代わりに、

代替の土地を要求し、日本政府は一も二もなくそれに応じています。

自然と命を圧殺し、戦争用に整備する。

今、高江で安倍政権がやっていることです。

―――――――――――――――――

(「海鳴りの島から」ー沖縄やんばるよりー 目取真俊さんのブログ2016年10月8日よりhttp://blog.goo.ne.jp/awamori777)

8日も午前8時15分頃、市民20人ほどがG地区のヘリパッド建設現場に入り、

抗議行動を行った。この日は木の伐採は数えるほどしか行われず、

すでに切り倒した木の枝を落とし、

フレコンバッグに詰める作業が午前、午後と行われた。

https://www.youtube.com/watch?v=Hbm3Aj-gf2A&feature=youtu.be

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「どうせ沖縄はどうなってもいいのよ。これがヤマトンチューの気持ちさ」No.1752

2016-09-17 21:21:50 | がんばろう沖縄

たった二回の審議で、

法の番人のはずの裁判所が地方公共団体の意思を全く考慮せず、

国の主張に追随した福岡高裁那覇支部の判決でした。

民主主義、地方自治は日本の基礎基本なはずなのに、

翁長さんを代表と選んだ沖縄県民の民意を全く無視した判決でした。

今の日本じゃ「正義」とか、意味のないゴミなのかよ!

あまりの理不尽さに全身がゾッとしましたが、

琉球朝日放送の映像では、落胆する様子も見せず、

「これからだ、長い闘いに入るさ」

と力強く語る沖縄県民の姿に、私も気持ちを引き締め直しました。

でも、那覇市内の道行く人へのインタビューの中で、

「どうせ沖縄なんかどうなってもいいのよ。

これがヤマトンチューの気持ちさ。

沖縄県民は140万人、日本全国は1億人以上。

沖縄県は1対99で、たった一人で闘っているのさ。」

と淡々と語る年配の男性の言葉が胸に響きました……。

 

 

沖縄の豊かな自然と人間の命をこれ以上めちゃくちゃにしてはなりません。

↓写真はMayumi Shiromaさんのフェイスブック記事からお借りしました。

 

↓ここからは同じくフェイスブックの成田正雄さん(海と風の宿オーナー)の記事からお借りしました。

 

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「沖縄高江でがんばる独立(自立)系ジャーナリストたち」No.1731

2016-08-10 15:35:28 | がんばろう沖縄

「うずみ火」「IWJ」「田中龍作ジャーナル」などをはじめ、

独立系報道者たちが、多く沖縄高江に取材に来ています。

産経・読売なんかもちろん来ませんけど、朝日、毎日という大手全国新聞の取材は

少なくとも私は見ませんでした(5,6日の短い滞在だったこともあるのでしょうか)。

その分、多くの「本土」からの独立系ジャーナリストや映画監督、写真家たちが

私たちのすぐ傍にいて何事も見落とすまいと構えていました。

それだけで、とても心強く感じました。

どこも報道しなかったら「密室で拷問」状態ですからね~。

(あ、TBSの金平茂紀さんも取材していました。

他は私の見た限り沖縄の新聞・テレビ局でした)。

 

個人がみんな携帯やらスマホで撮った写真・動画をSNSで

即座に全国に発信する姿も目立ちました。

これも、とても効果的ですね。

山城さんは「おかげで鼻くそもほじれない」と冗談を言いつつ、

「辺野古と比べて高江は若者がとても多い。

ツイキャス、ツイッター、フェイスブックなどSNSを通じて

高江の現状が直ちに全国に伝えられ、それで知って飛んで来た人が多いのが

特徴だ。さらに、どんどん全国に高江の姿を伝え、呼びかけてほしい」

と訴えていました。

参加者一人一人が、(自分がジャーナリストだ)と思って伝えないと

大手新聞、テレビ局は、安倍政権の方ばかり忖度しているので

全くあてになりません。


ーーーーーー下は田中龍作ジャーナルの写真から。

抗議者一人を数人の機動隊員が寄ってたかって、

一人の機動隊員が息ができないように顔の前面を締め付けているのが

よくわかります。

この写真には写っていませんが、実は、機動隊員の常とう手段として、

一人の人間の頭、胴体、腕足などをそれぞれ別の機動隊員が、

まるで雑巾を扱うように絞ったり捩じったりするのです。

あちこちやられて医者に行き、

「なんだ、これは!まるで拷問でも受けたようだ!」と言われた人もいます。

市民には抗議する権利が法律で認められているのですから、

これは完全に、完全に、違法行為です。

屈強な機動隊員にヘッドロックされる男性は窒息寸前だった。

8日午前9時ごろ、東村高江 撮影:筆者=田中龍作 

http://tanakaryusaku.jp/2016/08/00014224


ーーーーーー下はIWJのインタビュー記事。

小口幸人弁護士は、これまた高江にずっと張り付いて

権力の違法行為を見張っている人です。

「東京も沖縄も法律は同じはずなのに」

〜高江のN1テントと経産省前「脱原発テント」で政府の矛盾が浮き彫りに~

 小口幸人弁護士インタビューー2016.8.5 IWJ(Independent Web Journal)

記事公開日:2016.8.10地域: 
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/324738

(取材・文 原佑介 記事構成・ぎぎまき 文責・岩上安身)

 

 高江ヘリパッド建設工事に抗議する市民が設置した「N1裏」テント。撤去期限となった8月5日当日、沖縄県を拠点に活動する弁護士の小口幸人氏に、テント撤去をめぐる法的根拠について話を聞いた。

 

 沖縄防衛局は7月22日、「N1ゲート前」の市民テントを強制撤去した。全国から集められた500人にもおよぶ機動隊と抗議する市民らとの攻防戦は「Xデー」と呼ばれ、3人の怪我人が救急搬送される事態にまで発展した。

 次に防衛局が狙っているのが「N1裏」テントだ。いつ撤去されてもおかしくない2度目の「Xデー」に備え、全国から100人規模の市民が集まっている。小口弁護士はIWJのインタビューに対し、「N1裏」テントを強制撤去する法的根拠は見当たらないと訴える。

 「N1ゲート前」と何が違うのか。小口弁護士の説明から見えてきたのは、2つのテントをめぐる法的権限の差異だけではない。東京・霞が関の経産省前に設置されている、通称「脱原発テント」の国の対応とは明らかに違う、沖縄差別の実態だった。

N1ゲート前テントとの法的根拠の違い。N1裏には「道路法」が適応されない!?

