日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2010GW長崎旅行 旅日記 5日目編より一足お先に 土産一覧 

2010-05-05 01:05:41 | 旅行記


長崎佐賀福岡の3県をまたぎ、雲仙市、島原町、諫早市、長崎市、平戸市、佐世保市、
有田町、唐津市、太宰府市、福岡市の10市町で遊んだ旅行から
東京に戻りました。
好天に恵まれ、山に登り海を見て、温泉につかり、3城に入り、2つの陸上競技場で走り、
文化歴史を学び、もちろんいっぱい食事にお菓子にと口も楽しみ・・・

で、やはり思い出は形にしたいもので、これだけお土産を買い込んで参りました。





いい時を過ごせるように、アドバイスをくれた友人に感謝。
そして、九州の土地と文化と人々に感謝の5日でありました。





2010GW長崎旅行 旅日記 4日目 佐世保~有田~唐津到着まで

2010-05-05 01:04:28 | 旅行記
旅も4日目になると、移動に慣れてきます。
仕事なら、これからが本番というところでしょうが、休暇旅行となると
もう最終盤。でも、楽しいイベントがまだまだ続きます。

チサングランドホテルの朝ごはんはいつもなら7時からなのに
今日は6時50分からあけていると、一部の泊り客にだけ耳打ちを
してくれました。それほど混雑の予想がされているからだそうです。
推察するに、佐世保に人が多く泊まるのは、ここから車で30分ほど行った
有田で第107回陶器市が開かれているからです。

いつものようではなく、ここでぴゅーんと有田へ。
今回のコーディネートを担当する(めす)が最大のイベントと位置づける陶器市は
駐車場が最大の難関と読み、
しっかり昨年の情報まで集めて、中心部からは500mほど離れているけれど、
道路規制からは外れているので、後の移動もしやすい西部駐車場を目指しました。
あさ8時でも既に人はかなり集まり始めています。500円なりの料金を払い
いざ会場へ。いや、いや、会場といっても、延々5キロちかく。
有田駅前から、東有田駅へと続く街道に並ぶ陶器の店店・・・
来客も多いけれど、店も多い。デパートで知った店もあれば、窯元直営もあり、
卸しやさんもある。この地で陶石・カオリンを見つけたという李参平氏直系の
店も・・・焼き物の数、種類といったらいくつになるのでしょう。さらに同じ
デザインでも、大中小、湯飲みに手塩皿大鉢にと・・・もちろん手ひねりの作品は
色や質感も微妙に違いますし。私たちには読み取れない、一級品、二級品、難有品などの
区別も。ああ、全く見ても見てもあきません。
面白いし、不思議にこのような日常使いのものは、想像力が働かせやすく、
欲望心の少ない私でさえ、手を伸ばしたくものが沢山あるのですから、
彼女の目の輝き方といったら、目を見張るほどです。
割に早くに、前から欲しかったという深川製磁さんの丼を交渉の末、2個買うからということで
半額近くまで値切り、手に袋を抱えて楽しそう。
作家ものは、確かに渋いけれど値も高いし、日常使いには難しそうだし。
その中間くらいの、そこそこ高くて気高い(薄い作品が多いのですが)ものも欲しくなりつつ、
決定打がなく・・・

途中で作業場を陶器市の休憩所に開放している店でお茶を飲んだりして、
2時間ほぼ歩き詰め、すっかり足が棒になった私と、こういう欲しいもの探しでは
乳酸がたまらない体質の(めす)は、石場神社などもまわって、12時20分東有田発の陶器市列車に
乗って有田に戻り、車を悠々取戻し、少し離れた場所にある、チャイナオンザパークに
向かったのでした。
こちらは深川製磁さんが、山一つを工場や美術館にしてしまった、緑の中の磁器ワールドです。
陶器市はこちらも会場になっており、まあいろいろ掘り出し物も並んでいます。

