全日本マスターズ陸上イン紀三井寺は、昨日から3日の予定で開催されています。
今朝、宿泊している東横イン和歌山駅東口で、おにぎり朝食という、なんか
自動車教習所の朝ごはんを思い出すような、宿泊者全員が食べられる無料サービス
朝食というのをいただきにロビーへ行くと、マスターズの選手が仲間どうしで20人は
集まっていて、昨日のリレーがどうだった、なかなか体が動かんかった、などと
大会の様子を楽しそうに話しています。
今日の和歌山は、青天。
わたしの体も、文句がつけようの無い状態です。
思い切り200mを走ってきます。
全日本マスターズ陸上参加のため、和歌山市に入りました。
お宿は駅東口、これから開発しようとしているらしく、広いとおりに建物がまばらに立つ
一角にある東横インです。
23時15分チェックインでも、明るいフロントで迎えてくれました。
なんか、夏の家族連れが沢山ロビーで遊んでいて、もうすぐ夏休みが終わるから、
最後くらいは夜遅くまでおきてて言いといわれているようで、
胸きゅんしました。
部屋の中は、空の冷蔵庫、LAN、ドライヤー、ケトルに地デジとビジネス仕様
満載。そのぶん、服をかけたり荷物をおくところはほとんどありませんが。
荷物はベッドの下においてください、とパウチッコされた紙がおいてあるのが、
なんとも合理的経営のきわみで、やるなあとつぶやいてしまいます。
さて、明日は10時過ぎに紀三井寺陸上競技場入りして、
13時10分にM45の200Mに参加します。
このアキレス腱が、6月12日の長野選手権以来の走りでも、
ちゃんと動いてくれることをイメージしながら今日はお休みします。
ちなみに、明日の200メートル走は午後からだから、余裕はあります。
全日本マスターズ陸上の開催はいよいよ明日から。私の参加する200mはあさって。
今日、ともに参加する会社の先輩に廊下ですれ違い、紀三井寺再会の誓いをして、
ますます気分は盛り上がります。
とはいえ、休み明けの仕事はきつい、と音を上げながらも、
今朝は明大前の整形外科でリハビリパーソナルトレーニングです。
この一ヶ月、アキレス腱痛を抱えながら、どうにか走れるようになるために、
ストレッチと筋トレとランの描くトレーニングトライアングルに、このトレーニングが加わっています。
私としては、コンディショニングとでも呼びたい、体のバランスを整え、今持っている筋力を
最大限に生かす動きを引き出すものです。体のバランスを整えるためには、
力学的な動きの正確さが必要で、それを補正するために、
動きの悪い筋肉を伸ばしたり、ほとんど使っていなかった筋肉を動かすことによって軽度の筋トレを行い、
全身に縦横斜めに走る筋肉を、まっすぐのベクトルに持っていくわけです。
わかったようなわからないような説明ですが、
一番の変化は、曲がっていた足がまっすぐになったように見えることでしょう。
おかげで、ひねらなくても真っ直ぐ歩けるし、片足立ちも楽にバランスがとれるようになりました。
結局、長い距離を走ったり、全力走を何本も重ねることは出来ませんでしたが、
パフォーマンスを気持ちよくおこなって、どれだけのタイムをだせるか、
そしてあわよくばどれだけのジャンプができるか。
試すことが楽しめる気分になって、レース2日前を迎えたことは、
自分にとって朗報といえるでしょう。
あと一日仕事をがっつりやって、
夜の便で羽田から関空、バスで和歌山に入ります。
今朝の「題名のない音楽会」CMで見た、壺の呉須に惹かれて、日比谷の出光美術館に出かけました。
帝国劇場の8階にあるこの美術館は、広く東洋美術を収集していることを標榜しておられます。
今回は、景徳鎮に代表される官窯と、民間の窯を併せ、
明の磁器黎明のほとばしるエネルギーの時代から、
清の技巧にも色彩にもあふれ、様式の美が確立されていく時代への対比も見ることができました。
龍の文様が官を代表し、唐子が民より出た文様だというのが今日の豆知識。
青・赤・黄色の他に、かなり緑釉や、豆須と呼ばれる色彩が好まれていたのも初めて知りました。
美術館にやってきているお客さんは、目の肥えてそうな、ここに馴染んでいる人ばかり。
知識も経験も無い私は、無謀な批評を、知識はある彼女にぶつけて玉砕するばかりでした。
でも、名品を静かに見られる美術の世界は、心に置きやすく居心地のいいものだと、
久しぶりの鑑賞に思うのでありました。
昨日のじっくり取り組んだトレーニングと、マッサージにリハビリは功を奏したようです。
あさのアキレス腱は硬くなってはいるものの、痛みはほとんどありません。
今日も織田でスピードに磨きをかけます。
400m×2周 JOGと動的ストレッチ
流し 130m×3本(アップシューズで)接地の時間短縮と引き揚げ足のスピードを意識します。また、上半身を大きく使えるように。
ダッシュ 50m×4本+30m×1本 ぐいぐいと踏み込み加速するまで。筋力不足でなかなかトップスピードに入らないのが悩み
全力走 150m×1本 後半に力まず、スピードに乗った走りができました。
現状の筋力と体力をせいぜい使い切れる動きはできてきたようです。
今週一週間、昨年のような徹夜仕事が入らないことを祈り、
あとはケアと、動きの維持に努めます。
あ、さあさん、練習の見学と声援をありがとうございました!