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――N1ゲート前とN1裏では、沖縄防衛局によって貼られた張り紙の内容が違うということですが、ご説明いただけますか?

小口幸人弁護士:

「7月22日のN1ゲート前では、県道70号の路側帯にあった車2台と(市民)テントが撤去されました。それまで張り紙には、『7月19日を過ぎたら所有権を放棄したものとみなします』と書かれていました。それに関してはN1裏も変わりません。

 しかし、張り紙の内容をよく読むと、違っている点があります。N1ゲート前のテントについては、道路法の条文をちゃんとあげて、『道路管理者(沖縄県)の許可を取らずに置いていますね』というもので、『これに反しているからどけてください』という文言が入っていました。ですが、N1裏に(道路法の条文)は入っていません。

 なぜN1裏の説明には入っていないのか。おそらく、N1裏は道路法上の道路ではない。つまり、『道路法に反していますよ』という根拠がないということです。そこにN1ゲート前とN1裏の違いがあります」

 

▲防衛局が「N1ゲート前」に貼った張り紙▲防衛局が「N1ゲート前」に貼った張り紙
▲防衛局が「N1裏」に貼った張り紙▲防衛局が「N1裏」に貼った張り紙

N1裏の車両には警告の張り紙も貼っていない!? 強制的にどける権限がない

 「N1裏」には道路法が適応されないという見立てをした小口弁護士。防衛局には、車両を強制移動する権限もないのでは、と指摘する。

 「もう一つ、この真ん中にある『統一連・平和号』という車。N1ゲート前であれば、車については道路交通法76条3項の、『みだりに交通を妨害するように車を置いてはいけない』という条文に反している、という張り紙を名護警察署の署長名で貼っていましたが、N1裏には何も貼っていません。それに反しているという警告も今のところない状態です。

 正直、弁護士の目から見れば、N1裏のテントも車も、どける要素が見当たらない。撤去しろとは言っているが、強制的にどける権限は見当たらないんです。

 確かに、ここは沖縄防衛局が管理しているので、防衛局の土地に勝手に置いていると言われれば勝手に置いているかもしれない。でも、だからといって勝手にどけていいわけではない。一番わかりやすい例は、霞が関の経産省前にずっと建っている『脱原発テント』です。

3年以上続いた経産省前「脱原発テント」撤去の裁判闘争、「脱原発テント」撤去判決に至るまでの法的手続きが、なぜ沖縄では踏まれることがないのか

 原発推進政策に反対する市民の手によって2011年9月、経産省敷地内に「脱原発テント」が建てられた。2013年3月末、国は土地の明け渡しを求める裁判を起こし、7月28日の最高裁の決定によって、「脱原発テント」はいつでも強制撤去される状況になった。3年以上続いた裁判闘争。沖縄では法的な手続きを取らず、一瞬でテントが強制的に撤去される。小口弁護士は、ここに、国の沖縄への暴力的な扱いがあると話す。

 「『脱原発テント』については、国もまさに、経産省の土地だとして裁判を起こして、(最高裁の)判決が先日、出てしまいました。今後は、裁判所が強制執行手続きをとって、テントをどけるという手順になります。これが、本来の法治国家であり、霞が関ではそうやっているわけです。

 しかし、なぜか沖縄では裁判を起こしてテントをどけるという手続きを今のところやっていない。N1ゲート前についてはそれをやらずに、強制的にどけたということです。

 

▲2011年9月11日、抗議活動に乗じる形で設置された「脱原発テント」▲2011年9月11日、抗議活動に乗じる形で設置された「脱原発テント」

テント撤去の法的根拠とは〜防衛局からの新たな回答「防衛省設置法」

 「N1裏」テント撤去の法的権限はなにか。沖縄防衛局に問い合わせた小口弁護士の口は、「防衛省設置法」という回答を引き出したという。

 「『N1裏』の貼り紙にある、『8月5日を過ぎたら所有権を放棄したものとみなします』という文言について、防衛局に何の権限に基いたものなのか問い合わせをしました。すると、防衛局は、『防衛省設置法4条19項』というのをあげてきました。

 それぞれ設置法というものがあって、『こういう目的で、こういう事務をやるんですよ』というお仕事リストがある。そういう、省を設置するための法律があって、そこには各省の業務や使命が書かれているんです。

 その業務の中には物資の調達とか、職員の確保とか、いろんなことが書いてあるんですけど、その中のひとつに、『日本に駐留する外国軍の基地に関することもお仕事ですよ』いう条文があるんです。それに基づいて(所有権を放棄したものと)みなそうとしてどけた、というのがこの間、防衛局が言っていることなんです。

 しかし、もしそれで(強制撤去が)できてしまうと、日本のすべての行政行為は、どこかしらの省庁のお仕事リスト(管轄)に入っていますから、他の法律は全部関係なしに、設置法だけを根拠に、(やりたいと思うことが)全部できるというとんでもない話になるので、『設置法でテントや車をどけられるんだ』という解釈は、およそ見かけない、少なくとも私自身は見たことのない解釈です。

 防衛省設置法は、各省庁の『お仕事リスト』ですから、それでどけるというのはどう逆立ちしても通らないかな、と思います。その上で、防衛省が繰り返しその条文を出しているということは、一生懸命、他の根拠となりそうな法律も探したけれども、どうしても他に思い当たらなかったのでしょう。無理筋です」

防衛省設置法第四条
十九  条約に基づいて日本国にある外国軍隊(以下「駐留軍」という。)の使用に供する施設及び区域の決定、取得及び提供並びに駐留軍に提供した施設及び区域の使用条件の変更及び返還に関すること。

属国の傀儡政権ゆえの強硬姿勢!? なりふり構わず工事を進めるのは、米国様とのお約束!?「すごく格好悪い話」

――高江と霞が関の対応の違いはどこからきているのでしょう。

小口弁護士「どこからきているのでしょう…。もちろん、(東京も沖縄も)憲法も法律も同じ。そこは違わないはずなんですね」

――変わらないはずですよね。何がこんなに差をつけているのでしょう。

小口弁護士:

「うがった見方をすれば、霞が関で強制排除をすると大きく報道もされる。反対の声もあがり、そういう目を気にしてというのは一つ、あり得るかなと。

 もう一つあるとすれば、アメリカ軍様とのお約束、米国様とのお約束で、『今年中に工事をやりますよ』と。その約束を守ることを何よりも優先している。

 霞が関の『脱原発テント』のケースのように、法治国家の枠組みに沿ってやるよりも、アメリカとの約束を重視しているから、なりふり構わずにいく。すごい格好悪い話だと思いますけど、そうなのかなぁと。

 その約束があるから、法律的な根拠がなくてもやっていい、なんてことは成り立たない。裁判所は法律に基づいてやっていますから、日本が法治国家ならば絶対に許されないですね。

 やるのであれば、この車やテントについて、ちゃんと裁判を起こして、裁判の中でこれが本当に不当な占拠なのか、それとも正当な抵抗権に基づくものなのか、ということをちゃんとやるべきです。もしも負けて、判決でどけるというなら、私も弁護士としてそこまで文句言う気はないんですけど。すっ飛ばしすぎですね」

――話をうかがっていると、防衛局や機動隊はテントの強制撤去ができるとは思えませんね。

小口弁護士:

「私もこないと思うんです。一応、防衛省に問い合わせをした時に、もう一つ聞いたんです。この『N1裏』のテントを撤去できる権限の有無と、根拠の如何について。

 当初、防衛省からは、『仮定の質問にはお答えできませんので、お答えを差し控えさせていただきます』と言われたので、『差し控えさせていただきますと言われても、私は嫌ですので、教えてください』と返したんです。

 そうしたらまた連絡があって、『仮定の質問なので…』と。仮定じゃないですよね。『ここにある、今設置されているテントについて、どかす権限があるかどうか、早急にそこを教えてください』と返信したところ、防衛局は『それはまだ検討していません』と。私はものすごく驚いたので、『本当に検討していないんですか?』と念を押すと、『検討していません』と。

 『それは防衛省の正式解答ですか?』と聞くと、『はい、現在検討しておりません』と言われたので、『そんなアホな』と思いますが、検討はしていないようです。なので、慌てて『検討して連絡してくれ』と伝えたのですが、折り返しの電話はまだありません。検討していないからやらないのか、検討しないでやるのであれば、その時点で法律を守る気ないということですよね」

 どこに住んでいる人であろうと、すべての日本人に高江で起きているこの現実を、見てもらいたい。日本は今や、本当に「法治国家」ではなくなりつつある。法的根拠なく、行政が権力を行使する。米国からの命令に従うだけの「無法」の属国である。この現実にすべての人が気づき、日本の「主権」の回復と「法治」の実現のために、「主権者」としてできうる限りのことをしていただきたいと願う。

ーーーーーーIWJ記事ここまで

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「落ち込んじゃあ、いられない」No.1721

2016-07-26 00:08:53 | がんばろう沖縄

YOU TUBEの動画で21日から25日までの沖縄高江の様子をずっと見ていると、

これは戒厳令下の状態だと思いました。

弁護士さんたちが機動隊に、道路を封鎖して通さない理由を聞いても、

答えず目をそらして無言です。

法的根拠なしにただ権力を傘に通行妨害をしているのです。

通行・移動の自由は大切な人権です。それを力で抑圧し制限しているのです。

一体誰が命令して?もちろん安倍政権です。

 ↓     ↓     ↓     ↓     ↓     ↓

高江の様子 【いつでもどこでも通行止め/弁護士編】

https://www.youtube.com/watch?v=MQfWCkpN_ek

 

日本が壊れつつある有様が、このように具体的に目に見えてきました。

コメントは

「反日沖縄サヨクが高江に現れる」とか、

「プロ市民」とか、

「北部訓練場返還になぜ反対?」とか、

正体が分からないから何を書いてもいいとでもいうような

嘘・デタラメと無知、および冷酷な悪意に満ちています。

この人たちは自分たちの姿が恥ずかしくないのでしょうか。

社会でこんな愚劣な者どもが大手を振ってのさばっているのが

私はどうしても納得できません。

日本崩壊は政治権力を握る層とそれに追随する社会内部から始まっています。

 

私は残念のあまり涙を流しながら、

沖縄で買ったタピオカの粉と中国張家界かどこかで買った葛粉とを半々にして

くずもちを作りました。

食べると元気になるかと思って。

材料はタピオカ、葛粉、黒糖、黒すりごまです。

 

 

火にかけたら数分で写真のようになりました。

冷蔵庫で冷やし、黄な粉をかけて食べたら、食べ過ぎで胸焼けしました。

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「そもそもなぜ高江にヘリパッドか」No.1719

2016-07-23 09:54:13 | がんばろう沖縄

アベ官邸の指示による反対住民への予告なし、有無を言わさぬ強制排除で

けが人が続出しました。

これ以上抗議活動を続けると死者が出た可能性があるとは現場にいた人たちの声です。

昨日午前9時頃、反対派の人たちが抗議活動を引き上げたのはそういうわけでです。

非暴力の抗議活動と、それに対するアベ政府の暴力性がはっきり見て取れます。

 

しかし、そもそもなぜ、高江というヤンバルの小さい村で

こんなとんでもないことが起きてしまったんでしょうか。

私は友人の一人と昨夜電話で高江の話をしたのですが、彼女は、

「辺野古は知っているけど、高江って何?どこにあるの?」状態でした。

今まで、テレビや全国紙がほとんど報道してこなかったので知らないのです。

私の友人の多くはインターネットを使っていない人が多く

このブログを見てくれている人も片手で数えられるほどです。

私は自分にできる広報活動の一つとして、

下に資料として転載するeveryone says I love youさんの記事を、

私の友人一人一人にメールに貼り付けて送ろうと思います。

各テレビ局や大手メディアの怠慢と自主規制に強い憤りを覚えつつ。

 

ーーー資料「everyone says I love youさんの7月23日ブログ」

安倍政権、沖縄県高江のヘリパッド基地工事を強行再開。機動隊が抵抗する市民を引きずり排除。

2016年07月23日 | 沖縄差別の解消と基地問題

 

