
イラスト:ペチケット 外出時「排便袋」と後始末は基本
韓国語でペットのことを、以前は愛玩動物(エワンドンムル)と言っていましたが、10年ほど前から、伴侶動物(パッリョドンムル)と言い換えるようになりました(リンク)。
ペットという外来語は、ほかの外来語との複合語で使われます。
ペットショップ(ペッショプ、펫숍)
ペットフード(ペップドゥ、펫푸드)
ペットロス(ペッロス、펫로스)
のように。
最近、ペチケット(펫티켓)という言葉を見つけました。
ペットとエチケットの複合語で、「ペットを飼うときに守るべき公共の礼儀」だそうです。具体的には、犬の散歩のときにちゃんとリードをつけたり、フンを片づけたりすることです。
どうも韓国は飼い主のマナー意識が低いようです。
2020年に農林畜産食品部(日本の農水省)が行った「動物保護国民意識調査」の結果、ペットの飼い主の中で、守るべきマナーを守っていると答えた人は68.4%でしたが、ペットを飼っていない人に、どのぐらいの飼い主がマナーを守っているかと聞いたところ、22.4%という答えでした。(デイリーペット、2021年4月29日)
単純化すれば、多くの飼い主は、犬を散歩するとき、フンを拾わないということでしょう。
この意識の低さは、新たな雇用を生み出しています。
ソウル経済新聞(リンク)によると、昨年4月、新型コロナウイルスが広がり、失業率が高まることを危惧した韓国政府は、「コロナ緊急経済会議」を開いて「韓国版ニューディール政策」をぶち上げました。50万人規模の公的雇用を創出するために3兆ウォン(3000億円)をつぎ込むというのですね。
新たに創出された雇用の中に、ペチケット順守監視人というのがあります。これは、犬や猫の散歩のときに用便をきちんと処理しているかどうかを監視する仕事なんだそうです。
京畿道グンポ市ではハトの餌やり禁止監視人を創出しましたが、この仕事は一日5時間勤務で月約12万円がもらえるそうです。
それ以外にも、街中のベンチについた鳥のフンを掃除する鳥糞ふき取り人なんていうのもあるそうです。
最近、韓国政府は、韓国の就業者が1年前と比べて55万3千人も増え、失業率も改善したと自慢していました。けれども、年齢別内訳をみると、増えた就業者の3分の1が60歳以上なんだそうです。
統計庁の2020年の雇用統計では、1年間に増えた雇用の80%が50歳以上であり、54%が60歳以上とのこと。
大卒の若者の失業者はむしろ増えているんですね。
大学を卒業して、「犬のうんちを拾わないとダメですよ」と注意する仕事なんてやってられないでしょう。
韓国語でペットのことを、以前は愛玩動物(エワンドンムル)と言っていましたが、10年ほど前から、伴侶動物(パッリョドンムル)と言い換えるようになりました(リンク)。
ペットという外来語は、ほかの外来語との複合語で使われます。
ペットショップ(ペッショプ、펫숍)
ペットフード(ペップドゥ、펫푸드)
ペットロス(ペッロス、펫로스)
のように。
最近、ペチケット(펫티켓)という言葉を見つけました。
ペットとエチケットの複合語で、「ペットを飼うときに守るべき公共の礼儀」だそうです。具体的には、犬の散歩のときにちゃんとリードをつけたり、フンを片づけたりすることです。
どうも韓国は飼い主のマナー意識が低いようです。
2020年に農林畜産食品部(日本の農水省)が行った「動物保護国民意識調査」の結果、ペットの飼い主の中で、守るべきマナーを守っていると答えた人は68.4%でしたが、ペットを飼っていない人に、どのぐらいの飼い主がマナーを守っているかと聞いたところ、22.4%という答えでした。(デイリーペット、2021年4月29日)
単純化すれば、多くの飼い主は、犬を散歩するとき、フンを拾わないということでしょう。
この意識の低さは、新たな雇用を生み出しています。
ソウル経済新聞(リンク)によると、昨年4月、新型コロナウイルスが広がり、失業率が高まることを危惧した韓国政府は、「コロナ緊急経済会議」を開いて「韓国版ニューディール政策」をぶち上げました。50万人規模の公的雇用を創出するために3兆ウォン(3000億円)をつぎ込むというのですね。
新たに創出された雇用の中に、ペチケット順守監視人というのがあります。これは、犬や猫の散歩のときに用便をきちんと処理しているかどうかを監視する仕事なんだそうです。
京畿道グンポ市ではハトの餌やり禁止監視人を創出しましたが、この仕事は一日5時間勤務で月約12万円がもらえるそうです。
それ以外にも、街中のベンチについた鳥のフンを掃除する鳥糞ふき取り人なんていうのもあるそうです。
最近、韓国政府は、韓国の就業者が1年前と比べて55万3千人も増え、失業率も改善したと自慢していました。けれども、年齢別内訳をみると、増えた就業者の3分の1が60歳以上なんだそうです。
統計庁の2020年の雇用統計では、1年間に増えた雇用の80%が50歳以上であり、54%が60歳以上とのこと。
大卒の若者の失業者はむしろ増えているんですね。
大学を卒業して、「犬のうんちを拾わないとダメですよ」と注意する仕事なんてやってられないでしょう。
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