品川の韓国立ち飲みバー、かすがに、新年の挨拶に行きました。すると、この店を私に紹介してくれた会社の同僚がすでに飲んでいた。彼は、単身赴任で、近所に住んでいるので、頻繁に来るようです。
例によって、ピリ辛のもつ煮込みでビールを2杯、3杯と空けるうち、私が最近ミャンマー語を勉強しているという話をしました。
「この向かいの店にミャンマー人がいるよ」
「えっ? どこ?」
「すぐそこ。ママさんは韓国人で、従業員はみんなミャンマー人」
早々に残りの酒を飲み干し、向かいの店に行きました。店はほぼ一杯で、幸いカウンターが空いていた。
おしぼりをもってきてくれた若い女性に、
「ミンガラーバー(こんにちは)」
と言ってみると、一瞬驚いた表情でしたが、にっこりと
「ミンガラーバー」
と返してくれました。
カウンターの内側の厨房では、30歳前後と思える男性3人が調理をしていますが、すべてミャンマー人とのこと。
ご主人の、年配のママさんは、韓国人ですが、在日韓国人で韓国語はできないそうです。
メニューは、もつ煮込みが売物だそうですが、だいたい普通の居酒屋にあるような品書きが並んでいて、キムチとかチャンジャとか、韓国メニューも少しある程度。ミャンマーを感じさせるメニューは皆無です。
「バズーンジョー・ペーバー」(川海老のから揚げください)
「ホウッテー」(はい)
私の習いたてのミャンマー語が通じてうれしい。こんな身近なところにミャンマー人のいる店があるとは知りませんでした。
そういえば、大塚で知り合った日本人が、最初にミャンマー人と知り合ったのは九段下のカレー屋さんだと言っていました。やはり厨房で働く従業員が全員ミャンマー人だったとか。
タイには多くのミャンマー人が出稼ぎに来ていますが、その大部分が飲食店で働いているという話も聞きました。
料理はミャンマー人の特技なのかもしれません。
この日は、一軒目でけっこう出来上がっていたこともあり、あまり長居はしませんでしたが、今後、通うことになりそうです。
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