 まず、前提として、米軍北部訓練場とヘリパッド移設計画について。

 米軍北部訓練場は国頭(くにがみ)村と東(ひがし)村にまたがる国内最大の米軍専用施設で、面積は約7800ヘクタールもある広大な施設です。

 1995年の沖縄少女暴行事件による沖縄の基地負担「軽減」の名のもとに、この北部訓練場について1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で約4千ヘクタールの返還が盛り込まれたのですが、返還区域のヘリパッド7カ所を残る区域に移設することが条件とされました。

 

 

 ヘリパッドとはヘリコプター離着陸帯のことです。

 

 その後、この計画はヘリパッドを6カ所に減らして東村の高江地区周辺に造る案となり、国は2007年に着工しました。

 

 

 

 これに対して、高江の住民は区民総会で反対を決議しましたが、東村は2007年に移設を容認しました。

 そして、2014年までに完成した2カ所は15年2月に米軍に先行提供されましたが、残る4カ所については、平和団体などが進入口近くを封鎖して反対運動を続け、着工されていません。

 このように、同じ沖縄の問題ですが、広い意味での基地負担「軽減」、米軍再編、グアム移転計画という意味では関係あるものの、このブログで大きく扱ってきた普天間基地の辺野古移設、辺野古の新基地建設とはまた別の問題です。

 

 

先行供用されているヘリパッド2つではオスプレイまで来て離発着が続く。

 

 さて、このように沖縄県東村などにある米軍北部訓練場の一部返還の条件として日米が合意したヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の移設計画で、県警は2016年7月22日早朝、移設予定地への進入口の近くに反対派が築いたバリケードの撤去を始めました。

 これに対して、反対派の市民ら約200人が集まり、機動隊ともみ合い騒然となりました。

 

 沖縄防衛局は

「ヘリパッド移設工事を再開した」

と発表しています。

 

 県警がバリケードの撤去を始めたのは、ヘリパッドの建設予定地に通じる東村高江の県道沿いの進入口付近で、機動隊員が午前5時半ごろ、道路に座り込んだり寝たりして工事再開に抗議していた市民らを抱え、離れた場所に連れて行きました。

 午前中、反対派がバリケードとして止めていた車両数台を機動隊が移動させました。防衛局はバリケード撤去作業の開始をもって工事を再開したとしていますが、現地は騒然としました。

 

 政府は工事への協力を県に要請し、翁長雄志知事は6月、反対派に車両を移動させるよう文書で指導した一方、防衛局が県に連絡せずに資材搬入を始めたことには「不意打ち的だ」と不快感を示し、安慶田(あげた)光男副知事は22日午前、中嶋浩一郎・沖縄防衛局長と県庁で面談し

「政府が警察力を用いて住民を強制的に排除する事態が生じていることは、県民に大きな衝撃と不安を与える。県や地域住民に十分な説明もないまま強硬に工事に着手する政府の姿勢は到底容認できない」

とする抗議文を手渡しました。

 

 面談後、安慶田副知事は報道陣に

「昨日の政府との協議でも一言も説明がなかった。提訴と同日に工事を再開しており、政府は本当に県民に寄り添う気持ちがあるのか」

と話しました。

 中谷元防衛相は工事再開の理由については、野鳥営巣時期などを踏まえたとし、

「工事ができる期間が限られている」

と説明したということです。

 なにが、野鳥か。おためごかしな環境保護。人間の事はどう考えているのか。

 基地負担軽減と言いながら、ヘリコプターの離発着場を残すどころか、さらに密集させて住民の暮らす周辺近くに持ってくるような乱暴な計画を立てるからこうなるのです。

 安倍政権の非人間的な性格がよく表れているのが、この高江のヘリパッド建設強行なのです。

 

 

検証地位協定 日米不平等の源流
琉球新報社地位協定取材班 (著)
高文研

スクープした外務省機密文書をもとに、日本における米軍の行動、基地使用、米兵犯罪の取り扱い…等の実態を検証、米軍側に身を寄せて地位協定の拡大解釈で対応する外務省の、「対米従属」の源流を突き止めた問題作!

日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞大賞、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。


本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (戦後再発見」双書2)
前泊 博盛 (著, 編集), 明田川 融 (著), 石山 永一郎 (著), 矢部 宏治  (著)
創元社

なぜ米軍は、自国ではできない危険なオスプレイの訓練を、日本では行なうことができるのか? なぜ日米地位協定は、日本国憲法の上位法としてあつかわれているのか?

実は基地問題だけでなく、原発事故やその再稼働問題、TPP参加問題など、現在の日本で起きている深刻な出来事の多くが、在日米軍がもたらす国内法の機能停止状態に起源をもっている。

ベストセラー『戦後史の正体』に続くシリーズ第二弾は、さらなる闇に踏みこみ、「戦後日本」最大のタブーである日米地位協定に迫る! 

 

沖縄と本土――いま、立ち止まって考える 辺野古移設・日米安保・民主主義
翁長雄志 (著), 寺島実郎 (著), 佐藤優 (著), 山口昇 (著), 朝日新聞取材班 (著)
朝日新聞出版

2015年7月29日東京。聴衆が固唾を飲んで聞き入った、白熱のシンポジウムを完全収録! その発言を生で聞こうと集まった人々が見守る先にいたのは、翁長雄志・沖縄県知事。

 

沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える (集英社新書)
高橋哲哉 著
集英社

圧倒的多数が日米安保体制を容認する本土国民に対して、また“本土の平和・護憲運動”と“沖縄への基地封じ込め”の不幸な癒着関係に対して、著者はヤマトの知識人としてはじめて「県外移設」という論争的な問題提起を行う。

 

写真ドキュメント 沖縄「辺野古の海」は、いま: 新しい巨大米軍基地ができる
新藤健一 編著
七つ森書館

辺野古の海は、驚異的に美しいですが、そこへアジアでも最大という巨大な要塞ができる──どうしてでしょうか。
ジュゴンやアオサンゴの大群落などが、お花畑のように、あるいは森林のように……、たくさんの魚たち。
100点あまりのカラー写真と芥川賞作家・目取真俊が問題に迫ります。

 

普天間移設 日米の深層
琉球新報「日米廻り舞台」取材班 (著)
青灯社

県外・海外移設を可能と考えるアメリカの専門家・元高官たちと、辺野古に固執する日本政府―。全国紙が伝えなかった問題の深層を総力取材でさぐり大反響を呼んだ「琉球新報」連載の書籍化。

 

 

