日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

ひな祭り ケーキは形で選ぶ

2013-03-04 07:43:25 | お菓子

3月3日のひな祭り。

お内裏様とおひな様をケーキでお迎えしました。

新宿京王デパートのクローバーで買いました。

他のお店でもひなケーキはいろいろ意匠を凝らしていましたが、

唯一こちらだけが、菱形のピースになっていました。

購入動機というのはこんなところにも潜んでいるのですよ・・・

 

もう一つは、桜シュー。

クリームと桜餅の香りが相まって、口に含むと春の予感がします。

思わずYoutubeで、山口美央子の「恋は春感」を聞いていました。

 


渋谷 表参道 WOMEN’S RUNにタップリありがとう

2013-03-03 16:16:39 | ふさおまき(オス)日記

夜明け前。

目覚まし時計の音で瞬時に起きられたのは、やはり緊張していたためでしょうか。

32歳でランニングのレースに出場するようになって、120回近くの大会に足を運びましたが、

お手伝いの側に回るのは初めてだからです。

「渋谷表参道 WOMEN’Sラン」説明会には参加したものの、詳細が分かっているわけではありません。

もしランナーから質問されて「更衣室は何処?」「荷物置き場はどこ?」などと聞かれたら返事ができそうにありません。

自分のことを思えば、会場に行って分からないことがあれば、まずは関係者に質問しますし、

そのとき返事のピントがはずれていたら「この大会は準備不足だ」とおかんむりになることでしょう。

そんな心配を助長するかのように、大会本部で手渡されたのが・・・

スタッフトレーナーです。

はーい、分からないことがあったら、私に聞いてくださーい、と体でアピールしているわけです。

もちろん同じトレーナーを着たスタッフは山ほどいますが、参加ランナーは4600人と聞いています。

といって、これを着ていなければ、コース内に立ち入ることはできません。

私に与えられたミッションは「スタートA、B組の整理」です。

この大会のスタートはウェーブ式と言って、A組1600人、B組1500人、C組1500人が

それぞれ、9時00分、9時02分、9時04分と2分ずつずれています。

混乱や渋滞を緩和するためでしょう。

そのために、このたび人生48年目で新しく知ることになった「トラロープ」と言う名前の

黒黄柄ロープをA組とB組の間に張り、ランナーたちのゼッケンを見て、

間違いなくそれぞれの人が自分の組に並んでいるかどうかを確認するお仕事です。

最初スタートゾーンに入ってトラロープを持ったときは、ちょっとどきどきしました。

でも、そこに立ってしまえば、聞かれるのは”Aはどちらですか””Bはこの後ろでいいですか”といった

ことだけ。ほっとして少し余裕が出たころには、もうあらかたのランナーが並んでいました。

代々木公園B地区のケヤキ並木に、女性ランナーばかりが並ぶ海に浮かぶ私。

みんなわくわくした表情です。

なかには大きく手を突き出したり、ダンスステップを踏んでスタートを待つ人もいます。

記念写真をとったり。

走り出す瞬間に向かって、エネルギーを満たす女性たちに、今日は走ることのない私まで

体が振動するような心地です。

きれいだなあ、みんな、いっぱいいっぱい走ってください!

 

そして9時の号砲。

弾けるパワー。

波がうねり、前へ前へと押し寄せていきます。

ぶっ飛ばしていく人はいません。

誰かを押したりかき分けたりすることなく、すっと流れに乗っていきます。

タイム狙いの参加者が少ないからでしょう。

男女が交じっていなこともあるでしょう。

殺気は無いけれど、パワーにはあふれるスタートを見送っているうちに、

私は自然に拍手を送っていました。

 

