
NGワードは使用禁止語のこと。
放送禁止用語が有名ですが、具体的にどんな言葉が禁止されているかは、公式には発表されていないようです。
ネットでもNGワードがあって、それが含まれる投稿が削除されたりするらしい。
少し前に当ブログの過去記事を見ていて「?」と思ったものがありました。
性奴隷とは(1)という、2014年3月31日の記事です。この中で私は、『ソウル城下に漢江は流れる―朝鮮風俗史夜話』(林鍾国著、平凡社1987年)という本から引用しています。
人間家畜の奴婢制度
放送禁止用語が有名ですが、具体的にどんな言葉が禁止されているかは、公式には発表されていないようです。
ネットでもNGワードがあって、それが含まれる投稿が削除されたりするらしい。
少し前に当ブログの過去記事を見ていて「?」と思ったものがありました。
性奴隷とは(1)という、2014年3月31日の記事です。この中で私は、『ソウル城下に漢江は流れる―朝鮮風俗史夜話』(林鍾国著、平凡社1987年)という本から引用しています。
人間家畜の奴婢制度
は品物のように売買・略奪・相続・譲与・担保の対象になった。
2行目の冒頭がいきなり助詞の「は」で始まっています。
投稿記事を調べてみると、もともとここにはヌヒという言葉が漢字で記してありました。
この言葉が削除されているのですね。
ところが見出し部分に同じ言葉があるのに、こちらは削除されていない。どうも、「~制度」はいいけれども、単独でヌヒを使うのはNGのようです。
上で紹介したところ以外にも4か所、ヌヒを使っていますが、すべて削除されており、文意が通らなくなっています。
ヌヒが差別用語に認定されているからのようです。でも、朝鮮の歴史の中に登場する身分であり、歴史用語なので、削除するのは不適切と思います。
もう一つは、かすうどんという2021年3月18日の記事。
その後、上原善広著『被差別のグルメ』という本(新潮新書、2015年刊)を読んで、かすうどんがどんなものかを知りました。
かすうどんに使われている、「あぶらかす」は、「路地」(本書で「被差別」を指す言葉)を代表する食材なのだそうです。
元原稿では、最後の文の「被差別」の後にブラクという言葉が漢字で記されていました。
これも差別語だという理由で削除されたようですが、語注の中の言葉なので、削除すべきではありません。
ただ、こういうのをいちいち文脈を見て、削除するかしないか判断するのは無理なので、機械的に検出された言葉を自動削除しているんでしょう。
もしやるんなら、削除じゃなくて伏字(〇〇とか、××)にしてくれたほうがありがたいですが。
まあ、単語単位の削除で、投稿記事全体が削除されるわけではないので、がまんするしかないのかもしれません。
2行目の冒頭がいきなり助詞の「は」で始まっています。
投稿記事を調べてみると、もともとここにはヌヒという言葉が漢字で記してありました。
この言葉が削除されているのですね。
ところが見出し部分に同じ言葉があるのに、こちらは削除されていない。どうも、「~制度」はいいけれども、単独でヌヒを使うのはNGのようです。
上で紹介したところ以外にも4か所、ヌヒを使っていますが、すべて削除されており、文意が通らなくなっています。
ヌヒが差別用語に認定されているからのようです。でも、朝鮮の歴史の中に登場する身分であり、歴史用語なので、削除するのは不適切と思います。
もう一つは、かすうどんという2021年3月18日の記事。
その後、上原善広著『被差別のグルメ』という本(新潮新書、2015年刊)を読んで、かすうどんがどんなものかを知りました。
かすうどんに使われている、「あぶらかす」は、「路地」(本書で「被差別」を指す言葉)を代表する食材なのだそうです。
元原稿では、最後の文の「被差別」の後にブラクという言葉が漢字で記されていました。
これも差別語だという理由で削除されたようですが、語注の中の言葉なので、削除すべきではありません。
ただ、こういうのをいちいち文脈を見て、削除するかしないか判断するのは無理なので、機械的に検出された言葉を自動削除しているんでしょう。
もしやるんなら、削除じゃなくて伏字(〇〇とか、××)にしてくれたほうがありがたいですが。
まあ、単語単位の削除で、投稿記事全体が削除されるわけではないので、がまんするしかないのかもしれません。
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