 もとが、沖縄少女暴行事件をきっかけにした沖縄の「負担軽減」の流れのはずが、辺野古も高江も、実質的に沖縄に新たな負担を負わせる内容になっていることが救いようがないところです。

ヘリコプターが離着陸するヘリパッドを温存し、しかも、付近住民が住む近くに移転し、爆音オスプレイまで利用するようになったから、こんなにも沖縄県民は怒っているのです。

政府はアメリカと仕切り直しの交渉をして、本当の意味で沖縄の人が納得できる、条件付きでない負担軽減をすべきです。

 

 

反発強める 政府、ヘリパッド工事再開

辺野古提訴も刺激

 ヘリパッド移設を巡り、反対派は22日未明から東村高江周辺の工事現場の出入り口付近の県道に車両を置くなどバリケードを築いて抵抗。全国から動員された機動隊員が次々と車両を撤去し、反対派を排除した。撤去が完了した午後には出入り口付近から工事現場に資機材や重機が運ばれていった。

 上京中だった翁長氏は、記者団に「警察力を用いて住民を強制的に排除する事態は、県民に大きな衝撃と不安を与え、誠に残念。到底容認できず、強く抗議する」と政府を批判。一方、菅義偉官房長官は記者会見で「私は知事から反対と聞いたことがない。(反対派が置いた)違法車両撤去にも協力してくれている」と反論した。中谷元(げん)防衛相も記者団に「2015年以降、知事に対し(県道上の車両撤去の依頼を)沖縄防衛局長から5回、私から直接4回行い、丁寧に進めている」と強調した。

 北部訓練場は面積約7800ヘクタールと沖縄最大の米軍施設。その約半分の4000ヘクタールの返還が実現すれば、沖縄県内の米軍専用施設は約17%減り、全国の中で沖縄が占める割合も約74%から70%程度に減少する。このため政府は返還は大幅な基地負担軽減につながるとし、県にヘリパッド移設への協力を迫ってきた。

 しかし、辺野古を巡る提訴と同日の着工は、県側の反発を強め、相互不信に追い打ちをかけている。訴訟を巡っても翁長氏は「法廷闘争によることなく真摯(しんし)な協議が行われるよう求めていただけに、非常に残念だ。国の強硬な態度は異常だ」と政府を批判。これに対し菅氏は会見で「知事がマスコミの前でそのような発言をすることは極めて残念だ。昨日の協議会での発言と全く違う」と真っ向から反論。21日に両者出席の下で開かれた政府・沖縄県協議会の席上で、迅速に司法判断を仰いで確定判決に従うことに、知事が「異存ない」と同意したと明かし、「『強硬』との言い方には違和感を覚える」と不快感をあらわにした。

 政府は県を相手取り、地方自治法に基づく違法確認訴訟を福岡高裁那覇支部に起こした。翁長氏が昨年10月に行った辺野古沿岸部の埋め立て承認の取り消しに対し、石井啓一国土交通相が撤回を求めた是正指示に従わない知事の「不作為」の違法性を確認するためのものだ。第1回口頭弁論は8月5日。最高裁判決は年明けになるとみられる。

 3月の和解条項を盾に早期決着を図る政府と、直近の参院選で移設反対派が勝利した「民意」を背景に闘争長期化を狙う県。不信感の高まりとともに譲歩の余地は狭まっており、和解の枠組みが維持され協議を継続しても、解決の糸口を見いだす可能性は乏しい。【佐藤敬一、高本耕太】

 

ヘリパッド工事再開 反対住民、激しい怒号 機動隊、引きずり排除

 「いよいよ歴史をかけた県民の闘いが始まる。絶対にこの場所を守り抜きましょう」。午前3時半過ぎ、沖縄平和運動センターの山城博治議長がゲート前に集まった住民らを前に声を張り上げた。ゲート前の県道には車数十台を約100メートルにわたって駐車し、バリケードを築いた。

 「危ないから暴れないでください!」。空が明るくなり始めた午前5時半過ぎに機動隊員が動きだし、ゲート前から住民を押し出そうとすると、あちこちから怒声が上がった。住民らは道路に寝そべって「沖縄から出て行け!」「機動隊は帰れ!」などと叫んだが、県道をふさいでいた車は一台ずつ撤去されていった。

 ゲート前に駐車した車の上で抵抗した住民らも機動隊員たちから一人ずつ両手足を持たれて、次々と引きずり下ろされた。その際に数人がぐったりした様子で救急車で搬送された。地元消防によると、けいれんを起こした20代女性など男女3人を運んだ。

 工事が始まった2007年7月から抗議を続けてきた東村の伊佐真次村議は前夜から泊まり込み、「これだけ大勢の機動隊が高江に来たのは初めて。ありったけの権力を見せつけて沖縄の民意をつぶそうとしている。きょうは長い一日になりそうだ」と話した。

 沖縄本島北部の本部町で7〜11歳の3人の子供を育てる知念沙織さん(36)は、経営する飲食店を休んで前日昼から泊まり込みで抗議した。「ヘリパッドができれば米軍オスプレイが飛び交い、穏やかなやんばる(沖縄本島北部)の森は変わってしまう。そんな環境を子供たちに残したくない。私たちの生活を犠牲にしてまで造らなくてはいけないものなのか」と涙を浮かべた。

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設問題を巡り、政府が県を相手取った訴訟も22日に起こしたことを踏まえ、沖縄本島中部のうるま市から駆け付けた新里紹栄(しょうえい)さん(64)は「こんな手荒いやり方ではなく、話し合いを続ける道はなかったのか」と声を震わせた。

 学生時代から京都市で暮らす沖縄県浦添市出身の自営業、矢ケ崎(やがさき)響さん(41)は「元海兵隊員の男による女性暴行殺害事件にショックを受けて来た。沖縄はいつまで我慢し続けるのでしょうか」とやるせなさをにじませた。【川上珠実】という。

 

 

「基地押しつけるな」機動隊ともみ合い

 「やんばる(沖縄本島北部)の森に入るな!」「沖縄をばかにするな!」。22日昼過ぎ、晴天から一転、激しい雨が降り出した。住民らが声を上げる中、防衛省沖縄防衛局のバスが工事現場の出入り口前に到着。続々と降車した作業員たちが周囲の草を刈り、工事車両が中に入るための準備を進めた。