およそ10分後には4000人が10キロの旅へ出かけてしまいました。

しかし、送り出すだけでは終わりになりません。

渋谷区内で公道を封鎖するのは容易なことではないからでしょう。

コースは折り返し折り返しを繰り返します。

代々木公園を出たランナーは、代々木体育館の周りを回って、

いったんスタート地点に戻り、表参道に向かっていきます。

表参道を246との交差点付近まで行くと折り返し、原宿駅まで戻ると

明治神宮の中を抜け、西参道へと出ます。

そして参宮橋前からオリンピックセンターへの道をはしると富ヶ谷・代々木深町の交差点にかかり左折、

坂を登って代々木公園原宿門近くまで来るとまた折り返して、

スタート地点に戻ってゴールとなります。

このゴールへの誘導がもう一つのお仕事となりました。

 

先頭は38分台で戻ってきました。

さすがに厳しい表情になっています。

計時車が、ゴールに向かう最後のカーブを行き過ぎます。

ここが誘導ポイントです。

箱根駅伝や、先週の東京マラソンでもありましたが、

それまでずっと目の前を走っていた計時車についていってしまい、

ゴールへのカーブを間違えるランナーがいるのです。

疲労困憊、最後の力を振り絞っているときに、視線が捉えたものの先へ

足を進めていこうとするのは、神経の合理性のなせる技でしょう。

だからそんなことが起こらないため、誘導が必要なのです。

 

ここを曲がればあと50mでゴールです。

いいよいいよ、いけてますよ。

応援の気持ちが声にでてしまいます。

もう笑っている人はほんの一にぎり。

エネルギーを出し切って、ゴールへのカーブを切ります。

私はその背中を見つめるだけですが、

きっとその50mの間に、みんなの表情は最後のエネルギーを全て吸い出して

最高の笑顔を花開かせていることでしょう。

 

長距離走のゴールは、だから羨ましい。

最後の力を笑顔にすることができるのですから。

短距離走は、どんなときだって踏ん張った顔をしています。

 

ランニングの友人が声をかけてくれてお手伝いをすることになった、今日の大会。

自分もまたこんな大会に出てみたい、気持ちはそちらに向かっていました。

 

 

 

 


ぶらり途中下車のたび、だな

2013-03-02 16:51:41 | ふさおまき(オス)日記

昼から仕事になった彼女を見送りに幡ヶ谷へ。

ぶらり。

甲州街道を少し新宿方面にもどると、なんだこれ?

一つの店に3つの名前がついている。

月曜 「どっかん」背脂煮干醤油
火曜~金曜 「我武者羅」長岡醤油
土日 「弥彦」新潟味噌

曜日によってスープが変わり、店の名前も変えていると言うことか。

初台や代々木にもそんなみせがあったなあ。

今日は濃厚みそ味。辛かったりカレーしているのもあるけれど、

私たちのチョイスは、基本の濃厚味噌。

がっつりでした。がつんと来るみそ味を受け止める太麺は、湯がくにも時間がかかり

なんか力仕事で力こぶが入っています。

カウンター越しに兄さんがゆでを上げて、女性2人がスープとサービスを担当しています。

体育会系です。きれいな笑顔です。食べる方も心してスタートラインにつきます。

臭みの無い豚骨スープは味が深い。魚介も負けないくらいに海を泳いでいます。

みそ味天下一品だい。どろりとしたスープをすくうのが、口二つ分くらいの大玉レンゲで

ギャグだそうです。

方向性が統一されているので好感がもてて、気持ちよく汗をかきかきすすらせていただきました。

 

