夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




 さて、前回に引き続き、総選挙について思ったことを…。今年の総選挙についてのエントリは、これで一旦終わりとなります。 最後は、総選挙全体について。


◆昨年を上回る総投票数、その一方で下がった選抜ボーダー

 今年は大島優子、篠田麻里子、板野友美が不参加のため、総投票数は下がると思われましたが、フタを開けてみると、昨年の総投票数をわずかに上回る結果となったようです。これは意外でした。


 しかし、その一方で選抜(16位)のボーダーは昨年よりも下がりました。もっと言えば、19位~4位までの票数は昨年を下回っています。


 やはりこれは、80位まで発表されるようになったことや、大島、篠田、板野が1推しだった人が新たな1推しのメンバーに投票したことで、「票が多数のメンバーにバラけた」ということなんでしょうかね。


 色んなメンバーにチャンスが回ってきて良かった反面、総選挙の盛り上がりという点ではマイナスに働いたのかもしれません。


◆不利だったNMB勢

 昨年より劇場盤CDにも投票券が付くようになりましたが、今回NMBのメンバーは、劇場盤握手会の日数が他の3グループよりも少なかったのでした。一応配慮したのか、一日あたりの部数をNMBだけ増やしていましたが、それでも他のグループのメンバーが最大20部なのに対し、NMBのメンバーは最大18部。


 これでは、NMBメンが明らかに不利です。握手会に参加すれば自動的に手に入る投票券が、メンバー一人あたり、数百枚~千枚程度少ないわけですから。


 そして実際、今年の総選挙でNMB勢は、ランクインしたメンバーの数が国内4グループの中で一番少なかったのでした。速報の直後に金子支配人が「これが現在のNMBの位置」「私の責任」等の謝罪の言葉を述べていましたが、そういう事ではなく、単純に上記の理由による所が大きいと思います。


 複数投票が出来る選抜総選挙に対して、いまさら公平だの何だの言っても仕方ないのですが、それでもせめて上記のような明らかに不平等な状況は避けるべきだったとは思います。


◆HKTの台頭とAKBの若手の伸び悩み

 今回、HKTの躍進が盛んに指摘されています。確かにそうなのですが、その理由は「関東で放送されている冠番組がある」ということと、「まだ全体の人数が少ないため(※1)、特定のメンバーに票が集まりやすい」ということが原因ではないかと、個人的に思っています。


 逆にAKBの若手は思ったよりも伸びていません。三銃士なんかも、推されっぷりからすると、一人ぐらいは選抜を狙える順位に入っても良さそうなものですが、そういうことはありません。やはり本店は人数も多いし、全員それなりに仕事があるため、どうしても票が割れてしまうのでしょう。残念ながら、本店からはこれからも柴田阿弥や森保まどかのような「突然速報で選抜にランクインするシンデレラガール」は誕生しそうにありません。


◆来年は…

 さて、来年の総選挙はどうなるのでしょうか。ここ数年の流れを見ると、下記のような傾向が見られます。


 ●速報重視化(速報の段階で全力を注ぐ)
 ●票の均等化(色んなメンバーに票がバラける)
 ●姉妹グループの台頭(本店は票がバラけて上位が狙いにくい)


来年開催した場合、さらに上記の傾向が強まるような気がします。そしてそれと同時に、一般の人の関心はかなり下がるのではないかと思います。


※1…握手会で宮脇咲良に「HKTの強さの理由」を聞いた時に、彼女が挙げたのもこれでした。



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