 ヘリパッドは米軍新型輸送機オスプレイが利用するため、騒音問題などが懸念されている。移設予定地近くに住み、移設工事が始まった2007年7月から抗議活動を続けてきた安次嶺現達(あしみね・げんたつ)さん(57)は「長年ここで座り込んだが、突破された。静かに暮らしたいだけなのに、政府はなぜ沖縄の声に耳を傾けないのか」と悔しげに語った。

 工事現場の出入り口がある県道には22日未明から反対派が車数十台を駐車してバリケードを築き、道路に座り込んだ。しかし空が明るくなると、機動隊が出動。「沖縄の民意を無視するな!」と怒声を上げる住民らを押しのけ、次々と車を撤去。車の上で男女6、7人が抵抗したが、機動隊員たちともみ合いになった末に引きずり下ろされた。

 この日、政府は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を巡って県を相手に訴訟も起こした。名護市の主婦の玉里浩美さん(61)は「沖縄に基地を押しつけていいのか。これで民主主義といえるのか、本土の人も考えてほしい」と話した。

 反対派は同日夕、移設予定地近くで集会を開催。工事に反対する住民団体代表の間島孝彦さん(63)が「豊かな自然を守らないといけない。工事が本格化するこれからが本当の闘いだ」と訴えた。23日も朝からの抗議を予定する。【川上珠実】

 

3 コメント

何を言っても無視? (リベラ・メ(本物の))
2016-07-23 08:04:47
沖縄は元より、私達も不安視・疑問視しているのに、強行手段に打って出るなんて…。安倍首相にとっての民意”って?
 身の毛がよだつほどこの国が恐ろしいです。 (Unknown)
2016-07-23 08:20:32
この国の政府に対して、憤りを通りこして恐怖しか感じません。国が怖いです。政府が怖いです。我欲に狂った人間が支配する国が怖いです。
沖縄の怒りではない、日本の怒りだとずっと昔、諸星裕さんたちも訴えてたのに、何も変わらない。ちゃんと報道してほしい。
 馬鹿な本土の人間達の無知 (一国民)
2016-07-23 09:59:39
この騒動も、何の事情も経緯も知らず関心も無い本土の人間にとっては「その位の工事だったら、そこまで反対する気持ちが分からない」程度の軽い印象しか持たないだろう。

でも、そんな無関心な本土の人間も、アメリカ軍基地、例只の軍用ヘリパッドでも、自分の住居の近くにそれらが出来れば反対するくせに、自分達は何の負担も負わないだけで反対派の人々を揶揄さえするのだから、いい気なものです。

小池百合子がその本性を剥き出しにして、奥多摩当たりに同じ軍用ヘリパッドを作ります、などと言い出せば、ネットで右翼根性丸出しな都民の屑共も反対するだろうに。

無知ほど、残酷な仕打ちなものはないという好例だと思う。現在日本人、本土の人間の恥部。
ーーー資料ここまで
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/ea5796d2c5b797e28cdb95d7d669d3d8
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「安倍政権の沖縄いじめ:首絞め、突き落とし、拳で殴る無法者の警察」No.1718

2016-07-22 21:05:49 | がんばろう沖縄

警察がこんなことをする正当な根拠はない。

それでも平気でやりたい放題している。

これが今、法治国家のはずの日本で行われていることです。

テレビは呑気に歌やスポーツ、ドラマばかり。

ニュースでも、トルコのクーデター事件や中国の南シナ海関係は

どのテレビ局も報道するのに、

自国政府の沖縄県民虐めは伝えません。

 

下は、フェイスブックに載っていたジャーナリスト田中龍作さんの

現地高江からのレポートです。

テレビがこれを全国津々浦々に伝えないのなら、

テレビの値打ちって一体なんなのでしょう。

ーーーーーーーーー

【沖縄・高江発】 山城議長「これ以上機動隊の暴力に晒されたくない」

街宣車の上から落とされそうになり悲鳴をあげる女性。反対派住民のマイカーが下に見える。=22日午前8時50分頃、東村高江 撮影:筆者=

街宣車の上から落とされそうになり悲鳴をあげる女性。反対派住民のマイカーが下に見える。=22日午前8時50分頃、東村高江 撮影:筆者=

 夜がやっと白み始めた午前5時30分。機動隊の第一陣がゲート前になだれ込んで来た。あれよあれよ という間に増派されていき、30分も経たぬうちに300人位にまで膨らんだ。

機動隊は座り込んでピケを張る反対派住民を次々とゴボウ抜きしていった。住民の次はゲート周辺に停めているマイカーの排除だ。機動隊はマイカーをジャッキ付きの荷車に乗せて一台一台移動させていった。

 援軍が駆け付けようにも不可能だ。警察はゲートの4㎞手前から道路封鎖した。タクシーさえも通れない。すべての交通を遮断した。反対派住民は孤立無援となった。

 反対派の街宣車2台が10年前からゲートに横付けされヘリパッド建設資材・機材の搬入を阻んでいた。反対派にとって最重要の砦だ。だが砦をガードしていたマイカーも住民も排除された。

 砦は裸同然となった。2台の街宣車の屋根に乗る反対派は、合わせて約10人。彼らはロープで自らの体と街宣車をつないだ。田中は一緒に街宣車の屋根に乗った。

 機動隊は間髪を入れず攻め込んだ。街宣車の屋根によじ登り反対派の排除にかかった。高さ2メートル以上ある街宣車の屋根から落ちれば大ケガは免れない。

 「危ないから止めて」。屋根から逆さに落とされそうになった女性(写真・上段)が悲鳴をあげた。機動隊は一向に気に留めなかった。首を絞められる男性(写真・下段)もいた。

大量の機動隊が投入され、ゲート前の県道70号線は屈強な男たちで埋め尽くされた。=22日午前8時50分頃、東村高江 撮影:筆者=

大量の機動隊が投入され、ゲート前の県道70号線は屈強な男たちで埋め尽くされた。=22日午前8時50分頃、東村高江 撮影:筆者=

 午前10時20分。反対派のリーダーである山城博治・沖縄平和運動センター議長がマイクを握った。山城議長は「これ以上機動隊の暴力に晒されたくない。今日は これで ここを 出る」と一時撤退を宣言した。辺りは静まりかえった。

