日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

休日前に本二冊

2011-11-23 03:25:40 | ふさおまき(オス)日記

勤労感謝の日は仕事があっても祝日は祝日。

時間には余裕があるはず。

今朝の新聞で気になった2冊をAmazonで購入。

ぎりぎり即日配達の締め切り1分前に注文確定したので、

会社から帰宅したら、この2冊が届いていました。

「阪急電車」「県庁おもてなし課」と「シアター!」「図書館戦争」シリーズと、

栗本薫亡きあと、今年度もっとも多くの冊数を手に取っている有川 浩さんの新作と、

「山とそば」という、私の2大好みを絵に描いてくれた猫村さん著者の新刊です。

 

どちらも、意欲的かつ独創的な企画の書です。

「ヒア カムズ ザ サン」は、7行のプロットから演劇版と小説版が書かれ、

そのストーリー展開も結末も違ってくるというもの。

有川浩とキャラメルボックスの出会いが生んだクロスオーバーというキャッチだけでも

わくわくします。

「山とそば」は、猫村さんの著者、ほしよりこさんが松本に滞在し、美ヶ原や上高地に

おもむき、始終そばを求めて歩く姿を、全編イラストで記録するという本です。

弁天、野麦に女鳥羽そばと、知っているお店が次々に出てくる上、

松本のコンパクトに文化がまとまった地理的特徴を上手にまとめています。

 

明日の読書時間が楽しみになってきました。

 


栗ペースト 公開です

2011-11-21 09:10:21 | ふさおまき(オス)日記

拝啓 伊藤まさこ様

貴著「信州てくてく おいしいもの探訪」を拝読してちょうど1年後に

おすすめされていた、小布施は「松仙堂」さんを訪ね、陽気なおかみさんと言葉を交わし、

待望の栗ペーストを手に入れました。

そして、今朝。その通りのことが再現されました。

その通りとは、御本の導入4行にお書きになった文章です。

失礼ながら、引用させていただきます。

「焼きたての熱々厚切りトーストにバターを塗って、その上にたっぷり栗ペーストを塗りま

す。ひと口頬張ると、栗の香りがプンと口の中いっぱいに立ちこめて、そのあとやさしい甘

みが広がるんです・・・・・・コーヒーと一緒にいただくと、それは幸せな朝ごはんに。食べるたび

に思うんです。ああ、「松仙堂」のペーストに出会えてよかったなって。」

(伊藤まさこ著 文藝春秋刊)

瓶のふたを開けたとき、ふうわりとした香りにすでに誘われます。

木のスプーンが柔らかく入って優しい気持ちになり、

暖かいパンにすっと伸ばすと、暖められた栗ペーストは、おっしゃるとおり香りが立ち上るのです。

 

丹精な栗にバターのまったりした綿毛のような香りがからんで、それはふくよかな気体となって

口に広がりました。

朝から確かに幸せです。

素敵にさりげない文章に惹かれて、縁を結んでいただきました。

伊藤様、ありがとうございます。

 

敬具

 

 

 


野沢温泉と小布施の旅 2日目

2011-11-20 20:50:45 | 旅行記

あっちこっち行く旅の日記は、住吉屋に持っていったモバイルパソコンが

うまくネットにつながらず、1日目のまとめ記録のアップが、帰宅後になったためです。

この使えなかったパソコンを始め、今回の旅行は荷物の3分の1しか使いませんでした。

それは逆に言えば、旅先でしたことは温泉巡りとおいしいもの探しだけだったから。

ランニングシューズに、パワートレのチューブも使わず、着替えも不要でした。

タオル一枚しか必要のない温泉を、外湯から外湯へとひいらひら、6軒は巡りましたから。

おかげで筋肉はゆるゆる、リフレッシュしてまた鍛え直すよいベースができました。

 

突然ですが、ここで信州のお土産の一つ「世界一」と名付けられたリンゴについてコメントです。

すごいぞ、このリンゴ。

リンゴ界の霜降りです。蜜が果肉のあっちこっちに点々となってひろがっています。

だから、芯まで食べ進むことなく、一口目からジュわっとしたリンゴの深い甘みを凝縮した蜜が、

口の中へ広がるのです。

世界一、と名付けたのも頷けます。

もし長野にでかけて見つけた人がいたら、絶対買ってみることを、口いっぱいの言葉でおすすめします。

デリシャスとゴールデンデリシャスを交配した品種とのことです。

 

この世界一リンゴの他、お土産は相変わらずたんまり。ほとんど食べ物です。

 

