暑い暑い夜のおかげで、汗かいたままに早起きしました。
テレビをつけたら、すでに後半。
しかもすぐにアメリカの初ゴールで、ああ私は見ないほうがと思ったら、
10分後に同点ゴール。
それから残り5分は今にも逆転しそうな攻め上がりでしたが同点のまま延長に。
どうみても身長で10センチ、体積で1.3倍はありそうなアメリカ選手のほうが、
つかれきった延長戦は、スタミナ的にも、また動けなくなったときの物理的圧力の強さが
感じられ、ひょっとして不利かも。
ここまでこれて十分、という弱気の無視も観戦者に過ぎない私のなかに去来します。
延長前半でまた先行されたときはその思いが強くなり、
延長後半でも攻められるばかりで、中盤の押しが無くなってボール支配をアメリカに許すばかり
に見えたあとのワンチャンス。
天才・澤は、コーナーキックを見事な体の反転で、鋭く足を伸ばし、
ボールをゴールへと射し込みました。
その一振りのキックでまっすぐ加速した、ボールが残した軌跡はなんとも美しく、
度肝を抜かれるシーンでした。
PKについてはもう、湧きあがる気持ちが抑えられませんでした。
アメリカの一発目を、上半身は左横に飛びながらも残った足でボールクリアーする奇跡的セーブで
この試合始めての得点先行をして、その勢いがつづいたまま、
日本4本目のPKで決着し、ああ、と深い深い喜びは、
目にあつく湧く涙とともに私を満たしてくれたのでした。
神戸のお母さんからいただいた電話で喜びを分かち合い、
もっともっと頑張ろうと、心の盛り上がりは、これから妻とのウォーキングに続くのであります。
おめでとう、日本女子サッカーチーム!