 反対派弁護士の小口幸人氏は「法律がないのに警察は思うがままにしている。戒厳(※)と同じ。県はこんなことをする気がないのに」と指摘した。

 現場の道路は県道70号線で管理者は沖縄県だ。街宣車を停めているのは道路から外れた路肩だった。県道封鎖についても正当な法的根拠はない。

 「警察の上(官邸)が命令を出せばそれがルールになる。治安維持のためならそれがルールになると思っている」。小口弁護士は喝破した。

 治安維持のためなら首相に大権が与えられ、個人の権利を制約できる。道路封鎖を決めたのは官邸だという。

 「(強制排除について)一切説明はなかった。問答無用の安倍政権を象徴している」。山城議長の言葉が事態を的確に表していた。

(※戒厳:戦時・事変に際し、立法・行政・司法の事務の全部または一部を軍の機関に委ねること。通常、人権の広範な制限がなされる。戒厳令:戒厳を布告する命令。)

街宣車の屋根にのぼって来た機動隊員から首を絞められる男性。=22日午前8時50分頃、東村高江 撮影:筆者=

街宣車の屋根にのぼって来た機動隊員から首を絞められる男性。=22日午前8時50分頃、東村高江 撮影:筆者=

  ~終わり~

 

胸つぶれる思いですが、ボンヤリしてはいられません。

今私にできることは何か、考えました。

①抗議の電話を掛ける。

②飛行機で飛んでいく。

③地域の沖縄連帯集会に参加する。

④辺野古基金にカンパする。

⑤周りの人に高江で何が起きているかを伝える。

 このうち、私がすぐにできることは①④⑤です。

どうか、みなさんもできることをいたしましょう。
 
 
 
①抗議の電話

 ・沖縄防衛局 098-921-8131  

 ・沖縄県警 098-863-9110

 ・警察庁 03-3581-0141

 ・防衛省 03-5366-3111

④辺野古基金振込先
  • ゆうちょ銀行(電信)
    17000-13659411
  • ゆうちょ銀行(払込取扱票)
    01790-5-128966
  • コザ信用金庫那覇支店
    017-2032531
  • 沖縄県農業協同組合本店
    780-0024403
  • みずほ銀行那覇支店
    693-1855733
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「沖縄の闘いは、明るく、しなやかに、したたかに」No.1619

2016-03-22 00:13:49 | がんばろう沖縄
 
キャンプシュワブゲート前、空前の2500人抗議!すごい!
 
 
宮城 義弘さんのフェイスブック記事を丸ごと転載させていただきました。

―――沖縄県名護市辺野古 2016年03月21日―――

きょうのゲート前は、長蛇の人垣。

「沖縄の闘いは、明るくしなやかにしたたかに!」

山城さんが叫ぶ。

「そうだ!」

コールがゲート前にこだまする。

抗議集会が半ばを過ぎたころ、

抗議集会の成功を伝える地元紙の号外が配られた。

「闘いはこれから」

フィナーレに「がんばろう」がこだまする。

抗議集会後、テント前のフィナーレは全員が手を繋いで長~いラインダンス。

沖縄の闘いは、嬉しいときも苦しいときも、いつも締めくくりは歌があり踊りがある。

みんなが叫ぶ。

「沖縄の闘いは、明るくしなやかにしたたかに!」

そして、

「非暴力!」

――――――――――――――――――――――

 

 

 

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「沖縄からメールが来た!」No.1618

2016-03-20 12:30:57 | がんばろう沖縄

2月初めに沖縄の辺野古、キャンプシュワブ・ゲート前に行って座っていたら、

なんと、同郷の懐かしい二人〈みど&ジョニー〉さんたちに再会したんです!

ってことは言いましたかね。いや、言ってないですね。

このお二人は、

私が昨年3月末に大浦湾にある一泊二千円の安宿「海と風の宿」に投宿したとき、

ボランティア・スタッフとして世話をしてくださっていたのです。

その時、宿は本当に隅々まで掃除が行き届き、清潔でタオルケットはサラサラ、

300円でボランティア夕食や朝の巨大おにぎりを提供してくださってもいました。

(基本、ここは自分で自炊する宿です)。

こんな素敵な宿があるんだなあ、また、ここに泊まろうと思ったものでした。

その後、数奇な運命で(笑)、私も5~6月にそこのスタッフになったりしましたが、

(二人はどうしているかなあ、なんか「北海道の涼やかな風」カップルだったな)と

思っているうちに、ゲート前でまた会ってしまったんですねえ。

実は、ゲート前の座り込み現場や「海と風の宿」では、

あり得ないような奇跡の出会いが何度もありました。

面白い人ばかりが集合するんですから、当たり前かも知れません。

 

その二人はそろそろ北海道に帰る頃だと聞いていたので

「お疲れ様でした・ありがとう」メールを送ったところ、みどさんから返事をいただきました。

今度は沖縄の優しく爽やかな風が山東省に吹いてきたようでした。

キャンプシュワブ前の様子が伝わってくる部分をご紹介します。

――――――――――――――――――――――――――

もうご存知とおもいますが先日(3/13?)キャンプシュワブの米兵が、

那覇のホテル宿泊中に、観光で滞在していた女性を自室に連れ込み強姦しました。                 

女性は部屋で友人と呑んでいて買い出しに外へ行き、

戻った時友人が寝ていて部屋に入れなかったため廊下で寝てしまったそうです。

その女性を米兵が・・。

これに関し、もちろん沖縄の新聞は毎日しっかり取り上げていますが、

全国紙では小さな記事にしかなっていません。

 第1ゲート前でこの事件の抗議デモをしているとき、

車に乗っていた米兵がニヤニヤしながら中指を立てたそうです。

それを見た『ゲート前歌手』のYさんが、

イエローラインを越え車に向かって抗議し、逮捕されました(1泊で戻って来ました)。                             

皆、怒っています。

憤っています。

またか・・と。

どのくらい苦しめばいいのかと。

どんな表現を使えばいいのでしょう・・・悲しくなります。
                                                                  米兵にも、県警・警視庁(工事が中断しているのに、

まだ東京へ戻らずリゾートホテルに宿泊し税金の無駄遣いを続けています)にも、

もちろん政府にも!!

そんな中、県内ニュースでみた翁長知事の態度に さすが!翁長知事! 