小布施のロントさんからは、焼き菓子とコンフィチュール。

 

同じく小布施の松仙堂さんからは、栗きんとんと栗まんじゅうに栗ペースト。

 

農産物も手に入れました。おっきな黄色い玉はカリンちゃん。乾燥トウモロコシはポップコーンの元です。

「シナノスイート」リンゴが、世界一に並びます。

 

さらにさらに。行きのJR車内誌に掲載されていた、新しい駅弁も買いました。

「信濃の国 食浪漫」。その全貌をお見せしましょう。

 

 

内からも外からもリフレッシュ。多忙な年末に向かって、体は整いました。

 

 

 


小布施と野沢温泉 オフの筋肉ゆるめ旅 一日目の総集編

2011-11-20 18:45:35 | 旅行記

2011年11月19日

野沢温泉 昨年に引き続きやってきました

 

シーズン終えてのご褒美旅行は、野沢温泉の再訪にしました。
温泉が最高に効くのと、北信州旅行をすれば新そばや栗菓子も
楽しめるので、冬前の今年最終盤の旅としては、充実この上ないと
目論みました。

朝8時42分大宮発の長野新幹線あさまは、相変わらずの軽井沢人気で
満席です。
指定券をとっていて良かった!と予定通りに長野まで乗車して、
雨の善光寺口階段を下りて、いつもどおりの駅レンタカーにチェックイン。
混んでいるようで、トヨタレンタカーからの横流し(?)車のVitzをお供に、
小布施へ向かいます。
昨年は真っ向勝負で、桜井甘精堂や小布施堂、竹風堂めぐりをして北斎館にいきましたが、
今年は一つ狙いがありました。
お歴々の店ではなく、小布施の自家製栗を大量生産ではない小規模の工場で作っている
松仙堂さんです。この一年、すっかり信州暮らしの著書で有名になった伊藤まさこさんの
本で知ったこの店のおすすめは、栗ペーストと「空蝉(うつせみ)」と名づけられた
栗きんとんです。店は栗林の中にさりげなくたっていますが、実に元気で愛想のいい
女性が応対してくれました。目的の品はもちろん、栗の甘露煮と栗鹿の子、そして
ネクタリンの仲間のジャムも買いました。

そしてもう一軒、目指す店が。
こちらは昨年、ふらりと歩くうちに見つけた、洋菓子の「パティスリー ロント」
あの、オーボンビュータンで修行したという主人の作るフランス菓子は、
美しく輝き、焼き菓子生菓子ジャムにパンと多岐に渡り、店中は見渡しても見渡しても
尽きぬほどにお菓子が並びます。しかもお手ごろ価格。小布施の人は幸せだ!と叫びたくなります。
店に入ると、彼女はさっさと籠を持って、つぎつぎに焼き菓子をほおりこみます。
ジャムはルバーブと比べて悩んだブルーベリーを選びます。
生菓子やチョコの数々にも目をやりながら、さらに昼ごはん用か焼きたてのピザまであったりして、
我を忘れて冷蔵庫の中ものも買おうかと話したのですが、ぐっと我慢して、
日持ちのするものだけにしました。
ちなみにこの店のよさは、お菓子はもとより、レジを担う高齢のご婦人にもあります。
きっちり制服を着て、柔らかくにこやか。年を上手に重ねる美しさを感じます。

お腹がへります。減りますから、食べます。
こちらも彼女が昨年の旅路から見つけておいてくれた、「富倉そば」へ。
野沢温泉まであと15キロほどのところにあり、小布施から向かうにも好都合の道沿いにあります。
幻という宣伝が功を奏してか、昼の店はテーブルも、4卓ある座敷も家族連れでいっぱい。
わたしたちは運良く、回転の波に乗ってすぐに座敷へ。
私は大盛り、彼女は普通の盛りそば。地野菜のてんぷらも注文しました。
しばらくして出てきたそばは、見た目は色濃く、口に含むと香りが広がり、
歯ごたえも強いものでした。そばのしゃっきりとは少し違った、ヤマゴボウの葉が
つなぎに使われているという、独特の食感でしょう。
大盛り1000円は、幻へのご祝儀です。


すでに13時。野沢温泉住吉屋のチェックインは12時予定だったのに、まあこれだけ遊んでいれば
しょうがないでしょう。
それでも14時前には到着したので、それからは温泉三昧です。
ぎゃー・・・
と突然。
チェックインをすっ飛ばして、住吉屋さんのお風呂に入った瞬間、
男湯と女湯で、私と彼女はほとんど同時に、
他の人のいないおそらく、今日の初入浴者として独占する湯船で声をあげたのでした。