腹ごなしにぶらりと笹塚へ。

10号通りは昼から大にぎわい。八百屋さんに魚屋さん、威勢のいい声が街に住む実感です。

開店したばかりの石窯ベーカリーは花輪と人の列で賑わっています。

歩いて楽しい街、団子でも食べようかなとおもいつつ、ここは我慢。

京王新線にのって初台に向かいます。

コーヒーを求めてやってきたのが、駅からすこし裏通りに入り、

事故がどれほど出会い頭に起こるだろう、と複雑な気持ちになる、

病院近くの五叉路の分け目に立つ黒い外壁のお店です。

ZAROFFさん。代々木郵便局に夜、未配達の書留なんかを取りに行く帰りに前をとおって

気になっていたお店です。

店の前の黒板には、珈琲500円~としか書いてませんし、

ガラス窓からのぞく店内はクラシカルな木製テーブルと椅子が並んでいます。

開店しているのかどうかもよく分からない扉をあけると、

良い音質のクラッシック音楽が流れてきます。

でも、人影も、お迎えの声もあがりません。

お出かけかな、と一瞬思うと、立ちすくみました。

細く伸びたカウンター奥から振り向いた、目力が印象的な店主に射すくめられたのです。

もちろん、低いかすれた声。あんまりにも見た目通りの声です。

値踏みされてると感じるような感じ、という言い方が合うかな。

最初何を言われたかもわからないけれど、少なくともいらっしゃいませ、とかこちらへどうぞ、

とかいったセオリーのご案内でないことはたしかな言葉をかけられました。

「喫茶ですか展示ですか」だったような気がします、あとで考えると。

というのは、2階がギャラリーになっていると、メニューに書いてありました。

店内は私一人。

緊張しながらブレンドを頼みます。

ガラス瓶から豆を出して、グラインド、KOHNO式のペーパードリップ。

苦み4,酸味1とランク付けされた珈琲は、透明な黒い質感があって、

しっかり苦みがエッジングされています。舌先にわずかな酸味に、

雑味がないのですっきりしています。

これで500円は相当コスパが高い、と普通なら声を上げてほめるとこですが、

どうやらそうしたお愛想が必要な店主でもなさそうに見えます。

気圧されたままなのも悔しい、と思いつつ、本を開けばこの音楽だけ聞こえる静かな空間は

決して店主に気遣いをする必要がないという確信があるために

心がうちにこもって、読み進める神経をとぎすますには絶好の場所となったのでした。

高村 薫「冷血」 上巻のほぼラストという盛り上がり具合も支えになったようです。

30分ほど座って、支払いをすませると、次の客がやってきました。

女の子をつれたお父さんです。

どうやら常連らしく、女の子が微笑むので振り返ると、あの店主が小さく手を振っています。

そして笑ってます、店主。

なるほどね、だから人間はおもしろい。愉快な気分になって、初台を坂下に降りて、

いつものディスカウントスーパーOKで、午後の買い物を楽しみ、

お菓子を買いすぎるのでした。

 


練習日誌2013年3月2日(土)

2013-03-02 12:22:58 | 織田フィールド開放状況

二日前に公認された春一番は、今日も吹いていました。

枯葉がマンションの玄関までたまるほどの風でしたが、暖かいので

気になりません。家を出るときから長袖Tとウインドブレーカーだけ、

ダウンジャケットを身につけないで走るのは今年初めてです。

 

彼女と並走するのも鼻歌交じり、いえいえ足の回転が速くなって、

かえって2周目後半で失速するくらいに、最初から快調です。

カラがさえずっている。

河津桜の枝先が桃色に染まっている。

花粉も大量に飛散している。

鼻水が止まりませんが、汗もだらりとひたいから落ちるので、外見はそれほど

ひどくなっていないのが幸いです。

3周目に入った彼女と別れて、私は西門付近から左右に伸びる坂で

スピードトレーニングに入ります。

肉離れがひどくなって今日はこられなくなったSコーチから入電したメニューは

短めの坂ダッシュ30本。

ラジャー。

・緩坂 30m×10本連続

・少し急坂の前半部 20m×10本連続

・少し急坂の中盤まで 30m×8本連続

・少し急坂の頂部まで 50m×2本

とにかく、最初の蹴り5歩を意識して。一本ごとに、右足引き上げを確認、左足のハムの伸びを確認と

丁寧に意識を、体にやりました。

 

続いて落葉樹林の土上で。

・ホップステップジャンプ3連続×5本

・右足ケンケン5本

・左足ケンケン5本

飛び上がるときの足の返しを意識しました。

つま先を返して、後ろ腿に着くくらいに跳ねてみました。

 

1時間30分くらいで土曜日練習はおしまいです。