と思ったシーンがありました。


それは謝罪に来た沖縄駐留米軍ニコルソン司令官の中に、

「沖縄とは、よき隣人」と言ったことを受け、

知事は「良き隣人という言葉も実行されたためしがない」

嫌悪をにじませながらはっきり言い、

会談が終わったとき横を向き、さっと立ち上がった姿には

怒りがわいているのが伝わってきました。

・・・・・・こういう政治家は他にいるだろうか、

これからも知事を応援していこうと強く思いました。
  
21日は、シュワブのゲート前で大規模な集会が開催されます
                                                                                         ブルーはーとさんの辺野古への思いをポケットに入れ、座り込みます!

それでは、また!     
                                                                                                  *** みど **  

―――――――――――――――――――――

沖縄県名護市辺野古
20160318

3月21日午後2時、
世界のメディアが...
沖縄辺野古を世界に発信します。

・・・・・

米兵のレイプ事件に抗議する
1000人規模の抗議集会が
3月21日(月)午後2時から
キャンプシュワブゲート前で開かれます。

わが妻だったら、娘だったら、母だったら・・・

全県、全国からの参加を呼びかけます。

米国の戦争に日本の若者を差し出す、
日本国民の人権も差し出す。

これが今のニッポンの政権。

沖縄から日本を変えましょう。
安倍内閣を終わりにしましょう。

▼基地内に入る米軍車両に新基地建設反対を訴える

米国退役軍人の会VFPメンバー

宮城 義弘さんの写真
―――――――――――――――――――――――――――――――――

↑ FB 新基地建設反対名護共同センターのみやぎさんの記事をお借りしました。

明日、行ける人はキャンプシュワブ前に行ってください。

飛行機でも、大阪からピーチ航空だと、とんでもなく安いときがあります。(ブルーはーと)

 

 

 

 

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「沖縄の人たちに中国庶民の心を伝達したところ…」No.1588

2016-02-08 09:30:30 | がんばろう沖縄

↑大浦湾、瀬嵩の浜近くまでやんばるの豊かな森が迫っています。


中国から冬休みで帰省する前、

「沖縄の新基地建設に反対している人たちに連帯するため沖縄に行く」

と言ったところ、菏澤学院の教え子の一人から

「平和を愛する日本の人たちの活動に賛成します」とメールが来ました。

また、青島ECCの田先生も、

「ぼくも座り込みに行きたいぐらいですよ」

とおっしゃっていました。

↑瀬嵩の浜。「ボーリング調査が終わったら直ちにフロートを撤去しなさい」という

翁長知事の指示を無視し、まだそのまま放置している防衛局。


以前の職場、江西財経大学の学生・卒業生たちからも、

「母は、『絶対戦争をしたらだめだ。せっかくここまで経済発展して生活が安定してきたのに、

また戦争になったら今までの苦労が全部無駄になってしまう。』と言っています。」

「日本で平和のために行動している人たちのことを会社の朝会で紹介しました。」

「日本を知れば知るほど、日本の人々が平和を愛していると分かりました。」

「戦争を煽る政治はだめです。平和を願うことは人間として当たり前のことです。」

等々、私は中国で人々の平和を愛する声しか聞いていません。

つまり、中国の庶民は誰も日本を攻めよう、攻めたいなどと思っていないのです。

これは、ここ5年間のブログの中で私が何度も書いてきたことです。

 

「中国が攻めてきたらどうする」と、日本政府は煽っていますよね。

実はそれと同じことが、中国にもあります。

中国杭州郊外の農村の民宿に泊まった時に、マージャンをしていたおじさんたちから、

今度日本が攻めてきたら、中国は絶対負けない。

中国は最新兵器を備えているからな。」

と言われたことがあります。

また、昨年の天津化学工場の爆発のときには、

「日本がまた攻めてきたのかと思った!」

という感想も聞かれました。

尖閣諸島の国有化問題以来、

日本が再び領土拡張に乗り出してきたと感じている人も多いのです。

それは日本が1972年周恩来・田中角栄会談以来の棚上げ論をかなぐり捨てたからです。

中国がどんどん日本の領空を侵犯しているじゃないかと言う人がいますが、

その数値は時系列で見なければ真実が見えません。

また、領海侵入と領空侵犯では意味が異なります。

領空侵犯は2012年、

当時の石原慎太郎東京都知事の東京都買い上げ画策と、

それに追い詰められた野田佳彦首相が、

あれほど胡錦濤主席が釘を刺したにもかかわらず、

9月に尖閣国有化した後、12月に初めて為されたことです。

あの国有化宣言は

長年中国で頑張り続け、一歩いっぽ地元の信頼を築いてきた

日本人ビジネスパーソンたちの心にも刺さりました。

「O・K・Y」・・・〈お前が、来て、やってみろ〉という言葉が囁かれたものです。

今でも私は、あの時、周恩来・田中角栄のように、

野田首相が胡錦濤主席と腹を割って話し合い、外交で解決できなかった

その政治的手腕のなさを返す返すも残念に思います。

胡錦濤は江沢民とは違います。

そして何度も中国はサインを出していました。

話し合いが実現すれば何とかなった可能性があったのです。

・・・・・・ため息。

 

「中国が攻めてきたらどうする」

「また日本が攻めてくるかも知れない」

これらの発言の後ろに、

国家の威信と、戦争させたい人たちの腹黒い計算を感じます。

どこの国でも、庶民は誰も戦争で人を殺したり、殺されたりしたくないのです。

 

「中国の庶民はみんな平和を愛しています。」

キャンプシュワブ前で座り込んでいる人たちにそう報告すると、

期せずして拍手が沸き起こりました。

何よりも平和を希求しているのが、

辺野古基地建設反対の闘いを続けている人たちです。

「国家が煽動してもだまされないで、

庶民は庶民同士、仲良くしないとだめだよね!」

と声をかけてくれる人が何人もいました。

「昔から沖縄は中国とずっとつながりがあるのよ。

琉球は日本からは侵略されたけど、中国からはされていない。

私たちが中国に敵愾心を燃やす理由など一つもないわ。」

と、語ってくださった年配の女性もいました。

この言葉をまた、中国に持って行こうと思います。

「いちゃりばちょーでー(出会えば友達)」

「ぬちど たから(命は宝物)」

とともに。

 

「ぬちどうたから」の画像検索結果

 

 

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