今年の全日本マスターズ陸上競技選手権は8月26日から和歌山県は紀三井寺陸上競技場で開催されます。
あとちょうど一週間。思い通りにならないなりに、ケアとトレーニングを続けてきた体が、
せめて参加することに意義ある状態までは持って行けるかどうか、今日は判断のしどころです。
朝10時、Sコーチとの練習は、織田フィールです。
まずは一人で30分かけて、JOGと体操、そして静的ストレッチと動的ストレッチをして
全身の筋肉をゆるめていきます。
ややアキレス腱に突っ張りがあったので、コーチと相談し、走りは芝生の上で、40%程度の流しから
スタートしました。
芝のように不安定な表面ですと、着地はよりシビアになります。
痛い右足より、左の方がつぶれてしまうのは、17年前の古傷のため。
極端な話、左でぴょん、右でぐわ、左でぴょん、右でぐわ、というリズムの繰り返しでありながら、
左の強い足の返しを使った力のベクトルを、右は支えるだけで前へ進んでいたのが
私のこれまでの走り方です。
しかも今は左足の跳ねが十分にはできないので、右もあるていど力を出さないと止まってしまいそうな
感触です。
でも、長年支えるだけに慣れた右足は、うまいタイミングで、十分に地面をつかむ方法がわかりません。
そのため、芝生の流しで体が傾いたようになってしまっています。
この点をコーチに指摘され、2本目はまず、右のけり返しをやめるように走ります。
そうそう、先週もその「右足首を返してアキレス腱で跳ねるのではなく、地面を強く下に押して
素早く前へ太ももから返していく走り」を一週間の旅行ですっかり忘れていました。
意識すれば5本目くらいからは、うまく右足も地面を押すタイミングをつかんでくれて、
また左のアキレス腱もほぐれてくれて、左右のバランスがとれるようになってきます。
となると、次はトラックコースにでます。
しかもスパイク付き。
トラックは芝と違ってまっすぐ平坦です。
スパイクを履けば、着地は固定され、自然に地面からの反発を受けとります。
ただし、負担も大きいので、うまくやらないとアキレスの傷は深まります。
不安と期待のトラック走り、でも今日これをクリアしておかなければ
来週の全国大会でのレースが走れるわけがありません。
そんな思いもあり、70m×5本の加速走。コーナーで助走をつけつつ、地面からの反力を
すぐに前へのベクトルにすべく、太ももを素早く前へ返します。
何とかなったかと思っていると、コーチからは”石”を持って走るように指示が出ます。
足に意識が行くあまり、上半身を使えていないというのです。
石を握って走れば、否応なく腕にやや大きな力をいれて走る必要がでるので、
上半身を使うようになるという寸法です。
ただやりすぎると全身が固まったフォームになるので、石を握るのは2本だけ。
やってみると、確かにこれまで腕をうまく使ってないことがわかります。
着地の反力は、太ももで返すと同時に、腕で前へ押すこともできるのです。
加速走で走りのリズムをつかんだあとは、120Mのテンポ走。
加速後のスピード維持はフォームを崩さない機械的な動きをめざし、
仕上げは250mの快調走で、心肺に負荷をかけて走る練習は終わりになりました。
息を整えたあと、スタートの3歩をうまくでる、腰の高いクラウチングの練習を行います。
実際にスタート練習をすれば、筋肉への負荷は、加速走などの非ではありません。
タイミングだけつかんで、あとは本番の一発勝負です。
2時間の練習は、夏休み最後の10日となり、クラブ活動も復活したらしい、
多くの高校生の波の中、涼しくなった空気に助けられ、心地よい汗で
終わることができたのでした。
あとは、マッサージと整形外科でのリハビリが待っています。
そんな体のための一日です。
旅の時間は終わってみると短い。
動物園に植物園、中華街やマリーナベイ、いろいろ動き回って、おみやげ買う暇なんか
なかったな、と帰国後の洗濯と夕飯を作り終えたところでつぶやくと、
そういうほどでもないよ、と彼女がテーブルに並べてくれました。
あれれ、一杯だ。
中華・インド・マレーシアそしてイギリス各国の調理を取り入れたシンガポール食べ物関連がこちら。
上陸者ラッフルズ卿にちなんだタペストリーやノート。
イギリス系で言えば、紅茶もシンガポールブレンドがあり、クッキーもます。
中華系では・・・中華街の夜に、きらびやかな商品コードぎりぎりで売っている、一山いくらの製品。
もっと心を解放しなさいと言うセラピーを受け、そのためにはこれ、と進められたスパのオイル。
最後には、私がへたっているところで、午前4時の空港で免税品も買ってました。
地球にまたひとつ、好きな場所を見つけることができた幸せを、しばらくこの物とともに浸ることにします。