熱い、しかも濃い。
足をつけただけで、何かがぐっと入り込んでくるような圧迫感があって、
とても旅人はそれ以上戦えません。
足をつけただけでも血流は全身をめぐります。
私は逃げるように露天風呂へ。そちらは雨粒が温度を下げてくれてちょうどいい湯加減です。
全身にお湯をかけ、再度内風呂・・・ぎゃー、2度目なのでさすがに声は出しませんが
あえなく敗退しました。

体は十分にあたたまったので、続いて雨の中を外湯へでかけます。
十二神将にたとえられる外湯は、素足にサンダルでもすぐにつけるくらい町のあちこちに
あります。
今日は、滝の湯、河原湯、麻釜の湯をめぐりました。
お賽銭入れに心づけほどを入れて入り、扉を開けたすぐ先が
着替えをする場所、すぐに湯船、という本当にお風呂だけスペースで、
ほんとうに湯めぐりしてるまっすぐ感が楽しい町歩きでした。

宿に帰って、ちょっとおやつタイム。小布施の空蝉をいただきます。
これがまあ、目を見開くほど美味しい。
ふんわり、ではなくぷうっわりと甘い栗の香りが広がり、
柔らかく繊細に茶巾で濾したペーストは、溶けるように口をなぜてくれます。
100点、最高な栗きんとんに、もっと買えばよかったと思うばかり。

まんぞくまんぞく、風呂もお菓子も・・・あれ、眠い。
座っていて頭が下がる。
そこにはベッドが・・・すやすやの二人で、目を覚ますと18時30分。
お約束の夕飯時間になってしまいました。

それで夕食は蔵座敷という場所へのご案内。
豪華、信州料理ショーの開催です。


前菜が待ち受ける席に着くと、次から次へと料理が運ばれます。
お話し上手の地元婦人が配膳してくれるので箸も進もうというものです。
懐石コースに、取り回し鉢3品もついてお腹ははちきれんばかりになります。
・箸付け 寄せ秋葵
・前菜  銀鱈幽庵焼 里芋文化揚 黄味カステラ なめこ酢浸 柚香漬 茶茄子 生麩焼浸


・椀盛  土瓶蒸し(あわび茸 舞茸 柿ノ木茸 シメジ)

 


・向付  信州サーモン昆布〆


・焼き物 和牛と焼きリンゴ香焼


・煮物  飛竜頭


・揚物  むかごかきあげ
・酢物  錦糸瓜
・留椀  信州味噌仕立て
・ご飯  しめじご飯

 


・デザート小倉羹 芋クリーム

取り回し鉢:塩煮芋・芋膾・花豆

  

はい、以上がお腹を満たした秋味の数々でした。

食後に入ったお風呂は適温になっていて、肩までしっかり入り、
上手な温泉マッサージをしていただき、
今はチューボーですよを見ながら、夜の寝る前の時間を過ごしています。

 

 

 


長野旅行終了

2011-11-20 16:25:43 | 旅行記


野沢温泉に11時までゆっくり滞在して、昼御飯は信州中野でそばを郷土食堂にて。
ごうどしょくどう、と読むこの蕎麦やさんは、ザルにボッチもりした、びっちり瑞々しいそばが

 (クリックすると大きくなります)

10年来のお気に入りです。

その後は、昨日に続き小布施に寄って栗菓子の松仙堂さんへ。
栗きんとんのあまりの風味豊かさに、お土産を追加したくなったのです。
栗最中と栗饅頭は新規購入。

さらには、フランス菓子のロントさんで、念願のイートインして、パリin小布施のシツラエで、
東京でも滅多に味わえない、さまざまな甘味をケーキの逸品に仕上げた菓子を楽しみました。

  


その後も色々ありましたが、秋風が急にひえこんで来たので、


温泉で回復した風邪がぶり返さないためにも、早めの新幹線に乗り込みました。


野沢温泉旅行に出発

2011-11-19 07:04:03 | 旅行記

朝起きたら雨でした。

もちろん予報通り。

予報が晴れでも雨を引き連れるフサオマキ(夫婦)は全く気にしませんが。

 

やや風邪気味の二人。温泉で吹き飛ばしてきます。

信州そばと栗菓子と温泉巡り。

宿でのんびり本も読めたらいいなと。

 

では今から出かけます。