相変わらす一人になると邦画ばかり見るふさおまき(おす)であります。
今日は、「マザーウォーター」以来のオアシス計画様の作品で。
舞台は古都から首都へ。
謎のツチブタを見ようと思いながら、最後にはしごをはずされる力の抜ける笑いに
ケセラセラ的ニュアンスがあって、やや気持ちを安定させるところもあったのですが、
でも千葉動物公園をロケ地に選んでしまったところで私的にはアウトになってしまいました。
映画を見るより、自分を見てしまいますね。
とくに満足感の低い作品の場合。
「かもめ食堂」がとても気に入って、「マザーウォーター」も深く記憶に宿って。
だけど「東京オアシス」に共鳴できないのは、多分に3つのストーリーが乗る舞台となる、
「コンビニと高速」「映画館」「動物園」が、どこにも東京の今が宿っていないからでしょう。
私はいつも自分の立ち位置がわからないと不安になって、とてもストーリーや
人の描写に入っていかないと言うことがよくわかりました。
やや言い訳すると、小林聡美さんの雑踏を抜ける歩き方は格好いい。
喪服で舗装道路を走る姿は力強い。
原田知世は、これほどロングスカートでの歩き方が優しい人は他にいないと確信させる。
もたいまさこ、声聞きたかった。かがんだ原田知世に、なんと語りかけたのでしょう。
黒木華さん、あなたのような方は、決して子供の頃に動物は好きではなかったでしょう。
妙なつっこみはたくさんできて、楽しむポイントは持たせていただきました。
以上、ごめんなさい。
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