午前中,私の携帯が鳴りました。会議中にもかかわらず電話をとったところ,案の定,タイ航空からの待ちに待った電話。
「お客様のかばん,とっても重いやつですよね」
「は,はい。そうです」(重くて悪かったね、米が入ってるからね)
「黄色いステッカーが貼ってあるんですよね」
「はい」(というか,金色なんですけど)
「見つかりました。今,インチョン空港で保管してます」
「そーですか,それはよかった」(声がでかくなる。事情を知っている会社の同僚が思わず拍手。私は会議を中座する)
「で,どこ行っちゃってたんですか」
「バリです」
「え,バリ?」
「はい,エアフランスで先ほどこちらに届きました」
「ああ,フランスのパリですか」
「ご自宅までお送りしようと思いますが,住所は○○でよろしいですか」
「はい,よろしいですとも」
一件落着。
事件発生以来丸三日、ずいぶん気をもみました。
出てきたという嬉しさが大きかったので,
「こんなに遅れてどうしてくれるんだ」とか,
「補償はあるのか」とか、
「謝罪と反省」とか,
そういう類のことは言えませんでした。
というわけで,ヨーロッパへの長旅を終えたスーツケースは,ついさきほど無事に家に届けられました。ちょっと開けるのが恐かったものの,幸い洗濯物にカビははえていませんでした。
今回の教訓。
旅行かばんには,必ず名札(連絡先必須)をつけておくこと。
なんか,団体旅行みたいで,かっこ悪い感じがして、今までつけてなかったんですね。
こういうときに役立つんだということがわかりました。
この件,勃発以来何人かの韓国人に話したところ,
「何度も催促しないとだめだ」とか,
「すごく重要なものが入っていると強調するのがよい」とか,
「大きい声で怒るのが効果的」とか,
「おとなしくしていると後回しにされたり,無視されたりする」とか,
実に韓国なアドバイスをいただきました。
でもまあ,私は韓国人じゃないのでできませんでしたが…。
さて,もしなくなってたらどうなったか。
週末にネットで調べたところ,航空会社の弁償は最高400ドル(たった!)で,あとは保険に期待するしかない。
で,私が入ってた保険(駐在員の基本的な損害保険)を,今朝本社に問い合わせたところ,特約をつけてないので最高3万円(たった!)しか出ない。どちらもめいっぱい出たとして,計7万円ぐらい。
ほんとに出てきてよかった。
業務ノートなど,お金に換えられないものもあったし。
タイ料理も作れるし。
歯の治療も安くあがりそうだし。
ともかく、まずは洗濯だ。
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