とはいえ、まずは腹ごしらえ、レストランもあるのです。
本当は雑誌で見た、ロハスメニューが深川製磁の器で楽しめるというのを食べるつもりで
いたのですが、お腹のなり方が尋常ではなく、そんな予定をすっかり忘れ、
車を止めた場所のすぐそばにあった軽食所でハンバーガーをいただきました。
これがヒット。佐世保で食べ損ねたのを、少なくともイメージとしては取り戻しました。
バンズもパティも大きいこと大きいこと。それにざっくりレタスが挟んであって、
味はトマトケチャップでけれんみなく。すきっ腹にがつんときました。

食べ終わって向かったのが、一番奥にあるレンガの建物。
かつてのパリ万博で栄誉賞をもらったという大きな壷が飾ってあったり、
歴代将棋の名人王位の方々ゆかりの展示がしてあったりする中、
深川さんの新製品や、一級品が並び、高級そのもの。案内してくれる
スタッフも上品で明るい笑顔で、私たちの買いたそうなものを紹介してくれます。
目をたっぷり楽しませてもらい、
心が動きつつ、足は別のアウトレット館。
時は14時。いきなり始まるアナウンスは「ただいまよりタイムセール」
運良く目の前で始まりました。
そして、なんと幸運にも(めす)が欲しかった、松葉模様の深鉢が、
せ、せ、千円で!との声。
彼女も、いつもよりはやや積極的に、とはいえ周りの方々よりは若干控えめに
輪に加わるもので、傍から眺める私には、いつ限定数がなくなってしまうかが
どきどきもの・・・しつつ、彼女は部事、夏目漱石と器の交換を果たしたのでした。
満面の笑顔とともに!

さあ、今日はあと唐津へ向かい、期待の宿・洋々閣さんでくつろぐのみ、
と行かないのが今回の欲張り旅行。
途中の伊万里道の駅に立ち寄り、唐津に入ってからは、ずらりと駐車場待ちで車が並ぶ
唐津城に駆け上る。
そして、宿には「他の皆さんもうおつきです」という時間にチェックインして、
19時からの、海の幸ずらりと並ぶ、桜鯛の煮つけが、これまでのどこでいただいた
煮魚より味がしみかつ身がしっかいりした逸品をコースの一品とした
見事なお献立を堪能することになったのです。


2010GW長崎旅行 旅日記 3日目 グラバー亭~原爆資料館~平戸~佐世保

2010-05-03 06:38:29 | 旅行記


忙しい旅は3日目。
なんといっても、早起きが何より苦手な(めす)が6時におきて6時40分から
朝食バイキングを食べたのですから。

今回長崎で全日空ホテルに泊まったのは、グラバー亭のに真下にあるから。
ホテル2階の裏口から出たらすぐに坂道になり、3分も歩けば大浦天主堂とグラバー亭の門前に到着。
8時の開門5分前についたら既に観光客が列をなしていましたが、私たちは少し山腹を巻いて、
妙行寺というお墓を見て、この地の距離的にも間近な異宗教の混在を理解したりしたので
ありました。

大浦天主堂で、サンタマリアのステンドグラスや像を前に祈りを捧げ、
隠れキリシタン時代の資料を見学した後、すぐ横のグラバー亭へ。
こちらは海外からの移入物でも、宗教色よりも経済色で塗りこめられています。
そして、個人の幸せも。お金持ちだったからでしょうが、婦人も娘も
美しく優雅に暮らし、ビロードや皮が張られたソファは今でも遜色ありません。
息子はトロール船を導入して才覚を表すと同時に、細密画を駆使して魚類図鑑を
作ったりしていたとか。自由な個人の力、いわゆるアメリカンドリームが
ここでは早くも行われていたのでありました。




グラバー以外の商人の家も移築された広い敷地を駆け足で回るうちに、
私たちより少し寝坊した人々も増すばかり、10時近くに裏門を出て
オランダ坂へと向かいます。石畳の道は、人を自然に街歩きへと導くのですが、
もう一つの歩きたくなる町京都に比しても、文化と歴史の色に染まっています。
基本的には幕末以降の文化ということになりますが、そこに西洋色が入るところが
ここの文化のユニークで豊かなところ。明るいライムグリーンの洋館の屋根が
瓦だったいりしますが、違和感より落ち着きとオリジナリティを発見します。
その中で龍馬や岩崎弥太郎を撮った写真家の展覧会などをやっていると、ますますです。
しかも、歩くさきにある高校から、武道を習う青少年の声が響いてくると、
今の時代の色まで多彩に塗られ始めて、複合的な街キャンパスは魅力を増す一方です。
いいね長崎、また歩きたい。

