夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




Photo_17“TAKADA”こと高田彩奈。彼女を初めて見たときの印象は「タレントの“原千晶”似」。

最終的にはすっかり「かくし芸大会クイーン」なキャラになってしまいましたが、そのポジションを確立するまでは、あまりスポットライトの当たる娘ではありませんでした。

1stこそ「星の温度」というユニットに参加していましたが、2ndステージでは佐藤夏希と共に、ユニットの参加は無し。言ってみりゃ“干されの干され”メンバーでした。

そんな彼女に去年の秋、突然転機が訪れます。選抜メンバーが地方イベントに行ってる間、いわば“つなぎ”として開催された「AKB48ゴングショー(隠し芸大会のようなもの)」で、「腹筋&背筋をしながら山手線暗唱」をやり、微妙な感じだった雰囲気を一変させ、場を一気に盛り上げました。このことがきっかけで、彼女は一気にブレイクしたわけです(※1)。

しかし、ブレイクしたのも束の間、彼女は「K 3rd」の千秋楽を持って、AKB48を卒業してしまいました。彼女が卒業を発表した後に初めて思ったのですが、彼女にとって、この“TAKADA”というキャラは不本意だったのかもしれません。いわば“汚れキャラ”ですから。本当は、他のメンバーみたいに“可愛いキャラ”“かっこいいキャラ”をやりたかったのかもなあ、と思ってみたり。まあ、今となっては分かりませんが。


ゴングショーでの活躍ばかりが目立っていましたが、私が彼女について一番印象に残っているのは、MCで時折披露していた「家族ネタ」です。弟にイタズラを仕掛けて、煙たがられる、といった感じのものが多かったのですが、面白い上に微笑ましい内容で、彼女と、彼女の家族の人柄をよく表していて、毎回楽しみでした。


※1…別の日のFCイベで、秋元康氏も「高田があんな面白いキャラだとは思わなかった」と言ってました。



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