10時30分、ホテルに戻りチェックアウト。
北へ向かい、原爆資料館へ。
駐車場が20分待ちというほどの混雑です。
ここでも見聞は、私などのブログに簡単には書けない、
負の力が集約され、目も心も奪われます。
口数少なく、(めす)ともお互い見るべきものを別行動で心に刻みながら、
観覧を終え、爆心地後も見学、浦上天主堂に登って
その後は観光ルートになっていない住宅街を地図で確かめて心を自分に取り戻しながら
駐車場へと戻ったのでした。このときほぼ13時。

朝ごはんが早かったことと、久し振りのバイキングで近頃高値のレタスも食べ放題のため
大皿に10センチ漏って食べたことで炭水化物をほとんど取らなかったこともあるでしょう、
お腹が減りました。
しかし、平戸までは120キロ、ゆっくり食事というわけにも行かず、
すぐに高速に乗り、カステラ系御菓子でお腹をつなぐことにしました。
東京でも物産展でおなじみ、松翁軒の花カステラと、季節限定・鯉カステラを
(めす)にハンドル横から食べさせてもらいます。
花カステラは、イメージ、ドラ焼きの皮がカステラと思ってくんなまし。
鯉カステラは、それに求肥が芯に通っていると心得られよ。
よくわからないでしょうが、カステラがスポンジ型の小麦菓子では味覚が合う人には
当然のように”あり”のお味です。
おまけにオレンジもほおばらせて貰い、眠くならない程度にほどよくお腹を平らにして、
自動車道を北へ、諫早から佐世保方面へと走らせます。
長崎の高速運転流儀でしょうか、追い越し車線に出ても一気には抜き去らない
穏やかな加速スタイルですので、レンタカードライバーの私もそれほど怖くならずに
右斜線へ変更することができます。
100キロちょいオーバーのスピードで、いったん佐賀県嬉野方面に曲がった後、
西九州自動車道で佐世保の北側におりたちます。ここまでくれば、後は下道を
40キロほど、照葉樹が輝く森が迫る中に守られて、いよいよ平戸大橋を渡り
日本の夜明けを受け入れる最初の入り口出口になり続けた島へ入ります。

大橋の下は平戸の瀬戸と言われるほどの急流、細い湾に満ち干が激しく、
おそらく海底も浅いのでしょう。まるで川のような流れがいくつか混じって
渦になりかけています。なかなかに珍しい光景を目にして、、目的地に到着したのは
15時すぎ。西の果ての地で日の入りが遅いことも幸いして、まだまだ
歩く時間はありそうです。

まずは松浦氏の商館。
斜面沿いの石組みは大きな城が上に立つかと思うほどに立派です。
階段を登りきり、その後明治天皇の祖母になるという家系の賢覧も説明に聞き、
館内の商品などを見たうえで外へ、今の比率は4;3かな・・・

お腹が持ちきらなくなり、平戸スイーツ街道の探訪に針路を変更。
さすが南蛮渡来の地、開明的なお菓子やさんが沢山あると、ガイドブックにも
ネットにも出ているのです。
まず食べに入ったのが、きな粉ロールが有名な「えしろ」。何の意味?ポルトガル語?
と思ったら、苗字だと冷静な(めす)。江代だそうな。
この町も、家々の外観が綺麗に整って統一感があって、落ち着く街道です。
えしれも、木の看板が釣り下がり雰囲気満々。
戸を横に引くと、愛らしい少女の店員さんが笑顔で迎えてくれ・・・

スイーツ編の入り口で、もう4日目の朝食時間。
まずここまでアップします。